オステオパシーとは……
この名称、聞きなれない人も多いのでは? 「オステオパシー」とは、アメリカ発の治療方法で、体の機能を知ることで病気の原因を探り、その元を取り除いていく施術。全体のつながりを考え、症状に対してなぜそれが起こり、どういうメカニズムで起こっているのかを、現代医学で使われている基礎医学的理論に基づき、患者にとっての最善の判断をしていくという、人が中心となるホリスティック医学なのだ。オステオパシーには独自の診方があり、現代医学では診断しきれないレベルの問題も把握し、対応できることから、今後の医療環境を考えると、予防医学としての重要な役割を担うと予測される。
日本に伝わり、そしてカレッジ設立へ
アメリカからイギリスへ伝わり、今や世界各国で発展していくオステオパシーが、日本に伝わったのは80年代の後半頃。そこで多くの人に「オステオパシー」を広め、世界水準の施術できる人材を育成するために今から約10年前「日本オステオパシー連合(JOF)」が設立された。今では世界で認められた日本唯一の組織として活躍している。
そのJOFの認定校として誕生したのが『ジャパン カレッジ オブ オステオパシー(JCO)』。
入学資格は、高校卒業以上で基礎医学学科。医療国家資格所有者や養成学校の在学生は、専門学科に入学することができる。在学期間は3年。在学生は、主に社会人が多く、30代から60代まで幅広く学んでいる。取れる資格としては、「オステオパス」として認定されるための判断基準となるJOFが認定しているMRO(J)の受験資格。特に国家資格がない人には、MROを取得する唯一の方法で、現在、日本国内ではオステオパスの国家資格がないため、重要な目安に。その基準に沿うべく、カレッジではカリキュラムを充実。イギリス留学経験者など、それぞれの分野に精通したスペシャリストの講師陣に、基礎知識やテクニックなどハイクオリティな講義を実践的に学んでいく。3年次には海外研修やインターン制度があり、卒業後も仕事の斡旋など様々な形でサポートしてくれる。
医療への意識転換に伴う今後の展望
現代人は、精神的にも肉体的にも健康を害しやすくなっている。今後ますます病気の治療より、予防の大切さ、自然治癒力に意識を転換していくことになるだろう。オステオパシーは、ストレスに負けず、病気になりにくい身体作りや、精神的な苦痛、身体のバランスを取り戻すことへの大きな一助となることは間違いない。今後のさらなる展開に期待したい。
[募集要項 2009年12月現在]
修業年限 |
基礎医学学科:3年間(インターン課程を含む)
専門学科 :3年間(インターン課程を含む) |
入学資格 |
基礎医学学科:高等学校卒業以上
専門学科 :医療国家資格所有者及び養成学校在学生
(希望者は基礎医学学科を選択することも可能) |
募集定員 |
基礎医学・専門学科 合計30名 |
提出書類 |
所定の入学願書・履歴書、写真2枚
医療国家資格者は医療資格免状のコピー
医療国家資格養成校在学生は在学証明書
※入学願書は手紙、e-mail、または電話でも請求可能です。 |
受験料 |
15,000円 現金書留で郵送または当日お支払ください。 |
試験科目 |
・筆記試験:国語、生物(一般常識程度)
・小論文(テーマ:あなたの考える健康とは1000字以内)※事前提出
・面接※入学試験日の3日前必着で小論文を提出してください。 |
願書受付・入学試験・合格発表に関してはホームページ参照もしくはお問い合わせ下さい。
|