「必ず一度で機械を動かすこと」をモットーに代表取締役
岡藤智之氏
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愛知県西尾市にオフィスを構える「さくらデザインオフィス」。ここは、計測制御ソフトウエア、自動化設備、マイコン応用システム、Linux応用システムの開発を専門としている設計事務所だ。マイコン・パソコンを問わず、組み込みソフトウエアを得意とし、仕事のクォリティにおいて定評が高い。
メインとなっているのは自動車業界で、規格通りに部品が仕上がっているかどうかを検査する機械の制御用ソフトウエアの構築を手がける。基本的にオーダーメイドで、クライアントの要望を聞いた上で、その内容に沿ったものを開発し、提供する。
「必ず一度で機械を動かすこと」これが代表取締役の岡藤智之氏のモットーだ。開発された製品をクライアント先で稼動させた時にはじめて納品という形になるが、この時ソフトウエアや関連機器の調整がうまくいかず、納期が遅れてしまう企業も少なくない。だからこそ岡藤氏は自社でできる限り準備を整え、クライアント先に行ったときには迅速かつ丁寧に機械を動かせるようにしている。その姿勢が認められてか、「『さくらデザインオフィス』が来るとすぐに機械が動く」「『さくらデザインオフィス』は納期の遅れの原因にならない」という声も多いそうだ。
料金は同業他社に比べると少し高め。通常、ソフトウエア業界では一日作業で三万円程度が相場であるが、同社は五万円という基準を設けている。しかし納品後にうまく作動せず、追加作業発生によって料金がかさむことを考えると、この値段は決して高くない。この価格設定はいわば、一発納品のプライドをかけられた「安心料」なのだ。
コンピュータは動いて当たり前、と考えがちな私たちにとって、予期せぬ不具合は想像以上に負担がかかるものだ。計画通りに仕事が進まないし、何よりも精神的にイライラしてくる。こうしたストレスからの解放を約束してくれる『さくらデザインオフィス』は、企業にとってこの上なく心強いパートナーになるはずだ。
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