この本がバカ売れの理由・あなたの知らない編集者の思惑

「ケルト入門書」ミスターパートナー出版部　￥１､５００ ＋ 税
　------この一冊で分かるミステリアス・ケルト本-------
　12万部！
　今、静かなブームを呼んでいる『ケルト』。その好奇心をかきたてる魅力や神秘さすばらしさを基礎知識から文化、音楽、観光スポットまでわかりやすく編集。アイルランド、イギリス、スコットランドに旅する人にガイドとしても大人気。

　全国発売した時点で、紀ノ国屋､旭屋､青山ブックセンターで飛ぶように売れ販売担当の加藤君が狂喜した。
　なぜ、この本が売れたのか。それは、ケルトに興味あるしアイルランドも行ってみたいし、エンヤの音楽も好きだけど、よくよく考えたらケルトが何だかさっぱり分からないという人が、日本にとても多かったからだ。
ちなみに担当編集者の山本も、この本を作るに当たって図書館や本屋を回ったけど、字の小さいケルトの学術書ばかりで「一体何が書いてあるかさっぱり分からん！」状態でした。
　そこで、この本はイギリス･アイルランドに２０回以上も行ったことのある作家　井形慶子の家の中に眠る膨大な資料の中からケルトに関係した写真を探し出し、見やすいケルト本を作ろうということに。スコットランドのケルトに関しては、８日間の強行軍でレンタカーと船を乗り継ぎハイランド地方やオークニー諸島を走り回った。（秘境ケルトの島への旅立ちガイド付き参照）
　メインの書き手はイギリスで６年間ライターとして活躍していた　今　拓海（こん･たくみ）氏を起用。かのイギリス関連のエッセイで名高い林信吾氏もキレのある『イギリス人とケルト人』を掲載している。
　また、日本でケルトフェスティバルを開催しているアイルランド出身のニール･ディさんのインタビューも圧巻。ケルト関連のビデオ､本､ＣＤも　”えっ〜　こんなにあるの？！”　というくらい載っている。
　戻ってきた読書カードの８割に写真やイラスト､情報が細かくて”スラスラ読めた”と書いてあり、一同　ホッ。
　誰でも分かるケルトを目指してたからね。イメージは別冊宝島っぽいケルトの本です。

本書の内容は以下の通りです。

ケルトの歴史、ケルトの文学、ケルトの音楽、ケルトの編集者、ケルトハーブ、ケルトを見る旅、ケルトの美術館、ケルト通販、ケルトホームページ、ケルトフェスティバル、ケルトを聴く、ケルトを読む、ケルトのビデオ、ケルトを学ぶ、日本にあるアイリッシュ･パブほか