井形慶子 イギリス
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「今後、CO2削減を含めた環境・省エネ対策は、コスト削減の経済効果と社会的使命の実践を同時に実現するものでないといけません」と話す萩尾道昭社長。
電気料金とCO2の削減を同時に実現
「美しい地球を子どもたちに」残すための使命

蛍光灯用の発光ダイオード(LED照明)や電子安定器の製造販売など総合エネルギー技術サービスを手掛ける株式会社ティ・エイチ・エム。同社は、ESCO(Energy Service Company)事業にいち早く取り組み、新技術の検証を重ね、着実な省エネ効果を上げている。

 2009年9月、鳩山首相が温室効果ガス削減の中期目標を「1990年比で2020年までに25%削減を目指す」と表明したことは記憶に新しい。今後、CO2排出量の削減など環境・省エネ対策への取り組みが、ますます重要な経営課題と位置付けられていくことは間違いない。
 関電工に30年間勤務した、萩尾道昭社長が1993年に設立した技術ベンチャー企業の「株式会社ティ・エイチ・エム」は、照明設備の省電力化を手掛けてきた。当初はHID安定器の開発に着手。その後、電気料金で最大40%節約する後付けタイプの省エネ型安定器の『Galaxy(ギャラクシー)』を製品化。多消費電力の官公庁施設、医療機関、大規模工場を中心に普及が進んでいる。量産化に対応するため、敷地面積3002mのフィリピン工場を設立し、4月から稼働。フィリピン国内での販売を中心にしながら、中国向けの輸出も視野に入れている。
 さらに、同社では、蛍光灯用LED照明の開発にも成功。既存の器具はそのままで、管の取り換えだけで、消費電力を65%節約することを実現し、明るさもアップしている。他にも、メンテナンスコストを大幅に低減させた、LED照明器具『Well-Luxシリーズ』の商品群も揃えている。
 現在、世界各国では、CO2の排出量を売買するクリーン開発メカニズムに取り組んでいる。CDMは、先進国が途上国を支援し、削減したCO2排出量の一定量を自国の削減分の一部に充当できる制度。同社では、照明にかかる電力の削減こそ、この目標達成への近道と考え、電力測定器の開発に着手。CDMが世界に普及するためには、同社の測定器は必要不可欠な存在として、大きな需要が見込まれている。 (ライター/土屋啓 )
 
株式会社ティ・エイチ・エム
TEL/04-2994-8350 FAX/04-2992-0032 Eメール/info@t-h-m.co.jp
   
  ホームページ  http://www.t-h-m.co.jp/
   
「学生時代に仲間と共に起業したこと、経営ノウハウを学ぶため、コンサルティング会社、金融系会社に勤務して積み上げたこと、さまざまな経験が生かされている。」と、山川貢太代表。
ウィンウィンウィンのシステムを構築
成果を出す! コンサルティングの新しい形

「不況を乗り越えるために改革をしたい。」「新事業を成功させたい。」そのためにはどうすればいいのか。そんなHOWで悩むあらゆる企業に、具体的な方法と人脈を提示し実行していく、注目のコンサルタントをご紹介。

 不況で経営者が頭を悩ませる時代が続く中、成果の出せるコンサルタントの出現が切望されている。そんな中「これまでと同じコンサルティングをするのなら起業しなかった。今でも金融会社に勤務していたでしょう。新しくより成果を出せるコンサルティングができると思ったので起業したのです。」と語るのが『ターンアラウンド・コンサルティング』の山川代表だ。自らが関わった企業は必ず成果を上げることを命題とし、売り上げを上げるためなら何でもやるとの意気込み。コンサルティングといえば、顧客となる企業を客観的に観察して現状の問題点を探り、原因を分析し、対策案を出して企業の発展を助けるというものだが、同社のコンサルティングはさらに数歩踏み込む。ベンチャーキャピタルに従事していたときに形成した、あらゆる業界に通じる広い人脈ネットワークを駆使。顧客企業を立て直すために必要な人や企業に声をかけたり、いい商品はあっても販路がない企業と、販路があってもいい商品がない企業とをタッグを組ませたりと互いの協力を促す。顧客企業も依頼先も同社も全てが「ウィンウィンウィン」になるようなシステムを作り上げ実行に移すのだ。
 さらに、同社は工場のコスト削減、発注管理、利益拡大などはもちろん、経営・業務・業種の各種コンサルティングをはじめ、対応できる範囲は広い。快眠を約束してくれる医療系のマットや高性能空気清浄機など優良新商品の販路拡大の手段として、MBOでの中国への進出や、本や音楽家のプロモーションなどまで行なっている。
 そんな同社の精力的な事業展開を支えているのは「低迷している日本経済を強くしたい」という強い思い。そのために日本生まれのびっくりするような商品に関わり、世界を驚かすことに協力したいという夢に向かい、あらゆる案件に対処していく頼もしい企業だ。 (ライター/前川定 )
 
ターンアラウンド・コンサルティング株式会社
TEL/03-6234-1563 FAX/03-6234-4150 
   
  ホームページ  http://ta-consulting.co.jp/
   
「コアシステクノロジ」森岡孝則社長
IT業界2万社の中から
一歩抜きんでる法とは?

星の数ほどあるIT企業のなかで、技術だけでなく、キラリと光るアイディアを強みにしているプロ集団がいる。人材力で躍進中の企業を紹介しよう。

 ソフトウエア・ハードウエアのシステム開発や技術者派遣を手掛けるIT企業として注目される『コアシステクノロジ』。2008年2月に設立以後、順調に成長を続ける秘訣を森岡孝則社長に聞くと、
「私どもの業界は、およそ2万社がしのぎを削っているのですが、ただ業務を請け負っているだけでは未来は拓けない、と私は常日頃思っています。大切なのは、自社開発したソフト・ハードをお客さまに提案できること。昨日より今日、今日より明日、とより進化した形の提案が、新たな仕事を生み出す力になっていくと思うのです」
 と。コアシステクノロジの事業の中心である〝組込システム提案〟にしても、ハード・ソフト両面から最新技術・最新情報を基に提案が可能、という頼もしい底力。プロジェクトマネージャーを置いて、最初から最後まで一貫して責任の所在をはっきりさせているのが他者との大きな違い。そしてもう一つ大切なものがあると、森岡社長。それは
「自社製品! アイディアを形にするという、IT業界が最も苦手とする分野へ参入すること」だそう。現在手がけているのが、本業とは全然畑の違う、ハンドメイドの商品の販売で、ヨーロッパの職人技ならではの高級日傘やアクセサリーなどの輸入雑貨。今後は国内商品も輸出していきたい。どれも作り手の顔がしっかりと見えるモノで、今後、これらが受託作業の依頼の切り口となるようにしたいとか。そして、社員が全員、グループ会社のトップになるよう、人材も製品も育て上げたい、と。
(ライター/深井みさわ)
 
コアシステクノロジ株式会社
TEL/045-264-3030 FAX/045-264-3031 
   
  ホームページ  http://www.core-sys.co.jp/
   
安全、安心、いつでも新鮮と語る大嶋裕一社長
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地域の田んぼを受け継いで米づくり
コシヒカリの名産地で、人と人とが農業を繋ぐ

肥沃な土壌に恵まれた、九頭竜川下流地域は、米づくりに最高の環境。そこには、農業離れから田んぼを救い、地域を活性化している存在がある。

 コシヒカリ発祥の地、福井県。中でも坂井市は県内一の米どころとして名高い。米自給率低下が叫ばれる今、この地の農家も兼業が増えているのが実情だ。農家の人々も多くが副業に移行している。そんな中、ゆるぎなく人気のあるお米があるという。坂井市三国町池見の田んぼで採れたコシヒカリ100%『光さんさん』だ。このお米を生産する「さんさん池見」の大嶋代表は、高齢化や後継者不足という大きな問題から、農業法人を立ち上げ、農業界や地元の田んぼを救うべく、農業を続けられなくなった農家から田んぼを受け入れて米づくりをする専業農家になったのだ。
 持ち主と契約して借りた田んぼで米づくり。この土地特有の気候や風土を知りつくした大嶋代表が手塩にかけて育てる米は格別で、地元の人にとってなくてはならない存在となった。収穫して、持ち主の家族が1年食べる分を渡すと、農協に納める分、そして直販する分と、玄米にして袋詰めにしていく。田んぼの持ち主によって、すべて「さんさん池見」に任せる場合や持ち主が部分的に携わる場合など様々だ。クチコミでの販売を基本にしているのも、お客様の「声が聞こえる」「顔の見える」こと、「消費者と生産者」との「ほんまもん」の「心のふれあい」を継続することを第一に考えているから。地元から県外へ、そしてリピーターが増えていき……と、人と人との繋がりが、美味しいお米との出会いをもたらしている。
 飲食店も積極的に選んでいる『光さんさん』。代々受け継がれてきた田んぼを地域の人で守り出荷していきたい、という思いが稲穂となって地域も活性化、耕作面積も拡大しているそうだ。さらに、稲の苗のハウスを利用して、稲作のない時期に野菜作りも行なっている。福井が米づくりと農業全体に新風を吹き込み、今後もますます楽しみだ。 (ライター/中村美奈子 )
 
有限会社さんさん池見
TEL/0776-82-3345 FAX/0776-82-3343
   
 
   
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