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HOME>商品開発物語 成功の裏付けには努力あり!注目の商品ができるまで |
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火山に眠る資源の可能性に着。石材の全国販売で経営強化をはかる |
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陶石マテラ |
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景気低迷や公共工事の減少など、地域で活躍する建設業者にとって今は逆風真っ只中。この厳しい状況下において、全国の建設会社は生き残りをかけ厳しい競争を強いられている。品質向上、コスト削減、差別化、戦略、そして近年目立つのが「地域資源の有効活用」だ。全国各地にはさまざまな地域資源が眠っている。愛媛県東温市内の採石場にある「流紋岩」もその一つ。火山岩の一種で、溶岩流時に岩脈として現われる。最近の研究では流紋岩に遠赤外線効果、抗菌・耐火効果が確認されており、有益な地域資源として注目を集めている。
この資源に着目し、地元の商品開発と全国販売に乗り出すことを考案したのが、愛媛県松山市にある建設会社「オオノ開発」だ。経営基盤の強化をはかるべく、徳島大学との連携によって開発に着手。製造・販売は関連会社の「陶石麻照」が行ない、商品化を実現した。
開発された商品は『陶石マテラ』。流紋岩を粒子状に加工したもので、これまでは抗菌・耐火効果を生かしたガーデニング用砂利、玉石などの販売を展開した。今後は遠赤外線効果を掲げ、新陳代謝の促進により肌を活性化させる化粧品、遠赤外線タオル、下着、建築資材などに着手していく予定だ。
落ち込みが止まらない公共工事への依存から打破すべく、民間建設会社が大学やメーカーと連動して実現させた商品。これまで未開拓だった資源の有効活用をはかる新鋭として、今後の動向を期待したい。 |
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ワンボタンで不審者をシャットアウト!鋼鉄の網であなたを守る、防犯シャッター |
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【特許商品】瞬間防犯バリア |
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一体、最近のニュースは何分凶悪犯罪で費やされるのだろうか? 見ず知らずの民家に突然押し入り、住人に危害を加えて金品を奪うという、強盗殺人も急増している。特に近年は、強盗犯罪の件数が急激に上がっている反面、犯人の検挙率は急激に落ちているというデータがある。この痛ましい日本の日常に立ち上がったのが、「安藤鋼機」の安藤専務だ。
「強盗事件をなんとかなくしたい。そのために何かできないだろうか」
そこで生まれたのが、ボタン一つで瞬間的に金網のシャッターが降りて侵入者を防ぐ『瞬間防犯バリア』だ。銀行や小売店のカウンターなどに設置できる窓型の装置で、手元にあるボタンを押すと網目9ミリの巻き上げ式の金網が自重で閉まり、不審者の侵入・攻撃を防ぐという仕組みだ。
「下から板を上げる製品が他社で開発されていますが、これだと閉まる速度が遅い上に動力を必要とします。私たちの製品では、重力を利用しているため1秒以内にシャッターが閉まり、しかも電力を必要としません」
瞬間的に閉まる速度や、刃物も通さない丈夫な金網での自動ロック機能、完全手動も可能なため災害等で停電しても活用できるなど、安定した防犯性が魅力だ。2007年6月に特許を取得し(特許第3976098号)、現在ではマンションや小売店関係者から注目を集めている。
もともと高い溶接技術を活かした金網製造企業だったが、安価な中国製金網に押される中、逆にこの中国製品を利用したアイデア戦略に打って出たという。
「自社で製造する金網製品にこだわらず、金網を使って社会のためになる商品を実現したのがこの製品です。少しでも強盗事件がなくなれば嬉しいですね」隣人の顔もよく分からない都市型住宅に、安心を提供してくれる心強い発明といえるだろう。 |
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四方八方見渡せる!ベストな風景を余すことなく配信 |
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観光地テレポートシステムTake-in |
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日本全国において、いったいどれくらいの観光名所が眠っているのだろう。ガイドブックやインターネットサイトで紹介されている場所は山のようにあるが、それらが紹介できるのはほんの一部。写真や文面ではどうしても限界があり、魅力を伝えきれない節がある。
しかし観光名所の魅力を余すことなく伝えきることのできるサービスがついに誕生した。画像データ作成サービス『take-in』は、全方位360度の視野を持つパノラマ画像を、インターネット上で自由自在に閲覧できる画期的なツールだ。前後左右、上から下までスクロール、ズーム、ワイドで自由自在。周辺景色、空から地面まで好きなように見ることができる。イメージ的にはリアルタイムの映像をインターネット経由で配信するライブカメラに近いが、「あらかじめ撮影したパノラマ画像を閲覧している」という点が決定的に異なる。ライブカメラだとカメラが壊れたり撤去されたりする可能性が高いが、これはそういった心配が皆無。雨や霧、夜間の暗闇などに左右されることもなく、常にベストな状態の画像を広い視野で閲覧することができるのだ。観光情報の充実のほか、不動産物件のWEB広告やホテル・旅館のルームタイプ紹介など、現地のイメージを固めるためのツールとして様々なところで活躍が期待できる。
開発したのは神奈川県相模原市にある「サンライズ」。2007年3月に相模原が大きな合併を果たしたのをきっかけに、市の活性化への貢献としてこのサービスの開発に踏み切ったという。市に対する思い入れをどう表現すればよいか、どうすれば貢献することができるか。考案の末に生まれたのが『take-in』だった。今後はこのサービスを全国展開していきたいと語る菊地原茂取締役。見落としていた名所も、これを使えばきっと見つけることができるはずだ。 |
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世界でたった一つの服をオーダーメイド。かけがえのない飼い犬にとっておきの一枚を! |
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ワンちゃんの洋服 |
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ペットブームが到来して久しいが、その熱は留まることを知らない。最近ではオシャレなおもちゃやペット用の健康食品なるものまで登場し、ワンランク上のペット生活を楽しもうという志向が強まってきている。
中でもペット服は人気が高い。シンプルな洋服からお姫様風ドレスまで、そのバリエーションは我々の想像の域をはるかに越えている。中には自ら繕ってやる飼い主もいるようだが、やはり気に入ったものをショップで購入するのが主流のよう。一つ買い始めると「もっともっと」という欲が出てきて、日替わりで楽しむ人も多いようだ。
大阪府にある『Pettish Pup』も、ペット服を豊富扱うショップの一つ。ここはヨーロッパやアメリカなど、世界の有名ブランドも使用する生地を使った質の高い製品が自慢だ。だが、注目したいのは素材のレベルの高さだけではない。ここのショップのこだわりは「手作り」にあった。
「当店はオリジナルと手作りにこだわり、お客様のリクエストにできる限り副えるように努めております」
そう語るのは店長の中条栄美さん。豊富なサイズとセミオーダーで、飼い犬にぴったりの服をあつらえてくれる。「こんな服を作ってほしい」という要望があれば、まるで専属の仕立て屋が作ったかのような見事な服を提供してくれるだろう。
ホームページを見ると、ニットのパーカーや大人なGジャン、チュチュドレスやレインコートなど、博物館の展示場に並びそうなお洋服の数々を拝むことができる。大切なパートナーに一花咲かせてやりたい方は、ぜひ訪れてみよう。 |
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新品種と伝統技術が絶妙のコラボ!乾麺の常識を変えた、新食感のもっちりうどん |
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もちもちおいしいおうどん |
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麺づくり一筋、四代目を受け継ぐ「三上製麺」の三上代表がつくる『もちもちおいしいおうどん』をぜひ体験して欲しい。餅のような滑らかさと柔らかさ、そのなかにしっかりとしたコシをもつ、まったく新しいうどんだ。この食感のヒミツは、埼玉県で品種改良された「あやひかり」にある。もち米と同じでんぷん質「アミノペクチン」が従来の小麦よりも豊富に含まれ、低アミロースで粘りがとても強いのが特徴だ。特に、一般のうどんとは一線を画す、もちもちと柔らかくもコシがあり、つるっと滑らかなのど越しを両立した食感が人気だ。
食感だけなら珍しい特長ではないかもしれないが強い、コシがあるこの『もちもちおいしいおうどん』は、茹で上がり時間が7分と短時間なのに反し、その後長時間煮込んでものびたり煮崩れしないという、もう一つの特長がある。30分以上に煮続けても、箸でつまめるほどコシを残すという。これにより、今まで「スープを煮込んでから、茹で上げたうどんを入れる」という従来の料理法だけでなく、乾麺と野菜を一緒に煮込むお手軽煮込みうどんでも、しっかりとしたコシを楽しめる。煮込みうどんの幅が、グンと広がった。
「三上製麺」は、大正時代から乾麺を作り続ける埼玉の老舗。「自分で毎日食べ続けられる麺を作ろう。自分でうまいと思うものを作り続けよう」という初代の言葉を受け継ぎ、伝統の技に新しい技術や素材を使い、これからも日本の食卓を楽しませてくれるだろう。 |
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