注目情報はこれだ! 2017


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
こだわりのインフォメーションと待ち合い室。
上:『細隙灯顕微鏡検査(スリットランプ)』
結膜(白目)、角膜(黒目)、瞼の観察。
下左:『自動視野計(ハンフリー)』〈カールツァイス社〉
視野(見える範囲)を調べる検査。視神経疾患や緑内障の早期発見や経過観察に有用な検査。
下中:『ワック』
パソコンなどの液晶画面を長時間見たり、読書などによる眼の緊張状態を緩和させる。
下右:『眼底カメラ / OCT(光干渉断層計)』
網膜疾患、黄斑疾患、緑内障の早期発見などの有用な検査。
左:『オルソケラトロジーレンズ』
右:『フィッティングマスター』
院長 渡辺純子 先生
眼科専門医
栃木県出身。日本大学医学部医学科卒。1999年、同学部第3内科入局、2004年、同学部眼科学教室入局、2011年、同教室専修指導医、2015年、同教室研究員。同年7月、『渡辺眼科』設立。
現代病眼疾患治療に最新技術
子ども、高齢者に優しい診療体制

 東京・西五反田の『渡辺眼科』は、社会環境の変化が身体に与える影響への深い洞察に基づく診療で声価を高めている医院。渡辺純子先生は、内科から医学の道に入り、大学病院で全身管理の経験を積んだ後に眼科に転じた気鋭の医師。一般眼科、小児眼科、乳幼児の眼科健診ビジョンスクリーナー、メガネ・コンタクトレンズの処方販売、近視治療法オルソケラトロジーを診療科目に掲げ、内科的視点からの判断も加えて診療に当たっている。子どもやお年寄りには殊更優しい医院だ。
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 茶色を基調にした壁、こげ茶色のカーペット、ダウンライトの照明、布張りのゆったりしたソファや椅子。自宅のリビングで寛いでいるような感覚になる待合室に、診療前の緊張を和らげる渡辺先生の心配りがまず伝わる。スタッフの教育にも熱心で、研修では足に重りを付け、ヘッドホンで両耳をふさぎ、眼には白内障メガネをかけ、お年寄りがどんなに不自由を感じているか、どんなサポートを必要としているのかを実感できる高齢者体験も行った。子どもに恐怖感を与えないように会話も工夫するよう指導している。
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 今、診療で力を入れているのが、パソコンや携帯端末を頻繁に使う人たちにも関係するドライアイの治療だ。
「ドライアイは、大きく分けて2つのタイプがあります。シェーグレン症候群やスティーブンスジョンソン症候群など涙腺の異常で涙の分泌量が少なくなるタイプ。もう一つが、パソコンや携帯端末のモニターを見続けることによるまばたきの減少や室内の冷暖房など空調による乾燥、コンタクトレンズの長時間装用などが原因となって涙の乾きが早くなるタイプです。涙は目の表面を覆って目の乾燥を防ぐ役割のほか、目の表面の組織に栄養を供給したり菌や異物から目を守ったりする大切な働きがあります。目の疲れや目ヤニ、ごろごろ感、乾燥感、充血、かすみなどの症状が出ましたら早めに検査を受ける必要があります。専用のろ紙を下まぶたの縁にはさみ、どのくらいろ紙が濡れるかを調べるシルマー試験で、5分間で診断できます」
 治療法は、効果を見ながら選択する重層的な構成に特長がある。
「まずは、足りない涙を補充する点眼加療からスタートします。最近では、涙の分泌を促進させる点眼や眼のキズついた粘膜を修復する点眼が開発され併用してます。また、朝起きた時の乾きが気になる方は寝る前の眼軟膏の点入も効果があります。改善しない場合には、涙点プラグというシリコン製のプラグやコラーゲンのプラグで涙の排出口をふさぐことによって涙を眼にとどまらせる方法があります。目の疲れがとれない場合は、ビタミンやミネラルを補給でき、新陳代謝を促進する胎盤由来のプラセンタ注射で改善が期待できます」
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 小児眼科は、2015年の開院以来、柱の一つに掲げている診療科目。特に生後6ヵ月からの乳幼児の眼科検診を重視、2016年には、100年の歴史を持つ米国の医療用診断機器メーカー、ウェルチ・アレン社製の「スポット・ビジョンスクリーナー」を導入し、検診体制の高度化を図った。
「スポット・ビジョンスクリーナーは、眼に触れず、1m離れた距離から瞬時に両眼の検査が行える高性能の診断機器で、生後6ヵ月以降の乳幼児から近視、遠視、乱視、斜視などの検査を行うことができます。視力の発達は6歳くらいまでといわれており、早期に屈折異常や斜視を診断して、適切な眼鏡をかけたり訓練したりすることによって、将来弱視になることを予防することができます」
 テレビやゲーム、本などを長時間見続けて目が極度に疲れた状態になる調節けいれんや初期の近視については、視力回復機ワック(P109下真ん中)による視力回復トレーニングも行う。望遠鏡のような装置の中を覗き、その中に映し出される風景画像などを眺めて目の緊張を緩和させるもので、眼精疲労にも効果があるという。
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 激しいスポーツをする方や日中を裸眼で過ごしたい方、手術に抵抗のある方向きの視力回復療法、オルソケラトロジーの普及にも力を入れる。角膜矯正視力回復療法ともいわれ、特殊な高酸素透過性ハードコンタクトレンズを就寝時に装用することによって、角膜の形状を一定期間変形させ、手術をせずに光の屈折率矯正を目指す治療法だ。
「オルソケラトロジーはレーザーで角膜を削るレーシックなどの手術とは異なり、装用をやめれば角膜形状は元に戻るので安心です。毎日か数日に一度、装用をしていただきます。慣れるまで多少お時間が必要ですが、有効な視力回復療法ですし、子どもの近視の進行を抑えられる療法としても積極的に推奨しています」
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 このほか、加齢とともに増える白内障や緑内障、加齢性黄斑変性症、糖尿病網膜症など高度な治療技術を要する疾患、スギなどの花粉が眼や鼻の粘膜に付着することによって発症する花粉症やアレルギー性結膜炎などの治療でも実績を重ね、地域のホームドクターとして厚い信頼を得ている。
「来院される方たちの不安が少しでも和らぐよう、私を含めスタッフ全員できめ細やかな心配りをし、最善の医療がご提供できるよう努力を重ねていきたいと思っています」

渡辺眼科
TEL:03-3493-8181
ホームページ http://watanabe-eye-clinic.jp/

快適な在宅療養を願って…
私達訪問看護師がお手伝いします!
 
上:『ひだまりクリニック』診療科目:内科 外科 呼吸器科
併設の『ひだまり訪問看護ステーション』
下左:福田幹久 院長
鳥取県出身。滋賀医科大学卒業後、鳥取大学医学部第二外科入局。1992年、鳥取大学で医学博士の学位取得。国立松江病院呼吸器外科医長を経て、2004年、『ひだまりクリニック』を開院。外科認定医、胸部外科認定医、消化器外科認定医、麻酔標榜医、産業医。講演活動でも活躍。
下右:『「在宅医療」なら患者も家族も笑顔になれる』
現代書林刊 1,300円+税

診療時間/9:00~12:00 13:00~17:00 
定休日/土・日曜日・祝日
アクセス/JR東山公園駅より徒歩約10分
在宅医療に先駆的に取り組みスキーム構築
カンファレンスで最善の医療体制見い出す

 在宅医療専門の医院『ひだまりクリニック』の院長福田幹久さんは、日常の診療に加え、全国各地の講演会、セミナーに招かれて行う講演、マスコミの取材への対応で多忙な日々を送る。団塊の世代が高齢化し、国民の5人に1人が75歳以上になる2025年問題や国民の6割以上が自宅での終末期の療養を希望した内閣府の意識調査などを背景に、政府が推進する地域医療のあるべき姿を十数年にわたって先駆的に追求し、構築したスキームが医療、介護界で注目されているためだ。
 在宅医療とは、医師や看護師などの医療スタッフが患者の自宅を訪問して診察や治療を行う医療形態。同医院では、血液や心電図、エコーなどの検査、レントゲン撮影、血液ガス分析などの検査ができるポータブル機器を携帯し、中心静脈栄養管理、床ずれなどの褥瘡(じょくそう)の処置、酸素療法、人工呼吸器の管理、胃に穴を開けて栄養剤を注入する胃瘻(いろう)の管理、癌終末期の緩和ケア、看取りなど病院内並みの処置を行う。薬も薬局から届ける。
 注目されるのは、こうした医療を着実に実行し、患者さんや家族の生活の質QOLを向上させるために福田さんが確立したスキーム。それを象徴するのが2人医師体制。1人医師体制では外来診療中や夜間の呼び出しに応じるには限界があるが、2人体制だと、夜間待機がひと月の半分で済むうえ、午前中に臨時往診の依頼があっても対応できる。24時間いつでも医師と連絡できる体制が患者や家族の安心感につながる。
 もう一つが退院前カンファレンス。病院の主治医、看護師、地域側の在宅主治医、訪問看護師、ケアマネージャー、患者さん、家族に集まってもらい、病状についての病院側の説明をもとに在宅での体制を検討する。点滴や在宅酸素、胃瘻などの医療的処置が必要な場合は、退院までに器械に慣れてもらう。これにより家族の不安、プレッシャーが軽減される。在宅医療を始めてから状態が変化した場合も、患者さん宅に地域の在宅主治医、訪問看護師などに集まってもらって重症カンファレンスを開き、問題点を話し合い、解決策を見出す。こうしたカンファレンスで得た新たな知見を在宅医療の進化につなげてきた。
「今後、必ず訪れるであろう大介護時代を乗り切る為に、在宅医療のいろはを学べて良かった」。福田さんが2014年に出版した『「在宅医療」なら患者も家族も笑顔になれる』の読者の感想の一つだ。
(ライター/斎藤紘)

在宅療養支援診療所 ひだまりクリニック
TEL:0859-37-5188 FAX:0859-37-5190 Eメール:info@hidamariclinic.jp
ホームページ http://www.hidamariclinic.jp/
ひだまり訪問看護ステーション
TEL:0859-37-5189 Eメール:houken@hidamariclinic.jp

交通事故治療はなんと夜10時まで受付!仕事かえりにも通える。予約優先だから待ち時間がなくてストレスフリー。お子様と一緒でも大歓迎。
下:西倉央倫 院長(右)
大阪体育大学、森ノ宮医療学園専門学校卒。柔道整復師の国家資格取得。「さくら咲く整骨院」開設。5歳の頃から柔道を始め、現在も選手活動を続ける。全国高校総体や全日本学生柔道優勝大会に出場。2007年の全日本実業柔道個人選手権大会で第5位。

診療時間/9:00〜13:00 15:00~20:00 土曜日9:00〜15:00 
定休日/日曜日・祝日
アクセス/阪神電鉄尼崎駅より徒歩約15分
バスケ特有の怪我を見極め原因から治療
体験と知見生かす柔道4段の柔道整復師

 スポーツにはそれぞれ特有の体の動きがあり、それによって選手が負う怪我にも特徴がある。『さくら咲く整骨院』の院長西倉央倫さんは、柔道整復師の国家資格を持つ柔道4段の現役のスポーツマンとして、スポーツで起きる怪我を体験も踏まえて研究し、それぞれに合った治療法で実績を重ねてきた。中でも「バスケ治療」には定評がある。
 バスケットボールは狭いコート内を走り回り、ジャンプやロックなど激しい動きと共に瞬発力が必要とされる競技。突き指、足関節捻挫、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)、ジャンパー膝、肩の脱臼、半月板損傷、膝の靭帯損傷などの怪我が多く、西倉さんは、怪我の特徴を見極め、患部だけでなく、原因にもアプローチし取り除いていく。野球やサッカー、陸上競技など他のスポーツ障害にも対応する。スポーツ選手のパフォーマンス向上のためのトレーニングも指導する。このほか同整骨院が行う治療は、骨折や痛み、交通事故による障害の治療、産後の骨盤矯正、リンパマッサージによる治療、美容整体、運動補助具リアライン・コアによる胸骨や骨盤の矯正など驚くほど幅広い。
(ライター/斎藤紘)

さくら咲く整骨院
TEL:06-7500-6080 FAX:06-7500-6080 Eメール:sakura-saku-39@iris.eonet.ne.jp
ホームページ http://sakurasaku-39.com/

壁面に十字架を掲げた『桜町病院』
許可病床数:199床(一般135床、ホスピス病床20床、療養病床44床)

初診・窓口受付時間/8:30〜11:30 
定休日/日曜日・祝日・年末年始(12/30〜1/3)
アクセス/JR武蔵小金井駅より車で約5分
基本理念にもっとも弱い人への奉仕掲げる
先進医療からホスピス、認知症までカバー

『聖ヨハネ会桜町病院』は、病める人、苦しむ人、もっとも弱い人に奉仕することを基本理念に掲げるケアミックス病院。カトリック司祭で医師の戸塚文卿(ぶんけい)師が大正時代に貧しい人のために開設した病院が出発点。生活保護受給者や生計困難者の診療や終末期医療を担うホスピスの先駆的な取り組みで知られる。産婦人科の腹腔鏡手術や整形外科の脊椎手術などの先進医療でも実績を重ねている。2016年には、地域連携型認知症疾患医療センターに指定され、認知症鑑別診断なども実施。妊婦のための母親学級や障害児の医療支援でも異彩を放つ。
(ライター/斎藤紘)

社会福祉法人 聖ヨハネ会 桜町病院
TEL:042-383-4111 FAX:042-386-2611 Eメール:soumu@seiyohanekai.or.jp

左:古賀友基 理事長 右:河野真輝 院長
一般歯科・審美歯科・ホワイトニング・インプラント・小児歯科・口腔外科・矯正歯科・入れ歯(義歯)などあらゆる治療に対し、歯周病治療にしっかりと基づいた診療を提供している。

診療時間/10:00〜13:00 15:00〜19:00 
土曜日9:00〜12:00 13:00〜17:00 
定休日/木・日曜日・祝日
アクセス/地下鉄桜坂駅より徒歩約10分、教会前バス停より
徒歩約2分、駐車場あり
まるで高級サロンのような雰囲気の歯科医院
おしゃれなインテリア、最先端の設備と技術で安心の治療を提供

 福岡市中央区の『浄水通り こが歯科』は、まるで高級サロンのような歯科医院。おしゃれでシックなインテリア、お子さん連れでも安心のキッズスペース、きれいなパウダールームなど、今まで歯医者さんを敬遠していた女性でも入りやすい安心感を与える。さらに歯科用CT・デジタルレントゲンなど最先端の設備と高い技術で、歯周病治療にしっかりと基づいた診療を提供している。さらに見た目にも健康維持にも最適なオールセラミック素材を使用した審美歯科が好評。口元にお悩みの方は気軽にご相談を。おしゃれな歯科医院できれいになる。これからのトレンドだ。
(ライター/後藤宏幸)

浄水通り こが歯科
TEL:092-533-7117 FAX:092-533-7118


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