井形慶子セレクション
ニット
ソフィーさんのボタンセーター

カンブリアの小さな村、デントに住むソフィーさんから秋に向けた新作のボタンセーター。
地元の女性たちと作った軽やかな着心地のセーターは、もちろんウール100%。
あらかじめ緩く編んだセーターを丁寧に手洗いし、柔らかい風合いに仕上げました。
透き通った風が吹く秋にはぴったりの一着です。
少し懐かしさを感じさせるデザインは、日本の着物を意識したというソフィーさんのオリジナル。
チャームポイントは、何種類もの手編みのニットを重ね、
熱湯と冷水に繰り返し浸したニット棒を輪切りにした、手作りボタン。
デント村は、羊毛産業が盛んで、素晴らしいセーターを編む
ニッターの里として名を馳せていました。
277号ソフィーさんの仕事場は、デント村の丘の麓にある小さな工房。
彼女のセーターは、コッツウォルズを始め、
アメリカなど海外でも大人気です。
ソフィーさんは、
2011年9月10日発売の
「ミスター・パートナー」No.277
でも取り上げています。

デント村


タイル
オデッサさんの手描きタイル
また、「イギリス式 シンプルライフ」(宝島社)でご紹介した、
オデッテさん&セバスチャンさん夫妻の、
タイルをあしらったコースターとシチュー鍋をそのまま置けるポッドスタンド。
「よみがえれ老朽家屋」(新潮社)など、
私の家の水回りリフォームでも活躍したタイルの新作を販売します。
オデッテさんに依頼して二人で半年がかりでプロデュースし た
「コッツウォルズの12ヶ月」をテーマに、
12種類の絵を描きおろした人気シリーズに加え、
愛らしいカラーのコッツウォルズプディングのタイルが届きました。
今回も使いやすい薄めのタイルを採用し、
色もテーブルコーディネイトに合わせやすいアイボリーとホワイトの2色。
このタイルを手がけたオデッテさん&セバスチャンさんについては、
「イギリス式 農家の整理術」(宝島社)で取り上げていますので、ぜひご覧下さい。
イギリス式シンプルライフ   農家の整理術   よみがえれ老朽家屋
タイル
ストウ村

リンダさんとカリーさんのアップリケジャケット
治安の悪い労働者の町から、
個性溢れるアーティストの集う町へと変貌を遂げたロンドン東部。
その中でも、週末はフラワーマーケットなどで多くの人で賑わう
コロンビア・ロードに店舗を構える新進気鋭のアーティスト、
リンダ・グレイさんとカリー・ローレンスさんに出会いました。
彼女たちの立ち上げた「Queenie and Ted」は、
『古いものに手を加え、新しく生まれかわらせる』をコンセプトに、
既存のジャケットにハンドメイドのアップリケや刺繍、
レースやヴィンテージボタンを施したロンドナーの個性が光る
1点もののジャケットを提供しています。

他の人にちょっと差をつけたオシャレをしたい人に、
是非着ていただきたいお洋服。
(今回は限定3着で発売します)
また、英国フェア当日は、お二人をゲストに迎え、
ツイードやコットン、ウールなどの
切れ端を何層にも組み合わせ、
仕上げにヴィンテージボタンを付けた
ブローチの制作を実演し販売します。
275号表紙そちらもお楽しみください。
彼女たちについては、
7月10日発売の
ミスター・パートナーNo.275

取り上げていますので是非、ご覧下さい。

コロンビアロード