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人間が本当に心豊かに成長する場所とは?
その答えを持つ施設がこの春、誕生した。
 
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手作りの木のおもちゃ
環境に恵まれた空間で生活、生まれる交流。
保育園と老人ホームが同じ建物に
交流が豊かな心を育む場所が誕生

 保育園と老人ホームが同じ建物内にあり、子どももお年寄りも、皆が互いを思いやり、一人ひとりが大切な存在であると実感しながら生活していく。そんな大きな家族を目指す場所が、2009年4月、横浜に開園・開所した。1階は『さくらの郷 みらい保育園』、2〜4階は『有料老人ホーム さくらの郷』。別法人ながらも、施設全体が同じ方向を向いている。境界線を飛び越え、園児と高齢者が一つの場所に集い共に活動できるのは貴重だ。都市部では珍しく、新たな可能性を感じる。子どもは生まれて間もない段階で、同世代や身内だけでない、幅広い大人と触れ合う環境で育つ。お年寄りも、子どもとの交流の中で、実り豊かな出会いをもつことに。園児の父親や母親は、通常の幼稚園ではできない経験を我が子にもたらし、自分自身の視野も広がる。そして、保育園と老人ホームそれぞれで働く職員すべてが一つになり、一人ひとりが同じ気持ちで行動していくことでこそ、大きな家族が形づくられていくわけだ。それは、それぞれの日常の生活の中でごく自然に行なわれる営みである、と「株式会社みらい」飯野社長をはじめ、職員たち、『有料老人ホーム さくらの郷』のスタッフたちは考えている。その空気の中で、ここに集う、子ども、お年寄り、職員、親、地域などすべての人たちに、じわじわ染み込んでいく。「大切にしていることが同じだからこそできること」と「株式会社Brain」櫻井社長。豊かな心を育む土壌になっていくといえよう。  一つの枠組みの中で決まった概念に捕われやすい現代だからこそ、こういった環境を進んで選びたいし、ここが誕生したことは我々日本人にとって喜びではないか。積極的にイベントも行なわれる予定。関わり合い、あたたかな眼差しに見守られ、子どもたちは基本的な生活習慣、自立心、文化を肌で学ぶ。さらに、市内の障害者作業所の方々が作った木工品や家具などを優先して購入し、支え合いを図る。彼らが作ったものを身近に使うことによって、各々が世の中を広く見られるのは大きい。温もりあるものたちに囲まれる施設は、なんと屋上に園庭がある。交流の場は外へと広がっているわけだ。花と土の園庭には大きな砂場もあり、伸び伸び外で遊ぶ環境に恵まれているのも嬉しい。新しい風を吹き込む『さくらの郷 みらい保育園』と『有料老人ホーム さくらの郷』。可能性に挑戦し、大切なことを思い起こし、発見し、身につけて自ら育てるフィールドへ。その根底には、一人ひとりをありのままに受け入れていく深い心がある。家庭の延長である、大家族のような存在。社会において本物の質の高い教育や介護が、また一歩前進していくだろう。
株式会社Brain/有料老人ホーム さくらの郷
TEL/045-929-3605 FAX/045-929-3607
株式会社みらい/さくらの郷 みらい保育園
TEL/045-936-0039 FAX/045-936-0069
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頬をつければ、ひんやりと気持ちいい夏の壁。そして冬はほのかに暖かい、居心地のいい家。その誕生から処分まで、長いスパンですべてが自然から生み出される『土壁』を、今こそ知ってほしい。
 
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末満工務店 末満廣行社長
「地球を動かし生命を育てる海こそが我々全体を動かしている。海が元気になるよう一人ひとりが働きかければ、人間も元気になっていくのです」。環境に優しく、水と調和する土壁の家づくりは、私たちの住まう星そのものも健康にしていく。
土壁でつくる表情豊かな家は、人にも地球にも優しい
自然のチカラと生きる私たちの原点がここに

 土のぬくもりを感じられる家に住む。それは人間にとって最も幸福な住まい方であろう、と「末満工務店」の末満廣行社長に『土壁』を用いた家づくりについて聞いたとき、確信した。環境に優しい自然素材が生きている土壁は、人間も地球も健康に、本来の姿に立ち戻った状態へと導くのだ。現在、多くの家をはじめとした建物が、石油に塗り込められて、シックハウス症候群を引き起こすなど、不自然なほどに人にも環境にもダメージの大きい施工のされ方をしている。油と水が馴染まず、海の汚れへと繋がる。早くそのことに気づいてほしいと切実に願い、それを伝える時期に来ていると悟る末満社長は、左官職人として伝統の技術を追求し続ける中で、土壁の魅力に出会った。  それは、土と藁を原料とする自然素材で、水と馴染み、化学物質などは含まれていないこと。土探し、水との調合、色合いを研究、自宅の壁を土壁に変えて、その底力を実感した。まず触れてみてほしい。夏はひんやりとして住空間そのものが涼しく、冬はそのぬくもりによって暖かい、という土本来の性質。土は生きていて、変化していくのだ。この愛しさを多くの人が感じられるよう、土壁の家づくりを目指し、塗りの技術も習得する。壁のみならず、内装は天井、フロアまで手掛ける技。200年、300年も長持ちする家だという。もし取り壊すことになっても、自然に還るためゴミも出ず、処分場も必要ない。まさに元祖・エコではないか。それに加え、日本の気候風土に最適なように湿度が調整される効果もあり、エアコンに頼らない清々しい生活が実現する。この呼吸する壁には防火性能もあり、万が一の火事でも一酸化ガスが発生しないという安全性を持つという。さらに、カビやダニの繁殖や結露などを抑制するだけでなく、ホルムアルデヒドやニオイも吸収。人間が人間を苦しめるアレルギーの不安から解放する効果も期待されている。現代に求められる住居の答えがここにあるといえよう。  末満社長は、人間としてナチュラルな暮らしを送れる、イギリスのぬくもりある家にも注目している、と話す。土壁は日本のみならず、ドイツ、ノルウェーをはじめとして世界中からラブコールが絶えない。土という、穀物を育てるチカラのあるものを住居とし暮らすということ、それ以上の贅沢はないと語る末満社長。それは、体にとっても心にとってもこの上ない喜びではないか。土を材料とした芸術作品、土壁アートを創作し、土壁そのものの魅力と可能性を私たちに伝えているその手が、方向を示してくれているのだ。
有限会社末満工務店
TEL/0995-45-3422 FAX/0995-45-3422
http://suemitu.com/
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健康ライフを送るにあたって、現在最も脚光を浴びている「水素」。そこで、理学博士及川氏が画期的な水素発生食品を開発。21世紀をリードする本物の健康食品とはどのようなものなのか。
 
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「創造的生物工学研究所」で開発された水素発生食品『 Dr.ZP-O AH 』を使用した様々な商品が発売されている。
ブームに応える水素発生食品を開発
21世紀の健康を支える研究所

 空前の健康ブーム! その中で最も注目されている成分のひとつが「水素」だ。『創造的生物工学研究所』は、その世相に応えるかのような商品を開発。その名も『Dr・ZP-O AHR○(ドクターゼットピーオー エイエイチ)』だ。化学式か? 暗号か? と思ってしまいそうな商品名だが、明確な意味が込められてある。名付け親は、開発者の同研究所所長、理学博士の及川胤昭氏だ。及川氏はもともと生殖免疫学を専門としており、新物質『ZP-O』を発見。業界では「ZP-O」といえば、「及川」と言われる程の有名人なのだ。「AH」は「アクティブハイドライド(元気な水素)」という意味。よって、『Dr・ZP-O AHR○』は「及川先生の開発した元気な水素」となる。  同商品は、沖縄原産のサンゴカルシウムを特殊製法で水素発生カルシウムに加工したもの。食べてから水素を発生させ続ける画期的な食品だ。しかも、その発生時間は48時間以上もの長時間にわたる。よって、食べて排泄するまで、水素を発生し続ける。  この水素発生カルシウムについては、動物実験や臨床研究が多数行なわれている。動物実験では、脳内抗酸化システムを増強させ、酸化ストレスへの抵抗力を高めることが分かったという。そして、もう1つの特徴は、活性酸素の中でも凶悪な「ヒドロキシラジカル(老化や生活習慣病、体の錆びの原因)」を消去することが確認された。この事実は、2007年、2008年と、日本脳科学会で発表されている。  健康ブームで健康食品が注目されている中、残念ながら、粗悪な健康食品による副作用や被害も所々で起きている。しかし、同商品の原料は、天然のサンゴカルシウムが100%なので、安全安心。ミネラルもたっぷりで、抗酸化機能を増強させるとのこと。これぞ本物の健康食品といえるだろう。現代社会でストレスを感じている方、精力的な生活を送りたい年配の方、育ち盛りのお子様、あらゆる方々にオススメの一品だ。  エネルギーになるばかりか、地球だけでなく、人体もクリーンにしてしまう水素は、21世紀の健康のキーワードといえるだろう。『創造的生物工学研究所』開発、『Dr・ZP-O AH』を使用したさまざまな商品が発売されている。今後の活躍からも目が離せない注目の企業だ。
株式会社創造的生物工学研究所
TEL/022-259-3571 FAX/022-259-3572
http://www.icb-co.jp/
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ゴムはもっとも神秘的な物質。そのゴムを研究し暮らしに役立つ製品として開発・販売しているのが「中国ゴム工業」だ。
 
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中国ゴム工業は、開発の基本姿勢を<規格品では満たされない新たなゴムニーズへの対応>とし、研究開発部内においてベンチ試験に必要な最新の各種専用試験機を整備。さらに、大学の研究室や外部研究機関との幅広い学術ネットワークを構築するとともに、大胆な発想力と緻密な開発力を柱とする万全の体制で、ゴムの新たな特性開発に努めている。
ゴムの限りない可能性を開く開発企業
「中国ゴム工業」のゴム製品の数々

 言うまでもないが、ゴムは暮らしのあらゆる分野で広く活用され、今ではなくてはならない重要な存在である。その特性の解明には約130年もの年月を要したほど、神秘的で不思議な性質を備えた物質であるのだ。このように、ゴムはもっとも身近な存在でありながら、新たな発見と無限の可能性を秘めた素材といえる。「中国ゴム工業」は、これまで工業用ゴム製品の研究・開発・販売に携わってきた。暮らしに役立つ製品を日々研究開発。その開発に当たっては、配合立案から始まる一貫した試作品製作に続いて、温度や圧力、振動、衝撃、摩擦、薬品との反応など、現場で実際に使用される環境を想定、再現した中での特性試験=ベンチ試験を地道に繰り返すことが不可欠なのだ。  広く進化を続けるゴム製品。「中国ゴム工業」で開発された最先端のゴム製品を紹介しよう。まず『CGライナー』は、シュート、ホッパー、サイロなどの内面に粉粒体が付着するのを防止することを目的として開発された製品。その構造は、表面をつるつるにして非常に滑りやすくするとともに、耐摩耗性ゴムによるライニング材に補強材を組み込み、裏面周辺に取付け用ボルトを設けた鉄板金具を焼きつけたものとなっている。『CGライナー』の特長は、特殊配合で表面を非常に滑りやすくするとともに、作業等の衝撃が引き起こすゴムの微振動によって粉粒体の付着を最大限に防止・ゴムの弾性で衝撃を緩和し、設備の耐久性をアップ・設備の耐久性向上によるランニングコストの低減・付着防止による作業の軽減・騒音防止による作業環境の改善・軽量化による取付け作業の簡易化、安全化を実現。また、『カラーゴム』は、透光性のあるゴムをベースに顔料や配合剤を調整することで、従来では難しかった透明感のある色合いを可能としたゴム製品。これにより、黒一辺倒だったゴムの世界が、目にも鮮やかなフルカラーの世界へと変身。プラスチックやビニールと同様に自由自在に色彩を設定できるため、用途も一気に拡大。あらゆるニーズに応じた色で製造が可能なのだ。
中国ゴム工業株式会社
TEL/086-226-2356 FAX/086-233-1148
http://www.c-rubber.co.jp/
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様々な対策やグッズを用いて、長年、鳥の被害と戦い、頭を抱えてきた地方自治体や企業にとって朗報! 効果が持続する鳥害防止装置が、この度開発されたのだ。早速、岐阜県郡上市にある「株式会社アイベックス」へ取材に伺った。
 
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当社の環境事業部では、リサイクル時代にあわせ、ペットボトルの再生ネットを利用した自立ボックス、全国市町村向け分別回収容器などの製造販売。好評を得ている。
カラスを寄せ付けない形状を発見!
効果が持続する驚きの鳥害防止装置

 都市部を中心に増え続ける鳥によるトラブル。糞害、ゴミ集積場での生ゴミ被害、電力、鉄道、通信等の鉄塔への営巣被害など、苦情は後を絶たない。そんななか縫製業、ネット製造を手がける岐阜県の「株式会社アイベックス」では、効果が持続する鳥害防止装置の開発に取り組み、高い成果を上げ、注目を集めている。  もともと、当社はアパレルの縫製業からスタート。ペットボトル回収用のネットのミシン加工事業に参入したことがきっかけで、ゴミ収集場のカラス被害の深刻さを目の当たりにしたことから、鳥害防止装置の開発へ取り組み始めた。発想のヒントは、地元の山師が、昔から弁当をカラスに取られない様にロープを輪にして弁当の上に乗せることによって弁当が保護されるという話から。実際に試したが、一時的な効果しか得られなかったが、複数の輪が重なることにより、効果を得られることが判明。その後、試行錯誤の末、完成させた鳥害防止装置は、太さ約3ミリのステンレス製の輪を二つ重ねたもの。一つの輪の直径は三十センチ弱。鳥の習性を活かし、カラスやハトなどが危険を察知して寄り付かない形状を生み出した。約七年間、実証実験を続け、半径2メートルの範囲で持続的に効果を上げている。輪の材質は、金属に見立てたものであれば樹脂でも可能。昔の人の知恵と現状のカラスの生態の両面から研究し、カラスの持つ高いレベルでの危険判断能力を利用して、カラスに不都合な環境を作ることで、カラスの被害を抑制、防止に成功した。科学的な実証はまだないが、今後、大学などの研究機関と連携し実証実験を進めていく。鉄塔やマンション、駅、オフィス、果樹園など幅広い分野での活躍が期待される。特許、意匠登録も申請中。
株式会社アイベックス
TEL/0575-66-2155 FAX/0575-67-0347
http://www.ibexs.com/
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