英国「ヘリオット・ワット大学（エディンバラ）」のエイドリアン・ノース教授らがまとめた研究結果を英国紙が5月14日に報じた。嘘のような本当の話。
　1960年代後半に登場し、日本ではジミヘンと呼ばれ、独自の演奏スタイルとサウンドでロックシーンに衝撃を与えた、天才ギタリスト「ジミ・ヘンドリックス（1970年満27歳没）」。『パープルヘイズ』『ヴゥードゥチャイルド』など、数々の名曲を残し多くのギタリストからリスペクトされたたジミヘン。彼の奏でるディストーションサウンド（歪んだ音）と独特なテクニックを駆使した演奏を聴くとワインを飲むと味わいが増すという研究結果を発表した。
　ノース教授は「力強く重厚な音楽を聴くと、ワインは何も聴かない場合に比べ、彼のサウンドを聴くと60％も力強く豊かでこくがあるように感じられる」と主張した。応用心理学に基づいた研究によると、彼独自の歪んだサウンドはワインを味わう脳の一部を刺激するというのだ。もちろん与える刺激にかわり合うワインも様々という。しかし、ジミヘン以外に、「ディープパープル」や「レッドツェッペリン」などの同じ部類のサウンド（好きな人には怒られるかもしれないが）でも同じ効果があるのではという噂もちらほら。さらには、発表後にはノース教授がジミ・ヘンドリックスの大ファンだったから、このテーマで発表したという説も流れた。まじめにとらえて良いのか微妙なニュースではあるが、そんなことはどうでもよいこと。とてもユーモアがあり、そして世界へ発信されたこのニュース、お酒に関わる業者や音楽業界にとっても少し盛り、上がるうれしいニュース。今、日本において音楽業界の不振、若者のお酒離れのお陰か、ここ数年、居酒屋など飲食店の売り上げが随分と落ちたという。日本でもちょっとユニークな研究があれば、何かが変わるのではと感じてしまうニュースであった。

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ジミ・ヘンドリックス
James Marshall "Jimi" Hendrix
1942年11月27日 〜1970年9月18日アメリカの黒人ロックギタリスト、シンガー、ソングライター。日本では｢ジミヘン｣という略称で呼ばれることがある。死後40年近く経った現在でも、「天才ギタリスト」として敬われ、多くのミュージシャンに多大な影響を与えている、現代的ロックギターのパイオニアの人。右利き用のギターを逆さまにして左利きの構えで演奏するスタイルや、ギターを歯で弾き、ギター自体に火を放ち、破壊するパフォーマンスはあまりにも有名だった。

ジミ・ヘンドリックス公式ホームページ
http://www.jimihendrix.com/