最前線医療現場と
頼れる専門ドクター
頼れる専門ドクター
膵臓・胆道癌の早期発見はもちろん
高度な技術を要する超音波内視鏡にも対応
高度な技術を要する超音波内視鏡にも対応
複数の先進検査法駆使
早期がんの切除も可能
すべてのがんの中で五年生存率が低く、しかも体の奥の方に発生するため発見も難しい膵臓がんや胆道がんについて、早期に発見して早期治療につなげる検査に力を入れているのが『松阪市民病院』の消化器センターだ。西川健一郎センター長や田中翔太内視鏡センター長など日本消化器内視鏡学会専門医を中心に高度な技術を要する最新の検査手法を駆使して、早期治療を願う受診者の期待に応えている。
膵臓がんは肺がんや大腸がんとともに死因として近年増加しているがんの一つ。膵臓は腹部の最も背側に存在しているうえ、初期には無症状で発見が難しい。胆道は肝臓から十二指腸までの胆汁という消化液の通り道で、胆道がんも初めは自覚症状がほとんどなく、発見が非常に難しいことで知られている。
西川センター長によれば、その検査方法は極めて高度だ。
「検査の主軸となるのは、EUS超音波内視鏡検査、ERCP逆行性胆膵管造影検査、EUS|FNA超音波内視鏡下穿剌吸引生検法、新型小型胆道鏡検査です。EUSは、超音波装置を伴った内視鏡による検査で、体表からのエコー検査と異なり、消化管壁のすぐ向こう側にある膵臓や胆道などを至近距離で詳細に観察することができます。ERCPは、内視鏡を口から入れて胆管や膵管に直接細いチューブを介して造影剤を注入して異常を詳しく調べる検査です。EUS|FNAは、超音波内視鏡を用いて腫瘍に対して細い針を刺し、細胞を回収して診断する方法で、治療方針決定に非常に有用です。新型小型胆道鏡検査は、胆管の内部から粘膜などを高画質で観察できるため、微細ながんの進行や範囲まで確認できます」
消化器センターでは、手術不可能もしくは手術希望のない急性胆のう炎や胆道閉塞に対して、樹脂のステントをERCP下に胆のうに挿入して胆汁の流れを改善する内視鏡的経乳頭的胆のうステント留置術や、EUS|FNAの穿刺技術を応用し胃と肝内胆管、十二指腸と胆のうを金属のステントで吻合する治療的超音波内視鏡(EUS|BD)で治療実績を重ねている。これらの処置は手術と比べて圧倒的に患者さんへの負担が少なく処置翌日から食事が開始できる。また体表からチューブが出ないため患者さんの行動制限もないため快適である。
田中内視鏡センター長は、早期の食道がん、胃がん、大腸がんに対して、がんの周りの粘膜を高周波ナイフで切開し、粘膜下層から病変をはぎ取る内視鏡的粘膜下層剥離術も積極的に行っている。
「大腸がんは、年齢とともに増加します。当院では、高齢化のニーズに合わせて、ご希望があれば超高齢者に対しても積極的に検査、治療を行っています」
内科と外科の連携による質の高い医療が日々実践されている。
(ライター/斎藤紘)
早期がんの切除も可能
すべてのがんの中で五年生存率が低く、しかも体の奥の方に発生するため発見も難しい膵臓がんや胆道がんについて、早期に発見して早期治療につなげる検査に力を入れているのが『松阪市民病院』の消化器センターだ。西川健一郎センター長や田中翔太内視鏡センター長など日本消化器内視鏡学会専門医を中心に高度な技術を要する最新の検査手法を駆使して、早期治療を願う受診者の期待に応えている。
膵臓がんは肺がんや大腸がんとともに死因として近年増加しているがんの一つ。膵臓は腹部の最も背側に存在しているうえ、初期には無症状で発見が難しい。胆道は肝臓から十二指腸までの胆汁という消化液の通り道で、胆道がんも初めは自覚症状がほとんどなく、発見が非常に難しいことで知られている。
西川センター長によれば、その検査方法は極めて高度だ。
「検査の主軸となるのは、EUS超音波内視鏡検査、ERCP逆行性胆膵管造影検査、EUS|FNA超音波内視鏡下穿剌吸引生検法、新型小型胆道鏡検査です。EUSは、超音波装置を伴った内視鏡による検査で、体表からのエコー検査と異なり、消化管壁のすぐ向こう側にある膵臓や胆道などを至近距離で詳細に観察することができます。ERCPは、内視鏡を口から入れて胆管や膵管に直接細いチューブを介して造影剤を注入して異常を詳しく調べる検査です。EUS|FNAは、超音波内視鏡を用いて腫瘍に対して細い針を刺し、細胞を回収して診断する方法で、治療方針決定に非常に有用です。新型小型胆道鏡検査は、胆管の内部から粘膜などを高画質で観察できるため、微細ながんの進行や範囲まで確認できます」
消化器センターでは、手術不可能もしくは手術希望のない急性胆のう炎や胆道閉塞に対して、樹脂のステントをERCP下に胆のうに挿入して胆汁の流れを改善する内視鏡的経乳頭的胆のうステント留置術や、EUS|FNAの穿刺技術を応用し胃と肝内胆管、十二指腸と胆のうを金属のステントで吻合する治療的超音波内視鏡(EUS|BD)で治療実績を重ねている。これらの処置は手術と比べて圧倒的に患者さんへの負担が少なく処置翌日から食事が開始できる。また体表からチューブが出ないため患者さんの行動制限もないため快適である。
田中内視鏡センター長は、早期の食道がん、胃がん、大腸がんに対して、がんの周りの粘膜を高周波ナイフで切開し、粘膜下層から病変をはぎ取る内視鏡的粘膜下層剥離術も積極的に行っている。
「大腸がんは、年齢とともに増加します。当院では、高齢化のニーズに合わせて、ご希望があれば超高齢者に対しても積極的に検査、治療を行っています」
内科と外科の連携による質の高い医療が日々実践されている。
(ライター/斎藤紘)
松阪市民病院
TEL/0598-23-1515
最新鋭のCTを駆使しがんを早期発見
温熱療法でがんの治療効果を高める
温熱療法でがんの治療効果を高める
臓器を160断面で撮影
がん病巣に高周波通す
兵庫県神戸市において、無床診療所『松本クリニック』の分院である有料診療所『松本ホームメディカルクリニック』は、病気の早期発見、外来および入院による治療で、頼りにされている地域のかかりつけ医。同クリニックを運営する『医療法人社団医啓会』の松本正道理事長(医学博士)が特に力を入れているのが、最新の検査機器によるがんの早期発見と高周波ハイパーサーミアという温熱療法によるがんの治療だ。
早期発見で大きな役割を果たしているのが、X線を利用するコンピュータ断層診断装置CTの最新鋭機種80列マルチスライスCTだ。
「80列マルチスライスCTは、臓器を0・5㎜幅で同時に160断面撮影でき、しかも被ばく線量は最大約75%まで低減できる装置。患者さんが寝台に横になるだけで、苦痛なく頭部や胸部、腹部の断層像を鮮明に撮影することができ、がんの早期発見に威力を発揮します。これまでは整形手術などで金属類が体にあるとその周辺の形状が不鮮明になる問題がありましたが、金属アーチファクト低減処理という技術で今まで見えなかった領域も観察可能になりました。80列のマルチスライスCTを用いた大腸CT検査は体外からCTで撮影し、画像をコンピュータ処理することで、内視鏡で観察しているように大腸内部の構造を三次元で立体的に観察することができます」
もう一つの「武器」が、上部消化管(食道、胃、十二指腸)および下部消化管(大腸)の早期がんやその他の病変を診断し、すぐに治療を開始することに大いに役立っている最新鋭の機器を使用した上部消化管および大腸内視鏡検査である。
「画像が従来の機器よりも格段に鮮明となり、微細な病変も発見できるようになりました。上部消化管の検査は、細径内視鏡を使用し経鼻的に行うため、口から行う場合とは比べものにならない程楽に検査を受けられるようになりました」
高周波ハイパーサーミアは、手術や放射線治療、抗がん剤治療など従来のがん治療法と組み合わせて治療効果を高めるという。
「温熱療法である高周波ハイパーサーミアは、人の細胞が42・5℃以上になると急速に死んでしまうことを利用して、がん細胞の温度だけを選択的に上昇させてがんの活動を和らげる療法です。使うのはサーモトロンFR8という装置。がん病巣を中心に体の表面から二極の電極盤ではさみ、その間に8MHzの高周波を通すことで、がんの局所の温度を上昇させます。がん細胞に加温した場合 がん細胞は血流が増えないため、熱を逃がすことができず死滅に向かいます。従来のがん治療と併用すれば、がんを小さくしてから手術ができる、再発が抑えられる、がん細胞の放射線感受性を増感させることができる、抗がん剤ががん細胞に取り込まれやすくなるなどのメリットがあります。脳腫瘍以外の様々ながんが対象になります」
年齢制限はなく、一回の治療にかかる時間は、40分程度だという。
(ライター/斎藤紘)
がん病巣に高周波通す
兵庫県神戸市において、無床診療所『松本クリニック』の分院である有料診療所『松本ホームメディカルクリニック』は、病気の早期発見、外来および入院による治療で、頼りにされている地域のかかりつけ医。同クリニックを運営する『医療法人社団医啓会』の松本正道理事長(医学博士)が特に力を入れているのが、最新の検査機器によるがんの早期発見と高周波ハイパーサーミアという温熱療法によるがんの治療だ。
早期発見で大きな役割を果たしているのが、X線を利用するコンピュータ断層診断装置CTの最新鋭機種80列マルチスライスCTだ。
「80列マルチスライスCTは、臓器を0・5㎜幅で同時に160断面撮影でき、しかも被ばく線量は最大約75%まで低減できる装置。患者さんが寝台に横になるだけで、苦痛なく頭部や胸部、腹部の断層像を鮮明に撮影することができ、がんの早期発見に威力を発揮します。これまでは整形手術などで金属類が体にあるとその周辺の形状が不鮮明になる問題がありましたが、金属アーチファクト低減処理という技術で今まで見えなかった領域も観察可能になりました。80列のマルチスライスCTを用いた大腸CT検査は体外からCTで撮影し、画像をコンピュータ処理することで、内視鏡で観察しているように大腸内部の構造を三次元で立体的に観察することができます」
もう一つの「武器」が、上部消化管(食道、胃、十二指腸)および下部消化管(大腸)の早期がんやその他の病変を診断し、すぐに治療を開始することに大いに役立っている最新鋭の機器を使用した上部消化管および大腸内視鏡検査である。
「画像が従来の機器よりも格段に鮮明となり、微細な病変も発見できるようになりました。上部消化管の検査は、細径内視鏡を使用し経鼻的に行うため、口から行う場合とは比べものにならない程楽に検査を受けられるようになりました」
高周波ハイパーサーミアは、手術や放射線治療、抗がん剤治療など従来のがん治療法と組み合わせて治療効果を高めるという。
「温熱療法である高周波ハイパーサーミアは、人の細胞が42・5℃以上になると急速に死んでしまうことを利用して、がん細胞の温度だけを選択的に上昇させてがんの活動を和らげる療法です。使うのはサーモトロンFR8という装置。がん病巣を中心に体の表面から二極の電極盤ではさみ、その間に8MHzの高周波を通すことで、がんの局所の温度を上昇させます。がん細胞に加温した場合 がん細胞は血流が増えないため、熱を逃がすことができず死滅に向かいます。従来のがん治療と併用すれば、がんを小さくしてから手術ができる、再発が抑えられる、がん細胞の放射線感受性を増感させることができる、抗がん剤ががん細胞に取り込まれやすくなるなどのメリットがあります。脳腫瘍以外の様々ながんが対象になります」
年齢制限はなく、一回の治療にかかる時間は、40分程度だという。
(ライター/斎藤紘)
医療法人社団 医啓会 松本ホームメディカルクリニック
TEL/078-982-1116
先進医療技術のボーダレスな普及に尽力
国際シンポジウムをオンラインで開催
国際シンポジウムをオンラインで開催
大動脈瘤の低侵襲手術法
台湾の病院と交流も計画
心臓血管外科で日々、高度な技術を要する重篤な疾患の治療に力を注ぐ傍ら、その技術をボーダレスに普及を図る活動を続けているのが、『新東京病院』の中尾達也副院長兼心臓血管外科主任部長だ。2022年4月には、国内で屈指の施行症例を重ねる国産ステントグラフト「Frozenix」を用いた胸部大動脈瘤に対するオープンステントグラフト手術をテーマに「新東京病院2022年国際大動脈シンポジウム」をオンラインで開催、台湾、香港、オーストラリアの心臓病センターの医師6人が参加し、術式を解説した中尾主任部長の司会の下、3時間にわたって熱い議論を展開した(写真①)。
『オープンステントグラフト手術』は、開胸手術と「Frozenix」を用いた血管内治療を組み合わせた日本発のハイブリッド治療法。中尾主任部長は、胸部ステントグラフト実施医、指導医の資格を持ち、心臓から全身に血液を送る大動脈にコブができ、破裂すると生命の危機につながる大動脈瘤の治療で技術力の高さを示してきた。
「『オープンステントグラフト』は、胸を開けて患部の血管にステントグラフトという金属製の骨組みに支えられた人工血管を挿入する方法です。直視できるので患部にステントグラフトを確実に留置でき、手術時間の短縮化につながり、傷口も小さくて済む低侵襲な手術法です。胸部真性、急性、慢性解離性大動脈瘤などあらゆる形態の動脈瘤に適用できます」
中尾主任部長は、この手術法の普及を図るため台湾の医師を『新東京病院』に招いて実地指導したり(写真②)、自ら台湾に足を運んで解説したりしたほか、アジア・パシフィック大動脈外科学会の研究会をオンラインで開催するなど医師が参集できないコロナ禍でも普及活動を続けてきた。また、この手術法を解説したイタリアでのプレゼンテーション(写真③④)は、オンラインで世界に配信する価値のある学術資料として国際的に承認されている。
4月のシンポジウムには、中尾主任部長の台湾の親友である、「Far-Eastern Memorial Hospital」のKuan-Ming Chiu医師や台中の「Taichung Veterans General Hospital」のDr Tsai, Chung Lin血管外科部長が参加した。
8月には、Lin部長をリーダーとする同病院の心臓外科チームの医師や看護師10人を『新東京病院』に招き、手術のライブデモンストレーションや病院見学だけでなく、文化的教育プログラムも含めた病院相互の交流を図る計画だ。ちなみに、今回参加して頂いた6人の先生方には、中尾主任部長の生まれ故郷である広島県宮島の伝統工芸「宮島彫り」を記念に受け取って頂いた(写真⑤)。
(ライター/斎藤紘)
台湾の病院と交流も計画
心臓血管外科で日々、高度な技術を要する重篤な疾患の治療に力を注ぐ傍ら、その技術をボーダレスに普及を図る活動を続けているのが、『新東京病院』の中尾達也副院長兼心臓血管外科主任部長だ。2022年4月には、国内で屈指の施行症例を重ねる国産ステントグラフト「Frozenix」を用いた胸部大動脈瘤に対するオープンステントグラフト手術をテーマに「新東京病院2022年国際大動脈シンポジウム」をオンラインで開催、台湾、香港、オーストラリアの心臓病センターの医師6人が参加し、術式を解説した中尾主任部長の司会の下、3時間にわたって熱い議論を展開した(写真①)。
『オープンステントグラフト手術』は、開胸手術と「Frozenix」を用いた血管内治療を組み合わせた日本発のハイブリッド治療法。中尾主任部長は、胸部ステントグラフト実施医、指導医の資格を持ち、心臓から全身に血液を送る大動脈にコブができ、破裂すると生命の危機につながる大動脈瘤の治療で技術力の高さを示してきた。
「『オープンステントグラフト』は、胸を開けて患部の血管にステントグラフトという金属製の骨組みに支えられた人工血管を挿入する方法です。直視できるので患部にステントグラフトを確実に留置でき、手術時間の短縮化につながり、傷口も小さくて済む低侵襲な手術法です。胸部真性、急性、慢性解離性大動脈瘤などあらゆる形態の動脈瘤に適用できます」
中尾主任部長は、この手術法の普及を図るため台湾の医師を『新東京病院』に招いて実地指導したり(写真②)、自ら台湾に足を運んで解説したりしたほか、アジア・パシフィック大動脈外科学会の研究会をオンラインで開催するなど医師が参集できないコロナ禍でも普及活動を続けてきた。また、この手術法を解説したイタリアでのプレゼンテーション(写真③④)は、オンラインで世界に配信する価値のある学術資料として国際的に承認されている。
4月のシンポジウムには、中尾主任部長の台湾の親友である、「Far-Eastern Memorial Hospital」のKuan-Ming Chiu医師や台中の「Taichung Veterans General Hospital」のDr Tsai, Chung Lin血管外科部長が参加した。
8月には、Lin部長をリーダーとする同病院の心臓外科チームの医師や看護師10人を『新東京病院』に招き、手術のライブデモンストレーションや病院見学だけでなく、文化的教育プログラムも含めた病院相互の交流を図る計画だ。ちなみに、今回参加して頂いた6人の先生方には、中尾主任部長の生まれ故郷である広島県宮島の伝統工芸「宮島彫り」を記念に受け取って頂いた(写真⑤)。
(ライター/斎藤紘)
医療法人社団 誠馨会 新東京病院
TEL/047-711-8700
体にやさしい低侵襲手術で女性の疾患治療
腹腔鏡下手術の名医が早期の回復に注力
腹腔鏡下手術の名医が早期の回復に注力
国内屈指の手術症例数
際立つ患者への配慮
『一般財団法人倉敷成人病センター』の婦人科は、傷が小さく、出血も少ない、体にやさしい低侵襲手術で女性特有の子宮筋腫や子宮頸がん、子宮内膜症などの疾患の治療で実績を重ね、婦人科医師が20名在籍している。入院病棟の部屋は、全室個室で特別室3室を除く266床が室料差額なし。また、プライバシーに配慮しているだけではなく、従来の病院のイメージを覆す「心安らぐ空間」として高い評価を得ている。
執刀の中核を担う安藤正明理事長兼ロボット先端手術センター センター長は、婦人科悪性腫瘍の腹腔鏡下手術を確立させた国内のパイオニアの一人で、世界的に知られた腹腔鏡下手術およびロボット支援下手術の名医。婦人科では、唯一国際A級ライセンスの資格を持っている。子宮機能を温存する腹腔鏡を利用した妊孕能(にんようのう)温存手術が提供できるため、がんを患いながら出産を希望する多くの女性が全国から訪れる。
「婦人科手術では、なるべく早くいつも通りの生活を送れるようにすることが大切と考えています。このため、当院では全国に先駆け、1990年代から腹腔鏡下手術、2013年からはロボット支援下手術を開始し、積極的に推進してきました。特に30代から40代の女性に多い子宮筋腫や子宮内膜症の手術は99%が低侵襲手術で、良好な治療成績を収めています。他院で開腹手術が必要といわれた症例でも大部分は腹腔鏡下あるいは、ロボット支援下での手術が可能です」
2000年以降、20代から40代前半の働き盛りの女性や妊娠・出産可能年齢の女性が増え、毎年約1万人以上の女性が発症する子宮頸がんの早期の段階での腹腔鏡下広汎子宮全摘術でも実績を重ねる。
「当院では、先駆的に2000年より子宮頸がんに対する腹腔鏡下手術を導入し、これまでに約500例の患者さんを手術治療してまいりました。近年はより正確で細かな作業が可能なロボット手術も増加。医師の経験と高度な技術が必要な婦人科腹腔鏡下手術・ロボット支援下手術の名医が在籍し、患者さんのケアにあたります」
1986年以来、安藤理事長が施行した婦人科の全身麻酔手術は25000例以上、後腹膜リンパ節郭清を伴う腹腔鏡下子宮がん、卵巣がん手術はロボット手術含め1600例以上にのぼる。
婦人科手術についての質問に答える無料のメール相談や電話相談も受け付けている。
白壁の屋敷などが作り出す伝統的な町並みやレトロモダンな風景が人気の倉敷美観地区の観光を兼ね、高度の医療技術を求めて県外から来院する女性も多くいる。
(ライター/斎藤紘)
際立つ患者への配慮
『一般財団法人倉敷成人病センター』の婦人科は、傷が小さく、出血も少ない、体にやさしい低侵襲手術で女性特有の子宮筋腫や子宮頸がん、子宮内膜症などの疾患の治療で実績を重ね、婦人科医師が20名在籍している。入院病棟の部屋は、全室個室で特別室3室を除く266床が室料差額なし。また、プライバシーに配慮しているだけではなく、従来の病院のイメージを覆す「心安らぐ空間」として高い評価を得ている。
執刀の中核を担う安藤正明理事長兼ロボット先端手術センター センター長は、婦人科悪性腫瘍の腹腔鏡下手術を確立させた国内のパイオニアの一人で、世界的に知られた腹腔鏡下手術およびロボット支援下手術の名医。婦人科では、唯一国際A級ライセンスの資格を持っている。子宮機能を温存する腹腔鏡を利用した妊孕能(にんようのう)温存手術が提供できるため、がんを患いながら出産を希望する多くの女性が全国から訪れる。
「婦人科手術では、なるべく早くいつも通りの生活を送れるようにすることが大切と考えています。このため、当院では全国に先駆け、1990年代から腹腔鏡下手術、2013年からはロボット支援下手術を開始し、積極的に推進してきました。特に30代から40代の女性に多い子宮筋腫や子宮内膜症の手術は99%が低侵襲手術で、良好な治療成績を収めています。他院で開腹手術が必要といわれた症例でも大部分は腹腔鏡下あるいは、ロボット支援下での手術が可能です」
2000年以降、20代から40代前半の働き盛りの女性や妊娠・出産可能年齢の女性が増え、毎年約1万人以上の女性が発症する子宮頸がんの早期の段階での腹腔鏡下広汎子宮全摘術でも実績を重ねる。
「当院では、先駆的に2000年より子宮頸がんに対する腹腔鏡下手術を導入し、これまでに約500例の患者さんを手術治療してまいりました。近年はより正確で細かな作業が可能なロボット手術も増加。医師の経験と高度な技術が必要な婦人科腹腔鏡下手術・ロボット支援下手術の名医が在籍し、患者さんのケアにあたります」
1986年以来、安藤理事長が施行した婦人科の全身麻酔手術は25000例以上、後腹膜リンパ節郭清を伴う腹腔鏡下子宮がん、卵巣がん手術はロボット手術含め1600例以上にのぼる。
婦人科手術についての質問に答える無料のメール相談や電話相談も受け付けている。
白壁の屋敷などが作り出す伝統的な町並みやレトロモダンな風景が人気の倉敷美観地区の観光を兼ね、高度の医療技術を求めて県外から来院する女性も多くいる。
(ライター/斎藤紘)
一般財団法人 倉敷成人病センター
TEL/086-422-2111
ホームページ
https://www.fkmc.or.jp/
https://www.fkmc.or.jp/
虫歯や歯周病を未然に防ぐ予防歯科に注力
正しいブラッシング方法を詳しく丁寧に指導
正しいブラッシング方法を詳しく丁寧に指導
健康寿命の延伸に効果
専門的なPMTCも実施
「虫歯や歯周病を未然に防ぐことが、歯そのものの健康を保つとともに、一生涯自分の歯で食べられることに繋がり、身体全体の健康維持・増進にもなりますし、将来の健康寿命の延伸に大いに寄与できると考えます」
東京・大田区で地域のかかりつけ歯科医として信頼を集める『岡本歯科医院』の岡本徹院長が 「予防歯科」に力を入れる理由だ。歯を磨く際の正しいブラッシング方法を中心に丁寧に指導する。
「予防歯科」は、歯科先進国スウェーデンが1970年に国家戦略として取り組んだ「むし歯と歯周病の予防」戦略で世界的に重要視されるようになったといわれる診療科目。そのスウェーデン式予防歯科の中核を為すのが、歯を正しく磨くホームケアだ。
「歯は治療しても、永久に持つわけではありません。治療を繰り返すと、次第に歯にダメージが蓄積されていきます。そういったことを防ぐためにも、早期発見、早期治療とともに、正しい歯磨きで虫歯や歯周病を未然に防ぐことが大事です。普段歯磨きをしていても、本当にきちんと磨けている人は少ないのが実状です。ブラッシング指導では、歯ブラシを当てる角度や動かし方、力の入れ方などの指導を具体的に行い、健康な口内環境を保つように導いていきますが、ブラッシングだけでは落としにくい歯垢などは糸ようじやデンタルフロスや歯間ブラシなどの補助的用具の正しい使い方も指導します」
岡本院長は、小さな子どもと親が一緒に使い慣れた歯ブラシを使ってブラッシング方法を学べる親子指導も行っている。
また、ホームケアでは除去できない深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある歯垢については、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)で対応、医療器具とフッ化物入りペーストを使って歯垢を機械的に除去する。
正しい歯磨きは、虫歯や歯周病を未然に防ぐだけでなく、口臭対策にもなると岡本院長は指摘する。口の中の食べかすなどのタンパク質を分解するときに発生する物質が口臭の原因になるからだ。
『岡本歯科医院』には、生後数カ月の赤ちゃんから100歳を超える高齢者までが通うが、来院が困難な人のための訪問診療も実施している。治療では歯冠修復や欠損補綴治療などを得意としているが、治療中の痛みを和らげる努力も支持される理由だ。
「患者さん一人ひとりとしっかり向かい合いながら、『岡本歯科医院』なら安心して紹介できる、紹介して喜ばれた、来て良かった、また来たいな、といった言葉が何よりも嬉しく励みになります」とのことだ。
(ライター/斎藤紘)
専門的なPMTCも実施
「虫歯や歯周病を未然に防ぐことが、歯そのものの健康を保つとともに、一生涯自分の歯で食べられることに繋がり、身体全体の健康維持・増進にもなりますし、将来の健康寿命の延伸に大いに寄与できると考えます」
東京・大田区で地域のかかりつけ歯科医として信頼を集める『岡本歯科医院』の岡本徹院長が 「予防歯科」に力を入れる理由だ。歯を磨く際の正しいブラッシング方法を中心に丁寧に指導する。
「予防歯科」は、歯科先進国スウェーデンが1970年に国家戦略として取り組んだ「むし歯と歯周病の予防」戦略で世界的に重要視されるようになったといわれる診療科目。そのスウェーデン式予防歯科の中核を為すのが、歯を正しく磨くホームケアだ。
「歯は治療しても、永久に持つわけではありません。治療を繰り返すと、次第に歯にダメージが蓄積されていきます。そういったことを防ぐためにも、早期発見、早期治療とともに、正しい歯磨きで虫歯や歯周病を未然に防ぐことが大事です。普段歯磨きをしていても、本当にきちんと磨けている人は少ないのが実状です。ブラッシング指導では、歯ブラシを当てる角度や動かし方、力の入れ方などの指導を具体的に行い、健康な口内環境を保つように導いていきますが、ブラッシングだけでは落としにくい歯垢などは糸ようじやデンタルフロスや歯間ブラシなどの補助的用具の正しい使い方も指導します」
岡本院長は、小さな子どもと親が一緒に使い慣れた歯ブラシを使ってブラッシング方法を学べる親子指導も行っている。
また、ホームケアでは除去できない深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある歯垢については、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)で対応、医療器具とフッ化物入りペーストを使って歯垢を機械的に除去する。
正しい歯磨きは、虫歯や歯周病を未然に防ぐだけでなく、口臭対策にもなると岡本院長は指摘する。口の中の食べかすなどのタンパク質を分解するときに発生する物質が口臭の原因になるからだ。
『岡本歯科医院』には、生後数カ月の赤ちゃんから100歳を超える高齢者までが通うが、来院が困難な人のための訪問診療も実施している。治療では歯冠修復や欠損補綴治療などを得意としているが、治療中の痛みを和らげる努力も支持される理由だ。
「患者さん一人ひとりとしっかり向かい合いながら、『岡本歯科医院』なら安心して紹介できる、紹介して喜ばれた、来て良かった、また来たいな、といった言葉が何よりも嬉しく励みになります」とのことだ。
(ライター/斎藤紘)
岡本歯科医院
TEL/03-3759-4184
ホームページ
https://www.okamoto-d.net/
https://www.okamoto-d.net/
健康寿命延伸に先手必勝の戦略的予防医療
未病を見える化するmRNA健康外来
未病を見える化するmRNA健康外来
ゲノムドクターが担当
受診者に行動変容促す
『愛知医科大学病院先制・統合医療包括センター』は、国内外の大学病院で初めて、DNAの遺伝情報を伝達するmRNA(マーナ)発現解析を活用したがん関連遺伝子リスクの診断や長寿遺伝子活性化診断を実施する「マーナ健康外来」を開設した医療拠点。医学博士の福沢嘉孝教授・センター部長がゲノムドクターの深い知見を生かして診断する。診断は血液検査で行うが、1検査あたりわずか2・5㎖採血し、DNAを複製して増幅させるPCR法で得られた遺伝子別の検査データを5段階で評価し、遺伝子の働きを可視化してがん関連リスクなどを説明する。
「本外来を介して、生活習慣病予防、特にがんを未病の段階からより早期にリスク診断し、将来の健康状態を予測します。先手を打ち意識付け、行動変容を惹起させ、個々の生活習慣病を予防、改善、治癒に導くことが、当外来の担う最大の社会貢献と考えています。これにより健康寿命の延伸を実現することが可能となると考えています」
福沢教授には「こわい病気にかからない生活習慣」の著書がある。
(ライター/斎藤紘)
受診者に行動変容促す
『愛知医科大学病院先制・統合医療包括センター』は、国内外の大学病院で初めて、DNAの遺伝情報を伝達するmRNA(マーナ)発現解析を活用したがん関連遺伝子リスクの診断や長寿遺伝子活性化診断を実施する「マーナ健康外来」を開設した医療拠点。医学博士の福沢嘉孝教授・センター部長がゲノムドクターの深い知見を生かして診断する。診断は血液検査で行うが、1検査あたりわずか2・5㎖採血し、DNAを複製して増幅させるPCR法で得られた遺伝子別の検査データを5段階で評価し、遺伝子の働きを可視化してがん関連リスクなどを説明する。
「本外来を介して、生活習慣病予防、特にがんを未病の段階からより早期にリスク診断し、将来の健康状態を予測します。先手を打ち意識付け、行動変容を惹起させ、個々の生活習慣病を予防、改善、治癒に導くことが、当外来の担う最大の社会貢献と考えています。これにより健康寿命の延伸を実現することが可能となると考えています」
福沢教授には「こわい病気にかからない生活習慣」の著書がある。
(ライター/斎藤紘)
愛知医科大学病院先制・統合医療包括センター
TEL/0561-62-3311
Eメール/ampimec@aichi-med-u.ac.jp
Eメール/ampimec@aichi-med-u.ac.jp
がん治療後のリンパ浮腫治療に注力
日帰りのリンパ管静脈吻合術で実績
日帰りのリンパ管静脈吻合術で実績
低下した生活の質改善
検査で精密に症状評価
『大阪あべのリンパ浮腫クリニック』の院長三宅ヨシカズ医師は、リンパ液の流れが悪くなって手足がむくみ、重くなる、関節が曲げにくくなるなど日常生活に影響を及ぼすリンパ浮腫の日帰り局所麻酔手術で実績を重ねる日本専門医機構形成外科領域専門医・指導医。検査から手術まで重層的な診療体制で受診者の低下したQOL(生活の質)を改善する。
「リンパ浮腫の多くは、リンパ節切除を伴うがんの手術や放射線治療によってリンパ液の流れが悪くなることによるもので、進行すると皮下組織の細菌感染症や皮膚が硬くなる象皮症になる場合もあります」
治療法で力を入れているのは日帰り局所麻酔で行われる LVA手術(リンパ管静脈吻合手術)だ。
「リンパ管にバイパスを作って静脈へとリンパ液を流す手術です。体への負担が少なく、早期に行えば、より高い治療効果が望めます」
三宅医師は、治療に先立って、体組成計による部位別水分量検査や、赤外観察カメラシステム、超高周波超音波診断装置などでリンパ浮腫とリンパ管の状態を評価し、より効果があると考えられる時期や部位で手術を行う。
(ライター/斎藤紘)
検査で精密に症状評価
『大阪あべのリンパ浮腫クリニック』の院長三宅ヨシカズ医師は、リンパ液の流れが悪くなって手足がむくみ、重くなる、関節が曲げにくくなるなど日常生活に影響を及ぼすリンパ浮腫の日帰り局所麻酔手術で実績を重ねる日本専門医機構形成外科領域専門医・指導医。検査から手術まで重層的な診療体制で受診者の低下したQOL(生活の質)を改善する。
「リンパ浮腫の多くは、リンパ節切除を伴うがんの手術や放射線治療によってリンパ液の流れが悪くなることによるもので、進行すると皮下組織の細菌感染症や皮膚が硬くなる象皮症になる場合もあります」
治療法で力を入れているのは日帰り局所麻酔で行われる LVA手術(リンパ管静脈吻合手術)だ。
「リンパ管にバイパスを作って静脈へとリンパ液を流す手術です。体への負担が少なく、早期に行えば、より高い治療効果が望めます」
三宅医師は、治療に先立って、体組成計による部位別水分量検査や、赤外観察カメラシステム、超高周波超音波診断装置などでリンパ浮腫とリンパ管の状態を評価し、より効果があると考えられる時期や部位で手術を行う。
(ライター/斎藤紘)
大阪あべのリンパ浮腫クリニック
TEL/06-6635-0101
Eメール/ info@osakaabeno-lymph-clinic.jp
Eメール/ info@osakaabeno-lymph-clinic.jp
高血圧や居眠り交通事故招くリスク指摘
睡眠時無呼吸症候群の検査と治療に注力
睡眠時無呼吸症候群の検査と治療に注力
無呼吸低呼吸指数測定
最良の治療方法を選択
『かい内科クリニック』の甲斐達也院長は、高血圧症の心肥大や腎障害と血圧制御機構の関係に関する研究で医学博士の学位を取得した循環器・高血圧の専門医。その深い学識を生かして力を入れているのが脳卒中や心疾患などの重大な病気などにつながる高血圧や居眠りによる交通事故の原因になる睡眠時無呼吸症候群や生活習慣病の治療だ。
「睡眠時無呼吸症候群には、脳内の呼吸中枢の異常で起きる中枢性睡眠時無呼吸症候群もありますが、大半は睡眠中に何らかの原因で上気道が狭窄もしくは閉塞するために無呼吸が生じる閉塞性睡眠時無呼吸症候群です。その50〜60%に高血圧が合併するだけではなく、それ自体が高血圧の原因となり、高血圧の発症リスクが健常人の1・4倍から2・9倍に増加しますので、早期に検査と治療を受けた方がいいでしょう」
治療に当たっては、睡眠中の血中酸素濃度や無呼吸低呼吸指数などの検査と身体所見に基づき、生活習慣の改善やマウスピースなどの口腔内装置の使用、持続陽圧呼吸療法、外科的手術から最良の治療方法を選択する。
(ライター/斎藤紘)
最良の治療方法を選択
『かい内科クリニック』の甲斐達也院長は、高血圧症の心肥大や腎障害と血圧制御機構の関係に関する研究で医学博士の学位を取得した循環器・高血圧の専門医。その深い学識を生かして力を入れているのが脳卒中や心疾患などの重大な病気などにつながる高血圧や居眠りによる交通事故の原因になる睡眠時無呼吸症候群や生活習慣病の治療だ。
「睡眠時無呼吸症候群には、脳内の呼吸中枢の異常で起きる中枢性睡眠時無呼吸症候群もありますが、大半は睡眠中に何らかの原因で上気道が狭窄もしくは閉塞するために無呼吸が生じる閉塞性睡眠時無呼吸症候群です。その50〜60%に高血圧が合併するだけではなく、それ自体が高血圧の原因となり、高血圧の発症リスクが健常人の1・4倍から2・9倍に増加しますので、早期に検査と治療を受けた方がいいでしょう」
治療に当たっては、睡眠中の血中酸素濃度や無呼吸低呼吸指数などの検査と身体所見に基づき、生活習慣の改善やマウスピースなどの口腔内装置の使用、持続陽圧呼吸療法、外科的手術から最良の治療方法を選択する。
(ライター/斎藤紘)
かい内科クリニック
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Eメール/HPより予約受付可
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https://kai-clinic.net/
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