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HOME>商品開発物語 1つの商品やビジネスが誕生する物語に「これが売れる」ヒントが隠されている |
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民生AV機器の先駆けである企業が取り組む先進・IPセキュリティシステムの開発 |
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日本ビクター株式会社 |
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日本の民生AV機器の先駆け「日本ビクター」が、このような業務用セキュリティ機器に取り組んだのは、昭和38年に白黒の監視カメラを発売してからとなる。だからその方面にもかなりの実績があるのだ。たとえば、ビデオカメラとモニターによるリアルタイム監視によるセキュリティにはじまり、VHSビデオ技術を応用したタイムラプス方式VTRでの長時間記録システム、そして現在はハードディスクレコーダーによるデジタル記録システムが主流となっている。ここで注目したいのは、従来のアナログビデオ方式の監視システムに加えてネットワークを利用したIPセキュリティシステムの需要が急速に拡大しているという点である。
今後、セキュリティの分野で主流となると考えられるこのIPセキュリティの開発のため、「日本ビクター」はIPセキュリティソフトウェアで世界一のシェアを誇るデンマークの「マイルストーン社」とグローバルレベルでのアライアンスを結んだ。これにより高操作性と高拡張性を誇るIPセキュリティシステム『VANCS』が誕生した。この商品の主な特徴は、これまでのアナログ製品のように記録した映像を単なる証拠として残すだけでなく、データベースとしてさらなる活用ができるようになったことである。よって様々な条件での検索が可能。まさに画期的なこれからのセキュリティシステムだといえるだろう。
同社の自信作、IPセキュリティシステム『VANCS』の中核は、あらかじめズームの位置とカメラ方向を記憶させて見たい場所を瞬時に捉える『ドーム型コンビネーションカメラ』。そして、画像配信では業界初となるJPEG&MPEG4のフルデュアルストリームを実現した『ネットワークカメラ』。また、パソコンを使わずに本体のみで簡単にネットワークを構築できる『VR-N1600』がある。 |
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「もはやスピーカーではない。これはまさに楽器である!」 |
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株式会社シーベル |
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監視セキュリティシステムや大型映像システムなど、システム設計から施工までトータルサポートを行なってくれる「シーベル」。防衛庁、銀行、デパート、パチンコホールの監視カメラシステムや、テレビ会議室、各種管制室、競技場ロビーインフォメーションシステムなど数多くの実績を残し、クライアントから厚い信頼を集めている。
同社が今、最も力を入れているのが「波動スピーカー」。これは店舗や公共スペースのどこに置いてもその空間全体を包み込むような音で満たしてくれる多次元スピーカーで、一つのボディでありながらステレオ以上の立体感、臨場感を演出してくれる。従来のスピーカーは2本のスピーカーとリスナーから音を出すことにより臨場感を作り出してきた中で、これは画期的な構造だ。余分な機材を用意しなくてよい分コスト削減につながるし、何よりも室内の景観を崩すことなく本格的な音が楽しめる。現在、ホール・ブティック向けのものから寝室、書斎向けのものまで四種類あり、広さや用途によって使い分けることができる。
さらに「シーベル」はリアルタイム映像表示システム「VEID(ベイド)」も手がけており、DVD映像やオリジナル映像、一般放送などの複数ある映像を、簡単なパソコン操作で同時表示させることができる。大型の液晶で誰にでも見られるテレビ映像を流している店舗はよく見かけるが、複数の映像を同時放映している店は珍しい。ホテルなどで周辺の観光スポットやショップ情報などを流せば、大きなプロモーション活動にも繋がるだろう。
聴覚から視覚まで、従来にない方法で五感に訴えかけるツールを次々に開発していく「シーベル」。独創性もさることながら、汎用性や操作性を重視した戦略が見逃せない。企業の集客・広告媒体としてはもちろん、個人的なアミューズメントとしても、ぜひ注目してほしい。 |
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火山に眠る資源の可能性に着目。石材の全国販売で経営強化をはかる |
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株式会社陶石麻照
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景気低迷や公共工事の減少など、地域で活躍する建設業者にとって今は逆風真っ只中。この厳しい状況下において、全国の建設会社は生き残りをかけ厳しい競争を強いられている。品質向上、コスト削減、差別化、戦略、そして近年目立つのが「地域資源の有効活用」だ。全国各地にはさまざまな地域資源が眠っている。愛媛県東温市内の採石場にある「流紋岩」もその一つ。火山岩の一種で、溶岩流時に岩脈として現われる。最近の研究では流紋岩に遠赤外線効果、抗菌・耐火効果が確認されており、有益な地域資源として注目を集めている。
この資源に着目し、地元の商品開発と全国販売に乗り出すことを考案したのが、愛媛県松山市にある建設会社「オオノ開発」だ。経営基盤の強化をはかるべく、徳島大学との連携によって開発に着手。製造・販売は関連会社の「陶石麻照」が行ない、商品化を実現した。
開発された商品は『陶石マテラ』。流紋岩を粒子状に加工したもので、これまでは抗菌・耐火効果を生かしたガーデニング用砂利、玉石などの販売を展開した。今後は遠赤外線効果を掲げ、新陳代謝の促進により肌を活性化させる化粧品、遠赤外線タオル、下着、建築資材などに着手していく予定だ。
落ち込みが止まらない公共工事への依存から打破すべく、民間建設会社が大学やメーカーと連動して実現させた商品。これまで未開拓だった資源の有効活用をはかる新鋭として、今後の動向を期待したい。 |
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組み合わせでさらなる効果を生み出す『J-GREEN認証製品』の商品群 |
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ジョンソンディバーシー株式会社
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地球環境保護に対する意識が高まる中、世の中には環境に配慮した様々な商品が出回るようになった。たとえば、一時期騒がれたシックハウス症候群。これは建物の建材や塗装、接着剤などが原因の一つと考えられ、ホルムアルデヒドなどの有害物質を含まないものが大いに求められた。それは個人においても企業においても、同様に深刻な問題と言える。ここではオフィスの床に最適な環境配慮型のワックスとクリーナーを開発した会社「ジョンソンディバーシー」の商品開発をご紹介しよう。
ご承知の通り、オフィスは社員が一日の多くの時間を過ごす大切な場所である。そんな社員の健康維持を考えたのが、「ジョンソンディバーシー」の『グリーンプラスワックス』。この商品は高い耐久性、優れた浸透効果、リノリウム床にも安心して使えるという大きな特徴がある。さらに中性で床材の変色を抑え、人にも安心なワックスなのである。
また、床洗浄の際にも同様に環境配慮型のクリーナーを使いたいものである。そこで登場したのが『グリーンプラスフロアクリーナー』だ。これは中性で高生分解性のクリーナー。強力な洗浄効果を発揮し、泡立ちが少なく、作業効率が向上。さらにトイレルームを含む日常清掃に最適な『グリーンプラスマルチクリーナー』にも注目したい。100倍希釈まで除菌効果があり、無香料。だから安心なのである。
環境配慮型商品を開発している「ジョンソンディバーシー」では、作業時や周囲に危険性が少なく、環境汚染の未然防止と環境負荷低減を目的とする環境配慮型製品の自社開発基準として〈J-GREEN製品認証〉基準を制定し、その基準をクリアする製品を〈J-GREEN認証製品〉として提供している。このような地球と人を考えた企業の姿勢に注目したい。 |
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誰でもすぐにプロ級!
美味しさと効率を両立させたオムライス・出し巻き玉子焼き機 |
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株式会社ダイハン |
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火加減やタイミングが難しいオムライスやだし巻き玉子を、初心者でもすぐにプロ顔負けの仕上がりに作ることができるマシンが登場した。開発にあたったのは「ダイハン」。もともと全自動加工機、特に玉子関連の加熱加工機を製造していた同社が、その後もっと小型・簡易で安価な機械をという声が高まったことがこのマシンが誕生したきっかけだという。
『オムライスン』はその名の通りオムライスを作るためのマシン。手順は実に簡単で、電気制御により自動で適温になった鍋にたまご液を流し込み、オムライス型をセットし、最後に中央のくぼみになった部分に調理されたライスを入れるだけ。操いが簡単なので、中にチーズやソースを入れた創作オムライスも。蓄熱のため、鍋に厚みを持たせたことで、あっという間に中はとろとろ外はふわふわのオムライスができあがる。また美しくて手作り感十分のだし巻き玉子なら『マニュエッグ』におまかせだ。秘密は鉄板。たまごの巻き始めと巻き終わりに設けた絶妙な温度差を持たせた特殊な鉄板が、空気と油を理想的に含んだ絶品だし巻き玉子を作り上げる。中にうなぎやチーズなどお好みの具材を入れることも可能なので、バリエーション豊富なだし巻き玉子を作ることができる点も魅力だ。コンパクトで周囲が熱くならない設計が調理環境を最適に保つ。
『オムライスン』も『マニュエッグ』も味付けは各自。お店の味を守りつつ、失敗や手間を最小限に抑えた調理を可能にする両マシンは、レストランなどたまご料理を扱う店舗で活躍すること間違いないだろう。 |
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手間・コストを省いて売上アップ!顧客も劇場も喜ぶチケットレスサービス |
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株式会社ウインズ |
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電子マネーが急速に普及している今日、航空券の発券などではすでに携帯電話を利用したチケットサービスが普及しているものの、劇場や映画館への導入はまだまだ進んでいないのが現状。そこに目をつけて開発されたのがこの
ウインズ・チケットレスサービス だ。
開発にあたったのはコンピュータ技術を駆使し、様様なニーズに対応したシステムやサービスを数多く構築している「株式会社ウインズ」。
変化の激しいこの業界で、「信頼ある技術基盤でたゆまぬ進歩を」を経営スローガンに構え、堅実に事業を展開している会社だ。
利用方法はいたって簡単。パソコン・携帯電話のインターネット環境上でチケットを購入すれば、あとは公演当日の劇場到着時にクレジットカードを発券機に差し込むだけで、購入したチケットが受け取れる。
また劇場の運営する側では、24時間購入受付できる窓口設置が可能になり、利用者の増加が期待できる、チケット販売業者に委託する必要がないので、手間やコストが削減できる、公演情報や販売状況が自由かつオンタイムで更新できるという3つの利点がある。つまり、コスト管理とマーケッティング戦略の双方に有効なのだ。
さらに、 ウインズ・チケットレスサービス は1時間に30万通のメール配信可能な ウインズ・メールサービス
と組み合わせれば、キャンペーンの案内など、メール会員へのきめ細かいサービスも実現できる。
『ウインズ・チケットレスサービス』は、現に大阪のなんばグランド花月やうめだ花月、東京のルミネtheよしもとや渋谷パルコ劇場など有名劇場で導入されており、好評を博しているそうだ。今後の需要増加が期待できるサービスだ。 |
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