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『去勢抵抗性前立腺がん』の先進的な治療を
ドイツの病院で受けられるよう全面支援

希望者に同行して支援
国内治療を目指し活動


 日本人男性のがんで最も多い前立腺がんの治療法の一つ、ホルモン療法の効果が出づらくなったものを『去勢抵抗性前立腺がん』という。その最先端治療法の一つに、前立腺がんだけを標的として細胞レベルで放射線治療を行うことのできる『PSMA治療』がある。欧米だけでなく、アジアの国々でも行われているが、日本では放射性物質の取り扱いに関する法的制限があるため未だに承認されていない。この現状を打開するために、『PSMA治療』の開発国ドイツの大学病院での渡独治療の支援で異彩を放つ医師がいる。ドイツ留学の経験がある医学博士、『神戸国際医療連携クリニック』の福島和人院長。この活動と並行して、『PSMA治療』を国内で受けられるための医療環境の整備と早期国内導入に向けた活動にも力を入れる。
「前立腺がんは比較的発育が遅く、血液検査で早期に発見されることも多いため、適切に治療すれば命を脅かすことは少ないといわれています。しかし、中には非常に発育が早く治療をしても再発や転移を起こす場合もあり、残念なことに命を落とす方が後を絶ちません。手術や放射線治療後に再発、転移を起こした前立腺がんに対しては、通常、男性ホルモンの分泌の働きを抑制するホルモン治療が行われますが、この治療を行ったにもかかわらず再発してしまったものを去勢抵抗性前立腺がんといいます。『PSMA』は、前立腺特異的膜抗原を意味するProstate Specific Membrane Antigenの頭文字で、前立腺がん細胞の表面に存在しているタンパク質です。このタンパク質に結合する分子標的物質に放射線の一種β線を発生させる放射性元素、『ルテチウム/177』をつけ、そこから放出される放射線でがん細胞を選択的に攻撃するのが『PSMA治療』です。ドイツで開発され、その効果は2017年から主要な国際学会で軒並み発表され、世界中で大変な注目を集めています。抗がん剤に比べ、正常な臓器への影響が少ないのも大きなメリットです」
『PSMA治療』の渡独治療の支援は、福島院長が客員教授として留学していたドイツ「ヴュルツブルク大学」で日本人の『去勢抵抗性前立腺がん』の患者さんを受け入れたのがきっかけで始まった。コロナ禍でドイツへの入国が制限され、日本人の受け入れも中断されが、留学時代の同僚であったLapa医師が「アウグスブルク大学病院」の教授として赴任していたため、日本人の受け入れを依頼、快く受け入れてくれたため、コロナ禍でも何とか渡独治療の支援を継続することができたという。
 加えて、この3年間で日本女性の医療通訳者の全面的な協力を得て、ドイツ入国時から入院中、退院後、帰国に至るまでの間、24時間体制でサポートを受けられるようになり、外国語が得意ではなく、海外旅行が初めての患者さんとその家族でも安心して治療を受けられる体制を整えて、2023年9月から『PSMA治療』の渡独治療の支援を本格的に再開した。
 渡独治療の前提となるのが、福島院長がクリニックのセカンドオピニオン外来で行う『PSMA治療』適応判定だ。
「『PSMA治療』を希望する理由は、去勢抵抗性となり、抗がん剤治療まで行い、日本で行える治療法がなく、緩和ケアを勧められた方や抗がん剤の副作用を懸念し、抗がん剤を用いる前に『PSMA治療』を希望される方など様々ですが、『PSMA治療』を受けたいからといわれたから紹介するのではなく、患者さんにとって『PSMA治療』が最適なのかを判断するゲートキーパーとして当クリニックではまず、『PSMA治療』以外に、日本で行える治療法がないか検討します。その患者さんにとって『PSMA治療』が最適であると判断した場合、現病歴や既往歴、処方内容、血液検査、画像診断レポートなどの臨床情報を翻訳し、それらの臨床情報をカウンターパートであるLapa教授に送付し、臨床情報を共有し、意見を交わした上で、『PSMA治療』以外の治療法も選択肢に入れ、最終的にドイツで『PSMA治療』が受けられるかを判定します」
『PSMA治療』適格者と判定された後は、入院の手続きから渡独、同伴家族の滞在中の宿泊などの支援にいたるまで全面的に支援するが、『PSMA治療』を受けられるかどうかの判断は、渡独後の入院前に行われる「ガリウム|68 PSMA PET/CT検査検査」という特殊な検査を通して行われる。『PSMA』が実際にがん細胞に十分に集積していることがこの治療には不可欠だからだ。『PSMA』の集積が確認されると、「ルテチウム|177 PSMA」を静脈から投与し、2日間の経過観察の後、退院する。現在、ドイツではより多い量を、より短い間隔で、より多く行う傾向にあり、このような治療の流れを4~6週間おきに4~6回行うのが標準になっているという。
 コロナ禍が明けた現在、患者さんが初めて『PSMA治療』を受けられる場合、可能な限り福島院長自らが同行して、治療方針を左右する「ガリウム|68 PSMA PET/CT検査」から立ち会い、ドイツの医師団と今後の治療方針を決定し、実際の『PSMA治療』から退院までをサポートする予定であるという。
「『PSMA治療』を継続するかは最低2回は『PSMA治療』を受けて、バイオマーカーであるPSAが低下するか見極める必要があります。これまでの経験で約3分の1でPSAが低下しますが、約3分の1でPSAが上昇傾向のままです。そのような場合でも、次の選択肢として、改良された『PSMA治療』薬や全く異なる分子を標的とした治療薬が臨床試験も行われており、適応があれば臨床研究に参加できるのが『PSMA治療』開発国であるドイツの強みです」
 福島院長は今後の日本の課題は、「PSMA治療」薬の早急な薬事承認と同時に『PSMA治療』を受けられるかを決定する「ガリウム|68 PSMA PET/CT検査」の早期導入であるという。
「これまでのドイツでの治療経験の中で、治療直前に行われる「ガリウム|68 PSMA PET/CT検査」で、病変に『PSMA』が集積しなかったり、ほとんどの病変に『PSMA』が強く集積していたにも関わらず、肝臓の病変にだけ『PSMA』が集積していなかったために、渡独したものの『PSMA治療』を受けることができなかったケースを経験してきました」
 日本で「ガリウム|68 PSMA PET/CT検査」を行うことができれば、このような事態は起こらず、もっと早い時点で『PSMA治療』の効果が期待できる症例を日本で選別できるという。
「提示した症例のように日本でも行うことのできるF|18 FDG PET/CT検査では、病変は少なく見えますが、「ガリウム|68 PSMA PET/CT検査」を行うと、より多くの病変を、より鮮明に描出することが可能です。これは、現状の日本で行える画像診断では遠隔転移がないと考えられていた症例に遠隔転移が検出される可能性があることを意味します。実際に「ガリウム|68 PSMA PET/CT検査」を取り入れることにより、手術や放射線治療などの治療方針が変更されたことが欧米で報告されています」
「ガリウム|68 PSMA PET/CT検査」の導入により、前立腺がんの治療方針を一変させる可能性があると福島院長は指摘する。
『PSMA治療』は日本核医学会が2021年に作成し、2022年に改定した「ルテチウム|177 PSMAリガンドの治験適正使用マニュアル」に基づいて治験が行われているが、福島院長は『PSMA治療』が承認されるまでまだ数年かかるとみている。ドイツでの『PSMA治療』は、渡独に伴う体力的な負担だけでなく、経済的にも負担が大きいことなどの課題を指摘し、海外渡航治療の負担を無くすために『PSMA治療』を国内で受けられるよう核医学医療施設を神戸市内につくることや、速やかに保険承認されるための活動に力を入れていく考えだ。
(ライター/斎藤紘)

神戸国際医療連携クリニック
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地域医療に貢献して40年の歴史を刻む
新院長の方針の下安心・安全な医療を提供

知事祝辞で貢献に感謝
新病棟建築で医療拡充


 北埼玉地域最大の医療拠点、埼玉県羽生市の『医療法人徳洲会羽生総合病院』が2023年9月、開院40周年を迎え、10月から髙橋暁行・新院長の下で新たな歩みを始めた。2024年4月には、敷地内北側で建築中の回復期リハビリ病棟と障害者病棟から成る新病棟が完成する予定で、診療体制が拡充し、地域医療への貢献度がさらに大きくなる。
 同病院は、1983年9月に病床166床の「埼玉医療生活協同組合羽生病院」としてスタートし、1999年に名称を『羽生総合病院』に変更。2018年に約900m離れた現在の場所に新築移転し、2022年に同組合から医療法人徳洲会へ法人移譲するという歴史を辿り、25の診療科と病床数311床を擁する医療機関に成長した。
 2003年から20年間経営を担った松本裕史・前院長(徳洲会専務理事)は、世界中から難病患者が訪れる米ミネソタ州のメイヨー・クリニックをモデルに「どんな患者さんも断らず受け入れる」スタンスを貫き、先進医療技術や機器の導入でがん治療や健診部門を強化したほか、国内屈指の不整脈治療の名医、新田隆・前日本医科大学心臓血管外科教授を循環器総括顧問として迎え、同大学心臓血管外科との連携も実現、検査から治療、術後ケアまでカバーする地域完結型の医療体制を構築した。
 2023年9月3日に熊谷市のホテルで開かれた開院40周年記念式典には大野元裕埼玉県知事もかけつけ、救急車の受け入れ率が県内トップクラスであること、コロナ禍では県の要請に応えて多くの感染者を受け入れたことに感謝し、「県民が地域で安心して暮らせるよう今後も質の高い医療提供へのなお一層の力添えをお願いします」と挨拶した。
 2019年から副院長として松本院長を支えてきたのが、循環器専門医と総合内科専門医の資格を持つ髙橋・新院長だ。受診者を最初に診断する内科を強化するなど、地域のかかりつけ医としての同病院の役割に即した診療体制の充実化に力を注いできた。院長就任に当たっての言葉から新たな決意が伝わる。
「地域の方々にとって掛かって良かったと思える、安心、安全な医療を提供できる病院を目指します。地域の皆様と病院との信頼関係が安心、安全な医療の入り口になると考えます。また、当院に求められていることは地域完結型の医療ですので、診療機能をさらに発展させ、専門性を高めることで、安心、安全な医療を提供していきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

医療法人 徳洲会 羽生総合病院
TEL/048-562-3000 
Eメール/hanyuhp@fureaihosp.or.jp

前立腺肥大の治療に高温水蒸気療法を導入
前立腺肥大が縮小し排尿機能が改善

先進技術を逸早く導入
1泊入院で治療が可能


 高齢化と共に増える男性の前立腺肥大症の治療に最先端の高温水蒸気療法を逸早く導入したのが『横須賀市立市民病院』の泌尿器科だ。医学博士の藤川敦診療部長は、効率的で治療効果の高い療法と強調する。前立腺肥大症は、加齢と共に前立腺が大きくなって、その中を通る尿道が圧排され、排尿困難、頻尿などの症状を引き起こす疾患。その最先端の治療法が2023年5月に関東の医療機関のトップを切って導入した米国の世界的医療機器メーカー、ボストンサイエンティフィック社製の『Rezum(レジューム)システム』による高温水蒸気療法だ。
「『Rezumシステム』は、経尿道的内視鏡から前立腺の肥大部位に細い針を数力所にわたって打ち込み、100度近い水蒸気を前立腺に注入する方法で、前立腺肥大が徐々に変性、縮小し、術後排尿機能の改善が認められます。この方法では治療効果が限定される、非常に大きい前立腺肥大に対しては、高温のレーザー波による切除・蒸散術を併用して治療します」
 手術時間は15分程度で済み、1泊入院での治療が可能という。
(ライター/斎藤紘)

横須賀市立市民病院 泌尿器科
TEL/046-856-3136(代表)
ホームページ 
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乳房X線撮影の新技術で乳がんを早期発見
最適圧迫機構で装置の圧迫時の痛みを軽減

初期病変を高画質描出
被ばく線量を大幅低減


 最新の乳房X線撮影装置を導入し、早期発見が重要な乳がんの検査の精度を大きく高めたのが『横須賀市立市民病院』の女性乳腺外科外来だ。装置には、圧迫時の痛みを軽減する機構も備わっているという。
 この装置は、2023年9月に導入したシーメンスヘルスケア社製のフルデジタル乳房X線撮影装置の最上位機種『MAMMOMAT Revelation(マンモマート レベレーション)』。放射線技術科の赤松芳行放射線技師によると、乳房を複数方向から撮影して薄いスライス画像に構成する技術である広角トモシンセシス撮影が可能な装置で、X線管だけを大きく動かして撮影する。狭角撮影に比べて深さ方向の分解能に優れ、組織に隠れて見えなかった領域の初期病変を高画質で描出できるという。
 また、被検者の乳房の形にそってしなるソフトな圧迫板と乳房に触れると圧迫板がゆっくりと動いてポジショニングする最適圧迫機構を備え、正確な位置決めと圧迫時の痛みを軽減することができる上、X線による被ばく線量を最大30%低減する技術も備わっているという。
(ライター/斎藤紘)

横須賀市立市民病院 乳腺外科
TEL/046-856-3136(代表)
ホームページ 
https://yokosuka-shimin.jp/

高度急性期から回復期慢性期、
介護医療院の経験を基に地域住民の健康維持に使命感

大学院教授などを歴任
信頼される医療目指す


 17の診療科と8分野の専門外来を擁する『加治木温泉病院』の夏越祥次院長は、留学したドイツのミュンヘン工科大学時代も含め、消化器がんの外科治療と術前診断、分子生物学的・遺伝子学的視点からみたがんの悪性度、がんの微小転移、局所がん化学療法などの研究を重ねてきた。鹿児島大学大学院医歯学総合研究科消化器・乳腺甲状腺外科学教授、鹿児島大学病院長、同大副学長を歴任し、2020年に同病院の院長に就任した後は、高度急性期病院での深い医学知識と豊富な臨床経験を生かして、回復期・慢性期、介護医療院で地域住民の健康維持に力を注いでいる。
 専門分野であるがんの治療について、夏越院長のスンタスが伝わるのが、大学病院長のときの医療専門紙・九州医事新報のインタビューで示した見解だ。
「進行がんに対して、まず化学療法、放射線治療をして、その後、手術をするといった集学的治療への関心が高まっています。現病院に移ってからは、癌の治療成績を向上させることは、平均年齢が上がることにつながります。高齢者の増加によりがんに罹患する年齢も高くなり、また治療効果により若いがんサバイバーの方が増え、高齢化してきます。超高齢化社会を迎えることになりますが、がんを罹患しても元気な高齢者である必要があります。がんの患者さんは、全高齢者から見ると一部であり、脳血管障害、心疾患、さらに今後増加すると考えられる誤嚥性肺炎、骨折後の廃用性症候群への対応も重要となります」
 夏越院長はまた、地域医療の担い手としての使命感も鮮明だ。
「地方の人口減少ならびに少子高齢化、病床数の削減により地域医療が厳しくなる中、当院は姶良地区のみならず、姶良市周辺市町村の患者さんのお役に立てるように努力していきます。今後、急性期病院は集約化され、在院日数の短縮が必要となります。急性期病院からの受け皿としての役割を担うことが重要となります。また、リハビリテーションが必要な患者さん、透析が必要な患者さん、その他の慢性疾患や悪性疾患を有する患者さんはもとより、回復期、慢性期の入院の患者さんをできるだけ早く自立できるように支援することが大事です。若い人から高齢者に至る全世代の皆さんが、元気で活気のあるまちづくりを目指して、職員が一丸となって、安心、安全そして信頼される医療を目指していきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

医療法人 玉昌会 加治木温泉病院
TEL/0995-62-0001 
Eメール/ kaon@gyokushoukai.com
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ライフスタイルに合わせた糖尿病治療
原因となる生活習慣見直しの指導も

早期の診断治療を促す
重症化を防ぐ診療体制


『医療法人社団ミレナ会日暮里内科・糖尿病内科クリニック』の竹村俊輔院長は、糖尿病の合併症である糖尿病腎症に関する研究で医学博士の学位を取得した日本糖尿病学会糖尿病内科専門医。糖尿病に苦しむ一人ひとりのライフスタイルに合わせたきめ細かい治療に徹する。
「糖尿病は、膵臓から出て、血中の糖を細胞内に移行させることで血糖値を下げるホルモン、インスリン作用の不足に基づく慢性の高血糖が続く状態をいいます。高血糖が続くことで動脈硬化が進行し、神経障害、網膜症、腎障害の三大合併症を引き起こし、さらに脳卒中、心筋梗塞のリスクにもつながる疾患です。糖尿病は、大きくわけると1型と2型があります。さらに薬剤、遺伝子疾患などによるその他のタイプ、妊娠糖尿病があります。1型糖尿病は、インスリンを分泌する膵臓が何らかの原因で壊れてインスリン分泌が低下することで発症します。日本人における糖尿病患者の95%は2型糖尿病であるとされます。2型糖尿病は、遺伝的素因に過食や運動不足などの生活習慣、肥満、ストレス、加齢などの環境因子が加わり発症するとされています。糖尿病における合併症の進行は、生命の危機に繋がるため、早期の診断、治療が重要になります」
 糖尿病治療は食事療法と運動療法を基本に、血糖コントロールが難しい場合は適切な検査を行いながら内服薬、インスリンやGLP-1作動薬などの注射薬による薬物療法を併用するという。
「当院では、患者様の年齢、生活背景、合併症有無、インスリン分泌能などを評価することで患者様一人ひとりに合わせた治療方針を検討します。患者様と一緒に考えながら治療を進めていきます」
 また、2型糖尿病は生活習慣病であることから、竹村院長は、過食や偏食、運動不足、喫煙や飲酒、睡眠不足や不規則な生活といった生活習慣の見直しについての指導やアドバイスなどを行うほか、健康診断の結果に不安がある場合も相談に応じている。
 竹村院長は、勤務していた大学病院や地域中核病院で重症化した糖尿病患者の診療に当たってきたが、早期からの治療ができていれば重症化せずに済んだ症例が多くあったという。また、仕事が多忙などの理由で診療時間に合わず通院できなくなった例も少なくないことから、重症化を未然に防ぐために土日も診療するなど通いやすいクリニックとして開業したという。
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 ミレナ会 日暮里内科・糖尿病内科クリニック
TEL/070-8999-3364
ホームページ 
https://nipporinaika-clinic.com/

整形外科の観点から健康寿命延伸に注力
運動・食事・睡眠を重視し最適療法を提案

認知症の予防にも効果
健康体操教室など開催


 整形外科の観点から健康寿命延伸に注力運動・食事・睡眠を重視し最適療法を提案認知症の予防にも効果健康体操教室など開催。
「健康獲得、維持のためのトータルライフサポート」をコンセプトに2023年に開院した『名東整形外科からだクリニック』の渡邉一貴院長が力を入れるのが、高齢化、長寿命化で重要性を増す健康寿命の延伸だ。運動療法や食事療法、睡眠の質の改善、加齢とともに低下する身体能力を取り戻すリハビリテーションなど包括的治療・サポートで実現を目指す。
「日本人の平均寿命は世界でトップ級になりましたが、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活することができる健康寿命は、寝たきりなどの介護を要する期間を含む平均寿命より男性で約9年、女性で約12年も短いのです。このため、長い人生の中で自立した生活を送る期間をいかに伸ばすことができるか重要です。当院では、健康寿命の阻害要因であるロコモティブシンドロームや認知症の発症を整形外科の観点から予防することで、加齢により心身が衰えた状態を表すフレイルとなることを防ぎ、健康寿命の延伸につなげます」 
 ここで重視するのが運動、食事、睡眠だ。
「運動器関連の要介護認定は、全体の4分の1に達します。高齢者における骨折は健康寿命を短縮させる直接的要因となるため、当院では骨粗鬆症の治療だけでなく、転倒を予防するためのバランス感覚や瞬発力の低下を防ぐトレーニングを行います。また、肥満は内科的疾患のリスクを高めるだけでなく、膝や腰などの体を支える骨や関節への負担を増加させる原因となりますので、トレーニング開始前には体組成測定器Inbodyで体脂肪量、筋肉量やその分布を計測し、現状を把握した上で、個々の身体的特徴に合った運動や食事のプログラムを提案します。さらに、睡眠障害が認知症リスクを増大させることや適度な運動や適切な食事が睡眠の質を改善させることがわかってきましたので、生活習慣を改善し質の良い睡眠を得ることで間接的に認知症予防につなげます」 
 渡邉院長は、同クリニックに「からだケアスタジオ」を設置し、腰痛予防教室、姿勢教室、ホームトレーニング教室、認知症予防・健康体操教室、ストレッチ教室などを開催しているほか、ヨガや看護師資格を持つインストラクターによるドイツ発祥の自重トレーニング・ピラティス、管理栄養士による食育指導なども行い、正しい健康知識の発信と健康な体づくりのサポートに取り組んでいる。
(ライター/斎藤紘)

名東整形外科からだクリニック
TEL/052-773-1811

自らの力で10年前の 自分を取り戻す
メス不要の 本物の若返り術

独自レシピで安全に
消えるレベルまでクマが改善


 高度な美容外科手術と最先端の再生医療により、加齢による変化や傷跡の治療で心と体の美しさを叶えるためのサポートをする『ジョイアクリニック京都』。自身の血小板を注入して皮下組織を再生し、クマやたるみなどを改善する『PRP療法』は人気が高いエイジングケア治療である一方で、「b-FGF(線維芽細胞成長因子)」が過剰に添加され、細胞が増殖しすぎて肉芽腫やしこりなどができるトラブルが問題視されている。
 この問題に切り込んだのは、日本美容外科学会の理事であり眉毛下切開手術の第一人者でもある『ジョイアクリニック京都』の林寛子院長だ。京都大学旧再生医科学研究所及び公的機関との共同研究により、従来の問題点を克服する『Dr.Jóia式PRPF®療法』を考案した。「b-FGF」問題の根本的な原因は、治療に必要な免疫学とサイトカインのメカニズムを十分に理解しないまま治療していることである。サイトカインの中でも非常に強いパワーを持つ「b-FGF」の作用を理解した上で適切に使用しないと過剰な組織形成に繋がってしまう。過剰な組織形成を避けるためには、人体に限りなく近づけた生理的添加量を守ることが大切であり、PRP1㏄に対して「b-FGF」を10μgという量が適正であること、PRP1μl当たり100万~200万という濃度が最も効果が高いことが京大旧再生医療研究所との共同研究で判明している。その他にも皮下に注入すると炎症やしこりを作る危険性がある塩化カルシウムや炎症性サイトカインを産生し、アレルギー反応や発赤や熱感を引き起こしやすくなる白血球の添加もしていない。アレルギーや拒絶反応、持続する発赤などのトラブルのリスクを減らした安全性の高い療法だ。これまでの事故発生件数はゼロ。『PRPF療法』は、数ヵ月かけて徐々にキレイになっていくため、周りの人にもばれにくい。ヒアルロン酸や脂肪注入などでボリュームを追加しても改善が難しいシワを消えるレベルまで治療が可能なのも大きなメリット。再生した脂肪は吸収されないため、クマの修正は半永久、シワやゴルゴラインなども4年以上修正が不要。今後は、形成外科全般でケガなどの治療にも応用される。長年の経験と専門知識を活かしたワンランク上の美容医療で、若返りの夢を叶え晴れやかな心で人生を楽しめるようにサポートする。
(ライター/彩未)

ジョイアクリニック京都
TEL/075229-6388
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https://joia-clinic.com/


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TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605
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