日本が誇るビジネス大賞 2019


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「夢の大阪アニメランド王国」概念図
持ち込みは多少に関わらず、その時の相場で買取。
(一部例外あり)

代表
池田徳治 さん
父親が創業した骨董、古物商時代から約百年続く『池田哲男商店』の三代目代表。非鉄金属を扱っていた二代目代表の長兄の他界後、経営を担い、業容を各種金属スクラップの直接買取に転じ、得意先を開拓し、業績を伸ばす。
アニメランドで大阪を元気に
G20サミットを機にアピール

大阪・関西万博超える
具体的な夢の構想描く


「大阪に世界の目が注がれる機会を利用して、大阪を元気にする夢の構想を国内外に発信したい」
 金属スクラップの買取業を営む『池田哲男商店』の社長池田徳治さんは、2019年6月下旬に開催されるG20大阪サミットを前に、自ら描いた『夢の大阪アニメランド王国』構想のアピールに力を入れる。G20サミットは、メンバー国20カ国と招待国8カ国、国際機関9機関が参加する国際会議ということで、各国からのメディア関係者も来日することを考えると大変なイベントになる。
 池田さんは、持ち前の行動力でクールジャパンの代名詞ともいえるアニメをテーマとした『王国』を世界に向けて訴求するつもりだ。大阪の持つ潜在力を結集し、子どもから高齢者まで楽しめる一大テーマパークを形成する構想は、アクセスや資金調達方法まで盛り込み、細部まで計算し尽くされて具体的だ。
『夢の大阪アニメランド王国』構想は、海外から熱視線が注がれるクールジャパンの象徴であるアニメに着想を得て描かれたもので、2025年に開かれる大阪・関西万博のような一過性のイベントではなく、恒久的な大阪の経済活性化策として考えた構想だ。ユニバーサルスタジオにあるような施設は作らず、赤ちゃんからお年寄りまでが誰でも楽しめる空間形成が原則。
『王国』は、最初は交通の利便性から関西空港の対岸にある泉佐野市の「りんくうタウン」を候補地とし、日本のアニメ文化を基調にグルメランドやフラワーランド、海遊ランド、ペットランド、アジアランド、家電ランド、カジノランド、温泉ランドなどのエリアを設け、できるだけ既存の施設や企業を効果的に活用する。アクセスは、大阪市住之江区の「アジア太平洋トレードセンター」に関西の鉄道を集結し、ATCと関空をリニアモーターカーで直結、 海上ではホバークラフトの専用便を運航する。建設資金は、大阪府で特別府民債を発行して調達し、『王国』の運営収益を購入者に配分して還元することまで考えに入れている。
 人気アニメをテーマにした企画も提案し、鉄腕アトムの宇宙旅行、ワンピースの宝島、ドラえもんの空中散歩、アンパンマンの海中深海旅行、ポケモンの光の世界、ちびまる子の下町グルメなどを考えているが、子どもたちに夢を与えるものばかりだ。
 池田さんは、10年前に大阪市長だった橋下徹氏に手紙で「大阪は活気がなく、まるで冷凍庫にいる状態。国内外に大阪ここにありと言ってもらえるビッグなビジネスとして実行してもらえないでしょうか」と直訴したこともある。G20大阪サミットを機に関心が高まり、賛同者が内外に広まり現実となることに期待を寄せている。
(ライター/斎藤紘)

池田哲男商店
TEL/06-6681-3311
ホームページ http://ikedatetsuo.jp/

「これ1冊で安心/ 歯科医院経営のすべてがわかる本」
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所長
志賀暎功 さん
1958年、東京国税局総務部採用、税務講習所で1年間研修、その後、成田、日本橋などの税務署で税務調査官として納税者に向き合う。国税局資料調査課を経て、1985年、王子税務署を退職、税理士を開業。共著書あり。
相続税の過払いに注意を喚起
相続した土地の評価を重要視

土地の現況把握がカギ
過払い分は還付を請求


 税制改正で非課税枠である基礎控除額が大幅に下げられ、課税対象者が広がった相続税。その対策に頭を悩ます人は少なくない。中でも、難問は土地を相続した場合だ。土地の評価額で税額が変り、評価を間違えば、税金の過払いという事態になりかねない。国税庁出身の税務のスペシャリスト『志賀暎功税理士事務所』の所長志賀暎功さんは、土地評価の仕組みをしっかり理解し、対応することが大切と強調する。
「相続税法では、土地を時価で評価することが基本原則ですが、土地を時価で評価するのは難しいため、毎年財産評価の基準を定めています。土地は宅地、田、畑、山林、雑種地などの地目ごとに分けて、路線価方式や倍率方式という評価方法で計算します。路線価方式は、主に市街化区域内の土地を評価するときに用います。土地のある場所の標準的な宅地の1㎡当たりの価額を示す路線価に、土地の形状に応じた補正率を適用して単価を求め、地積をかけて評価額を算出します。倍率方式は、路線価の定められていない地域、主に市街化調整区域内で評価する際に用います。地域ごと地目ごとに倍率が定められていて、対象地の固定資産税評価額にその倍率を乗じて評価額を算出します」
 志賀さんはこう説明した上で、過払いを防げるかどうかは、土地の現況を把握して減額補正ができるか否かにかかっていると指摘する。
「土地を評価するときは、その土地の現況に合わせて補正します。分かりやすく言えば、四角い形で広さも適度、周辺環境も問題がない土地を100としたとき、相続した土地にどれくらい評価を下げる要因があるかを反映させるのです。よくある補正のケースを挙げれば、間口の狭い土地、道路幅の狭い土地、道路に接していない土地、いびつな形の土地、がけ地、高圧線が通っている土地、線路や高速道路のそばにあって騒音や振動が激しい土地、広すぎて使い道が限られる土地などです。補正率は評価減の要因の度合いなどによって違ってきますが、不整形地だと評価額は2〜3割下がります。広すぎて使い道が限られる土地、いわゆる広大地の場合は要件が厳しく判定が非常に難しいのですが、適用されれば最大で65%減額できます。評価を下げる要因に気づかなければ、相続税の過払いが発生してしまいます」
 相続税の過払いがわかった場合の措置も助言する。
「過払い分の還付請求は、相統税申告期限から5年以内であれば可能です。評価減となる理由を書いた申請書を税務署に提出して認められれば、相続税が再計算され、過払い分が決まります。払戻金は、申告済みの遺産分割の割合に応じて自動的に相続人それぞれに振り込まれます」
(ライター/斎藤紘)

志賀暎功税理士事務所
TEL/03-5832-9941 Eメール/ ta-shiga@ams.odn.ne.jp
ホームページ http://www.shiga-tax-ao.com/

弁理士3人、博士号を持つ技術スタッフ1人、事務スタッフ1人の陣容。

代表
岡田宏之 さん
早大理工学部卒。同大大学院理工学研究科で博士(理学)の学位取得。同大学理工学総合研究センター講師を経て2003年『パール国際特許事務所』入所。2005年、弁理士登録。特定侵害訴訟代理業務付記。2011年、代表就任。
知的財産戦略の重要性指摘
重層的支援フレームワーク

構想段階でも相談可能
権利侵害の有無も調査


『パール国際特許事務所』の代表岡田宏之さんは、早稲田大学理工学総合研究センターで原子核や素粒子、宇宙線などを研究した理学博士の学識と工業所有権に関する法令や条約、著作権法、不正競争防止法、行政法、民法、民事訴訟法などに精通した弁理士の知見を併せ持つ異色の知的財産権のスペシャリスト。知的財産の創造、保護、活用のすべてのフェーズで企業をサポートするプロセスは精緻を極めるが、その一方で、「知財のかかりつけ医」として知的財産権を分かりやすく説明し、中小企業経営者などに関心を促す啓発活動にも力を入れる。
「特許や商標について何もせず、何かをする予定も無いという中小企業の経営者に知っていただきたいのは、何もしないことで問題がないか、認識していないリスクがあるのかを知っていただくだけでも意味があるということです。自社では、特許権や商標権の取得を考えていないという場合であっても、他社に権利を取られ、せっかく発明した技術や製品の販売が他社の権利侵害となってしまい、最悪の場合、販売ができなくなくなることも考えられますので、弁理士や特許事務所を探して、いつでも相談できるようにしておくことをお奨めします」
 特許庁のまとめでは、2017年の国内の出願状況は、特許が約31万8千件、意匠が約32万件、商標が約19万件と前年を上回っている。岡田さんは、技術革新によって経済社会が急速に変革し、競争力を高めるための各企業の知的財産戦略も高度化、グローバル化している実情に目を向ける必要があると指摘する。
『パール国際特許事務所』が取り扱い可能な技術分野は、半導体や回路、情報、ソフトウエアなどのエレクトロニクス、光通信や光デバイス、光学機器などの光学、セラミックスや磁性体などの物性、材料や有機化合物、無機化合物などの化学分野、ナノテクノロジー、マイクロマシーン、医療機器、日用品、土木、建設、放射線など広範囲に及ぶが、岡田さんの元には、アイデアの段階で相談に訪れる経営者も少なくない。
「アイデアが実現可能であれば、特許取得に向けて中身を具体化していきます。権利取得に向けた申請を依頼された場合は、取得まで最短距離でサポートしますが、その前段として、権利化の可能性や他者の権利を侵害する恐れの有無についての調査を行います。また、特許出願は、独占権が得られる可能性がある一方、その技術が公開されてしまいますので、技術の公開を望まない場合は、営業秘密として管理することもサポートします」
(ライター/斎藤紘)

パール国際特許事務所
TEL/03-3988-5563 Eメール/office@pearl-pat.com
ホームページ http://www.pearl-pat.com/

医院3階にあるフィットネスクラブ。専門のスタッフによる個別リハビリや音楽療法が受けられるデイケア施設も併設。
著書「血管死を防ぐ」
マガジンハウス刊
著書「怖い血管死を防ぐ食事&トレーニングメソッド」
幻冬舎刊

院長
野田泰永 さん
筑波大学医学専門学群卒。博士(医学)。複数の大学病院を経て東京厚生年金病院外科医長。1998年『サクラクリニック』開院。日本循環器学会認定専門医。日本医師会認定健康スポーツ医、認知症サポート医。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。
健康余命の延伸を目指す診療
啓発と医学的サポートに注力

生活習慣病対策が充実
主眼は動脈硬化の予防


「住民の皆さんが元気でいられる年数を少しでも伸ばしたい」
『サクラクリニック』の院長野田泰永さんは、心臓疾患の診断方法の開発に関する研究で医学博士の学位を取得した日本循環器学会認定専門医。その専門的知見を動員して取り組んでいるのが「健康余命」に真剣に向き合うよう促す啓発活動と「健康余命」の延伸を支える医学的バックアップだ。
「統計上、各年齢の人が期待できる余命を平均余命といいますが、その値は各個人、一人ひとり残りの人生の長さと質を保証するものではありません。長さと質はそれぞれの人が今をどう過ごすかによって大きく変わってきます。しかし、ほとんどの方が予想される人生のゴールを意識しておらず、フィニッシュまでに残された時間に向き合うという発想を持っていません。その一方で、元気で長生きすることを願っています。現時点から将来に向けて自分に残された健康で普通の日常生活を送れる年数を私は『健康余命』と読んでいますが、この『健康余命』を少しでも長くするために今何をすればいいかという方向に意識を転換することが必要です。その点を受診される住民の皆さんにお伝えしています」
 診療で重視するのが、生活習慣病の予防と早期の治療だ。
「早期の生活習慣病のほとんどが何の自覚症状も伴いません。しかし、放置すれば確実に動脈硬化を進め、知らず知らずのうちに血管の老いを促し、心疾患や脳梗塞のリスクを高めます。まさに『サイレントキラー』です。治療は生活習慣病によって進む動脈硬化を予防し、血管はいかに若く保たせるかに主眼を置いて進めます。高血圧や高血糖、脂質代謝異常症など生活習慣病の治療で大切な3本柱となるのは、薬と運動と食事です。食生活のアプローチに関しては、3人の管理栄養士が患者さんそれぞれに合った栄養面のサポートをしています。具体的には、希望者から日々の食事内容を教えていただいたり、携帯アプリに食事の写真をアップしていただいて、それに基づき、改善点をアドバイスしています。運動は、院内にあるフィットネスクラブで運動不足を解消していただいています。一定期間、食事療法と運動療法を続けても脂質異常症が改善されない場合は、平行して薬物治療を行います。ただし、家族性高コレステロール血症あるいは、糖尿病や高血圧症、喫煙、家族歴などの冠動脈危険因子がある場合には薬物療法を優先させます。また動脈硬化が進んでいるかどうかを調べる血管の健康診断も行っています」
 禁煙外来を設けてニコチン依存症の治療を行ったり、認知症予備軍を早期発見するための検査をしたり、元気で長生きする健康余命を少しでも伸ばすためのサポートは包括的だ。
(ライター/斎藤紘)

医療法人 春陽会 サクラクリニック
TEL/052-801-3931
診療時間/8:30〜19:30 土曜日8:30〜13:00 水曜日の午後17:30〜20:00
定休日/日曜日・祝日・木、 土曜日午後
ホームページ http://www.sakura-cl.com/

神楽坂D.S.マイクリニック
2段目:待合フロア・受付
3段目:入院病室、病棟廊下、手術室

院長
執行(しぎょう)友成 さん
東京医科大学卒。東京警察病院外科を経て、1991年『執行クリニック』開院。2003年、「神楽坂D.S.マイクリニック」開設。日本ヘルニア学会ヘルニアのガイドライン委員、保険診療担当委員。東京医科大学地域医療指導教授。
鼠径ヘルニアの手術治療先導
理想のハイブリッド術法確立

日帰り手術へ道を拓く
1万症例超の施行実績


 お腹の中にある腸などの臓器が大腿の付け根の鼠径部の筋膜の間から皮膚の下に出てくる鼠径(そけい)ヘルニア。脱腸ともいわれ、放置すると飛び出した内臓が戻らなくなる嵌頓(かんとん)ヘルニアになって腸閉塞や腸の壊死を招き、さらには壊死した部分から全身の血液に菌が侵入し、敗血症から命に危険が及ぶこともある厄介な病気だ。厚生労働省の統計によると、現在、年間13~15万人が手術治療を受けているこの病気の「日帰り手術」を国内で最初に開始したのが『執行(しぎょう)クリニック』の院長執行友成さん。独自の手術法でこれまで実施した手術は1万症例を超える国内屈指の外科医だ。
「鼠径ヘルニアの鼠径は、睾丸がお腹の膜の外に出るための道、ヘルニアは飛び出すことを意味します。お腹の中にある臓器は腹膜で包まれ、その外を筋膜と筋肉で支えていますが、鼠径部の筋膜の間の弱いところから臓器が押し出されてしまうのが鼠径ヘルニアです。鼠径管という管の入り口の内鼠経輪から腸などが外へ向かって飛び出す外鼠径ヘルニア、内鼠径輪より内側の鼠径三角という場所から飛び出す内鼠径ヘルニア、足への血管の脇へはみ出す大腿ヘルニアの3種類に分けられます。原因としては、先天的なもの、加齢によるもの、運動や仕事などの生活習慣によるもの、他の病気が関係しているもの、妊娠などによるものが主なものです。中高年の男性に多い病気で、当院で治療を受けた人の約86%が男性です」
 鼠径ヘルニアの治療は手術以外にないという。
「鼠径ヘルニアの手術は、大きく分けて鼠径部切開法と腹腔鏡法の2つの種類があります。切開法には、腸が入り込んでいる部分の短縮と出口の閉鎖を行うMarcy法と鼠径部を3〜4㎝切開してメッシュと言われる人工補強材を使用して弱い筋膜を補強するTension-free法があります。腹腔鏡法は、腹腔鏡を使用してお腹の内側から弱い筋膜をメッシュを利用して補強するTAPP法です。当院では、これらの利点を生かした独自の手術法としてi-Hybrid法を採用しています。腹腔鏡下でヘルニアを観察し、適切な開腹箇所へ誘導し、Tension-free法によって的確にメッシュを充てる術式です。これは、すべての症例で行うものではなく、男性で陰嚢まで下垂したヘルニアや嵌頓などより進行したヘルニアや再発のケースで行います。男女、年齢に関係なく、より確実な手術を追求するために考案した理想の手術法です」
 受診者の負担、長期入院による経済的損失を考えた「日帰り手術」の詳細は著書「鼠径ヘルニア(脱腸)は入院しなくても治る!」に詳しい。
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 涼友会 執行クリニック
TEL/03-3235-9939 Eメール/t-shigyo@shigyo.jp
ホームページ https://shigyo.jp/

最先端の機器を用いて精密に検査し、説明を行う。
中右:CT(検査用)画像撮影装置

院長
多胡親孝 さん
北海道医療大学歯学部卒。東京歯科大学水道橋病院臨床研修を経て神奈川歯科大学大学院卒。歯学博士(臨床歯学)。山王グランドビル歯科を経て青木歯科で噛み合わせ治療の経験を重ね、2018年『TAGOデンタルクリニック』開院。
噛み合わせ治療で健康に寄与
科学的客観的検査データ重視

総合的歯科治療を標榜
幼少期からの処置推奨


「精度の高い診断の上に治療が成り立つ」。総合的歯科治療を標榜する『TAGOデンタルクリニック』の院長多胡親孝さんは、睡眠時、歯ぎしりの咬合接触状態に関する研究で歯学博士(臨床歯学)の学位を取得した噛み合わせ治療のスペシャリスト。最終的な診断に至るまでにあらゆる角度から検査を行い、そこから得られる客観的なデータをもとに受診者ごとの理想的な噛み合わせを導き出し、治療を進める診療方針を貫く。
 多胡さんは、虫歯や歯周病、入れ歯、、インプラント、矯正、審美治療など総合的に診療しているが、「噛み合わせ」は、すべてに共通する、噛み合わせが身体全体の健康に影響するからだ。
「お口は歯や歯ぐき、顎などが互いに支え合うようにして機能しています。噛み合わせは口を閉じた時に上の歯と下の歯が接触している状態のことをいい、特に噛み合った時の顎の位置が重要になります。噛み合わせが悪ければ、身体全体にも影響が及び、頭痛、肩や首のこり、腰や背中の痛み、顔のゆがみ、耳鳴り、血圧異常、不整脈、動悸などの問題が生じるといわれています。噛み合わせは一つのジャンルではなく、結局すべての歯科治療は良い噛み合わせをつくるための治療だと私は考えています。骨格には個性がありますから、その個性に合わせて噛み合わせを調整します」
 診断に至る検査は先入観を持たず、客観性を重んじる。噛み合わせの検査は、顔立ちやお口の中を様々な角度から写真撮影することから始まり、石膏模型を使って歯の大きさや歯並びを、咬合器を用いてあごの動きや噛み合わせを調べていく。咬合器を使用して悪い噛み合わせの箇所などを検査し、口を開閉したり、顎を左右や前方に動かしたりしながら顎がどのように動いているのかを記録し、CTスキャンや頭蓋骨のレントゲン撮影による検査で表面からは見えない顎の骨の形態を計測、数値化する。咀嚼筋や首、肩の筋肉の痛みの有無などを確認する触診、ブラックスチェッカーというシートを使った睡眠中の歯ぎしりの接触解析などを行い、それぞれの検査で得られたデータを歯科衛生士や歯科技工士とも共有し、総合的に判断して治療方針を決める。こうした客観的な検査手法を利用して総合歯科診療を行う。
「歯や骨格が作られていく幼少期から歯科医師が適切な処置をすれば、口の中のトラブルが起こりにくい健康的な噛み合わせを形成していくことができます。乳歯の頃から大人になるまで長く携わって、良い噛み合わせのお子さんたちの育成に貢献したいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

TAGOデンタルクリニック
TEL/048-430-6480
診療時間/9:30~13:00 14:30~19:00(土曜日 15:00まで) 
定休日/水・日曜日・祝日
ホームページ https://www.tago-dental.com/


院長
小菅正義 さん
日本医科大、東京薬科大卒。医師と薬剤師の国家資格を併せ持つ。2007年9月、『池袋シティクリニック』開院。一般社団法人日本旅行医学会の認定医で海外へ行く人への旅行医学診療も行う。日本医科大学大学院脳神経外科学研究生。
紫外線による目の病気に用心
有効的な対策と注意点を指摘

多量曝露で目にダメージ
角膜の表面が傷つく恐れ

 初夏から真夏へと日増しに陽射しが強くなる季節。医師と薬剤師の国家資格を併せ持ち、眼科を中心に全人的医療に取り組む『池袋シティクリニック』の院長小菅正義さんは、紫外線(UV)による目への影響に注意を促し、ダメージを防ぐ紫外線対策についてアドバイスする。
 紫外線は、太陽光の中の波長400nm以下の不可視光線。気象庁によると、紫外線量が1年で最も多いのは一般的に夏、国内では7、8月に最も多くなり、1日のうちでは晴れていてオゾン量などの条件が同じであれば、太陽高度が最も高くなる正午頃に最も多くなるという。
「光は、眼球に入ると角膜を経て水晶体や硝子体などの眼球内構造物を通り網膜へと投射されますが、紫外線の大半が角膜で吸収されるため、多量に紫外線に曝露されると目はダメージを受け、電気性眼炎や白内障、翼状片などの目の病気になるリスクが高まります」
 電気性眼炎は、紫外線角膜障害ともいい、救急受診することが多い疾患という。
「電気性眼炎は、紫外線に曝露された後、数時間から24時間を経て発症し、角膜の表面に細かい点状の傷がつく点状表層角膜症が認められ、結膜充血、結膜浮腫がみられることもあり、重症例では角膜びらんが生じることがあります。電気溶接や殺菌灯などでも起き、雪面から反射した紫外線による場合は雪目ともいいます。症状としては、目の痛みや異物感を感じたり、涙が出て白目も充血したりします。抗菌剤および角膜保護剤の点眼で治療しますが、多くの場合、2日程度で改善します」
 目の中の水晶体という部分が濁る白内障も紫外線の影響で起きることがあると小菅さんは指摘する
「白内障は、多くは加齢に伴って起こりますが、紫外線が水晶体のタンパク質を変化させて白内障を起こすことがあると考えられています。水晶体が濁り始めると、水晶体で光が散乱するため、進行すれば視力が落ち、生活の質が著しく低下します。進行した白内障に対しては、濁った水晶体を手術で取り除き、眼内レンズを挿入する方法が一般的に行われます。手術は局所麻酔で顕微鏡を使って行われ、手術中の痛みはほとんどありません」
 翼状片も紫外線に関係しているという。
「翼状片は、白目の表面を覆っている半透明の膜である結膜が目頭の方から黒目に三角形状に入り込んでくる病気で、紫外線による眼球損傷が誘因となり引き起こされると考えられています。自覚症状としては充血や異物感などがあり、それが強くなってくれば点眼などの治療を行います。根本治療には手術が必要です」
 紫外線対策として小菅さんはサングラス、コンタクトレンズ、帽子の利用が有効としながら、選ぶときの注意点も指摘する。
「サングラスやコンタクトレンズは、紫外線をカットできるものかどうかを確認することが第一ですが、色も重要です。人間の瞳は、色の濃さに比例して瞳孔が開き、色が濃いものを使用するとより多くの紫外線が瞳に侵入することがありますので、色が薄いものを選ぶことをお勧めします。また、サングラスは、上方や横からの紫外線を考慮してレンズの大きいもの、目を覆うようにピッタリとガードするタイプを選ぶべきです。帽子は、つばの幅が広いものが効果的です。側面にスキマがあるサングラスしか持っていなくても、つば広の帽子を一緒にかぶれば側面から入ってくる紫外線を防ぐことができます」
(ライター/斎藤紘)

池袋シティクリニック
TEL/03-3982-7373
ホームページ 小菅正義 医師

上:東大島整骨院
中左:押上整骨院 中右:本所吾妻橋整骨院

総院長
是枝稔彦 さん
大学卒業後、東京柔道整復専門学校入学、優等賞で卒業。整骨院、整形外科病院で臨床の勉強を重ねる。昭和63年江東区にて施術をはじめる。外傷治療経験多数。
志高い柔道整復師を募集
江東区・墨田区を中心に整骨院の充実を図る

治療で改善の喜び、逆境でも
可能性を信じて突き進む


 東京都墨田区を中心に整骨院を3店舗繰り広げている『アデロックインターナショナルコーポレーション』では、整骨院の充実を図るために、柔道整復師を募集している。職場では、育児休暇や通勤手当もあり、女性でも働きやすい環境を提供している。
 柔道整復師でもある代表の是枝稔彦先生は、自身が若い頃、スポーツで膝を痛め、整形外科で治療を受ける中で、もともと東洋医学にも少し興味があったところから、好奇心に火がつき、その道を志したという。やがて患者さんを治療するようになり、「治療を受けて楽になった」といわれることが、一つの喜びに変わっていった。逆に、いくら治療しても、症状がなかなか改善しないと、今度はどういうふうにアプローチしていこうかと、何度も勉強し立ち向かっていく。「この仕事には終わりがない」と実感した。
 以来、20数年の月日が流れた。月々日々に探求心は強まるばかりで、同じ「腰痛」でも、いろいろなケースもある。それをどのようにして治していったらよいのか、ということを考える。腰痛なので腰を見ていったら、じつは足首が原因だったりする。それはやはり経験していかないとわからないことだ。また、内科などいろいろな先生にも聞いてみるという。そうしたところ、違うところが痛みの原因だった、ということもあった。その人にあった独自の治療になったりすることもある。
『アデロックインターナショナルコーポレーション』では、「実費治療」というのがある。保険が使えないという場合は、制約が無いので、いろいろな治療ができたりする。いま患者さん達に心がけているということは、「心身一助」ということ。つまり、ただ体だけを治すというのではなく、痛いと体自体も落ち込んでいるので、全体を診るようにしている。心のケアも含めたその人を診るという。根気強く心のケアにあたったり、手段を尽くしていく中で、なんらかの糸口がつかめたりするという。どんな時にもざっくばらんで探求心が旺盛だ。そんな院長を頼りに患者さんたちも来るのだろう。地域発展のために、江東区・墨田区を中心に活動されている地元の救世主だ。
(ライター/吉尾訓明)

AIC整骨院グループ
TEL/03-3682-5907
東大島整骨院 TEL/03-3682-5906
本所吾妻橋整骨院 TEL/03-3625-1072
押上整骨院 TEL/03-3626-2182 
ホームページ http://www.aderok.com/


〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605