日本が誇るビジネス大賞 2022

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これからの日本経済を支える
サービス&ビジネス
高機能高精度の分析装置を開発
小型で操作性に優れた製品二種

構造推定や定量に活躍
60年超の研究の結晶


 研究機関などで使われる分析装置で、機能、操作性、分析精度で高い評価を得ているのが『 日本分光株式会社』のフーリエ変換赤外分光光度計『FT/IR-4X』とパームトップラマン分光光度『PR-1s/1w』。60年超の光分析機器研究開発の結晶ともいえる新製品だ。『FT/IR-4X』は、主に粉体や液体などの構造推定や定量を赤外領域の光を使用して行う小型分析装置。主要部品の長寿命化と従来製品に比べ、大きさで40%減、消費電力で30%減を達成した。『PR-1s/PR-1w』は、手のひらに収まる超小型ラマン分光光度計。分子振動情報を取得し、分子構造や物性を評価する装置だ。測定操作はシンプルで分かりやすく、測定対象は液体から固体まで幅広い。従来のラマン分光光度計のイメージを覆す低価格でありながら、洗練されたハードウェアと充実のデータ処理機能で高品位なラマンスペクトルを取得できる。
(ライター/斎藤紘)

日本分光 株式会社
TEL/042-646-4111 
Eメール/sales@jasco.co.jp
ホームページ 
https://www.jasco.co.jp/

特殊ホースで多様な産業に貢献
3D積層造形技術の製品も提供

軽量で高耐久のホース
アクチュエータも開発


『日本ハイドロシステム工業株式会社』は、小型軽量、高耐圧、高耐久の『特殊ホース』とその『配管システム』、『3D積層造形技術AM』で、自動車、航空・宇宙、ロボット、環境・エネルギー、海洋、医療など多様な産業に貢献する会社。過酷な環境に耐えるレースカー用の『特殊ホース』を開発し、提供してきた技術力が基盤だ。『特殊ホース』は、チタン合金やカーボンファイバーなど軽量素材を使用し極限までの軽量化を実現。それを組み込む機械装置内で機能を最大化する配置も提案する。『AM』は、金属や樹脂の加工技術の一つで、付加価値の高いAM製品の製造だけでなく、設計から解析、造形評価に至るまで包括的なサービスを提供する。また、同社は、電気や空気圧、油圧などのエネルギーを機械的な動きに変換し、機器を正確に動かす駆動装置である『アクチュエータ』の開発にも力を入れている。
(ライター/斎藤紘)

日本ハイドロシステム工業 株式会社
TEL/045-595-0151 
Eメール/info.jhi@tr-d.co.jp
ホームページ 
https://www.jhi.co.jp/

造水事業や災害用井戸の建設などに役立つ
本邦初の地下水価格マップ完成

産総研との連携で作成
地域ごとの区画で表示


 井戸や地下水関連事業で、110年の歴史を刻む『株式会社日さく』が、産業技術総合研究所と連携し、本邦初のデジタルデータ『地下水価格マップ』を完成させた。近年、災害時対応や経済性から地下水の注目度が高まっている社会状況を背景に、同研究所の地下水に関するデータベースを利用し、同社の経験に基づく井戸の場所や数量、活用法などによる地下水の価値評価を加えて作成したもので、災害用井戸の建設を目指す自治体やきれいな地下水が必要な半導体メーカーなどの利用を想定する。同マップは、全国を各市町村や地域ごとに500m区画で区切り、その区画にどの程度の地下水があるのか、その水量と価格を表示するほか、万一環境汚染の可能性がある場合はどの程度掘った場合に悪影響が出るのか、水災害への脆弱性などといったデータも含む。同社が2021年に立ち上げた地下水研究グループの研究成果が反映されている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 日さく
TEL/048-644-3911
ホームページ 
https://www.nissaku.co.jp/

最新鋭の自動水分測定装置が好評
データインテグリティ機能でデータ改ざんを根絶

信頼度高い測定法採用
作業効率の向上に貢献


 石油製品や医薬品、食品、樹脂製品などの性能、効能、品質に影響する含水率。それを高精度で測定する装置として普及が進むのが『日東精工エアナリテック株式会社』の水分測定装置『CA|310』だ。ヨウ素が水と選択的に反応することを利用して微量な水分を測定する最も信頼度の高いカールフィッシャー法を採用、電量滴定法、容量滴定法、気化法など目的に応じた組み合わせで使うことができる。チャンネル増設により、電位差滴定装置を接続して、水分と酸分の同時測定も可能、セルの交換だけで低濃度から高濃度まで一台で幅広く測定、サンプルの最適加熱温度を容易に見つけることができる機能も搭載。分解能は、乾燥雰囲気下で定量下限100万分の5グラムを実現した。大画面カラータッチパネルで操作、ワイヤレス接続で遠隔操作が可能。PC不要でデータインテグリティを実現。多くの優れた特長が支持される理由だ。
(ライター/斎藤紘)

日東精工エアナリテック 株式会社
TEL/046-278-0052 
Eメール/info@ns-at.com
ホームページ 
https://www.n-analytech.co.jp/

一般的なグレーチングと同価格で
より強力な防災と防犯を実現

従来よりも小型
盗難防止機能付き


 道路に降った雨水を排水し、川や下水道に流すために道路端に設置されている側溝。コンクリート製の蓋の一部を金属製のグレーチングにし、そこから雨水が流れ落ちるという仕組みだが、ゲリラ豪雨のような短時間の膨大な降水には対応しきれていない現状だ。グレーチングの開発・製造のスペシャリストである『株式会社宝機材』では、独自開発構造により驚異の排水力を誇る『バキュームグレーチング』を発表した。鉄資源削減で環境にも配慮した同社の主力製品「ハイテングレーチング」と同じハイテン鋼を使用。軽量・小型でも十分な強度を保つ。細目の構造でベビーカーの車輪やヒールがはまりにくく、雨でもすべりにくいノンスリップタイプ。被害が増加しているグレーチングの盗難や車両通行時の蓋の跳ね上がり事故を防止するロック機能も搭載。既存の側溝に後付けやJIS規格外サイズの側溝にも施工できる。
(ライター/今井淳二)

株式会社 宝機材
TEL/058-327-2222 
Eメール/info@takara-kizai.com
ホームページ 
https://www.takara-kizai.com/

給排水管内のサビなどを軟化剥離
導入進む配管外付けの水処理装置

配管の機能維持に効果
コスト大幅削減に寄与


 経済産業活動を支える給排水管の機能維持と寿命延伸に驚異的な効果を発揮する装置がある。『有限会社ビー・テップ』が輸入販売する欧州発の周波数変調電磁場水処理装置『スケールウォッチャー』。薬品を使用せず、水のラインを止めることもなく、設置するだけでパイプ詰まりの原因になる無機物の結晶スケールや赤サビを軟化剥離したり、付着を予防したりするもので、店舗・商業施設や集合住宅、また生産工場や発電所まで導入が進む。同装置は、パイプの外側から特定周波数の交流変調電磁場を形成して水にマイナス電位を与えることで配管内に付着していたスケールは同極電位(− −++ )反発で剥離させ、新たなスケールは電荷の中和(−+)により流下させる。それにより、配管の洗浄や交換費用の削減や薬品使用量の抑制など配管の機能維持のためのコストを大幅に削減できるだけでなく、排水の滞留による悪臭の改善効果もあり、SDGsの理念に適した製品である。
(ライター/斎藤紘)

有限会社 ビー・テップ
TEL/0276-30-4313 
Eメール/info@be-tep.jp
ホームページ 
https://www.be-tep.jp/

解体工事の廃材を再資源化し活用
災害からの復旧にも積極的に協力

際立つ社会貢献の意識
資源循環型社会に寄与


 福島県いわき市の『有限会社鷺斫り』代表取締役の鷺弘海さんは、社会貢献意識が際立つ経営者だ。コンクリート建造物を壊すはつり工事、家屋や店舗などの一般解体工事などの業務に加え、コンクリートや土の資源化や自然災害時の復旧に技術を生かす活動にも力を注ぐ。
「当社は、各種のリサイクル施設を設置し、より良いリサイクル製品を生産し、資源循環型社会の形成に努力しています。家庭で使用していた家具類、建物を解体して出た木くずを破砕し、燃料チップとして再生工場へ出荷しているほか、工場現場や建物の基礎を壊して出たコンクリートを破砕し、再生砕石として、道路や建物の基盤として再活用し、一般廃棄物も圧縮固化し、固形燃料として出荷しています」
 東日本大震災の際、鷺さんは事務所と自宅を津波で流されたほか、決壊した防波堤などの瓦礫を道路から撤去して消防隊や自衛隊など復旧活動を支えた経験を生かし、今後の災害時にも助かる命を救うために、官公庁などの機関との相互協力体制を維持していく決意だ。
(ライター/斎藤紘)

有限会社 鷺斫り
TEL/0246-63-5173
Eメール/sagihatsuri@orange.plala.or.jp
ホームページ 
https://sagihatsuri.co.jp/

住設機器流通事業者をITで支援
商品情報や販売の管理を省力化

商品マスタを有効活用
業務効率が飛躍的向上


 住設機器流通事業に関わる企業を情報技術ITで支える『オフィスオペレーション株式会社』の商品情報利用サービス『建材住設商品マスタAPI』と販売管理クラウドサービス『Users』が好評だ。『商品マスタAPI』は、商品コードや型番、商品名などの商品情報の最新データをメーカーから直接入手してマスタ化(データベース化)し、アプリケーション同士を連携させるAPI機能で提供するサービスで、商品情報管理の煩わしさを解消する。2021年10月現在、商品登録点数は、建材メーカー1300社以上、4100万点を超える。
『Users』は、商品マスタを活用し、建築資材や住宅設備機器の販売管理業務の効率を飛躍的に高めるサービス。リアルタイムの在庫管理や定価の掛率入力、単価付け、買掛データと仕入先請求データの突合、配送管理、営業目標に対する実績の把握などが簡単にできるようになる。
(ライター/斎藤紘)

オフィスオペレーション 株式会社
TEL/03-6435-8778 
Eメール/info@office-operation.jtchd.jp
ホームページ 
https://office-operation.co.jp/


ミスター・パートナー
東京都新宿区新宿2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605
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