不況にカツ! と不動産に新風を吹き込んだ『グリーンネットオークション』。
バイタリティあふれる「未来企画」野原剛社長のヴィジョンに迫る!
建てたい人、建てる人をつなぐ 『グリーンネット』
マイホームや、アパートを建てたいオーナー、そして建設を請け負う業者の幸せな出会いと理想を実現する新しい風が、沖縄から吹いてきている。「未来企画」野原社長の「他がやらないこと、やれないことをやる」冒険心が生み出し、建設業界を瞬く間に活気づけている『グリーンネットシステム』だ。『グリーンネット』は施主直接分離発注システム。建てたい人と建てる人の間に立ち、コミュニケーション不足によるイメージの違いなどの発生を防ぎ、予算や工事企画を精査して無駄なコストを削減する。着工後も、進捗を管理するコンストラクションマネージャーとして「未来企画」がいてくれ、共に打ち合わせをして顧客が直接現場に要望を伝えることができるのだ。業者側も、成功報酬を翌月には評価され、参加企業は、まず相手に自社のメリットを明確に理解してもらうことができるため業績が上がっている。行政や建築現場に精通している「未来企画」のスタッフとパワフルな野原社長との出会いに感謝する人がどんどん増えているのだ。
逆オークション が活気づける! 『グリーンネットオークション』とは
リスクを極限に抑えた双方満足度の高いシステムの信頼性が、この時代の不動産をさらなる可能性のフィールドへ導くのが、2009年1月にスタートした『グリーンネットオークション』である。インターネットで全国の人々が全国の物件を見ることができる現代、不動産オークションも数社が若干ルールを違えつつ競っている。『グリーンネットオークション』は、「不況にカツ!」と宣言した、
逆オークション だ。売主より提示された最低価格より「高いところ」からオークションが始まり、「最低価格」へ向かっていくのである。気に入った物件があれば、それに注目する。すぐに入札する必要はなく、自分が買いたいという価格まで下がっていくのを待てばいいという仕組み。
だが、だんだんと下がっていくと、どこまで下がるか、他に希望者はいないか気になってくるもの。これにより、購入希望者は
ワクワク感 を持って、下がるスピードも下がる率も含めて注視するという心理戦を楽しむ。まるで株式市場のような雰囲気なのだ。
これは、より購入者側に重きを置いた、新しい形のオークション。通常売買より安く購入することができ、競売より敷居が高くない。雰囲気で、ついつい安くない価格で購入して、しまった! という失敗もない。売り手の方も、全国の顧客に見てもらった価格、今売れる相場がわかり納得できるのだ。
需要と供給のバランスが崩れ、完全な買い手市場である今、通常の取引で動く物件が激減している。この不動産が売りにくい時代、「とにかく売らなければならない。多少の損は覚悟しているが」という人は、今までの物件相場で売ることは望むべくもない。「それなりに売りたい!」わけだ。
買い手市場において、それなりの価格で売れれば成功である。そして実需としての不動産価格は需給バランスで決まるものなので、実際に売れる価格というのは、変わらないものだ。時代に合った「売れる価格」を提供できるのが、この「逆」オークションの強みなのである。
「未来企画」のミライ、 今を共に生きる私たちのミライ
時代情勢のピンチをチャンスに変える『逆オークション』を実行し、普及していく底力。インターネットというデジタル媒体を最大限に活用しながらも、あくまで「足で」物件を集め、情報インフラを構築していくアナログ的な姿勢にある、と野原社長。これまで不動産業界・建設業界で培った、物件の相場観・税効果・将来性等のコンサルティング業務や、相対販売のノウハウこそ、決してネットに頼ることなき確固たる原動力なのだ。それらが力を発揮し、デジタルとアナログを融合させ、圧倒的な出展量を実現。各専門業者、金融機関、個人、不動産に関わるすべての個人・法人が、『グリーンネットオークション』上の顧客だ。
常に「本当にそうなのか?」と問いかけ、未知の境地を拓き続ける野原社長の視線の先には、『逆オークション』という市場で、ワクワクしながら共に進む人たちと幕開けしていく新たな時代が見えている。
(ライター/中村美奈子) |