『NEOJIN CONFORT』『光るメガネ』各26,000円〜
いずれも、全国に取扱店がある他、同社への直接注文も可能。
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世界初! 鼻パッドなしの眼鏡フレーム
新技術によりクリアーな視界を実現
古くから眼鏡製造が盛んな福井県。1905年に農村工業として製造が導入されて以来、日本一の眼鏡生産地に君臨し続けている。現在では国内シェアの95%以上を誇り、日本をイタリア、中国と並ぶ世界三大産地として推し上げるまでに成長した。
ところが、近年のグローバル経済の中にあって、これまで形成してきた地盤を揺るがしているのが安価な海外生産品。なかでも中国からの低価格品の流入により、県内の製造品出荷額が急下落。年々、規模縮小の危機にさらされているのである。
一方で、大手メーカーを中心とした低価格化競争が進む中、若者の間で眼鏡がファッションアイテムとしてブレイクしたことも記憶に新しい。フレームデザイン重視のリーズナブルな眼鏡が巷にあふれ、「メガネ男子」「メガネ女子」なる流行語まで生まれた。今や眼鏡を視力矯正のためだけの器具としてだけではなく、ファッションの一部ととらえる風潮が加速しているのだ。
そこで、地元福井の誇りをかけ、従来にない斬新なアイデアを形にすべく、最新の素材と最高の技術で商品製造に努めているのが「ブリッヂ・コーポレーション」だ。純国産にこだわり、品質とデザイン力の向上、新素材加工技術の開発を推し進めている。
同社は従来の眼鏡の常識を覆す新しいメガネフレーム『NEOJIN CONFORT(ネオジン・コンフォート)』を開発。同商品は、眼鏡の重要部品である鼻パッドを不使用。世界初の技術として国際展示会でも大きな話題となった。その秘密はツルの部分にある。左右にパッドが付いており、顔の横で支える仕組み。鼻パッドがないことにより軽量で視野も広く、想像以上の開放感と視界のスッキリ感を実現させた。メンズ用・レディス用ともにデザイン性も重視し、若い世代からシニア層まで幅広く満足できるラインナップも魅力だ。昨年、東京ビックサイトで開催された眼鏡の「国際総合展IOFT(INTERNATIONAL OPTICAL FAIR TOKYO)」で行われたデザインコンペ「アイウェア・オブ・ザ・イヤー」では機能・技術部門で入賞。有力ファッション誌をはじめ、多数の媒体に紹介され話題を呼んだ。
眼鏡選びで重要なのはデザイン性もさることながら、やはり装着したときのフィット感や機能性。『NEOJIN CONFORT』では、目の位置に対し、レンズを上下どの位置でも固定できるので、パソコンなどの至近を見る時、車の運転で遠方を見る時など、状態に合わせて任意に位置をずらすことが可能。特に遠近両用を使用する人には嬉しい配慮だ。また女性の悩みである鼻回りの化粧崩れのストレスも改善。鼻パッドがないことで、顔周りもスッキリ見せてくれる。
同社ではその斬新な発想力と高度な技術で、他にもユニークなメガネを開発している。その一つが、既に実用新案特許登録済である『光るメガネ』。その名の通り、特殊加工を施したメガネフレームが暗い所で光るというもので、蓄光素材とプラスチックを融合することで生み出された新技術を利用。夜間の安全対策としてはもちろん、スタイリッシュなデザインにも注目したい。「七宝シリーズ」はシックな七宝の輝きが鮮やか、「クリスタルカット」は輝きが多色変化する美しいデザインだ。それぞれにカラーバリエーションも豊富なので、個性を主張するファッションのワンポイントとして、眼鏡を選びたい人にもお勧め。
眼鏡は、かける人自身の印象や雰囲気を司る重要なアイテム。眼鏡製造の新世代を担う同社による、今後の斬新なラインナップの提供にも期待が高まる。
(ライター/帰山いづみ)
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