注目情報はこれだ! 2018


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
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『フリーフレーム工法』施工例。周りの緑と調和する。作業者が安全に施工できるようにも配慮されている。
山がちな日本の国土開発を
支える画期的な技術

 開発が進んだ日本において国土や緑を保ちながら利便性を高めるため、パイオニア的な存在として技術発展を牽引してきた『フリーフレーム工法』。道路や鉄道、構造物築造などののり面や災害復旧、ダムなど保護工が必要な斜面に連続した枠を作ることで傾斜の安定化をはかり、同時に緑効果を施工することによって自然環境との調和を大切にした工法だ。「建設技術展」で紹介され、高速道路などで見かける機会も多い。型枠は変型自由でリサイクルしやすく軽量なメッキ素材。埋め殺しのため、解体作業が不要もいらず、耐久性も高く作業性が良い。地山に直接モルタルやコンクリートを吹付けするため強靭で、流水で削れない点も魅力だ。
 1975年に開発されて以降、画期的な法面保護工法として適用され、着実に施工実績を伸ばしてきた『フリーフレーム工法』。時が過ぎた今でも、衰えることなく国内各地で実力を発揮している。
(ライター/大嶋ひかり)

フリーフレーム協会
TEL/03-3624-8374
ホームページ http://www.freeframe.gr.jp/

上:『中型多目的電動ヘリコプター Z120 SKY CAP MZl MH62』
全長/1860㎜
全幅/750㎜(散布時1670㎜)
全高/855㎜
上2段目:『SKY CAP T900伝える』
全長/930㎜
全幅/930㎜
全高/600㎜
上3段目:『SKY CAP H900 豊作』
各アームは工具を使わず開閉可能。
下:『MBPアグリボート・楽ボーEP/GP』
約1丁歩(9917㎡)の水田を約10分で散布。
ドローン技術で農薬散布。安全で操縦しやすい設計、
農作業の負担を大幅軽減

 空撮機材販売を手掛ける『全日本空撮サービス』がドローン技術を使った農薬散布マシンなど4つのタイプの新機種を販売。
 水田への農薬散布用ドローン艇「 『MBPアグリボート・楽ボーEP/GP』は、10ℓ入りの薬剤タンクから下向きに薬剤をまく。船底がフラットで水深の浅い水田でも動かせる。
『SKY CAP H900豊作』は、最大容量5ℓの農薬タンクを装備したマルチコプター型ドローン。GPSを使って操縦、画像転送システムで画像を見ながら散布できる。音も静か。小規模な農地に最適だ。
『SKY CAP T900伝える』は、防災トランシーバーや超軽量スピーカー、カメラを搭載した産業用マルチコプター。モニターを見ながらトランシーバーで誘導でき、災害や火災、人の捜索、動物の移動などで活躍する。
『Z120 SKY CAP MZl MH62』は、中型多目的電動ヘリコプター。用途は広く、メインローターの吹き降ろし風効果で野菜などへの農薬散布に威力を発揮する。
(ライター/斎藤紘)

全日本空撮サービス 有限会社 MBPJAPAN
TEL/048-547-0055 Eメール/mbpjapan2004@yahoo.co.jp
ホームページ http://www.ajkusatsu.com/

上:『P12-C genesis』
操作はタッチパネル方式を採用。モニターを従来機よりも拡大し15inchにし、視認性を向上。
仕様/軸移動量(XYZ):450・350・200mm 主軸回転数:3,000~90,000/min:ツールシャンク形式:HSK-E25 ATC工具収納本数:20本(OP:40本・60本) 機械質量:7,800kg
左下:タッチパネル式モニタ
極小部品の加工シーン一変
超高精度の微細加工機誕生

 高精度化、小型化が進む電子機器や光学機器、医療機器など多様な分野の極小部品の加工シーンを一変させる超高精度高速微細加工機が誕生した。『碌々産業株式会社』の『P12-C genesis(ジェネシス)』。
 加工物の表面の平均粗さが最高水準の1・7nmを達成。20年超にわたる微細加工技術の進化追求の成果で、同社のフラッグシップマシンに浮上した。
『P12-C genesis』は、毎分9万回転する主軸の回転部にボールベアリングを使わず特殊静圧スピンドルを搭載、ガイドは油で浮上させる静圧方式を採用した。刃先は宙に浮いている状態でナノレベルの振動や誤差を低減するなど振動を抑える非接触構造を多く採り入れ加工精度を高めた。0・25nm単位で位置を検出するリニアスケールを装備。駆動方式は、全軸水平対向取り付けリニアモータ駆動で、カバーが自立していて外乱などの振動伝達も防止する。移動物の素材に新素材C3材を採用し軽量化を図った。
(ライター/斎藤紘)

碌々産業 株式会社
TEL/03-3447-3421 Eメール/sales@roku-roku.co.jp
ホームページ http://www.roku-roku.co.jp/

中:減速機の修繕
左下:減速機のオーバーホールも可。
減速機の修繕で示す技術力
オーバーホールも受注堅調

1925年創業の『株式会社明和工作所』は、歯車などで動力の回転速度を減じて出力する減速機の修繕や分解清掃して新品時の性能状態に戻すオーバーホールの受注が伸び、主力の産業機械の加工、組立、精密歯車や歯車減速機、環境機器の設計製造と並ぶ事業になる勢いだ。
 新品の減速機の寿命は、15年から20年程度とされるが、減速機の設計製造で技術を蓄積してきた同社で修繕を施すと最低でも10年は寿命が延びるという。これまでに石炭火力発電所の石炭運搬で用いるベルトコンベヤー用の減速機や自動倉庫の走行・昇降機用の減速機、スキー場のリフト用の減速機などの修繕を受注した。
 オーバーホールは、どのメーカーの減速機でも対応可能で、図面がなくても対応できる。部品交換の必要が無い場合、ベアリング・オイルシールなどの交換のみで済む。純正メーカーによるオーバーホールより安く、受注は、全社売上高の30%を占めるまでに伸びている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 明和工作所
TEL/084-955-2122 Eメール/meiwa@kk-miw.com
ホームページ http://www.kk-miw.com/

上場企業各社に実績あり。大幅な電力削減によるCO2削減、電気料金削減になる。
はっきり分かる導入効果
エコと経費削減を両立

 地球温暖化が世界人類の問題となった現代社会、CO2削減、省エネ対策は、企業にとって重要な経営課題といえる。ビジネスサイドとしても、厳しい経営環境を乗り切るためにコスト削減が常に要求されることはいうまでもない。
『サンビル株式会社』は、既存施設を改修せずに省エネができる商品を取り揃えている。同社の空調機コントロールシステム『エスコット』は、エアコンのコンプレッサーを自動的に制御し、間欠運転で電気消費量を削減するシステム。室温をほとんど変えずに20%以上の省エネが実現できる。大規模な工事が必要なく、ほとんどのエアコン機種に対応している点も嬉しいポイントだ。
 セントラル空調対応省エネシステム『エコビジョン』は、病院や大型商業施設などで使用される空調設備で消費電力が大きい冷温水の搬送ポンプの流量を万全のシステムとヒューマン対応で制御し、消費電力の大幅な削減を図るシステム。導入した大半の施設で80%前後の省エネ実績を上げている。
 導入した次の月から電気料金が大幅に下がったとの喜びの声が続出している。
(ライター/大嶋ひかり)

サンビル 株式会社
TEL/03-5436-1080
ホームページ http://www.sanbiru-m.co.jp/

DevelosilⓇ HSRシリーズ
『HSR AQ C18』 『HSR C1』 『HSR C18』
40年の技術開発の結晶。米国に販売推進拠点設立。
成分分離の効率を高めたHPLC用高性能カラム開発、
逆相系望む声にも応える

 医薬や食品、環境など多様な分野の研究、開発、品質管理で行う試料分析で成分分離の効率化と耐久性向上を追求した高速液体クロマトグラフィー(HPLC)用充填カラムが開発された。『野村化学株式会社』の『DevelosilⓇ HSRシリーズ』。
『HSR AQ C18』、『HSR C1』は、高極性化合物の分析で使い慣れた逆相系を望む声に応え、水系100%で使用できるよう合成法を最適化したカラム。
『HSR C18』は、化合物の種類を選ばない高い選択性と高い保持能力、分離性能を持つのが特長だ。
『DevelosilⓇ HSRシリーズ』は、約40年にわたる技術開発と受託分析を通じて得た結果をもとに開発され、研究開発から品質管理まで幅広く使用することができる万能性を秘め、2017年11月に京都大学で開かれたクロマトグラフィー科学会議に出展し、注目を集めた。また、米国サンディエゴに「Develosil USA」を設立、HPLCカラム全製品の販売を推進する。
(ライター/斎藤紘)

野村化学 株式会社
TEL/0561-48-1853 Eメール/ info@develosil.net
ホームページ http://www.develosil.net/

『灯光器型LED照明40W』『動力発生装置』
精緻な電動力発生装置を発明
独創的形状のLED照明も開発

 電子・電気工学に関する深い知見と精密加工技術を併せ持つ「株式会社ニューエナジージャパン」の社長牧野徳志さんが、発想力も生かして振り子発電の原理に基づく『動力発生装置』を発明、ユニークな形状のLED照明を開発した。
『動力発生装置』は、ソーラーパネルやエアコンプレッサー、空圧シリンダ、フライホイール、交流発電機など様々な機器類を組み合わせ、種々の環境下で安定した特性を確保できる動力発生装置。運動エネルギーを電気エネルギーに変換する振り子発電に関する研究の成果だ。
 LED照明は2タイプあり、白熱球500W相当の『灯光器型LED照明40W』は、一つのフレームの中に複数個のLED照明を配置した光源集中型。水銀灯1000W相当の『LED照明240W』は、LED照明を8個ないし12個を備え、シャンデリアのような形状。
 いずれも輝度に優れ、形状も独創的で、使う場所、機会、方法を大きく広げる可能性を秘めた製品だ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ニューエナジージャパン
TEL/049-298-5715 Eメール/makino@kcf.biglobe.ne.jp

上:ホテル特殊コーティングホテル特殊コーティング、店舗特殊コーティング
上2段目:住宅特殊コーティング、クルマ専用特殊コーティング
上3段目:スマホ特殊コーティング、ソーラーパネル専用特殊コーティング
『G-POWER65』硬化後のケイ素の膜は、鉛筆硬度で日本最高硬度の9H以上の硬さが公的試験機関で証明された。『G-POWER65』を取り扱う代理店は全国で100店を超える。
下左:代表取締役社長 金山智富 氏
強く美しくガラスラッピング
注目の次世代コーティング剤

 保護、美化、再生・抗菌をコンセプトに、『株式会社G|POWER』が開発した純度100%防弾ガラスコーティング剤『G|POWER65』が、世界の高機能コーティング市場で大きく躍進し、販売先は世界8ヵ国にのぼる。
『G|POWER65』は、防弾ガラスを超微粒化するナノ化技術を応用して生み出された。溶剤が染み込む物以外、何にでも施工が可能で、対象物に塗布すると、超微粒子成分が下地まで浸透し、水分と化学反応を起こし、厚さわずか300nm~800nmの硬化ガラスの膜を形成、ガラスラッピングとして塗装面を保護し、美しい光沢を保つ。重ね塗りで膜厚を厚くすれば衝撃吸収性が高まる。有害物質除去が可能な可視光型光触媒を加えた『G|POWER|P・BS』や外壁用『G|POWER|PX』も開発した。
 国内では、100店超の代理店網が形成され、自動車、スマホ、太陽光パネル、ホテル、ストア、レストラン、漆塗り、住宅など多種多様な分野で採用が進む。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 G-POWER
TEL/03-6867-1380 Eメール/kanayama@gpower-jp.com
ホームページ http://g-power-japan.com/


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