トランジスタインバーター
HI-30 3,990,000円
HI-50 4,725,000円
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高周波を応用した技術に注目
小型・軽量トランジスタインバーター
高周波を応用する技術を活かして、機械製造、改造、オーバーホール、メンテナンスのサービスを行なっている「高周波応用」が、独自の『トランジスタインバーター』を開発。自動車などの輸送機器メーカーをメインに販売され、話題だ。
まず、そのコンパクトさに注目が集まる。奥行きが20cm、これは従来品の4分の1ほどの厚み。薄型なので、壁に取り付けることができ、活用の幅は広い。また、保守メンテナンスを前面のみで行なうことができるから、場所も選ばないので重宝されている。横60cm、高さ90cm、重さ60kg。小型で軽量なので、自動車やオートバイ部品などの高周波焼き入れにはもってこい。さらに楽器のロウ付けなどと用途は多岐にわたるのだ。
保護回路が充実し、CPU対応もできて、使いやすさが魅力。立ち上りが時間が短く、光ファイバードライブによる安定した動作には定評がある。『HI-30』は最大出力40kW、『HI-50』は60kW。この2種類は、東海地区から全国に展開している。東京ビッグサイトで開催された「サーモテック2009」では、輸送用機器はもちろんのこと、電機メーカー、食品メーカーなど、あらゆる業種のニーズを得ることとなった。各分野での使用法は、この機器の可能性を広げている。
この開発までには、「高周波応用」が培ってきた確固たる実績がある。発振器、NC制御高周波焼入器、汎用焼入機、焼きバメ用加熱機、焼戻し機など、機械設備に対する高度なオーバーホールの技術は、設備投資へのコストダウンに貢献するサービスだ。高周波設備の遊休のものを再稼動化する、古いものを長寿命化する、中古の部品を利用して新設備を製作、国内設備を海外向けに改造するなど、様々な挑戦を重ねる。また、点検サービスも充実。定期的に機械点検を行ない、機械の長寿命化を図るとともに予防保全に努めているのも、信頼されるゆえんだ。さらに、既存の劣化した機械や設備を改造。古くても価値のある機械を再利用し、設備投資額を抑えることが可能に。生産設備の自動化、省力化、高能率化を実現し、技術革新を見つめる今後がより楽しみだ。
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