今の大ヒットはこれだ 2013

日本初の試み、除染した土を戻す実験に成功！
福島県郡山市内 うねめ保育園
車載型土壌洗浄装置による初のフィールドテストを行った。土壌洗浄によるセシウム除去率は91.23％（9123Bq/kg→280Bq/kg）、最初に装置に投入された土壌の80％（8ｋｇ）が園庭にもどされた。汚染土壌の8割が滅溶され処理土壌は2割に減った。

　機械･装置販売の『日立機械』は、放射能汚染土壌洗浄装置として国内で初めて特許を取得した。同社が茨城大学の測定協力を得て開発した「アースセイバー」は、放射能汚染土壌を水だけで最大94％除染する。装置一式は実用機（本格運用機）では、１時間で３〜５ｔの汚染土壌を95％除染（※）洗浄でき、約30分できれいになった土を元の場所に戻すことができる。
　これまでゼネコンや電機メーカーが開発した装置は土壌を天地換えしたうえ、芝草を植えて固定するものや移動できない大型装置のため汚染土壌を運ぶ必要があるものなどで、いずれも特許取得には至らなかった。
　この「アースセーバー」の特徴としては、汚染土壌の洗浄に薬品や洗剤を使用しないこと。水だけで洗浄しているので二次汚染の心配がない。しかも洗浄後の放射性物質を含んだ汚水も装置の中で浄化し、放射性物質を１００％抜き出し浄化された水は洗浄水として再利用、リサイクルする。汚染土壌の粒径の大きい土は、汚染された表面を研磨した上、凝集剤を添加してフロックとして不織布に収納する。分離した水からは、半減期の長いセシウム１３７などは検出されず、洗浄水として再利用できる。
　また、アースセイバー装置一式は10ｔ程度のトラックに搭載でき、除染の必要な場所まで移動して、その場できれいになった土を埋め戻すことが出来るため、従来の保管用フレコンバッグ等は必要数を大幅に減らせる。
　開発担当の小林環境企画室長は「バッチ式（まとまった単位での一括処理）の装置はあっても連続式で処理できるものは他にない」と話す。移動式の小型装置ながら1時間に3～5トンの土壌を続けて洗えるという。
　課題はコストで、10トントラックを含めた装置一式は約2億円ほどになる見込み。松山社長は、「1台だけでは処理しきれない。電力会社や地域貢献する企業様とタイアップし、数多くの装置を広めたい。その際のメンテナンスやバックアップは当社で担当できる」と話した。
　放射性物質汚染土壌の除染救世主「アースセイバー」。興味をもたれた方は、ぜひお問い合わせを。
※一定線量以上の土壌の場合。数値は茨城大学で測定。
（ライター／大倉愛子）

TEL：0294-33-0594（代）　FAX：0294-35-2443　Eメール：info@hitachikikai.com

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土砂ダンプトレーラー『花見台HDD220』
圧倒的な積載量でありながら、連結全長10.5メートル以下。運転手の疲労も軽くすることができる。道幅の狭い場所での作業も可能。

　『花見台HDD220』は低炭素を実現し、環境に優しい物流を行うことができる。充分に掛かった駆動軸重により、さまざまな路面でも安定した走行性能を見せてくれる。また、各寸法や重量が日本の交通法規に合わせて作られている点にも注目したい。これにより、材料の輸入や製品の輸出が効率的になり、物流コストの低減を実現することができ、低い費用で運搬することが可能になった。安全面では中期ブレーキ規制対応アクスルを採用し、優れた制動力を確保。国内の道路で小回りが利く性能のため、製品の運搬以外にも震災復興や都市再生、産業再生にも効果を発揮する。積載２２０００㎏なので、通常のダンプと比べて2.3倍の容積があり、いかに高効率であるかがわかる。土砂の輸送回数を大幅に減らすことのできる画期的製品は従来の輸送とは明らかに違う。
（ライター／藤井孝）

TEL：0246-36-7211　FAX：0246-36-7215　Eメール：iwaki@hanamidai.co.jp

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ハウス保温用の燃料の高騰や有機系廃棄物の処理に困っている農家や自治体へ向けて幅広い活用を目指したPRを行っていく。2013年4月1日から2014年3月31日までの1年間、名城大学と脱水促進剤に関する共同研究を開始している。

　エネルギーの研究開発・製造・販売およびコンサルティング業務を行う「アクト」が提案する「エネルギーの地産地消」。その取り組みとして、有機系廃棄物（下水道汚泥・蓄糞・農業残渣など）を効率よく燃料資源にし発電用エネルギーとしての活用を推進している。同社が開発した脱水促進剤を有機物に添加することで、空気だけでは吸収しきれない有機物内部の水分を強制的に外部へと誘導。空気によっての吸収が可能となり、有機物全体の含水率を20％台まで短時間で下げることに貢献する。その結果、火力発電や農業用ハウスなどの燃料として使用することができる自燃可能な固形燃料を生産することができ、燃料費の大幅な節約を実現したのだ。現在、最大5トンの脱水ケーキ（70％台に脱水した固形物）を処理できる大型機の開発に着手しており、展示会などを通して販路開拓を目指して行く予定だ。
（ライター／高山祐紀）

TEL：0587-51-2655　FAX：0587-51-2656　Eメール：sludgepower@act2002.com

ホームページ　http://www.act2002.com

『超音波デジタル探傷機FTE-FD102』
充電式リチウム電池により、20時間の連続計測が可能。通常電源は100-240VAC。連続録画時間は160時間。

　建設現場や病院等の施設で活躍する高性能機器の取り扱いを主軸とし、バイオ関連機器および各種計測機器の設計・製造・販売を行う「フューチャーテック」。『超音波デジタル探傷機』は、問題箇所をリアルタイムで探傷し、最大波長高を自動的に記録。探傷エコーのピークを表示することで、的確な判断が可能となる。バイオロジカル研究や薬品開発等向けに開発された『クリーンベンチ』は、高清浄度ルーム内での保存・作業を可能とし、ＬＥＤコントロール機能をはじめブロアー吸入時間設定が標準装備されている。米陸軍開発による超音波消毒技術を基に新たに開発した『超音波傷口消毒器』。Ｅ・Ｏガスによる減菌システムやＬＥＤ表示使用時間・設定が行える。『超音波厚さ計』は、超音波安全を改善し、腐食や浸食対象材料の信頼性確保のために設計され、最も薄い範囲と最高水準の精度を実現してくれる。他にも、要望に応じた機器の提供も行っている。
（ライター／高山祐紀）

TEL：0532-21-3807　090-3421-3807　FAX：0532-75-3166　
Eメール：futuretech@tees.jp

ホームページ　http://futuretech-eng.com

「MAC sheet SEG5」
2次元DXFデータを3次元化し面を結合させ板金形状を作成する3D面合成機能。他にもアセンブリ上で各板金パーツの展開図を自動作成、曲げ工程の際に、穴変形不良が発生し得る箇所の事前チェックも実現している。国内外で開催されている様々な展示会にも出展。新たな板金ソリューションの発信を積極的に行っている。

　東京都大田区で3次元ＣＡＤ開発、シートメタル用3次元ＣＡＤ、2次元ＣＡＤ／ＣＡＭ開発、販売及びメンテナンスを行っている「キャドマック」。
「常にモノづくり現場の変化とニーズに対応し、お客様の製品開発に携わることで社会貢献をする」という企業理念の通り、これまで多品種少量化・短納期化の流れに合わせた、操作性・汎用性・拡張性に富んだＣＡＤ／ＣＡＭおよび周辺システムの開発に取り組んできた。CADMACで培った板金ノウハウを結集し、３次元化への取り組みの効率化に貢献する『MAC sheet SEG5』は、2次元図面データから3次元データの作成を容易に可能としている。また、3次元データから２次元図面の追加作成も簡単に行うことができ、書き直しの手間も不要となる。従来のＣＡＤでは手間がかかっていた中間ファイルの形状変更も直観的な操作で実現。この様に、様々なメリットのある製品が多くの企業に導入されているのだ。
（ライター／高山祐紀）

TEL：03-3728-9711　FAX：03-3728-9737　Eメール：info@cadmac.net

ホームページ　http://www.cadmac.net

『AC7A』
取付面／340×340　座面／450×450
高さ／650（標準）・700・750
アンカー用穴経φ19　重量／68kg
ロボット取り付け用タップ（ヘリサート）加工まで含む。
〈意匠登録出願済み〉
4kg可搬高速ロボットでのテストでの座面の振れ0.02mm
適応ロボットは可搬10kg以下程度で座面口340以下の各メーカーのロボットに対応。

　栃木県下野市でアルミ合金鋳物の製造・販売を行っている「レオンアルミ」が、食品・医療品工場向けに最適な仕様のアルミ合金鋳物『AC7A』製のロボットベースを開発した。同社は食品機械メーカーの世界的パイオニア「レオン自動機」の連結子会社で、初の自社製品としてロボットベースの販売を手がける。耐腐食性、じん性、強度に優れ、平面を極力排除しているためゴミなどがたまりにくく、衛生面やメンテナンスにも配慮したつくりとなっている。接地面も機械加工が施され、床の凸凹にも配慮した逃げ構造。また、鋳物のポーラス効果によりロボットの振動を吸収。振動吸収能力はステンレス製の約3倍を誇る。オプションとしてオリジナルデザインロゴマーク等を鋳出す事も可能だ。各メーカーの中小型ロボットにも対応。まずは事前テスト等のお問い合わせを。
（ライター／高山祐紀）

TEL：0285-52-0301　FAX：0285-52-0302　Eメール：yoshitaka.sakai@rheon.com

ホームページ　http://www.rheon-alumi.com

優れた防水性と紙に代わる利便性でさまざまなグッズに応用可能な素材だ。世界最大級の検査及び審査登録機関SGSの検査に適合している。

　「エフォートシステム」が販売する『ストーンシート』は、紙に代わる新しい合成紙だ。原料は、木材パルプ不使用なので木を伐採せずに済む。また、通常の紙のように製造工程に酸やアルカリ、漂白剤を使わないので大気汚染や酸性雨を減少させる。また、従来必要だった大量の水を使わないので、水質汚染につながらない。これらの環境負荷を減少させる新しい素材として、注目をあびている。その特徴は、耐水性があるので、雨等の水に強く、ハザードマップやポスター、地図、手帳等アウトドアでの使用に適し、また防虫・防カビ・抗菌作用でランチョンマット、名刺等にも使え、ランチョンマットやアイデアノートの製品は好評発売中である。また、環境に優しい原料や製造工程を取っているので企業イメージの向上につながる。コスト面も同性能の素材より有利となっており、次世代素材として注目株だ。
（ライター／本名広男）

TEL：082-231-5930　FAX：082-503-6223　Eメール：info@eft.co.jp

ホームページ　http://www.eft.co.jp/

「CLOUD9PROJECT」が運営する「Banka」「SIZUKU」
渋谷の新規店では、大手メーカーとの提携により、年4回インテリアや雑貨などを入れ替え、雰囲気を一新させたいと計画中。

　「CLOUD9PROJECT」は、長野県伊那市を中心にバーなどの飲食店、電気工事業、結婚式場へのバーテンダーの派遣、アミューズメント施設向けのドリンクサービススタッフ派遣事業などを手がけている。同社では長野に加え、初めての都内進出ということで、渋谷での飲食店のオープンを控えている。その新規店は昼間はカフェ、夜はダイニングバーという形態をとり、年ごとに違う空間プロデューサーを迎え年に1度改装を担当する。
　さらに同社では、ギターのオリジナルエフェクターを自社で開発した。こちらは楽器メーカーや楽器店と提携して全国展開予定。25年秋にはその展示会を控える。これは同社の社員に音楽活動をしている方が多いところからの発想だという。
　同社では飲食店と電気工事関連が二本柱だが、最終的に社名にも入っている数字の通り9つの事業を展開していく予定だ。
（ライター／本名広男）

TEL：0265-98-8678　Eメール：info@cloud9-project.com

ホームページ　http://cloud9project.hp.gogo.jp/