今の大ヒットはこれだ!! 2018


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
 
時代を超え人々から愛され、
賑わう街

大阪城と
その周辺を巡る


 前回は、土佐堀通りを進んだところで筆を休めたのですが、今回はそれからさらに東へ行くと東横堀があり、東海道五七次の起点でもある高麗橋・平野橋を経て大手橋(大阪城側から来ると突き当りになるので右に行こうか、左に行こうかと迷うので別名〝思案橋〟とも言う)に戻り、大阪城に向かうと上町台地の高低差が実感できます。
 さらに進むと、西外堀の乾櫓・坤櫓跡の石垣の雄大さに感心しながら織田信長が石山本願寺を攻めた時、側面から弓・鉄砲で攻められ苦戦した折、この櫓を落とした者に千貫を与えると言った所から名がついた千貫櫓と大手門を見ながら、南外堀に沿って進むと神武天皇が生島大神・足島大神を祀ったとされる生國魂神社(生玉神社)の御旅所があります。そこからの六番櫓の風情も絶景であり、一番から七番櫓まで曲輪で繋がっていた風景は、より素晴らしかったと思います。
 少し大阪城を離れ、東側の大阪歴史博物館(大阪の古代から近代まで復元している)や発掘された倉庫の復元を見ながら、南側の阪神高速一三号線の南側に位置する難波の宮の旧跡を訪ね、大坂冬の陣で徳川方を苦しめた真田丸・宰相山(前田利常)・三光神社の幸村像・猫間川の二軒茶屋の碑を眺めつつ再び、極楽橋を渡り西北側の近代の大阪城を訪れます。現在の大阪城は三代目で、昭和6年(1936年)市民の寄付金150万円(一部80万円は軍に寄付)により建設され、大阪大空襲も免れて平成の改修で今の雄姿が聳えています。
 あまり気がつかないと思われますが、石垣から大きな配管がなされており、それは砲兵工廠で作られた水道管で大阪配水池が天守閣東側にあり、自然圧で大阪市民に水道が供給されています。また、本丸広場には金蔵、旧陸軍第四師団司令部庁舎跡があります(大阪市警察庁・大阪市立博物館を経てレストランに使用されており、ベランダから一望できる天守閣が素晴らしいそうです。
 次に、桜門の近くには蛸石・振袖石と言った巨石があり、今の運搬技術でも運ぶことが難しい108トン、畳36枚分もあるような巨石をどのようにして運んだのか古人の力に感心させられます)。
 桜門を出ると豊国神社で豊臣秀吉像が徳川の大阪城を睨み付けています。元は神社も中之島の大阪市役所付近にあり、その頃は像は南向きに城を睨んでいたそうですが、戦前の金属供出で撤去されてしまいました。
 しばらくは空堀(なぜ空堀なのか、豊臣期も含め理由は判明していませんが多分風水からだと思われます)に沿って進むと西の丸庭園ですが、桜の季節を除いて大阪迎賓館・硝煙蔵があるのみで、見物がなく日本庭園として作庭された方が良いように思います。六番櫓付近の石山本願寺の推定地を見ながら多門櫓の壮大さと槍落とし穴を眺め、また大手口の巨石を改めて感心しながら、大手門の門柱の継ぎ方技法に興味を持つ。
 大手門を出て後方を見ると千貫櫓の位置から鉄砲・弓を打たれると攻め手は防ぎようがなかったかと思いを巡らしながら、最後に空堀商店街の位置を確認して筆を終わります。
 編集する時間が不足し、乱文になっていることを重ねてお詫びいたします。

平成30年4月吉日

株式会社 GNR
TEL/06-6910-0600
ホームページ http://www.gnr-a.co.jp/

『打谷石材』一般社団法人全国優良石材店の会(全優石)の認定店で会の相談役でもある。墓石:『あかり墓』(特許墓石)『千年の祈り』『開楽(ヒラク)』『現代墓石「絆」』などの販売施工

心の栄養塾(本社内)第26回庶芸展・心を癒す人生活学寛解資料展開催の1コマ。(現在27回目開催中)

母校、奈良県立畝傍高校で2017年春に行われた創立120年記念碑の除幕式に合わせ、打谷さんら卒業生でつくる金鵄(きんし)会が寄贈した記念の碑。石碑は、『打谷石材』が制作。

代表取締役会長 打谷久義 氏
奈良県出身。中央大学法学部を中退し、仏門に入門。1965年、『打谷石材株式会社』に入店、打谷家の養嗣子に。75年、五代目社長に就任。1987年から6年、中山通幽尊師研究会副会長。88年、全国福禄寿会設立と同時に会長就任。1994年、全国石製品協同組合により石匠位に認定、同部会長である。
墓石造りに宿る石匠位の心、
200年の伝統を継承し発展

存在感高める情報発信
石工業界の発展に尽力


 徳川11代将軍治世の文政2年(1819年)に誕生、墓石、お墓造りで確かな地歩を築き、2019年に創業200年の節目を迎える奈良県橿原市の『打谷石材株式会社』が業界で存在感を示すのは、優れた石材の選定能力、墓石形成の匠の技、百年品質を謳う堅牢なお墓の施工技術だけではない。建墓建塔学・建墓造塔学の第一人者で、墓相学や先祖学、風水学などに精通、経済産業省の公認団体・全国石製品協同組合が認定した最高権威「石匠位」の称号を持つ会長打谷久義さんの心に響く比類なき情報発信力だ。
「お墓は、ご先祖様が安住なさっているところ。私の今日の有るを創ってくださったお方様の、魂が再び甦ることを祈って手を合わす、そういう処なのです。供養するは当然のこと、それに加えて、功徳を積んでいかねばなりません。功徳とは、その日その瞬間を、世のため人のために一生懸命生きて徳力の貯金をすること。供養することによって功徳積みもなされ、それが子々孫々に、幸せとなって還元されていくのです」
 同社のホームページに載せた言葉がまず、お墓に向き合う姿勢に変化をもたらす。「全国縦断横断講演の旅師」の異名を持つ打谷さんは、一流企業や公共団体、経済団体、組合などが主催する講演会やセミナーに講師として招かれ、その数、4千4百回を超える。テーマはお墓に止まらず、地域おこし、企業経営、教育、世相、人間関係、世界政治や趣味まで多岐にわたり、人間味あふれる語り口が感動を呼び、定期的に同社で開かれる心の栄養塾には毎回多くの市民が参加し耳を傾ける。
 講演で人の心を動かす基盤は、旺盛な探究心で蓄積した幅広い知見だ。近代墓相学の祖である中山通幽尊師の教えを学び、 1980年代には、墓相の研究のため世界の各地を見て回った。エジプトではピラミッドやアスワンハイダム近辺は、もちろん、原稿用紙で170枚ほどのかなりの資料を収集し、周囲を驚かせた。灯篭や塔など日本の石造物の研究にも打ち込んだ。こうした現地体験に裏づけられた情報発信がお墓への関心や同社の知名度を高めたが、打谷さんの功績はそれだけに止まらず、業界全体にも及ぶ。
 1988年には、正しいお墓の建て方、祀り方を実践し、世に広めるために全国福禄寿会を設立して会長に就き、お墓の特別現地出張指導を実施、お墓の新設、改良、改善、修復の正しい道筋を示した。1999年には、全国石匠位会副会長に就任した。また、石材の技能検定試験制度が、奈良県で施行されて以来、30年以上にわたり技能検定委員として技能労働者の育成に尽力、その功績が認められ、2014年春の叙勲で技能検定功労により瑞宝単光章を受章した。受章祝賀会には奈良県知事も出席し、その功績を称えた。
 1965年に『打谷石材』に入った打谷さんは、打谷家の養嗣子となり、石工見習いから始めて技能を磨き、1975年に五代目社長に就任。以来40年超にわたり、「小さくてもいい、良い会社を作ろう」をスローガンに会社を牽引してきた。現在は、六代目社長が実務を担い、有限責任中間法人全国優良石材店の会(全優石)の認定店として事業を展開。
 墓石に使う石材は、庵治石をはじめ、やさとみかげ、芝山石、紀山石、天竜青みかげ、七山みかげ、内垣石、青木石など良質な国産材を中心に選定し、高評価を維持している。祖先を供養する心の大切さを説き続け、100歳人生元気いきいき、長寿の旅に同行いただくため、「万田酵素」の販売代理店としても頑張る。
「今までと変わらず、感心、感激、感謝に通じる仕事で、お客様のニーズである供養の心に十分にお応えすべく、技術的にも最高位の仕事と言っていただけるよう石の価値を磨き上げていくことに更に邁進して行きたいと思っています」
 大所高所から『打谷石材』の歩みを導き出す打谷さんの決意に揺るぎはない。
(ライター/斎藤紘)

打谷石材 株式会社
TEL/0744-22-2802 Eメール/botobohi@boseki-uchitani.com
ホームページ http://www.boseki-uchitani.com/

上:真っ白な外壁、水色のポーチタイルの「スタイリッシュアメリカンな家」バイクガレージで趣味のバイクをカスタマイズ。ロフト収納あり。
中:アメリカンスタイルの外観デザイン。
下:間取りや家の雰囲気に合わせたオーダーキッチン。リビングの床はヘリンボーンのオーク無垢フローリング。一緒に暮らすペットたちにストレスにならない住まいの提案。
独創性際立つ住空間デザイン
一生で一番楽しい創作物構築

際立つ自然素材の拘り
安全で快適な空気環境


 人気のトレンド情報誌「所ジョージの世田谷ベース」に広告が掲載されたアメリカンスタイルの住まいで注目度を高めた会社がある。一級建築士事務所を組織内に持つ水戸市の『建築Studio-K』。
 住まいを「買う物ではなく、一生で一番楽しい創作物」と定義付け、それを実現するためにオリジナリティに富んだ建築手法を確立した会社だ。新築住宅の設計施工では、決まったメーカーの製品や材料を回避し、自然素材を使って暮らす人の夢や要望、生活スタイルに即した理想に近い住まいをコストとのバランスを考えながらプランニングする。
 施工例を見れば、それぞれの夢を形にする空間デザインのオリジナリティが実感できる。ガルバリウム銅板の鎧張りのサイディングとスチール製ネットフェンスのエクステリアが印象的なスタイリッシュアメリカンな家、ペットルームと日向ぼっこのできる専用のサンルームを設けたペットと暮らす家、外壁を全面真っ白な漆喰の塗り壁で仕上げた真っ白な漆喰の家、ミモザとオークのフロアと大理石やレンガ張りの壁が独特の雰囲気を醸し出す自然素材の家などは、その一端だ。
 設計全般を貫くのは、漆喰の塗り壁、無垢材のフロア、レンガや自然石、アイアンを使った階段や手すりなど、素材の質感を最大限生かし、経年変化で古さが味わいとなって暮らしを演出する効果の最大化を追求する『建築Studio-K』のコンセプトだ。
 もう一点、空気環境にも強いこだわりを持ち、高性能フィルターでクリーンな空気を取り込み、ハウスダストや臭いを舞い上げず、冷暖房のむだを無くせる換気システムを提案し、安全で快適に過ごせる住空間を形成する。
「お客様と向き合い、お互いに納得のいくまで打ち合わせに時間を費やす」
 そんな妥協しない代表取締役の梶智雄さんが、お客様のために「家族がリラックスし、癒やされる空間」を提案することが信頼を集める源泉だ。
(ライター/斎藤紘)

建築Studio_K
TEL/0120-933-246 0295-51-3299 Eメール/info@kenchiku-studio.com
ホームページ http://www.kenchiku-studio.com/

サービス内容
お客様の物件の価値を最大限引き出すために、物件の調査・ヒアリング・プランニングから、家具や小物のレンタル、お花や照明等の演出、写真撮影まで、トータルコーディネートさせていただきます。
米国不動産投資をサポート
市場分析で可能性を見い出す

包括的なスキームを構築
際立つグローバルな視点


「様々な投資スキームを駆使し、資産の最大化をサポートする」
『株式会社フリースタイル』は、グローバルなトレンドの中に事業の可能性を見い出すセンサーを備えた不動産会社だ。その一つが新たに始めた米国不動産投資コンサルティング事業。顧客専属のプライベートバンカー的な役割を担い、投資の入り口から出口まで包括的にマネージメントする。
 CGL(クラブ・グローバル・リーダーズ)の会員として様々な研鑚の場でビジネスセンスを磨いた代表取締役中塚央行(ひろゆき)さんをはじめ、米国不動産投資コンサルタントやファイナンシャル・プランニング技能士などの資格を持つ人材の専門知識とグローバルな視点を生かした事業で、米国の不動産事情の分析に基づく精緻なスキームが強みだ。
 具体的には、購入、買取再販、不動産投資信託REIT、賃貸経営、売却など不動産投資の様々なステージごとにスキームを構築、不動産専門家のための米国の住宅用不動産サイト「Trulia(トゥルーリア)」などを利用しながら、最適なポートフォリオを提案する。売却サポートの一環として、物件の演出価値を高め、買主の購買意欲・印象値を飛躍的に高める米国発祥のホームステージング手法を専門プロが施す。
 現在、マーケットにありふれている投資物件の類は、実際のところ投資物件ではなく、購入した瞬間に負債物件である可能性が高い。大手不動産業者も含め、仲介のプロであっても、必ずしも投資のプロであるとは限らないため、実際のキャッシュフローや最終的なPJ(プロジェクト)利益まで指南してくれるとこは稀である。従来の不動産投資は生涯保有が通常の認識であったが、現在のスキームでは当てはまりません。必ず、出口(売却)想定を行った上での、投資試算をしなくては、表面利回り、実質利回りに惑わされ、大きな負債物件を抱えてしまうことになる。
 繰り返しになるが、マーケットに流通している投資物件において、投資対象となりえるのは、その中の1~2割程度しか存在しない(1棟、アパート、中古区分含め)。しかし、昨今の不動産投資ブームの影響もあり、かなりの投資物件が未だに月間ベースで取引されている。なんとも恐ろしい実情である。
「アメリカの不動産価値は40年以上、年平均4%のペースで上昇し続けています。人口も2030年には3億6260万人に達する見通しで、住宅需要も見込めます。加えて不動産業界では物件査定や契約書作成、決済処理などの業務が分業制になっていて取引の透明性も期待できます。成長性、流動性、透明性が米国不動産投資をお勧めする理由です」
「投資物件の購入を考えている方は、一度冷静に考えてもらいたいですね。そして、仲介のプロではなく、投資のプロに相談してください。対象の購入物件を買わないという判断も立派な投資です。弊社ではアドバイザリー業務を主体においていますので、お客様の資産運用を不動産という媒体を通して、総合サポートしています。無駄な投資(負債投資)は悪と考えていますので、これを買いたいですと言っても、断るケースもあります。仲介機会はたとえ少なくなっても、そうした信念のもとにサービスを展開し続けていけば、サービス内容に共感してくれるファンが必ず増えてくると信じています。そして、投資貧乏への被害を減らし、皆様の資産運用に一役買える存在でありたいと思います」
 もう一つ、先進性を重視する姿勢を示すのが、ICT情報通信技術分野で地球規模の価値創造を生み出す可能性がある奇想天外な開発課題に挑戦する人を支援する総務省の「異能(Inno)Vation」プログラムの趣旨に賛同し、名だたる企業が並ぶ協力協賛企業152社の中に名を連ねたことだ。不動産事業の分野で、売主だけの味方に立つ売却専任エージェントとして行動する独自の売却サポートメソッドを生み出した中塚社長の飽くなき開拓精神がプログラムの精神に反応した結果だ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 フリースタイル
TEL/0120-00-6956 03-5879-6956 Eメール/info@freestyle-inc.jp
ホームページ http://freestyle-inc.jp/

上:伝統と進化の融合。
「黒のフォールディングゲート」
「売店用横引シャッター」(浅草寺)、「水平引きアミーダ」
中:メイド・イン・ジャパンにこだわり、販路拡大を目指す二代目代表取締役市川慎次郎さん。
下:『横引きシャッター』『フォールディングゲート』
『パイプカーテンゲート』『パイプシャッター』
『電動横引き防火シャッター・電動横引き防火防煙シャッター』『水平引き・水平垂直引きシャッター』
新商品『プラシャッター』
オフィス、店舗など室内空間に新たな扉。

製品ラインアップ
『横引きシャッター』『フォールディングゲート』『パイプカーテンゲート』『パイプシャッター』『水平引きシャッター・水平垂直引きシャッター』『電動門扉』『電動横引き防火シャッター・電動横引き防火防煙シャッター』『色鮮やかなカーテンシャッター』
下部レールはユニバーサルデザイン。
下部レール無しタイプのシャッターの他に「反転式二重レール」「跳ね上げ式レール」「自動開閉式フタ付きレール」などあり。
多様なシーンで実力を示す
新感覚の『横引きシャッター』

半世紀の蓄積技術で開発
市場で40%のシェアを誇る

 東京・足立区の『株式会社横引シャッター』が、商品名をズバリ社名にした背景には、上下に開閉するシャッターを遥かにしのぐ『横引きシャッター』の数々の優位点に対する自信がある。女性や高齢者でも簡単に開閉できる操作性、設置場所の形状に合わせて自在に設計できるデザイン性、防災に力を発揮する強靭性は、同社の製品ラインアップとそれぞれの性能を見れば一目瞭然だ。
『横引きシャッター』は、上部に滑車を導入し、レール上を横に動くシャッター。上下式シャッターは、1枚の幅が通常7〜8mと決まっていて、その幅を超える場所に設置しようとすると柱で数枚のシャッターをつなぐ必要があるが、『横引きシャッター』だと1枚で最大50m以上に対応でき、しかも曲線に沿って設置できる。上下式シャッターは、厚みが0 ・5㎜だが、『横引きシャッター』を構成する板状の部材は、8㎜の空洞を2㎜のアルミで挟んだ12㎜の中空構造で風速60mの風にも耐えることができる。
 部材の強度をさらに高めた同社の『スーパー横引きシャッター』は、レールなどの隙間に防水措置を施し、浸水被害を食い止める機能も持つ。大震災や豪雨などの自然災害が多発する中で、人命や財産を守る防災対策として多くの自治体庁舎や公共施設への導入が進んでいる。
 中は見せないがスマートで明るいシャッター、ショーウインドーのように店内が見えるシャッター、和風建築にも合う天然木や木目柄のシャッター、防犯・防火・防煙の役割を果たすシャッター……。半世紀にわたり、シャッター製造の歴史を刻む同社が蓄積した高度の技術力と時代の要請に応える企画力で次々に生み出した新感覚の『横引きシャッター』は、新たな需要を喚起し、同社の製品は『横引きシャッター』市場で約40%のシェアを占める。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 横引シャッター
TEL/03-3628-4500 Eメール/yokobiki@d8.dion.ne.jp

代表取締役 宮前保夫 氏
学業修了後、画家を志望したが、インテリア業界に魅力を感じ大阪で就職。20年ほど業界の知識と技術を勉強して1992年に独立、創業。1995年に法人化し、『株式会社商美』設立。
95%以上の透光率を実現
スマートな防煙垂壁開発

機能性耐久性に優れた
超軽量不燃膜シート材


 火災対策として一定の広さのオフィスや商業空間などに建築基準法施行令で設置が義務付けられる防煙垂壁の素材として従来のガラスに替えてグラスファイバーを基にした不燃膜シート材『フェンスクリアー』を開発し、防煙垂壁のイメージを一新させた『株式会社商美』が、透明性や見た目の美しさ、工法を進化させた新商品を生み出した。
『フェンスクリア―V|33』は、90%以上の透明性を実現。表面に静電防止処理を施していてホコリが付きにくく、透明性を維持する。『フェンスクリアーV|111』は、スリガラス風の仕立てで、ガラスのようなブルー色を隠し色に使っていて品を感じさせる。照明の妨げにならない透光性も持つ。『フェンスクリアーV|4』は、ガラスに劣らぬ95%以上の透明性と見た目のスマートさが特長だ。
 いずれも重量は、既存のガラス製の10分の1以下で、落下しても飛散しない。建築基準法施行令で定めた不燃性の技術的基準をクリアした国土交通大臣認定品だ。
『フェンスクリアー』を取り付ける工法は、両サイドに取り付けた軽量アルミフレームによる引っ張り工法で設置するテンションタイプとフレーム枠に張って完成品として出荷するフレームタイプ、ウエイトバーによって風揺れを軽減させるKBタイプがある。『フェンスクリア―V|33』は、これらすべての工法に対応した製品だ。
 特に、テンションタイプは、長さに規制なく1枚物として利用でき、ガラスを取り外して、取り替え施工が容易なので、既存の商業施設など通常営業を行いながら、夜間閉店時に作業が行えるので、全国的に取り替え工事が進行している。また、照明の光の乱反射や寒暖による弾力性の変異が起きない工夫も施されている。資材の搬入・搬出が極端に少なく、作業日数も大きく軽減でき、約4割のコスト削減が可能だ。
 防煙垂壁は、不燃材料で作られるか覆われていて、地上では天井面から50㎝、地下では80㎝突き出した構造と規定されている。多くは、室内の照明や美観を損なわないようにガラスで作られてきたが、東日本大震災でガラス製の防煙垂壁が落下し、多くの死傷者が出たことを知った代表取締役宮前保夫さんが内装資材の研究を生かし、不燃性に優れ、美観を損なわず、しかも設置が容易な防煙垂壁の開発に着手、完成させたのが『フェンスクリアー』だ。同社は、この防煙垂幕で2016年に特許を取得。その後も研究開発を進め、透光率を開発当初の59・7%から75%、90%、95%へと高めてきた。
 巨大地震も取りざたされる中、『フェンスクリアー』の需要は高まる一方だが、宮前さんの開発努力は止まらない。
「安全対策にゴール無し。ガラスに取って替る不燃膜シートの優れた特性を知っていただき、さらに品質の向上を追求し、前に進んでいきます」
(ライター/斎藤紘)

株式会社 商美
TEL/06-6567-3610
『商美 環境事業部・フェンスクリア事業部』TEL/06-6567-3100
『商美 営業・物販事務所』TEL/06-6567-3610
ホームページ http://www.sho-bi.co.jp/

生産計画にはガントチャートが必須。リアルタイムに高効率な生産計画が自動更新される。NHK(中部エリア)で紹介され、問い合わせが殺到している。使い勝手の良いインターフェイスの Windows10対応クラウドシステム。
AIを活用し人手不足を補う次世代型
生産管理システム

中小製造業の課題克服
効率的な生産計画作成


 人手不足に悩み、その対策として省力化を図ろうとしても技術的ノウハウに通じた人材もいない。このような厳しい状況に置かれた中小製造業の省力化を人工知能AIを使って支援する次世代型生産管理システムが誕生した。コンピュータソフトウェアの開発を手掛ける石川県金沢市の『株式会社エヌジェイシー』が開発した『NJC助プロだんどりくん』。
 中小製造業が抱える広範な課題に包括的に対応したシステムで、低コストで導入できるクラウドサービスであることも含め、事業全体のフレームワークが高く評価され、石川県の省力化需要の獲得に向けた新製品開発支援事業に採択された。
『NJC助プロだんどりくん』は、工程負荷のパターン解析と負荷予測、生産計画の最適化を行うAIによる自動生産計画策定エンジンを搭載。作業内容や作業期間、進捗状況などを可視化するガントチャートを自動的に作成するので、無理のない、効率的な生産計画を立てることができる。想定外のトラブルが起きたり、生産計画が変更されたりした場合でもガントチャートは自動更新される。リアルタイムの情報が表示され、作業の進捗状況、優先すべき作業が一目でわかる。
 これまでガントチャートの作成には膨大な時間がかかり、納期から逆算して作成するので生産計画に無理が生じるなどの課題があった。これを克服したことで、小ロット、多品種、単品の加工、製造を行う中小製造業の限られた人と設備で、無駄なく、無理なく、段取り良く、効率良く生産できる体制に変えることができる。
 加えて、作業指示、図面の電子保管、受注管理、原価管理、IoT(モノのインターネット)による進捗管理などの機能もあり、様々なセクションで省力化が可能になる。また、外出先や作業現場などの遠隔地からもリアルタイムに情報を共有できるので、移動時間などのムダが減り、残業の大幅な削減にもつながる。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 エヌジェイシー
TEL/076-287-5097 Eメール/info@g-cm3.com
ホームページ http://www.g-cm3.com/

発明から特許権取得まで支援。

代表 岡田宏之さん
早大理工学部卒。同大大学院理工学研究科で博士号取得。同大学理工学総合研究センター講師を経て2003年、『パール国際特許事務所』入所。弁理士登録。11年、代表就任。
精緻な知的財産戦略で躍進
特許の権利化で実力を発揮

広範囲の技術分野対象
発明発掘、活用も支援


 31万8千479件、19万9千577件。2017年の特許出願件数と特許登録件数だ。製品や技術の優位性確保に大きな力を発揮する特許権の獲得が活発化し、出願者の代理として特許庁への出願手続などを代行する弁理士の役割が大きくなる中、存在感を高めているのが『パール国際特許事務所』だ。理学博士の学位を持つ代表岡田宏之さんをはじめとする弁理士やスタッフの精緻で多角的な業務推進能力がその原動力だ。
 同事務所は、知的創造サイクルの創造、保護、活用の各フェーズで支援する体制を整えている。中核は保護フェーズに当たる特許の権利化業務。発明のアイデアが出てきた背景などを把握し、特許取得に向けて理論構成を具体化していくが、特許法や審査基準に照らして権利化可能性や他者の権利を侵害する恐れの有無についての綿密で精度の高い調査で実力を示す。
 取り扱う技術分野は、エレクトロニクス、光学、物性、化学、ナノテクノロジー、マイクロマシーン、医療機器、日用品、土木、建設、放射線など広範囲に及ぶ。上流の創造フェーズでは発明の発掘、保護フェーズでは活用を見据えて、特許権に限らず意匠権や商標権の取得に知見を動員し、技術の公開を望まない場合は営業秘密管理もサポートする。
「知的創造サイクルに関する業務では、弁理士とクライアント間のコミュニケーションが極めて重要。それぞれの意図と意向を理解し合えば、意味のある特許取得に向けて円滑な動きができると思います」
 理学博士として原子核や素粒子などを研究する早大での学究生活から特許の世界に転じた岡田さんとスタッフ一丸となって構築する知的財産戦略が評判を呼び、知的創造サイクルの各フェーズでアイデアの具体化、権利化、活用法で思案する企業からの相談が後を絶たない。
(ライター/斎藤紘)

パール国際特許事務所
TEL/03-3988-5563 Eメール/office@pearl-pat.com
営業時間/ 9:00~17:00 定休日/ 土・日曜日・祝日
ホームページ http://www.pearl-pat.com/


[イギリス生活情報誌]月刊 ミスター・パートナー 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605