エキスパート
士気向上に業界異例の固定給導入
酸素カプセルの事業も
大阪・堺を拠点に運送事業を展開する『山信物流有限会社』三代目代表の采女和正さんは、荷主が最も気を遣う輸送コストの抑制に努力してきた経営者だ。その象徴がトラックの空きスペースを利用した混載便による高効率運送だ。
「混載便とは、一台のトラックに複数社のお客様の荷物を一緒に積載して輸送するサービスのことです。近年、輸送コスト削減という経営上の要請からそのニーズが高まりをみせていますが、他の荷物への影響や配送時間の調整が難しく、対応できない運送事業者も少なくありません。当社では、荷主様と綿密に調整し、荷物一つひとつの性質や量、目的地などを見極めた上で、最短の走行ルートを含めた運行スケジュールを考えて運送しますので、混載便特有のリスクが低減し、安い物流費で荷物を運びたい、小ロットの製品を送りたいといったお客様にとって高効率な運送を提供することができます」
同社は、荷主と運送契約を締結し、提携する運送事業者へ実運送を委託して荷物を運送する第一種貨物利用運送事業からスタートし、采女さんが経営を担ってから自社で運送を行う一般貨物自動車運送事業の認可も取得して業容を拡大、現在、軽貨物自動車から8tフルワイドウィングなどの大型貨物車まで15台の車両を運用して躍進してきた。その推進力になったのが、運送を担うドライバーの待遇改善だ。
「給与形態の見直しがドライバーの頑張りに影響していると思います。運送業界では、昔から歩合給制が基本であるものの、毎月給料が変動するのは不安に感じるだろうと考え、給与形態を固定給制としたのです。するとドライバーのモチベーションが向上し、今まで以上に自分で考えて行動してくれるようになりました。配達先で新しい仕事を取ってきてくれることもありました。ドライバーの仕事も運送だけでなく、本人のやる気次第でできることはたくさんあると実感しました」
もう一つ、ドライバーの体力に好影響を与えたのが酸素カプセルの導入。高濃度酸素で身体の回復力を高める装置で、ドライバー全員が月に4〜5回利用し、疲労回復や睡眠不足解消などに役立っているという。その効果を確信した采女さんは、商品名が「O2ボックス」というこの日本製酸素カプセルの関西地区代理店の事業も始め、業容をさらに広げた。
(ライター/斎藤紘)
Eメール/yamashin-b.y@orion.ocn.ne.jp
トラック整備と運送業両輪に躍進
早期の現場復帰に尽力
「日本経済は物流が回し、その物流を支えているのが我々のトラック整備の仕事。直接的にも間接的にも人々の命や暮らしを守る仕事なのです」
トラック専門の整備会社として2017年に創業した『大日整工株式会社』代表取締役の梅﨑大佑さんは、自社の事業に誇りと使命感を持って取り組む気鋭の経営者だ。請け負う整備が年間約3000件を超える実績がその実力を示す。2020年には運送業も開始し、二つの事業を両輪に従業員100人、売上100億円、100年後も続く企業を目指す。
「トラック事業者は、車検のほか3ヵ月点検と12ヵ月点検が道路運送車両法で義務付けられています。トラックは各々の部品が高度な技術力のかたまりで、ひとたび歯車が狂えば大規模な事故の原因にもなってしまうからです。整備をしていないトラックはただの凶器です。整備では、ランプの故障など走行上に問題ないように見える小さい故障や違和感のあるところも危険の信号と受け止め、故障歴なども踏まえたトラック本体の弱点なども調べ上げ、厳密に整備を進めます。故障を直すだけではなく、その原因を徹底的に調べ、同じ故障を起こさないようにアドバイスもします」
運送業は、4tウイングゲート車や4tウイング車、10tウイング車、トラクター車などを使い、鋼材などの重量物や日用雑貨をメインに、近畿圏を中心に全国運送を展開している。運送事業を始めたことで、 梅﨑さんは整備事業で「一分一秒でも早くトラックを現場に復帰させる」ことを重視するようになったという。
「トラックを走らせることができなければ、物流業はお金を生み出せず従業員に飯を食わせることもできません。運送業を始めてそのことを分かったことでトラックの早期復帰がいかに重要かを認識しました。トラックの引き取りから入庫、点検、整備作業、動作検査、洗車、納車までの全プロセスを丁寧かつ迅速に行うよう努力しています」
2020年末には、南大阪一の大きさと収容率を誇る新工場も完成させ、業績拡大を目指すが、梅﨑さんにはもう一つの目標がある。スポーツカーや改造車が大好きだが、知的障がいゆえに車関係の仕事にも就けなかった兄のような人たちが自動車に関する作業の一部を担うことができる障がい者福祉事業所や介護事業所の立ち上げだ。この構想に梅﨑さんの温かな人間性が滲む。
(ライター/斎藤紘)
Eメール/info@dainiti-sk.co.jp
https://www.dainiti.jp/
礼儀礼節重視の遺品整理に高評価
多岐にわたる業務内容
「常に礼儀礼節をわきまえ、お客様の心と体の負担を少しでも軽くすることができるように作業を進める」
故人の形見品や処分品を仕分け、片づける遺品整理を手がけて22年の歴史を刻む『関西遺品整理センター』代表取締役の工藤敏光さんが守り続けてきた行動指針だ。その精神をしっかり受け継いだスタッフの献身的で丁寧な仕事ぶりで業績を伸ばし続け、業界での存在感が高まる一方だ。礼儀礼節を重んじる工藤さんの姿勢は、専門学校で学び、就職した老舗ホテルのホテルマン時代に身につけたものだ。その後、急逝した義父が経営していた運送会社を継承、引っ越し作業で訪問した老人ホームで遺品整理を頼まれたことが今の仕事を始めるきっかけになった。
「遺品整理は形見分けという言葉があるように、古くから家族や親族の役目として行われていましたが、掃除と大きく異なり、想像以上に繊細で労力を伴う作業です。社会の高齢化が進み、遺族の方たちの高齢化も同時に進んでいる時代、体力面だけでなく精神的にも負担が大きい遺品整理は重要な仕事になると考えたのです。当時はまだ遺品整理を手がける会社はなく、独学で遺品整理のノウハウを学び、手元に残した大型トラックと軽トラックを活用して事業を立ち上げました」
事業を本格化する中で、工藤さんが重視したのがホテルマン時代に学んだホスピタリティ精神をスタッフに浸透させることだった。
「私自身がホスピタリティの重要性についてスタッフにしっかり伝えるのはもちろん、プロのマナー講師も招くなど、教育に力を注いできました。その努力が実り、当社のスタッフはマナーが良いとお客様に評価していただています。それが当社の強みだと思っています」
遺品整理として訪問先で行う作業は多岐にわたるという。
「家電や家具、衣類、思い出のアルバムや希少価値の高いプレミアアイテムなどを家族の皆様の意向に沿いながら、処分するもの、売りに出すもの、残しておくものに仕分けていきます。また、整理後の清掃作業も重要になります。特に孤独死したりした部屋では消毒、消臭を徹底しなければなりません」
このほか、物置の解体、仏壇や人形の供養、生前整理、不動産の売買・解体、ミニ引越し、ゴミ屋敷の片づけなどにも対応している。
(ライター/斎藤紘)
Eメール/info@bestserve.co.jp
局所麻酔下に内視鏡手術を安全に実施
日帰りの手術件数は約800例
『石戸谷耳鼻咽喉科』の院長で医学博士の石戸谷淳一さんは、慢性副鼻腔炎など鼻の疾患の治療で実績を重ねる国内屈指の名医として知られる。一日二例ずつ週二日行っている局所麻酔による日帰り手術も800例を超え、石戸谷耳鼻咽喉科で手術をした友人や知人からの口コミで手術を希望されて受診する患者さんも少なくない。低侵襲で高度の手術技術を支えるのは、東京大学や米国留学での基礎医学研究で学んだ論理的な考え方や数多くの症例から得た実践的な臨床的知識、そして副鼻腔炎の病態に合わせた的確な治療方針の選択だ。
「副鼻腔は、細い通路で鼻腔につながる骨の空洞で、頬や両目の間、おでこや鼻腔の奥に左右一対ずつあります。これら副鼻腔には鼻腔の炎症が波及しやすいのですが、その通路が狭いために鼻腔の炎症が改善したあとも副鼻腔の炎症が長引き慢性化しやすいのです。慢性副鼻腔炎では、鼻閉、鼻漏、痰・咳、顔面痛、嗅覚障害などを生じ、生活の質(QOL)が障害されます。治療には手術が必要な場合が多く、通常は一週間程度入院して全身麻酔で行われていますが、内視鏡を用いてモニター画面を見ながら手術する内視鏡下鼻副鼻腔手術の技術が向上し、鼻茸など病的粘膜を容易に切除できるマイクロデブリッターという装置も開発され、慢性副鼻腔炎の手術は低侵襲な局所麻酔の日帰り手術でも可能になりました」
石戸谷さんの治療プロセスは、丁寧で論理的だ。
「慢性副鼻腔炎にはいくつかのタイプがあり、病因・症状・治療方法がそれぞれのタイプで異なります。まずは病歴を聞き取り、CT検査や内視鏡検査で患者さん一人ひとりの副鼻腔炎病態のタイプを診断します。通常は薬物治療から始め、個々の患者さんの病態に見合った治療を選択します。鼻茸がある場合や薬物治療のみでは改善が困難な慢性副鼻腔炎は、内視鏡下鼻副鼻腔手術の適応となります。局所麻酔の手術は、出血量が少なく全身麻酔の手術に比べ、合併症のリスクは低く安全です。手術中の痛みは時々感じる程度で患者さんとおしゃべりをしながら手術が進行します。所要時間は、副鼻腔一側で30分程度ですが、鼻閉の原因になっている鼻中隔弯曲症がある場合には同時に鼻中隔矯正術と下鼻甲介手術も行います。鼻閉が主訴の鼻中隔弯曲症の手術やアレルギー性鼻炎に対する後鼻神経切断術も局所麻酔で問題ありません」
石戸谷さんは、最近注目されている難治性の好酸球性副鼻腔炎についても病態研究や治療法の普及、診断基準作成にも携わったスペシャリストで、その治療も日帰り手術で行っており、さらに最新の抗体療法の経験も多い。
(ライター/斎藤紘)
https://www.ishitoya.jp/
夏場のコロナ感染対策もアドバイス
熱中症のリスクを回避
増減を繰り返し、予断を許さない状況が続く新型コロナウイルス感染症。9月末までを期限に始まった四回目のワクチン接種は必要なのか、熱い夏場にマスク着用は必要なのかなど感染防止対策について迷っている人は少なくない。医師と薬剤師の国家資格を併せ持ち、眼科を中心に全人的医療に取り組む眼科医の小菅正義さんは、変異株が出現する可能性も念頭に、適切な感染症対策を講じる重要性を強調する。
「ワクチンは、三回目まで打っても5〜6ヵ月経過すると抗体の量は減ってきますので、免疫力は低下してきます。従って、追加接種で発症予防効果を高めることが期待できます。厚労省も新型コロナウイルスが一度感染しても再度感染する可能性があることと、自然に感染するよりもワクチン接種の方が血中の抗体価が高くなることや多様な変異に対する抗体の産生も報告されていると指摘しています。四回目の接種は、重症化予防に重点が置かれ、三回目接種から5か月以上が経過した60歳以上の方と18歳以上60歳未満で基礎疾患を持っているか、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化リスクが高いと医師が認める方などを対象にしていますので、この条件に当てはまる方は率先して接種した方が良いでしょう。」
小菅さんは、その根拠として海外の状況を挙げる。
「イギリスでは、三回目接種の直後にはオミクロン株に対する発症予防効果が60%から75%になったものの、三回目接種から20週間以上経つと発症予防効果が大幅に低下したとの調査結果が報告されています。一方、世界に先駆けて四回目接種を始めたイスラエルにおいては 、60歳以上の四回目の接種をした人は、オミクロン株に対して四回目接種から36日から42日後では三回接種の人に比べて重症化防止効果は4倍以上高いと推計されるとの報告があります。両国のこの状況からも、四回目接種が推奨されるとの結論が導き出されます」
小菅さんは、マスク着用も含め夏場の感性防止対策についてもアドバイスする。
「コロナ禍の収束が見通せない状況の下では、身体的距離の確保、マスクの着用や手洗い、そして密集、密接、密閉の3密の回避は依然として感染防止の基本です。ただ、マスク着用は着用していない場合と比べると心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど身体に負担がかかることがあり、夏の高温や多湿といった環境下でのマスク着用は熱中症のリスクが高くなるおそれがありますので、屋外で人と十分な距離、少なくとも2m以上確保できる場合にはマスクを外した方がいいでしょう。マスクを着用する場合には、こまめに水分補給を心がけことも必要です。また、エアコンは熱中症予防のためには有効ですが、一般的な家庭用エアコンは空気を循環させるだけで換気を行っていませんので、冷房時でも窓開放や換気扇によって換気を行う必要があります」
小菅さんは、2021年11月から自宅療養者フォローアップセンターで勤務し、医師の待機室に常駐して、体調管理へのアドバイスなどを行っている。
「療養者からの相談は、その場で困ったことや今後どうしたらよいかなど多岐にわたっています。患者さんの顔が見えない電話対応のみなので、最悪の事態になり得ることを想定して対応しています。この仕事に対応するためには、一般用医薬品などのOTC医薬品の知識、処方薬の知識、全ての診療科目に対応できる一般的総合診療医としての知識などが必要なので、私としては薬剤師歴36年、医師歴20年というキャリアが生かされる場であると思って全力を尽くしています。今後もコロナに感染してしまった患者さんをサポートしていきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)
小菅正義 医師
関節の可動域を拡大し筋出力を向上
コンディショニング法
「あなたに衝撃を与えることを約束致します」
医学的リハビリテーションの専門職で、動作の専門家ともいわれる理学療法士の国家資格を持つ『WBC institute一般社団法人』代表の堀川浩之さんが開発したコンディショニング法『タウトニングⓇ』の効果に自信を示す言葉だ。整体でもマッサージでもストレッチでもない方法で、関節、皮膚、筋肉を調整し、肩こりや腰痛などの不調を改善するだけでなく、体本来のパフォーマンスを最大限に引き出すコンディショニング法で、年齢を問わず、いつまでも若く動ける人を増やすために普及に力を注ぐ。
「『タウトニングⓇ』のタウトは、ピンと張る、緊張などを意味する英語Tautが語源で、英語表記はTauteningといいます。関節、皮膚、筋肉などの器官をピンと張るところまで調整して、筋肉を動かす範囲である可動域や筋肉が力を発揮できる筋出力を瞬時に劇的に飛躍させる、これまでにないコンディショニング法で、既存のストレッチやマッサージなどでは得られない効果を実現します。常により効果の高い技術を追い求め、『タウトニングⓇ』を進化させてきました」
堀川さんは、理学療法士として働いていた病院の先輩から関節の動きを改善する療法を紹介されたのを機に、物理的エネルギーを用いて治療する物理医学の療法の研究に没頭。10年以上勉強会に通い、英語の文献も読みあさる中でストレスから腸に穴が開いて入院。背中が痛かったため高齢者のデイケア向けの体操を試したところ楽になり、これがヒントになって、2013年、自分で関節の調子を整える『タウトニングⓇ』を開発、『WBC(ワールドボディコンディショニング)institute』を設立して、普及のためのセミナー開催やインストラクター養成に取り組み出した。台湾やシアトル、タイ、スイス、オーストラリアでも講演し、海外での普及にも力を入れる。
「『タウトニングⓇ』は、プロのアスリートや部活動をしている学生さんなどが試合で力を発揮したり、けがを予防したりする上で有効です。病院に行くほどでもないけど、体が不調という未病の状態で取り組めば、自律神経も正常になりやすく、大きな病気になるリスクを下げることもでき、医療費の削減にもつながると考えています。『タウトニングⓇ』のインストラクターを増やし、巷でも気楽に取り組めるような時代にしたいと思っています」
各メディアでも注目されており、2020年1月テレビ埼玉『あすバナ』に講師出演、2021年6月『クオリタスプラス』に掲載、2022年1月tokyo MX『HISTORY』に出演、3月tokyo MX『シゴト手帖』に出演などのように今後も続々とオファーが入っている。
(ライター/斎藤紘)
Eメール/wask.de.tiger.h.h19@gmail.com
https://wbc-inst.com/
専門性の高い認定理学療法士が施術
清潔感あふれる施術室
山口県周南市で2022年1月に開業した『セラピーラボTherapy Lab』代表の藤本領佑さんは、運動療法や物理療法で基本的動作能力の回復を図る理学療法士の国家資格だけでなく、理学療法士の一割以下しか持たないより専門性の高い認定理学療法士の資格も合わせ持つリハビリのプロ。加えて高度急性期医療機関での臨床経験もあり、その専門知識と技術を生かして行う施術は腰痛など身体の痛みのケアなど多岐にわたるが、中でも女性に支持されているのが崩れた体形を正常化する美容整体を含めた産前産後の全身ケアだ。
「産前産後ケアは、日本では骨盤矯正といわれることが多いようですが、当院では、この用語を使いません。悩みの元が骨盤だけが原因とならない場合がたくさんあるからです。一人ひとりの全身評価とそれに基づく施術プログラムで骨盤を含めて全身の施術を行っていきます」
藤本さんの実力が伝わるのが、産後の骨盤に対する施術だ。
「産後の骨盤は大きく開き、体型が崩れるという認識が広まっていますが、実際に骨盤が開いて体型が崩れるということはほとんどありません。一時的には開くものの自然と閉じるというのが定説です。産後ケアで施術が必要なのは、腹直筋離開です。妊娠後期からお腹の真ん中にある腹直筋が徐々に左右に広がっていき、腹直筋の中央を縦に走る線が引き伸ばされ、最後には腹直筋が左右には離れてしまう状態です。産後の女性の8割以上に起こるといわれ、放置すると腰痛や臓器下垂、スタイルの崩れなどに大きな影響を及ぼします。この部分の施術を十分に行っていきます。また、骨盤や臓器の支持、排泄などに関わる骨盤底筋には妊娠中から多くのストレスがかかり、産後は大きく損傷を受け、十分な機能を発揮することが出来ず、尿もれや臓器脱などのトラブルを引き起こします。この骨盤底筋に対してもケアをしていきます」
こうした施術を行う施術室は広く、温度、空気清浄、音響、アロマも考慮した環境。女性が授乳できる完全個室スぺースもある。
藤本さんは、「医療レベルの技術を地域へ」をスローガンに掲げ、産前産後ケアのほか、肩こりや腰痛、ボディラインの乱れ、脳梗塞などの後遺症、整形外科疾患の後遺症、スポーツ障害などの改善に取り組んでいる。
(ライター/斎藤紘)
Eメール/info@therapylab-shunan.com
大きなお家のような保育園
一人ひとりの成長の可能性を、伸ばしていく
2020年4月開園『まんまる保育園』、2021年4月開園『澄川まんまる保育園』。どちらも小規模保育園ならではの特徴である家庭的な温かさをじんわり感じる、子どもたちにとっても保護者にとっても安心して過ごせる地域で評判の保育園だ。
「関わる全員で子どもたちを見守り、一緒に成長する」そんな姿勢を大事にし、園内のレイアウトにはこだわりを持っている。まず、保育スペースにはほとんど仕切りを設けていない、まるで「お家のお茶の間」のように、子どもたちが伸び伸びを過ごせるようにしている。記事では紹介し切れないが、雨の日でも最高に楽しめるスペースが、大きなお家『まんまる保育園』には備わっている。気になる保育園を検討している方、地域の住民の方は一度見学させてもらうといいだろう。
自然な子育て(保育)をモットーにしながら、知育や、自然教育にも力を入れていて、大人も子どもも毎日が発見の連続だ。昔ながらの子どもとのぶつかり合いの子育てを保育の中で実施しつつ、幼いからこそ吸収できるであろう学習する力についても、自然と身につくように過ごしている。
そんな子どもたちの姿一人ひとりに目が届くよう、大きな空間で子どもたちが毎日小さな保育園の大きなお家で過ごしている。毎日全力で笑い、楽しみ、泣いて、怒って、喧嘩して。そんな子ども同士、人と人との関わりを素直に学んでいく。大切なお子さんを預かりながら、全力で保護者と離れている時間の子育てしているのが、この『まんまる保育園』を運営する『合同会社むすびや』代表の棚橋亮仁さんだ。
「共存共栄の精神で、その時、一人ひとりの良い部分を引き出して、それぞれの個性を〝まあるく集めて〟いろんな色の丸が、たくさん集まればいろんな形に変化〝成長〟できる。だからこそ、当社が運営する保育園には、『まんまる』という名前が付いているんです」
(ライター/山根由佳)
https://manmaru-kids.com/