最新情報はこちら>>> |
いよいよ、今年も残すところあと1ヶ月。来月の半ばからは再びロンドンへ向かいます。 さる11月19日(土)の板橋区での講演会には、たくさんの方に来ていただきました。その中に9月の「井形慶子とめぐるイギリスの旅」(朝日旅行)の参加者がいらっしゃったとのこと。 いつも思うのですが、出版を通して未知の方々と出会うこと以上に、再会できたり、数年経ってお目にかかれることに感激してしまいます。「懐かしい」と言って下さると、短い時を共有したことがかけがえのない思い出になるのですね。 今年は仕事を詰め込みすぎて、イベントなどで行き届かなかった点もあったかと、少々反省してましたので。 |
いよいよ「井形慶子の暮らすように旅する英国コッツウォルズ」(宝島社)>>>アマゾン が発売となります。これまで大変リクエストの多かった(MP読者の中では人気No.1)のこのエリアに、日帰りでも、滞在しても良き友人のように役に立つフォトエッセイです。 私自身、ロンドンと同じくらいコッツウォルズを訪ねたのですが、100近い村の中で時間ばかりが迫ってきて、「一体何を見て、何を食べればいいのか」パニックになることも多くありました。 特にコッツウォルズはロンドンと並んでアンティークショップの宝庫です。今回は厳選した17の村にひっそりたたずむアンティーク店の数々(全22軒!)をはじめ、代々受け継がれる小さな工房で作られる靴、ジャケット。そして60代、70代の方々でも叶う、楽しめるホームステイのあれこれを、写真と共に詳しく書いています。 ページをめくるだけで牧歌的で、かつ、もぎたてのリンゴのような清々しいイメージが伝わってくる一冊に仕上がりました。ぜひ、書店さんでお手に取ってみて下さい。 |
さて、2012年5月28日(月)〜6月5日(火)まで9日間に渡る「井形慶子とめぐるコッツウォルズの家々とカシミア街道、そして欧州最大のアンティークフェア」(仮題です!)が、先ほど決定いたしました。「井形さん、また買い物しましょう」など、たくさんのお問い合わせをいただき、また開催する力をいただきました。(コッツウォルズウィンドアカデミー>>>) 何と言っても目玉はコッツウォルズ3日間のホームステイです。打ち合わせに来られた旅行会社の方も、もうすぐ発売の「井形慶子の暮らすように旅する英国コッツウォルズ」をご覧になって、「うわーっ、小さなアンティーク店まで紹介してある。こんな本が欲しかったんです!」と、早速付せんを付けておられました。 お忙しい師走、夜眠る前に1ページずつめくりながら、ずっと変わらないイギリスで最も美しい村のシンプルな暮らしにふれていただければ嬉しいです。 ご参考までに。>>>(動画がご覧になれます) |
など、一部、ご本人にご了解いただきご感想を紹介させていただきました。常日頃、身近な男性、恋や結婚に悩む女性、そして自分自身について。絡まった糸をほぐすよう書きました。 |
昨日も朝3時に起きてベッドで本を2冊読んだ後出社しました。こんな小さな幸せの裏で、今なお震災によって、多くの方々が不自由な暮らしを強いられていることを思い返します。 |
P.S. ブログという、超アナログの私にとって手に負えないことを始めようかと思っています。少しずつ、私が見つけた大好きなものを皆様にご紹介できれば……。 「よみがえれ! 老朽家屋」(新潮社)の内容につながる試みです。 最初はゴタゴタするかもしれませんが、また楽しいことが始められそうです。 |
12月8日(木)発売予定 『井形慶子の暮らすように旅する英国コッツウォルズ』(宝島社) AMAZONで予約受付始まりました>>> |
|
イギリスツアー、英国展、講演会など、今年はイベントごとが続きました。
|
|
その後は近くにある日本名水100選の一つ、忍野八海を訪れ、その清流で育ったイワナの塩焼き、名水を使ったソバと豆腐をいただきました。 「本物の水の色を見せてあげる」と言った私の言葉に半信半疑だったスタッフも、透明な群青色の水の底に感激してのぞき込んでいました。 |
|
阪急英国フェアに来られた方はお分かりのように、私の服への興味はこの数年、住宅リフォームを追従するように日々大きくなっております。50代になったからこそ、少し贅沢して、可愛いパターンでかつ上質な素材を身にまといたいと思うのです。 しむらさんご夫妻の仕事場は、紡績の現場も含めてとても刺激的でした。お招きいただいた展示会も、丹念に織られた麻のお洋服が見事で、バイヤーさん達の目もキラキラ輝いていました。 |
|
ところで、高血圧と言われて以来、玉ねぎ、生しいたけ、玄米を昼、夜と食べ続けるうちにガクンと下降。食べ物の威力はすごい! と改めて思いました。 レシピは来年出版する本にぜひ記したいと思い、今、あれこれ試しています。たとえば……九州から取り寄せた玉ねぎと生しいたけを網焼きして、橙(だいだい)を絞って玄米といただく。これはが私の夕食です。超シンプルだけど、体中の血がとてもきれいになるような気がしています。 |
|
この秋は 「求む! イギリス人男性の同居人」(ポプラ社) 「あなたが待つ夜」(河出書房新社) 「約束のない日曜日」(ポプラ文庫) そして「好きなのに淋しいのはなぜ」(集英社文庫) 詳細はこちら>>> と、恋の本が続きます。 恋愛エッセイというより、自分の人生を振り返って描いたイギリス人との恋、道ならぬ恋、欠点だらけの彼といかに親友のような関係を築いたか……など。 「分かる! 分かる!」とのめり込むように読んで下さったとメールをいただくと、嬉しくなります。 特に私の場合、失恋、離婚、別れやその手前の不安をテーマにするので、心の奥にしまい込んでいた思いが顔を出すのかもしれません。 英国エッセイとは違う秋の4冊、ぜひご感想をお寄せ下さい。 |
MP編集部からのお知らせ <井形慶子英国ツアー催行> |
今年もこの英国フェアは前夜祭からスタート。 お世話になる阪急の皆様、ゲストの方々との英国話に花が咲きます。 フェア初日は朝10時のオープンを控え、早朝4時から開店準備に追われました。 |
|
昨年に引き続きデンツ村ソフィーさんのニット製品、新絵柄も加わったコッツウォルズのタイルをご用意。 |
|
そして、ロンドンの下町イーストエンド、コロンビアロード「Queenie and Ted」よりリンダさんとカリーさんをお招きして、ブランド布の端切れで可愛いコサージュを作る実演販売をいたしました。 開店と同時に私達のお店もたくさんのお客様で溢れかえりました。 狭いブースでなかなかゆっくり商品をご覧いただけないのでは? と心苦しく思っておりましたが、ご来場いただいた皆様の「素敵ねー」「うわぁ、これ可愛い」という声に、少しホッとしました。 |
|
当初、講演会後失礼してに帰京する予定でしたが、お店のあまりの大反響とお店にいたMP編集部スタッフからの要請に応えて、その後もお店に出させていただきました。 その分、多くのお客様、そして私の本をご愛読下さっている皆様との素晴らしい出会いがありました。 昨年に続き私達のお店を訪ねて下さるリピーターの方、わざわざ関東から新幹線で駆けつけて下さる方、ここ数年の私のイギリスツアーに参加してくださった方、本当にありがとうございました。 |
|
中には、「先生のツアーに参加した時に妊娠していた子が生まれました!」と、赤ちゃんを連れてうれしい報告も。 また私の留守中に車椅子で私を訪ねてくださったというショートカットの女性は、厳しい闘病生活の中お見えになったと聞きました。 恐縮です。本当にありがとうございました。 お心当たりの方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡下さい。 |
|
そしてわざわざ差し入れをお持ち下さる方もいらっしゃいました。 |
|
|
|
After British Fair リンダさん&カリーさんからお手紙をいただきました! |
|
We really wanted to say a massive thanks for all your help and hospitality when we came to Osaka. We had a brilliant time both business-wise and personally. It was such a priviledge to meet you all and the wonderful Japanese customers.
Our trip to Kyoto and Tokyo was amazing and made us love Japan even more!
Please send everyone our best wishes and thanks again for your warm welcome and giving us the amazing opportunity of attending the British Fair. We will remember it fondly, always.
Kind Regards to everyone
Linda and Kally (Queenie and Ted) |
あなたたちが大阪に来られたとき、 手厚いおもてなしなどを私たちにして 下さったことに心からありがとうと 言いたいです。 私たちは英国フェアでの体験、 並びに日本滞在、ともに素晴らしい 時間を過ごすことができました。 あなたたちに出会えたこと、そして 素晴らしい日本のお客様に出会えた ことを大変うれしく思います。
私たちが小旅行で訪れた京都と 東京は驚くほど素晴らしく、 私たちを日本好きにしてくれました。
今回の来日は、関わってくださった すべての方に感謝しています。 このことは一生忘れません。
みなさんどうもありがとう。
リンダ&カリー(Queenie and Ted) |
阪急うめだ本店にて行われる「英国フェア2011」が今年は、10月5日(水)〜10月11日(火)の7日間開催します。 ソフィーさんのセーター、残りわずかです!! |
|
|
|
悲喜こもごもも含めて、たくさんの経験は書くエネルギーにつながっています。なのに、こうもやることが多いと、一つ一つの経験が自分の中で消化不良を起こしそうになったり……。 今日という日は二度とめぐってこないのだと言い聞かせ、10年日記をせっせと書いていた昔が懐かしくなります。 ちくまwebの連載、「吉祥寺おせっかい日記」に登場するタロット・リーダー菜子さんは、お盆の前後、人の気は千々に乱れて落ち着かないものだと言っていました。今年は震災もあり、放射能の漠然とした不安もありで、気づかないうちに深層心理が揺らいでいるのだそう。 お盆の怪人に私も巻き込まれつつあるのかと思うほどです。 |
今年の夏は、連日あまりにも暑いので、編集部にいる日は、コンビニにも行きません。 冷房の効いた部屋でひたすら原稿を書いているのです。一日中放っておいてくれたらいいのに、社員との打ち合わせや財務関係の電話が重なると、集中の糸がプチンと切れます。それを立て直すのに小一時間。仕事が進まない自分を情けなく思うのです。 以前できたことができなくなると、齢をとったのだろうか不安になるのは皆さんも同じでしょうか? 出版不況の昨今、執筆業だけで食べていける人は全著者の1%ぐらいといわれています。 書けることはありがたいはずなのに、時々いくつもの仕事を兼任している状況がうらめしくなることもあります。 |
8月以降から秋にかけては恋愛をテーマにした本が出る予定です。『求む! イギリス人男性の同居人』(ポプラ社刊)はその第一陣です。 新聞原稿や住宅や英国エッセイと違って恋愛ものは、自分が本の世界にどっぷり感情移入しなければ書けません。 一人静かに想いを馳せることのできる環境作りは至難のワザなのです。 |
前に石原慎太郎さんとお話した折、「エッセイならどこででも書けるが、小説はムリ」と、おっしゃっていたことを思い出しました。都知事でもある石原氏の場合、籠もって原稿を書くわけにもいかないのに、どうするのだろうとたくさんの「?」が浮かんだのです。 しかも、一日の必要睡眠時間も私の6時間よりはるかに長いのです。知事という多忙な身なのに、どうやって仕事を切り上げるのかと、たくさんの「?」です。 あくまでマイペースで突き進むのが石原流と思いますが、送ったインタビューゲラは割と早くに見て下さいました。(ただし、解読不可な書き文字に頭を抱えましたが)「いずれ政局を舞台にした小説を書くつもり」と伺って、妙に勇気づけられたことを思い出します。 |
灼熱体育館を冷やせ (『本音のコラム』6月22日付け東京新聞) それはある新聞記事から始まった。電気のつかない公営住宅に一人暮らす高齢者は、ひもじくて配給のおにぎりを夜中に食べるらしい。また防犯のため枕元に包丁を置いて眠る。 力になりたいと調べるうち、今も約百十名の被災者が暮らす岩手県山田北小学校に行き着いた。まとめ役の年配男性は、今は配給食は充分あると教えてくれた。「必要なものありますか」と全国の方々から聞かれるが、皆に贅沢品を与えたくない。最低限の暮らしに慣れなければ、ここを出た後各々が自立できなくなる。だがしばらく話すうち「最近、中高生の部活が始まったが学校は遠い。街もない暗いがれきの中を遅くに帰って来るから心配だ。また窓を開ければ虫が入るから網戸も必要。夏場を控え、自治体に扇風機を申請しているが、いまだ返答がない」と聞き捨てならない実情を語ってくれた。 六月、体育館での講演会で、うだる暑さに何人もの高校生が倒れたことを思い出す。グズな行政に任せられない。速攻で調べ、体育館用省エネ大型冷風機を発見、購入を即決。費用は編集部が出し、広告主の寄付金も充てた。さらに販売元の「三和式ベンチレーター」所長も一台提供することに。早速、現地に連絡すると喜んでくれた。ここを出て内陸に行った高齢者も、淋しさから過酷な体育館に戻っている。熱中症対策は国の急務だ。(作家) |
早とちりの私は、前に朝日新聞の記事を読み、とても助けたいと思った方が、山田町のどこかに一人で暮らしていると勘違いして、方々の避難所に連絡を入れた末、山田北小学校体育館の方とお話する機会を得たのが縁でした。 その方は自らが勤める水産加工会社立ち上げと、被災者の方々のまとめ役をこなしていらっしゃいました。 「甘えちゃいけないんだけど……」と必ず前置きして、色々なお話を伺う中で、これまで直接現地の人に支援を、という編集部の思いがまとまったのです。 |
|
|
当日は釜石、宮古など被害がひどかった海岸エリアに最も近い内陸部、遠野のスーパーにご協力いただき、「冷たいものが飲めたら……」と現地の方の希望で、凍らせたスポーツドリンク、お茶、ハエ取り紙、除菌シートも届けました。 水産業の盛んな沿岸部では、腐敗した魚の臭い、ハエ、粉塵に悩まされていますので、これらは必需品。また、制菌効果のある「エランビタール」も共同浴場にとお渡ししました。 スポーツドリンクの受け取りもあり、「遠野物語」で有名な遠野に前泊しましたが、街の食堂では報道関係の方をよく見かけました。未だに宿の予約は混み合っていますが、ひと頃よりは落ち着いたようです。 |
被災地ではひと頃に比べてボランティアが減っています。大学生も就活に向かう夏、若者もグッと減っているそうです。何かをしたいと考えていた方は、仮設入居後の不安が募るこの夏から秋にかけて、行動に移られてはいかがでしょうか。 詳細はこちらから |
一足先に出発した私たちは、ツアーの皆様をヒースロー空港でお出迎え。 さて、ほかのツアーでは決してないと自負する豪華な7大特典には、イギリス人の家に短期ホームステイ体験ができるコースや、一般イギリス人の家見学、アンティークショップの業者がこぞっと現れるといわれる大規模なアンティークフェア、スノードン登山電車で山頂に向かう絶景ウォーキング、ハイダウン刑務所内に更正を目的に設置されたレストラン「ザ・クリンク」など、移動距離もさることながら、体験するメニューも多彩なのがこのツアーの醍醐味です。 今回初となるスノードン登山電車の山頂ウォーキングは、小雨が降る曇り空で残念ながら頂上での絶景を見ることが出来ませんでしたが、スノードンの山を下りる頃から晴れ間が見え、車中では歓喜の声が飛び出すほど。 アンティークフェアでは、100年前に作られたアンティークの小さな絵皿がたったの10ポンド(1,450円)で売られていたり、アールデコ風の金の置き時計が28ポンド(4,060円)だったりと、掘り出し物は探せばザクザクと見つかり、ツアーの皆さんもたっぷりお買い物を満喫されたようです。 また、ニューアークの街では、偶然サクソン時代に建てられた「サウスウェル大寺院」を発見。さまざまな時代様式の建築が、至るところに施され、見事なまでの美しさで、早速翌朝は、ツアーの皆様を集って早朝ウォーキングで、寺院内を見学させてもらいました。 今回は、東北太平洋沖大地震の影響もあり、キャンセル者の心配がありましたが、定員を超えるお申し込みがあったとのことで、本当に嬉しいかぎり。 盛りだくさんのメニューで、皆様お疲れになっていないでしょうか。 |
庭のバラ、ローズマリー、カモマイルが涼やかな風になびいて咲き誇る夕暮れ、深呼吸して深く香りを吸い込みたいのに、「大気中の放射能」やいかにと考えてしまうのです。 連日報道されている「原発問題」からは、この国の歩みそのものがあぶり出され、避難されている方々、現場で過酷な作業にあたっている方々を思うとやりきれない思いになります。 今ほど私達が身の丈に合った自分目線の価値観や幸福論を持たねばと思ったことはありません。 英国的シンプルで倹約的な暮らしは、減収から震災まで、自分の外側で起きる「社会状況の変化」に対応できる(振り回されない)強さと持久力をもたらせてくれました。 イギリスで見つけた人の数だけ独創的な生き方に、これもあるし、あれもできると、選択肢の幅が広がるせいかもしれません。 恒例の「井形慶子と行く美しいコッツウォルズの家々と欧州最大のアンティークフェアをめぐる旅」は、おかげ様で今年も満員御礼、たくさんの方に生の英国生活を体験していただければと思っています。 また、今回予定が合わなかった方も今年は9月にもツアーを行う予定です。催行される旅行会社さんが、近く朝日新聞紙上にて告知されるそうです。 5月発売の新刊は、「ロンドン生活はじめ! 50歳からの家づくりと仕事」。ロンドン生活をスタートさせて最初の一歩の物語です。 ハムステッドのフラットをリフォームしながら書き綴った喜びと心配など、初めての日記エッセイが中心。50代になった著者として、母としての心情や社員、家族への思いなど書きました。 第1章 ロンドンの我が家をリフォームする 第2章 理想の住まいへ―リフォーム工事の極意 第3章 ロンドン生活はじめ―小さなビクトリアンフラットの節約生活 第4章 五〇歳の暮らしと仕事―あらたな出発は毎日用意されている 第5章 日本とイギリス、寄りかからず生きていくために 6月には毎年楽しみにして下さる読者の方々へ、手作り感あふれるフォトエッセイが登場します。 「月収15万円で暮らす豊かな手引き イギリス式シンプルライフ」 皮ごと野菜の一皿ごちそうや、アイリッシュリネンを訪ねて、英国セーター紀行、コッツウォルズで一人生きる素敵なおばあちゃんなど……盛りだくさん。ページをめくるたび、シンプルな美しさに見とれていたい、そんな暮らし方を紹介しています。また、ホーリーロウのシンプルリフォームも写真初公開です。 現在は夏から秋にかけて出版されるイギリス、東京を舞台にした恋愛エッセイのまとめに入っています。 東京新聞の「本音のコラム」など週単位の連載にもやっと慣れた昨今です。このところ講演会も少しだけお引き受けしています。 また、10月大阪・うめだ阪急で開催される英国フェア、デンツ村のボタンジャケットに加えて、ロンドンのデザイナーさんともお話を進めています。こうして何度も書くのは、服が大好きな私にとって、とても心躍る挑戦だから。仕事を通して挫折しても、仕事によって羽ばたける。今日もまた一日働けることに感謝です。 なお、ミスター・パートナー8月号(7/10発売)の「がんばれ東北」特集では、多くの個人、企業の方々にご賛同いただき、義援金を寄付することができそうです。現在、制作中の特別ナンバー。どうかお楽しみに。 皆様もお元気でお過ごし下さい。 |
|
書店でも大人気! 井形慶子の新刊「ロンドン生活はじめ!」 |
余震が続く毎日です。 編集部では、オデッテ・ウェルズさんがデザインした |
さて、私の方は来週から5日間午前と深夜、NHK-BSプレミアムにて「BSアーカイブス」に出演します。 英国の選りすぐりドキュメンタリーは、読者の皆様にぜひ見ていただきたい秀作ばかり。 正直、私自身見てびっくりしました。 日本のテレビでイギリスの情報や生活シーンをなかなか見ることはできないので、これからイギリスに行かれる方にもお薦めしたい内容です。 今年前半は住宅にちなんだ本が出版されます。 私は家が大好きですが、最近は災害に強い家、エネルギーも含めて自給自足できる家にするには、どうすればいいのだろうと考えています。 きっと、今回の震災の影響で日本人の住宅観も大きく変わるのではないでしょうか。 建物よりもコミュニティー、なじみのある街、無理のない住宅ローン、現役を退いたら、お店でもできる立地がいいかな……など漠然と思っていたところに現れた昭和の一軒家。 1年半かけて書き下ろした「よみがえれ! 老朽家屋」(新潮社)は、前々から「終のリフォームについてぜひ書いて欲しい!」と読者の方々にたくさんの声をいただいて書き始めました。 中高年の住宅ローン、法令施工法、ローコストの技なども盛り込んでいますが、リフォームした老朽家屋は英国コテージと昭和が入り交じったなかなかの出来映え。ビフォー&アフターのカラー写真付きのノンフィクションドキュメンタリーです。 エッセイにも書きましたが、この本の完成間際には東京脱出という騒動もありましたが、この地震で昭和の戸建ての真価もわかりました。 こんな簡単な耐震でいいのかなと思い続けたのですが……。 その結果はぜひ本書をお読み下さい。 表紙カバーは手に取るとこれまでにない明るい色彩。ここで本書のハイライトをお知らせします。
「老朽マンションの奇跡」に続く待望の住宅ドキュメンタリーの完成です! |
(本文より)
都知事選も終わり、何かと考えることが多いこの頃です。 |
|
井形慶子の新刊 書店でも大好評いただいています |
|
ウィリアム王子&ケイトさん 結婚記念コースターを限定販売! 4月29日(金)にロンドンのウェストミンスター寺院で行われる、 ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式。 |
コースター「ロイヤルウェディング」 各 3,570円(税込) サイズ 120mm×120mm×15mm 重さ138g 白地20枚 限定販売 |
東北地方太平洋沖地震で被災された皆さまへ 3月11日、白昼のさなか突如東北・関東を襲った大震災に |
有隣堂 アトレ目黒店にて『日本人の背中』(集英社文庫刊)が 注目の日本人コーナーで店頭展開していただいてます。 欧米人から見た日本人の姿とは? 被災地での日本人の姿に多くの外国人たちは賛辞の声を寄せました。 井形慶子20年間の取材ノートから見えてきた、おもはゆいけれど、 読んで納得の姿をぜひご一読ください! |
また、ミスターパートナー5月号(4月9日発売)では
|
年明け以来多忙な日々が続き、やっと更新できますが、まめにチェックをしてくださった皆様、ごめんなさい。 今年に入り新聞など連載が増え、現在数冊の本が進行中で10分ランチも日課になりました。 夜、写真整理をしていると、イギリスの家庭料理がことさらおいしそうで、そのフラストレーションから夜はファミレスでこってりしたものをつい食べてしまいます。 しかも12時前後ゲラを付け合わせながらという、甚だダイエットに背を向けた生活にパンツのウエストがきつくなるのも自業自得でしょう 。 ロンドンでは案外と規則正しい生活を送れるのに、この原因は私自身作業が10年前に比べスローになったせいかもと思うわけです。 |
そんな自分にとって一番リラックスできる時間といえば、家事をすること。洗濯物を干したり、武蔵野の野菜を使った料理を作ったり、冷蔵庫やトイレの掃除など、手を動かしていると頭が休まるのです。 コッツウォルズでお会いした一人暮らしの老婦人に習ったリラックス法なのです。詳しくは現在制作進行中の「イギリス式シンプルライフ」(宝島社)でご紹介する予定です。 いつも多くの方に読んでいただいているフォトエッセイ、どうぞお楽しみに。 振り返ればこの3年間、リフォームに明け暮れ、自分のこれからの住まい、ひいては老後の生き方までも考えたりしました。 この春、住宅にちなんだ新刊が出版されます。 時はまさに引っ越しやリフォームや住宅購入に目覚める春です。いつか自分の家を持ちたいと考える方にも意欲が炸裂するはずです。 以下、これから出る本です。
|
「戸建て願望 「よみがえれ! 老朽家屋」 |
また5月には、私の初めてのロンドン生活をあますことなく綴ったエッセイが出ます。いずれも実録です。 たった数年でいろんなことがめまぐるしく変わり、戸惑いもありますが、先の見えないこのラッシュを駆け抜けてみようと思っています。 まさかここまできてこんな生活に追い込まれるとは思わなかったのですが、スタッフに支えられ(邪魔をされ)仕事を楽しんでいきます。井形慶子と行く英国ツアーや講演会にもたくさんのご参加をいただき、感謝感激です。 花粉症にはたっぷりの水分が必要です。最近、サーモスの水筒を買って朝入れたお茶が深夜も熱いのに毎日感動しています。一見、面倒そうですが、オススメします。荒熱の取れた熱い飲み物は、本当においしいですよ。皆様もお元気でお過ごし下さい。 |
日頃から野菜は無農薬の産直野菜を地元農家で買っていたのですが、東京新聞の連載や今月から始まるちくまWeb新連載「東京の田舎ぐらし」の執筆に加え、春に発売予定の新刊の執筆など、手帳に書き込まれたスケジュールをながめ、買いに行く時間の確保も難しそうな状態。そこで、今月から思い切って産直野菜を自宅に届けてもらうことにしました。
【会費】 |
東京新聞の連載が始まり、各方面の皆様より反響のお電話やお手紙をいただき、 あらためて新聞というメディアの大きさに驚かされています。 現在、新刊の準備のため、毎日遅くまで編集部に残り、 ロンドンの写真とにらめっこをしています。 1回の取材で撮影してくる写真は1000点以上。 その膨大なフォトライブラリーの中から、 「これ」という写真を選んでいくのです。 3月は文庫本が発売される予定です。 詳しくはまたお知らせしますが、私のこだわりがつまった一冊です。 どうぞお楽しみに。 また、今月より60分に拡大したラジオ番組『West end Talk』ですが、編集部のヒカルも出演しています。 英国取材秘話や編集会議の裏話も飛び出し、トークが盛り上がっています。 皆様、ぜひお聞き下さいね。 |
|
ノロウィルスやインフルエンザが流行しています。 皆様、お元気ですか。 1ヶ月前の今頃は、大寒波のイギリスで立ち往生していた私です。 すでにお伝えしたようにスコットランド、ボーダー地方では、カシミヤやウールを今も地場産業にしている人々に出会い、前々から関心が高かったクラフトによる経済の立て直しについて取材を続けました。また、大雪の北アイルランドにも苦肉の策で飛ぶことができ、アイリッシュリネンを作り続ける人々の真摯な取り組みに感銘を受けたことです。 これらのことは現在連載中の東京新聞「本音のコラム」(毎週水曜日)や 今年のエッセイに登場する予定です。 |
ところで、年末年始にかけてたくさんのクリスマスカードや年賀状をいただきました。 本当に遅ればせながらですが、いつも気に掛けて下さる読者の皆様に感謝申し上げます。 新刊の「突撃! ロンドンに家を買う」(アマゾン)も、おかげさまでたくさんの方々に読んでいただき、「すでに家を買った」から「これからロンドンに家を探すところです」など、うれしい感想をいただいています。私にとって生涯の夢を一つ成し終えた今、あれからどんなロンドン生活を送ってきたか、それを一冊の本にまとめました。 今日、次作の原稿が書き上がり、この場で改めて刊行時期などお伝え致しますので楽しみにお待ち下さいませ。 ロンドンライフ、シンプルライフ、そして人生後半をどう生きていくか、それが大きなテーマになりそうです。 そしてもう一冊が、昨年から書いていた『奇跡のリフォーム』第二弾!! 最終段階です。今度は一軒家で……ご期待下さい。 |
若くして海外に飛び立つ人は多いのですが、最近では50代、60代になって夢を叶える人も少なくないのです。 「ミスター・パートナー」でも大人、50代などのキーワードで留学やホームステイを特集すると、毎回大きな反響をいただきます。 子育て、仕事を一段落させ、そこそこの蓄えや人脈も作り、良識や知性も兼ね備え、いいことづくし。 誰のためでもなく、自分のしたかったことに没頭できるのがこんな50代からではないかと思っております。 いわば、人生の黄金期ですね。 私も思う存分楽しみたいと思っています。 |
ところで、今年から2年間はケイトさんとウィリアム王子のロイヤルウェディングがあり、ロンドン五輪がありと、イギリスが俄然注目されそうです。 私達のもとにも講演や英国ツアーなど、新たなお話をいただいています。すでに今年6月の「井形慶子と行く英国ツアー」は、ほぼ定員に達し、ご検討いただいている方々よりのお問い合わせも尽きません。 また、9月には朝日新聞関連の朝日旅行でも、ひと味違うツアーの企画に入っていらっしゃいます。それにちなんで朝日新聞社内浜離宮では、イギリスの旅についてお話します。 あれやこれやで年始より終電コースの生活が続き、スペインから帰ってきた林信吾さんに「井形、死にそうな顔してるぞ」と、無礼な年始の挨拶をされた私。 いつもこの時期は机に向かって朝から晩までという滑り出しですが、くしゃみやせきから身を守りつつ、今年も一年頑張るからと周りには話しています。 |
講演といえば、アットホームな雰囲気で今年も横浜の県立神奈川近代文学館でお話しさせていただきます。 主催のN.G.Sジャパンは、3500以上ものイギリスの個人のお庭を公開し、「イエローブック」でも有名な「ザ・ナショナル・ガーデン・スキーム」の姉妹団体です。 お庭を大切にするチャリティらしく、会場となる場所は横浜の高台にあり、少し歩くと魅力的なカフェや港が見える美しい住宅街が広がるエリア。 当日晴れていたら、しばし私も散策が楽しめるかなと思っています。 お話は「英国式、古い家の楽しみ方」です。コッツウォルズで見たもの、ロンドンの我が家で感じたことなどをふまえ、今年ますます注目される中古リフォームにも触れたいと思います。 当日はティータイムもあるそうです。 ゆっくりとした横浜での午後を満喫してください。 |
今、これを書いてて思ったのですが、最近、私の周りでもツィッターやブログを立ち上げる方が多く、「ブログやりませんか」というお話もいただきます。私自身、このジャンルに詳しくないため、相変わらず掲示板というオーソドックスなスタイルで続けております。 毎日ブログを更新するのもすごい労力だと感じます。 読む側としては楽しいのですが、アナログ派の私にとって、更新し続けることはほぼ不可能。 結局、全ての根本はブラインドタッチでワープロが打てないところから来ているのです。 その分、口数も多く、頭で文が作れるという技にもますます磨きがかかり、最近では携帯でしゃべって原稿を入稿する遠隔ライティングもお手のものとなりました。 だから何だと思われるでしょうが、30代後半、本を書きつつ一番怖かったのが失明でした。 もし、目が見えなくなったら、もう書くことが出来なくなるのだという不安は、今はありません。 ともあれ、意味不明なメールを突然送りつけることは、なるべく止めようとわかりやすい省略文も開発中。 いずれ特技に加わることでしょう。 |
某ディレクターさんはメールやツィッターをゴミだと言いました。大切な連絡は必ず電話で来るものよと。 通信手段は多様化しても、私は書き文字や話し言葉を大切にしようと思っています。毎週日曜日の「West End Talk」も2月からは1時間に拡大されます。パーソナリティを務めて通算20年に迫るという恐ろしい長寿番組です。 (途中で番組名が変更になりましたが) BGMにUKサウンズが流れる、とても面白く、中身の濃いFM番組と自負しております。 一度、是非聴いてみて下さい。ご感想もお待ちしております。 そういえば、今年も参画させていただくことになりました。 阪急百貨店英国フェアの講演、およびイギリスから探し出した大反響のニット、タイル、その他の販売です。 今年らしくロンドンにもフォーカスして、ビックリするような可愛くて上質なもの達を連れてきます。 すでにヒカルとクマは現地とのやりとりを開始して、カントリーサイドにある工房の方々も張り切っていらっしゃるようです。(今年限定のものも出るかもしれません。) まだ先の10月のイベントですが、私自身サンプルが来るたびにワクワクしています。 |
最後になりましたが、来週か再来週あたり、風邪についてのコラムを書こうと思っています。 お風呂と風邪のいい関係について、あれこれ考え、実行している小さなことなど・・・。 掲載される東京新聞は、キオスクでも100円で購入できる上質な新聞です。 「地方在住なので手に入らない」というお問い合わせを関東圏以外の方からいただいております。 |
購読手続きなどの情報をもうしばらくお待ち下さい。 まだまだ寒い日が続きそうです。 どうか皆様、ご自愛くださいませ。 |