2008年4月、『千葉ロッテマリーンズ』は
野球教室「ベースボール・クリニック」と、 指導者のための『ベースボール・コーチング』を開校した。
豪華コーチ陣が直々に指導してくれるというこの教室、 何やら熱そうな予感がするが……。
日本一熱い球団が 野球人のために立ち上がる!
L! O! TTE! オーオーオーオー、ロッテ!
日本球界で最も熱い応援で知られる「千葉ロッテマリーンズ」。千葉マリン球場に足を運ぶと、彼らがいかに野球を愛しているかがよく分かるはずだ。そしてその気持ちは球団側とて変わらない。どこよりも熱い野球魂を持つ同球団が、今春『マリーンズ・アカデミー』なるものを立ち上げた。
コンセプトは「地域の健全な野球の支援と、楽しく気軽に行なえるスポーツ環境づくり」。現在、プレーヤーを対象とした『ベースボール・クリニック』と、野球指導者を対象とした「ベースボール・コーチング」を開校している。どちらもロッテOBのコーチが直々に指導し、「ベースボール・コーチング」に至ってはボビー・バレンタイン監督によるセミナーまで受けられるという特典付きだ。ロッテファンならずとも、これは一見の価値がある。
練習模様をビデオ撮影フィードバックでさらなる進化を!
小中学生並びに一般のプレーヤーを対象とした『ベースボール・クリニック』は、指導者と受講者が一対一のコミュニケーションをとれる「マリーンズ・インタラクティブ・メソッド(MIM)」が最大の特長だ。「一人ひとりにスポットライトを!」を理念に掲げ、対面による指導のほか、練習時に撮影したビデオ映像のチェックやインターネットでの質問受付も行なう。
自分の投球フォームやバッティングスタイルを見直し、プロのそれと比較する。それを見ながら、コーチが直々に良かった点や悪かった点などを解説してくれる。撮影された動画はインターネット上でも閲覧できるため、受講者は自宅でもフィードバックできる。何か気になることがあったらインターネット上で質問する。具体的にはこんな流れだ。こうした過程の中、受講者は練習の質をさらに向上させることができる。
決して熱いだけではない。そこには考え抜かれたシステムがあり、時間と空間を超えて一対一のコミュニケーションをはかりたいという球団の思いやりがある。野球を通じて心の絆を育む場として『マリーンズ・アカデミー』のさらなる発展に期待したい。
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