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コラボで好評な老舗バッグ
価値創りに力を入れる
老舗バッグメーカー『株式会社ヤマト屋』は、国内生産にこだわり、工場・職人確保に全力を尽くすが、一方で時代に合わせて進化することを恐れない。特に、2008年に正田誠さんが4代目代表取締役社長に就任してから、より強力な体制へと変化を遂げている。同年、社内に設置されたのが『価値創り研究所』。高性能一眼レフカメラに5倍まで拡大できる特殊レンズを装着し、肉眼では発見できない物を見られるようにすることでお客様からのクレーム品や修理品、社内クレームなどの原因を究明し、改善。今までにない製造方法などが生まれるなど新しい価値創造へと繋げている。正田さんは、「お客様からのクレームは宝」と熱弁する。
「クレームは、何か気づくべきというサインだと考えています。洗濯可能なバッグを手洗いしたところ、白い斑点が付着して取れない、というクレームをいただきました。『価値創り研究所』で分析した結果、原因は濯ぎ不足。お客様には、しっかり濯ぎを行って商品をお返ししつつ、同製品には〝手洗いの場合は十分濯いでください〟の文言を加えました。クレームや事故をただ処理するのでなく、〝なぜ〟を徹底的に突き止め、進化していくきっかけとして大切に受け止めています」
また、過酷な状況にも耐えるバッグを作るための機械も開発。世界にただ一つの『荷重試験機』は、重りを入れたバッグの手紐を試験機に固定し、勢いよく落とすことを100回連続で行うことで手紐の強度、バッグ全体の強度を試験するという。月に1万品以上を製造するが、プロの検査員が一つひとつ手作業で全品検査を行うのもこだわりだ。お客様の立場に立ち、「その品にお金を出して買うかどうか」を検査基準に厳しくジャッジを下していく。同社の主要な客層は60代〜70代女性だが若い感性を持った方が多い。そこで2019年夏から始めたのが、20代〜30代の女性インフルエンサーたちと企画開発を行う「YAM|T」(ヤムティー)のコレクションだ。彼女たちの率直な意見をダイレクトに反映した商品は反響が良く、好評で追加生産を決めた商品もある。2020年11月に発売するリュックサックは、「YAM|T」の意見を反映し、長めのフラップを採用。ただ、見た目が崩れず使いやすさも損なわれないよう金具の位置や向きを緻密に計算して商品開発を行った。同コレクションは、若い感度と老舗の技術が融合している。正田さんは探究心が強く、そこからビジネスに発展することも多い。同社では環境整備を徹底し、毎朝全員で清掃している。正田さんも新人社員と共にトイレ掃除を担当しており、靴下姿で床に座り込んで便器を磨き、最終仕上げとして便器に車用のコーティング材を塗っている。正田さんはある日、ペット用品メーカーの方から「消毒できて無害な次亜塩素酸水」を勧められ、トイレ掃除で使うことに。そこで、ウイルスを破壊し、塩素系漂白剤の80倍の威力を持つ次亜塩素酸水の威力に実感し、新型コロナウイルス感染対策に最適だと確信。次塩化酸素水の販売も始めた。
(ライター/山根由佳)
Eメール/ ask@yamatoya-tokyo.co.jp
高機能で軽量なフェイスシールド
感染リスクを鉄壁ガード
withコロナの時代の力強い味方として注目を集めているのが、軽量で高機能、さらに経済的なフェイスシールド『NK-GUARD』。開発設計から製造、販売までを一貫して手掛けるのは、金型、プレス、溶接加工などの金属加工を中心としてきた東大阪の町工場「中辻金型工業株式会社」である。元々は、医療の現場を少しでも支援したいという思いから生まれた製品だが、今や医療現場の枠にとどまらず、飲食店や美容院、学校、オフィスなどでも取り入れられる人気の商品となっている。人気の秘密は、まず軽量で丈夫であること。フレームにアルミを採用することで、フレーム重量は26g、フィルム装着時の重量は48gという軽さを実現。長時間の装着でも疲れにくい快適さが魅力だ。さらに、暑さ対策にも効果を発揮。フレームのアルミ素材は熱を逃がしやすく、頭部への設置面積が少ないためムレも最小限に抑えられる。透明度の高いフィルムも特徴的で、視界をクリアに保てるので細かな作業もしやすく、安全性も担保できる。専用フィルムは、触ることなく交換することが可能で、接触感染の予防もできる。フィルムがなくなった場合は、フィルムのみを追加購入できることはもちろん、市販のクリアファイル等でも代用が可能。また、フレームにフィルムを留める金具には、文具のダブルクリップを採用したタイプと専用クリップの2タイプを用意。ダブルクリップなら、万一失くしても手元のクリップで代用可能な点がメリットだ。専用クリップは、全13色のフレームに最適なカラーが選べるので、店舗の制服などにもコーディネートしやすい。個人ごとに色分けすれば、誰のものか判別しやすくなるのも便利だ。こうした使う人の目線を大切にした開発力は脱帽ものといえる。
『NK-GUARD』の開発設計には、医師の意見がふんだんに取り入れられた。例えば、眼鏡や器具を装着したままでも曇らず違和感なく使用できるというメリットは、現場の意見を活かした優れたアイディアポイントとなっている。ホームページでは、医療者支援セットをはじめ、標準フィルム(B1)1枚入りのお試しパックや各種アクセサリーなども紹介されているので、ぜひ一度ご確認いただきたい。
東大阪の町工場が生み出す純国産の高機能で経済的なフェイスシールドを有効に使い、コロナ時代を安心・安全・快適に乗り越えたいものだ。
(ライター/ナガノリョウ)
Eメール/n-info@nkk-24.co.jp
https://nkk-24.co.jp/
プレミアムなバーバー
『銀座マツナガ ドゥ クラス』
『銀座マツナガ』は、知る人ぞ知る理容サロンの名店。1968年開業で、半世紀以上にもわたってエグゼクティブたちの身嗜みを支えてきた。現在、店舗数は本店・支店が8店舗、姉妹店は9店舗で、ドイツやベトナムの海外支店4店舗を構える。
『銀座マツナガ』の中でも特にプレミアムなバーバーとして評判なのが、『銀座マツナガ ドゥ クラス』。上質な木質感に包まれる癒しの空間には、プライベート性の高い半個室が用意され、カットからフェイシャルやスキャルプケア、ネイルのケアなどまで、多彩なメニューが揃う。一度座れば全身がお洒落に整い、エグゼクティブに磨きをかけてくれる。同店を率いるのは千葉智子さん。同社が携わった「ダンヒル ザ・バーバー」で店長を務め、それ以前はドイツ・ハンブルグの支店でも腕を振るった才媛だ。豊富な知見を備え、同社代表取締役の松永巳喜男さんの信頼も厚い。
千葉さんが信頼を得ている理由の一つは、松永さんに負けず劣らずの人材育成の熱心さだろう。代表の松永さんは、「他店に負けない人材を短期間で育てる方法はマンツーマンしかない」と考える人物。千葉さんもまた、「口頭で教えることも大切ですが、私は背中で教えているという感じです」と語る。技術的なことだけでなく、挨拶やお客様への気遣い、掃除などの教育も同様で、例えば掃除なら、千葉さんが率先して行う。これによってスタッフは自ら気づき、行動へと移す。自発的に行うからこそ、掃除の後には達成感も伴う。それが働く意欲へとつながることはいうまでもない。また、ミーティングの際に、読書感想を語り合うという時間も設けている。主に偉人の著書とのことだが、人材育成の一環として面白い試みである。
千葉さんは、人材育成の意義を、「単に会社の業績を上げるためのものではない」と考える。「理容という仕事を通して、スタッフ一人ひとりの人生が豊かになることが最終目標」というのが、その真意。まさに〝マツナガイズム〟を継承しながらも、新鮮な感覚で進化させた人材育成の新スタイル。
『銀座マツナガ ドゥ クラス』のお客様満足度の高さは、スタッフ一人ひとりの豊かさの賜であるといえそうだ。
(ライター/ナガノリョウ)
幅広い要望に対応
メーカーを問わずサポート
車の売買からカスタムのことまで、「何でも相談にのってもらえる」と、大阪府大阪市で信頼を集めている、『Car Studio•• •5』。店名の“カースタジオ”は職人・匠・専門家の集う工房を意味し、 〝5〟は、5人の匠を表す。いずれも元大手ディーラー出身のスタッフは、レーシングカー、カスタムを得意とする2人のメカニックと、販売・買取や自動車保険に精通した事務所の3人。その名の通り、少数精鋭のプロフェッショナルが在籍する同社では、まさに車のことなら何でも解決できるオールラウンドプレーヤーだ。相談内容は、車の販売はもちろん、買取、車検点検、保険取り扱い、整備、カスタムに関することまで。しかも全メーカーの新車・中古車に関わらず幅広く対応できるというのが強み。
5人の匠を率いるのが、代表の坂口貴啓さんだ。「車屋になるのが夢だった」という坂口さんは、整備士の勉強をするため工業系の大学に進学。卒業後は大手自動車メーカーのディーラーに営業マンとして就職した。現在の会社経営に不可欠な知識や人脈を築きながら店長にまで昇格。13年間勤め上げた後、メカにも経営にも強い代表として独立を果たした。ディーラー勤め時代とは異なり、今は国産車、外国車を問わず、あらゆるメーカーの中から顧客のニーズに合わせて提案できる。様々な車に対する勉強が欠かせなくはなったが、一車好きとして、多くの車に触れられるのが楽しいという。
「車にはそれぞれ特徴があり、お客様も十人十色。ご要望をうかがって、その方にぴったりの車を提案していくことが好きなんです」
車好きのオーナーにとっては実に頼りになる存在。実際、独立したときには、契約上、自分から声がけはできなかったが、勤務時代の顧客の多くが坂口さんを探し出し、今も付き合いを続けているという。また、そうしたお客様からの紹介で新規客が来てくれるケースも多いそうだ。
自動車業界では、AIによる自動運転の台頭が考えられる。それでも〝車が好き、運転が好き〟な人がいなくなることはないだろう。大切な愛車は、車への情熱を持った人にこそ任せたい。
(ライター/ナガノリョウ)
Eメール/carstudio5@yahoo.co.jp
永久磁石がエンジン摩耗粉を吸着
燃費向上など効果多様
「単一の部品でこれだけ効果のあるもの、また理論的に完成されたものは他にありません」
製造に多量の森林資源を要する濾紙のオイルフィルターに代わる環境に優しい次世代型フィルターとして注目度を高めている無交換式オイル劣化予防装置『PECS MARK-IV(ペックスマークIV)』を発明した『株式会社ターゲンテックス』の代表取締役中村幸司さんの確信だ。日米英独仏中韓の自動車生産先進国7ヵ国で特許を取得し、韓国では大気汚染に注目されており、その効果が確認されている。
大手自動車関連会社で性能向上など技術を習得した経験を持つ中村さんの『PECS』の発明は、自動車の良好なコンディションを維持するには何よりもオイルが重要と考え、機械の摩擦、摩耗、表面損傷を対象とする技術トライボロジーの視点から進めた研究の成果だ。濾紙をエレメントに使う既存のオイルフィルターでは、濾紙では捕捉できない40μm以下の金属粉がエンジン内を循環し続け、2次摩耗、3次摩耗を引き起こし、オイルもエンジン内部も劣化させる。また高温の金属摩耗粉に触れたオイルは炭化して、環境汚染物質PM2・5エアロゾル粒子の成分のカーボンを発生させる。これに対し、『PECS』は、磁力線が反発し合うように複数個の永久磁石を配置した円板状エレメントを非磁性体のケース内に内蔵する構造を持ち、ここをオイルが通過すると乱流が生じ、粒子径30~40μm以下から1μm前後までの微細な磁性粉体を吸着、オイルの分子構造の破壊を防ぐ。
その導入効果は、①オイルが黒くなりにくい
②エンジンの摩耗が少なくなり、寿命が延びる ③燃費が高速道路では20%、一般道で10%向上する ④一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOX)などの排出公害ガスなどが大幅に削減される ⑤濾紙式オイルフィルターを製造するための針葉樹の伐採、オイルフィルターの使用後の廃棄処分などによる温暖化ガスの二酸化炭素(CO2)の大幅な削減が得られる。しかも、濾紙のために世界で年間30万本と推計される樹木の伐採を大きく抑制することできる。
排気ガスについて、他に類例のない効果を持つ『PECS MARK-IV』は、独立行政法人国際協力機構(JICA/ジャイカ)の目にとまり、その支援を受けて大気汚染に悩むタイにて大手の運輸会社、バス会社、タクシー会社などで本格的にテストを行う企画が立てられている。
(ライター/斎藤紘)
Eメール/ ttpecs@tagen-tecs.co.jp
http://www.tagen-tecs.co.jp/
研究の成果を老人ホームで実践
家業を継ぐ動機付けに
ホワイトシェパードの見習いジョーイ、まだ幼いポメラニアンのポッケ、ベテランのミニチュアシュナウザー3姉弟…。見た目も性格も違う全9頭のセラピー犬達との触れ合いに、お年寄りたちの笑顔が絶えない。
「犬たちのセラピー力もさることながら、お年寄りの手もとても優しくて、犬たちもついウットリしちゃうんです。どっちが癒されているのか分かりませんね」
『社会福祉法人五葉会』がさいたま市内3個所で運営する特別養護老人ホームでの光景だ。アニマルセラピーという活動で、理事長の戸山文洋さんが施設利用者の楽しい生活のために大切にしている取り組みの一つだ。その動機は、法人の設立者である両親に見せられた、同法人でのアニマルセラピーだった。
「犬を連れたボランティアさんがご利用者様とお話をされていました。フワフワな毛に触れたご利用者様の顔はキラキラ輝いていました。犬もハッピーに尻尾を振っていて。その光景は今でも脳裏に焼き付いて離れません。元来バカが付く程の動物好きである私にとって、自分らしくという自我と、継がなければという使命が完全に一致した瞬間でした」
継ぎ方が見えたことで進路が定まり、戸山さんは大学、大学院を通じてヒトと動物の関係について生理心理学的な観点からアニマルサイエンスの研究を進め、その成果を活かすように事業の継承を進めた。『五葉会』のアニマルセラピーは、「要介護になることで、一度は取り除かれてしまった趣味・嗜好、つまりその人らしさを、介護介入で再創造(リクリエイト)することが重要」と、お年寄りのその人らしさをサポートするために戸山さんが構築した「アクティビティケアチーム」の活動の一環として、常勤の動物介在専門員が実施する。戸山さんも自ら活動に参加し、専門員の教育にも注力している。
「動物との触れ合いは、様々な効果が期待できます。生理的な効果として、感覚刺激や反応の改善、心理的な効果としては不安の解消や自信の回復、自己肯定感の向上、更に協調性の引き出しなどは、社会的な効果といえます。しかし、これは動物に限ったことではありません。音楽、園芸、手工芸、その他たくさんの選択肢で十人十色を支えることを目指すチームです」
戸山さんは、施設運営の実績を基に、母校や学会等でアクティビティケアについて講演活動も行っている。
(ライター/斎藤紘)
Eメール/ info@goyoukai.or.jp
http://www.goyoukai.or.jp/
世界をめざしエキスパートを養成
新たな領域へ
『株式会社ギフトタンク』は人と動物のバリアフリーな社会の実現をめざす企業。動物の言葉を伝える動物通訳士アニマルインタープリターの育成、動物の素晴らしさを伝える写真家のバックアップ、教育を受ければ人と共存できるであろう動物のトレーニングを行うトレーナーの育成など、動物関係のエキスパートを養成。また、里親制度に変わる新たな動物救済の提案と救済基金運営として、探偵犬の育成や、犬主・猫主といったスポンサー制度などを提唱している。
同社では、研究・検定機関SAVIC(アニマルヴォイスインタープリテーションandコミュニケーション協会)を設立し、アニマルコミュニケーション検定を実施。検定で得られた膨大なデータが、アニマルコミュニケーションの新たな可能性を広げるトレーニング方法の研究開発や教育に役立てられている。
この研究成果を活かし、アニマルコミュニケーションに脳力開発を取り入れたトレーニングを行っているのが、2018年に開講した『アニマルインタープリター養成カレッジAICS(アニマル&ネイチャーインタープリターカレッジオブSAVIC)』だ。アニマルインタープリテーョンで使用されるのは、テレパシーという人間や動物が持つ潜在脳力。『AICS』が提案するトレーニングを続ければ、この潜在脳力が発揮され、動物と安定したコミュニケーションが行えるようになるという。能力開発トレーニングを通じ、人格、能力ともにすぐれた動物通訳士の逸材の育成を目指す。『AICS』は、アソシエート(AD)、バチェラー(BD)、マスター(MD)、グランドマスター(GMD)という4つのディグリーコースが設けられ、上級コースに進級するにはコース最終日にディグリー検定試験を受験し、該当する学位を取得する必要がある。各コースは、カリキュラムに沿ってAICS代表で学長、SAVIC研究所所長Zinney Imasatoさんが担当する。
また、『AICS』は、 AEEF(マレーシア政府公認評価機関)「ASIA GOLDEN STARAWARD」2019年商品賞・教育研究部門で受賞。探偵犬・保護犬矯正サポートプログラム『ブラッキートレイン アニマルパトロネージュ プロジェクト』が同評価機関で社会貢献賞を、さらに、Zinney Imasatoさんが女性企業家賞を受賞。三部門受賞でマスター大賞を受賞している。アニマルコミュニケーションビジネスが、「企業・商品・人・サービス」を審査し表彰する評価機関で表彰されることは世界初の快挙だ。
アニマルコミュニケーションの新たな領域をめざす同社が、今までにない世界を開いてくれそうだ。
(ライター/ナガノリョウ)
Eメール/ info@gift-tank.com
https://gift-tank.com
あなたの健康寿命を応援
高性能集音器『Choju(聴寿)』
日常の会話やテレビの「聴こえ」に悩む方々に徐々に広がり、人気が高まっているのが『株式会社エース・E&L』の『聴寿』だ。『聴寿』は、難聴の方向けの高音質な「集音器」で、一般的な聴覚補聴器の問題点を解析して生まれた。
代表の津田博通さんが『聴寿』を開発したきっかけは、岩手の漁村に住む従兄が難聴に悩んでいたことだったという。家族と会話もできず、テレビも画面しか楽しめない。補聴器は毎月病院などで音量調整が必要だが、高齢者には山道を車で通うことが困難だ。そこで、年金暮らしの人が購入できる価格で、自分自身で音量・音質を調節できる集音器『聴寿』の開発を思い立ったという。自然で楽しい生活を取り戻すには、まず他人と会話ができる環境が大切だと津田さんは語る。他人と交流ができれば、認知症の防止にも役立つ。
『聴寿』は、補聴器と異なり、医療機器には当たらない。そのため、自分で体調や周辺環境に合わせて音質や音量を自由に調整できる。耳の穴の中に入れる耳穴式や耳掛け式の補聴器は、音を集めるマイクと音を出すイヤホンとが近いためハウリングを起こしやすいが、『聴寿』ではマイクとイヤホンを離すことでハウリングが無くて聴きやすい自然な音質を実現している。また、左右の聴こえを調整する機能により、難聴側の聴神経を敏感にしようとする脳の働きが緩和され、耳鳴りが軽減し楽になったという声も多い。現在の補聴器で一般的なデジタル回路は使わずにアナログ回路とすることで、高音から低音まで広い範囲の音を増幅、音楽も楽しめる。病院から「もう補聴器は無理です」といわれた高度難聴の方でも「聴こえ」が改善できることも特徴だ。また、補聴器では2~5年毎の買い替えや作り替えを要するのに対し、一生利用が可能。こうしたメリットを実現しながら、日本製で5万円という低価格を実現している。
また、家庭のテレビに専用の音声送信機を接続することで、テレビ音声を直接集音器に送り込む『聴寿-Ⅱ』も商品化。クリアな音声でテレビを楽しむことができる。
「まずは体験を」と購入前の無料お試し貸出も実施中。気になる方は試聴してみては。
(ライター/ナガノリョウ)
Eメール/ 042-719-3912
https://ace-el.co.jp/