w令和のベストヒット大賞 2023

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信頼できる
スペシャリスト
精神障がい者を訪問看護でサポート
メンタルヘルスケアに光る専門知識

国家資格と経験を活用
利用者目線に徹し運営


 人体の構造と機能及び疾病、精神障がい者の生活支援システム、心理学理論、地域福祉の理論などの知識が求められ、精神科ソーシャルワーカーとも言われる精神保健福祉士の国家資格を持つ「小野看護総合研究所」代表の小野芳勝さんは、その業務である精神障がい者の社会復帰に関する助言、指導、日常生活への適応のための訓練の援助などを絵に描いたように実践してきた経営者だ。2008年に仙台市で主に精神障がい者を対象にした訪問看護ステーションの『スマイルケアステーション青葉』を開設、自身も含め看護師や保健師の資格を持つスタッフ9人で130人超の要介護者をサポートしている。同ステーションでサポートしている精神障がい者は、精神科病院を退院したり、自宅から通院治療したりしている人たちだ。小野さんは、老人ホームで働いたり、精神科病院で看護部長も務めたりした経験や介護関連資格では最高峰の介護支援専門員の公的資格が裏付ける知見も生かし、利用者目線に徹した支援で信頼を集めてきた。
「訪問看護事業に乗り出したのは、自分が理想とする看護サービスを提供したかったからです。利用者様が生活の中で感じる様々な課題だけでなく、ご家族の方のお悩みなど看護とは直接関係ない部分でも全てサポートする体制をと整えました。心の問題は非常にデリケートなため、誤った対処方法を取るとかえって心にダメージを与えてしまい、余計に悪化させてしまう恐れがあり、専門的な知識が必要で看護師であれば誰でもできるわけではありません。私どもはメンタルヘルスケアを得意としていて、利用者様としっかりとコミュニケーションを図って信頼関係を築き、利用者様の立場に立って考え、寄り添っていくように心がけています」
 訪問看護の具体的な仕事は、主治医が作成する訪問看護指示書に基づき、健康状態のチェックや療養指導、医療処置、身体介護などを行い、利用者の社会的立場や家族との関係の調整、社会適応の支援などもする。精神障がい者は治った気になって指示通りに薬を飲まなくなったりすることがあり、メンタルヘルスケアで修正していくという。必要時には病院や関係機関と連携を取って対応する。小野さんは、精神障がい者を持つ家族を対象にした自治体主催の交流会の講師も務めているが、精神障がい者用のグループホームの開設も視野に入れる。
(ライター/斎藤紘)

スマイルケアステーション青葉 株式会社 小野看護総合研究所
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排水管清掃で衛生環境の維持に貢献
緊急事態や大規模現場にも的確対応

内視鏡などで現場調査
多様な清掃方法を駆使


『有限会社森本洗管サービス』は、大阪府から建築物排水管清掃業の認可を受け、一般住宅から大型施設の排水管のつまりや水漏れなどのトラブルを解決してきた会社だ。排水管清掃作業監督者や酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者などの国家資格保有者を含め、約17人のスタッフを牽引する代表取締役の足立大介さんは、社会の衛生環境の維持に貢献することを使命に、緊急事態や大規模な現場にも的確に対応、信頼を集めてきた。
「排水管のつまりを放置しておくと、汚れや毛髪が排水管に付着していき、雑菌が繁殖し、人体への影響も懸念されます。床面積が3000㎡以上の施設は建築物衛生法で定期的な排水管洗浄が義務付けられていますが、それ以下の規模でも不特定多数の人が利用する施設では衛生上の問題が発生しないよう適宜排水管洗浄を行うのが理想です」
 同社は管内用の内視鏡5種50台、超高圧洗浄車10台、吸引車5台を保有、精密な現場調査で原因を見極め、高圧洗浄法やワイヤ式清掃法、長い棒を使うロッド法、空圧式清掃法などを利用して洗浄する。
(ライター/斎藤紘)

有限会社 森本洗管サービス
TEL/06-6334-2400 
Eメール/morisen@mori-sen.co.jp
ホームページ 
https://mori-sen.co.jp/

ドラム缶の物流と管理を担い半世紀
「SDGs」に貢献するリサイクルシステム

アメフトパワーで牽引
関東一円の拠点も開設


 様々な産業の液状資材を容れるドラム缶の物流と管理を担って半世紀超の歴史を刻む『株式会社MSC』代表取締役を2020年から務める稲垣潤さんは、社会人アメリカンフットボールチームで活躍したスポーツマン。そのパワーで65人の社員を牽引して物流と管理の側面から産業を下支えしていく。
「当社は、構造上の溝を無くし、耐久性、安全性、洗浄性に優れたGLドラム缶のレンタル事業グループの中核会社としてドラム缶の運搬、納入、回収、保管などの業務を担ってきました。この業務の根幹を為すのが、使用済みドラム缶を全数回収し、全国に展開する最寄の洗浄工場で洗浄、繰り返し使用し、最終処分過程でも再資源としてリサイクルする『MSCNETシステム』です。24年前に構築し、時代のニーズに合わせてアップデートを重ね、今なお刷新中です。産業廃棄物の減量化と再資源化でSDGsにも大きく貢献していると思っています」
 2022年には埼玉県三郷市に、関東一円での空ドラム缶の回収拠点でもあり、東日本エリアの物流配車業務も担う三郷営業所を開設した。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 MSC
TEL/06-6612-8700 
Eメール/inagaki@mscnet.jp
ホームページ 
https://mscnet.jp/

万博に未来を担う子どもの視点を
アニメを活用し笑顔あふれる会場に

建設資材の高騰に提言
自身の構想実現を訴え


「世界に笑われるような万博ではなく、世界に笑顔をもたらす万博であってほしい」
 自ら描いた『大阪アニメランド王国』構想を一年半後に迫った大阪・関西万博での実現を訴えきた『池田哲男商店』代表の池田徳治さんは、未来を担う子どもの視点を重視するよう訴えている。
「万博は大人社会の成果をアピールするだけでなく、子どもたちが未来に何を求めるのかという視点も大事だと思っています。同時に、世界的に人気のアニメを活用し、子どもが楽しめる会場にすべきです」
 池田さんはまた、ウクライナ危機による木材などの資材の高騰で大型パビリオンの建設が難渋している問題についても、木材に代わる安価な代替資材を見つけ、商人の街としての知恵を示すよう訴える。
『大阪アニメランド王国』」構想は、グルメランドやフラワーランド、ペットランド、温泉ランドなど世代を超えて楽しめる様々なエリアの展開やアニメのバーチャル映像を楽しむような空間の創設も想定、特別府民債による資金計画、候補地、アクセス方法までも示したものだ。
(ライター/斎藤紘)

池田哲男商店
TEL/06-6681-3311
ホームページ 
http://ikedatetsuo.jp/

日本発の自動車排ガス抑制技術で
タイの深刻な大気汚染の改善に貢献

装着テストの結果良好
普及させる体制を整備


 自動車の公害排出ガスを低減させる日本発の特許技術で中古車が多く走るタイの大気汚染を改善するプロジェクトが動き出す。その技術は、『株式会社ターゲンテックス』代表取締役の中村幸司さんが発明した無交換式オイル劣化予防装置『PECS MARK-IV(ペックスマークIV)』を大型トレーラートラックに搭載したテストで排ガス抑制効果が確認され、普及させるための販売体制がほぼ整ったからだ。『PECS』は、永久磁石でエンジンオイル中の微細鉄粉を吸着、大気汚染物質の原因になるカーボンの析出を抑制し、エンジンの長寿命化、燃費向上効果もある次世代型オイルフィルター。テストは、バンコク首都圏の大型トレーラートラックに装着して行われたが、この装置が大気汚染による健康被害の軽減だけでなく、CO2など温室効果ガス排出量の削減などにも貢献するとしてJICAがテストを支援した。普及させる体制は、コア技術の永久磁石を日本で製造後、タイで『PECS』を組み立てて販売する形になるといい、中村さんはタイで走る約3500万台もの中古ピックアップトラックを念頭に市場性は高いとみている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ターゲンテックス
TEL/03-3326-7081 
Eメール/ttpecs@tagen-tecs.co.jp
ホームページ 
http://www.tagen-tecs.co.jp/

想いの詰まった空間を実現
「好き」を叶える家

様々な「好き」を
叶える家づくり


「好きを叶えるデザイン~他とは違う付加価値を~」をテーマに、女性建築家のIsozaki Asamiさん率いる建築設計事務所『アトリエ アイ テクトン』では、日常や年月・季節・時間によって刻々と変わる生活シーンまでを含めたライフデザインを共に創り出してくれる。家事が向上する家、家族に寄り添う家、経年変化に対応できる家、光や風の計画など細かなところまでのアイデアと配慮が魅力。デザインを取り入れる前の基礎として、最も大切にしているコンセプトが「光と風を活かす」「心地よい間取り」「地震に強い家」。しっかりとした性能や技術を採用したうえで、自由な発想による、他とは違うデザインを提案している。アウトドア好きのためのキャンパーズハウスでは、土間収納やウォークスルー収納、見せるガレージ、アウトドアリビングなどを取り入れ、日々の生活が楽しく、便利になるような間取りに。店舗併用住宅は、集客を考えた店構えのデザインや住まい部分のプライベートをしっかりと守る間取り。どんな内容でも、じっくり話を聞いてくれる。自分の想いがたっぷり詰まった空間を実現させよう。
(ライター/播磨杏)

アトリエ アイ テクトン
TEL/050-8880-3315 
Eメール/info@aitekton.com
ホームページ 
https://www.aitekton.com/

住空間設計で快適さ使いやすさ追求
暮らしを豊かにする家事動線の簡素化

綿密な現地調査を実施
古民家のフルリノベも


「住む人たちが快適に暮らし、心の底からホッと落ち着ける空間を描くこと」
 住宅や店舗の設計で実績を重ねる『アトリエ永日』代表の永井康晴さんが住宅の設計で重視するスタンスだ。
「建築の設計は、暮らす人が使いやすいようにすること、そして、完成した建築の場に立った人の心理や建築の空気感を考えることだと思っています。それを表現するために素材や形、広さ、目線の先、手触り感などを寸法と言葉で表し、図面に落とし込んでいきます。特に重きを置いているのが、毎日欠かせない家事動線や動作を明確にすること。これが簡素になるだけで毎日の暮らしが豊かになるからです」
 永井さんは設計依頼があれば、現地を訪ね、日光や採風、音、周辺環境などを観察し、生活する上で必要なシチュエーションや生活行動などを会話の中から汲み取り、設計へのイメージをつくっていく。新築の住宅設計のみでなく、店舗や築100年の古民家改修なども手掛けている。
(ライター/斎藤紘)

アトリエ永日
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Eメール/info@atelier-eijitsu.com
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https://atelier-eijitsu.com/

厳選国産材と伝統工法にこだわり
風土に調和した堅牢な住環境形成

目的考えたリフォーム
大工が経験ある建築家


 住む人のライフスタイルや思いに適う注文住宅やリフォームの設計から施工まで一貫体制で完遂する『桑野工務店』代表の桑野幸雄さんは、経験36年の大工職人の技と、二級建築士、二級建築施工管理技士の国家資格が裏付ける空間構成力で声価を高めた建築家だ。高品質の国産材と伝統工法で形成する住空間は暮らしやすく、快適で堅牢だ。
「日本独自の天然素材を活かし、豊かな自然の強さを引き出した木造住宅は日本の気候風土に調和した快適な生活環境を生み出します。、耐久性にも優れた構造は、歴史のある木造建築物のようにメンテナンス次第では100年以上も住み続けられ、世代を超えて愛されます」
 桑野さんは、リフォームも建築家としての独自の視点で提案する。
「築年数に合わせたリフォームも重要ですが、目的に合わせたリフォームも大切です。子供が増えたり、高齢化した両親と同居するようになったり、変化する生活環境に合わせ、子供部屋を増築したり、二世帯住宅にしたりするリフォームで利便性の向上を図ります」
(ライター/斎藤紘)

桑野工務店
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Eメール/yu.kuwano@lilac.plala.or.jp
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