ビジネスヒットチャート2014

イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2 岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
千春会ハイパーサーミアクリニック 院長
近藤元治氏
1936年生まれ。1962年、京都府立医大卒業、母校の第3内科で内科医。1969~1971年にかけて米国ハーバード大学留学。1978年、京都府立医大1内科教授に選任。2010年、医療法人社団千春会が「千春会ハイパーサーミアクリニック」を開設するにあたり院長に就任。

ガンに負けない
自分らしい生き方を

 『千春会ハイパーサーミアクリニック』は日本人の死因のトップであるガンに苦しむ患者さんを「ハイパーサーミア(がんの温熱療法)」で救ってきたクリニックだ。ガン細胞が温度に弱いことを利用して治療する「ハイパーサーミア」は患部を電極で挟み、高周波を流すことで全く副作用なく深部のガン病巣の温度を高める治療法。じっくりと治療を続ける必要があるが患者さんに優しいのがなによりもの特徴だろう。健康保険が一定期間使えるので経済的な負担が軽いのも安心だ。「ガンが進行して3大治療(外科手術・抗がん剤・放射線治療)が使えなくなれば通常の病院では手だてがなくなる。そしてもう治療できないと言われた患者さんは希望を失ってしまう。しかし決して諦めることはないのです。ハイパーサーミアを第4の治療として続けられるのです」。心のこもった医療を目指す『千春会ハイパーサーミアクリニック』の近藤院長は語る。QOL(クオリティーオブライフ)は主観的なものなので個々の患者さんによってその質は異なる。例えば、治療期の患者さんには一時的な副作用を伴う苦痛も辛抱すればQOLに繋がるが、終末期の方には治療よりも疼痛緩和や心の安らぎがQOLになることもある。大切なのは、その時々で、その人らしく前向きに生きられるようにサポートすることだ。「ハイパーサーミアの治療を続けていた進行ガンの患者さんは、最後がすごく安らかで眠るように亡くなる方が多いのです。それはハイパーサーミアを受けることで免疫が高まり感染を防ぎ、脳からエンドルフィンが分泌されて痛みを和らげるからです」。末期であっても苦痛となる症状を解消させる治療は患者さんの不安を取り除く役目を果たしてくれる。治療のどのステージにいても、自分らしく生きる選択を最期まで諦めないでいてほしい。
(ライター/馬場紀衣)

千春会ハイパーサーミアクリニック
TEL:075-958-6310 FAX:075-958-6320 
Eメール:m-kondo-senshun@energy.ocn.ne.jp

うるおい皮ふ科クリニック 院長
豊田雅彦氏
富山医科薬科大学医学部卒業。同大学付属病院皮膚科で研修後、同大学皮膚科助手・講師を経て2005年に『うるおい皮ふ科クリニック』を開院。2年間ボストン大学医学部皮膚科学教室皮膚病理・電子顕微鏡部門に留学。現在は東京慈恵会医科大学皮膚科の非常勤講師、同付属病院でスキンケア外来を担当。

漢方で辛く苦しい
痒みへのアプローチ

 『うるおい皮ふ科クリニック』は漢方の名医、豊田雅彦先生が2005年に開院したクリニック。診療科目は皮膚科、アレルギー科、美容皮膚科の3つ。西洋医学と漢方による治療に加え、美白・美白に効果のあるメソアクティス治療やヒアルロン酸注入、医療レザー脱毛など多彩な施術が用意されている。
 皮膚疾患やアレルギー疾患、美容領域にいたるまで同クリニックの漢方治療は幅広い。患者さんによって痒みの性質は異なるため、ここではそれぞれの症状に合わせた漢方治療を提供してくれる。先生の痒みへの評価法は独創的だ。「漢方薬には、いくつかの作用点があります。アトピー性皮膚炎の場合、皮膚の症状から入る方法と、痒みから入る方法があります。どちらからでもいいのですが、患者さんが一番辛いと感じる要素は主として痒みです。ですから私は痒みから入ります。患者さんの一番苦しいところを救う道であり、アトピーが治るラインに乗る第一歩にもなるからです」臨床から入った豊田先生ならではの視点がここにはある。痒みが取れれば、夜も眠れて煩わしさがなくなる。患者さんのストレスが減れば症状もより改善されるので治療の好循環が期待できる。また、同クリニックでは新医療機器「エキシマシステム」を導入し、アトピー性皮膚炎、乾癬など、痒みを伴う難治性の皮膚病にも効果的とされる光線療法の治療施術時間を短縮することを可能にした。痒みに対する漢方の作用と効果に注目し、皮膚病の痒み解消に漢方を活用した豊田先生。漢方療法の裾野を広げるために病名と投与と検査値による漢方薬の選択を提案したのは業界にとっても患者さんにとっても大きな業績だ。漢方薬が痒みを抑えるメカニズムの科学的解明に努めることは、患者さん達が日々苦しむ最も辛い痒みからの開放に繋がる。
(ライター/馬場紀衣)

うるおい皮ふ科クリニック
TEL:047-391-3237 FAX:047-391-3237 Eメール:uruoihifuka@nifty.com

有限会社 神仙堂薬局 代表取締役
鈴木邦昭氏
静岡県生まれ。東京薬科大学卒業後、日本薬剤師会会長佐谷圭一氏に師事し漢方を学ぶ。さらに日本漢方に磨きをかけるため、中国の上海中医大学日本校で中医学を学ぶ。1992年、家業の神仙堂薬局を継ぎ、漢方相談を始める。東洋医学、脳科学、分子栄養学、心理学など独自の視点からのアプローチで実績を上げている。

心の病や心の問題、その原因が
脳の栄養状態にあるとしたら…

 「家庭内暴力やモラハラ、不登校などは脳の栄養状態から起きる問題です」
『有限会社神仙堂薬局』は創業して約80年の歴史がある老舗の漢方薬店。その三代目店主鈴木邦昭さんは、薬剤師のほか心理カウンセラー、漢方カウンセラーの肩書を持つ。自身の経験、知見から心の問題について独自の理論を構築、悩みの相談にのり、著書を出版し、ネットで情報を発信して、問題を解消する道筋を示している。
「心の問題はカウンセリングだけでは治りません。カウンセリングの前に栄養補給で治ってしまうケースが意外と多いのです。脳は足りない栄養素を補うとすぐ使い始め、感情や思考に変化が現れます」
 薬剤師でありながら、心の問題と向き合うようになったのはパニック発作を経験したことがきっかけだったという。
「20年ほど前、パニック発作で意識を失ってしまったのです。それを機に独学で脳科学、栄養学、中国漢方、心理学を学び、心の問題専門で漢方相談をいただくようになりました」
 相談は、うつ病、統合失調症、不安神経症などのメンタル疾患にとどまらず、登校やひきこもり、家庭内暴力、モラルハラスメント、万引き癖、パチンコ依存症など多岐にわたるという。
 こうした相談事の解決事例を踏まえ、自身の理論を展開した著書『モラハラ&DV夫の「怒り」「イライラ」を消す方法』『脳の栄養力アップで不登校・ひきこもりは治る』はロングセラーになっている。電子書籍の体験版をホームページからダウンロードできる。
「心理学的なアプローチの前のファーストステップが私の仕事と思っています。日常的に障害があるなら、栄養剤やサプリメントで取り組むのが現実的なアプローチ。その観点で最善の薬を提案しています」
 ホームページを見れば、仕事への情熱がひしひしと伝わってくる。
(ライター/斎藤紘)

有限会社 神仙堂薬局
TEL:054-667-0054 Eメール:sinsd@sinsd.com
ホームページ http://sinsd.com/

有限会社 内田
内田宏純氏
伊賀四国八十八箇所の八十八番、三重四国八十八箇所の二十九番、東海四十九薬師霊場の五番札所神王寺住職。神王寺は病気で苦しむ人のため、薬師如来を本尊として建立された。14年前、前住職である父が大病を患い、30年務めた仕事を退職し住職となる。住職として、精一杯生きることの大切さを伝えている。

身体と心の健康を取りもどす
健康補助食品

 三重県伊賀町の真言宗豊山派大宮山神王寺の内田宏純住職は、14年前に父である前住職が大病を患った時、あるドリンクに出会った。飲み始めて3ヵ月目から、父が回復に向かったことに驚き感謝の気持ちでいっぱいになった。以来、その素晴らしさを多くの人に知ってもらうために健康食品を販売する事業を始めた。それはまた元々檀家を持たない神王寺を支える目的もあった。
「病気や老化で体の不調を訴えている人はとても多い。病気や老化は、遺伝子が傷つくことで起こりますが、遺伝子を傷つける大きな要因が活性酸素です。傷ついた遺伝子を修復する手立てはないが、活性酸素から細胞を守り、予防する食品は多く出回っている。それを一歩進めて活性酸素そのものを除去し、遺伝子を修復する働きや抗酸化作用、抗炎症作用を持つのが『内田』の手掛けるアンチエイジング健康ドリンクです。体が持っている自然治癒力に作用し、新陳代謝の促進や免疫力の向上を促します。病気の予防や老化を防止することで、様々な面で健康増進を図ることができる健康補助食品です」と内田住職は語る。
 さらに内田住職は、このドリンクを製造する会社が、利益主義ではなく、社会貢献の精神を持ち合わせていることにも共感している。同社はリピーター率が9割を超え、信頼と実績、そして安定した収入を得ることで社員の生活を支え、その人に優しい経営がさらなる喜びの輪を拡げているからである。
「神王寺は、そもそも病気で苦しむ人のために薬師如来を本尊として建立されました。私は住職として、皆さんに精一杯生きていただくようにお伝えすることが務めだと思っています。〝共存共栄〟という言葉がありますが、自分のことだけを考えていても何も返ってはきません。こうやって皆さんのお役に立ってこそ、私も精一杯生きているといえるのです」
(ライター/馬場紀衣)

有限会社 内田
TEL:0595-45-4086 FAX:0595-45-4090

山仁薬品 株式会社 代表取締役社長
関谷康子氏
1971年兵庫県生まれ。摂南大学卒業後、製薬会社の営業を15年間務める。父親の体調が悪化したことを機に『山仁薬品 株式会社』の社長に就任。社員がやりがいを感じて働けるように従業員教育にも力を入れている。2児の母でもある関谷社長のモットーは見返りを求めず「ありがとう」といわれること。

全ての人からの
「ありがとう」を夢見て

 1995年の創設以来、日常の生活にも身近な乾燥剤シリカゲル関連の商品の製造と販売を中心に50年以上業務を展開してきた『山仁薬品株式会社』。中でも乾燥剤「ドライヤーンⓇ」は人気の高い商品。JIS規格に合格した同商品は分包品とシート型、そしてタブレット型がありシリカゲルを主成分とした錠剤型乾燥剤を扱っているのは『山仁薬品株式会社』のみだ。「お客様だけでなく、自分の家族や同僚といった全ての人からありがとうと言われるように心がけること。見返りを求めずに無償の愛や援助を提供できる人財育成を行ってぎこちない関係を回避しています」そう語るのは関谷康子社長。関谷社長の前職は製薬会社の営業。「前の仕事は大好きでどうしても辞めたくありませんでした。前職で感謝された思い出と存在意義が今の経営の基礎になっています。」社長業を引退するまでに、会社内に託児所を作ることが関谷社長の夢の一つだ。「従業員の子供や孫、お客様や近所のお子様まであらゆる子供を預かれるようにしたいです。一緒に会社へ来ることができるという概念にしていきたいのです。」忙しさを理由に子供たちに我慢させたり他の子と違う待遇をさせるのは気の毒。そんな状況を避けるためにも、子どもを連れて来られる会社を目指したいという。営業の仕事をしながら2人の子どもを生み、育てた社長。子どもの預け先に困ったという自身の経験から生まれたアイデアだ。日本の未来を担う子供たちの感性を育てたいと強く望んでいるのは、関谷社長自身が幼少期から父親に「感性の教育」を受けてきたからかもしれない。その思いからは、関谷社長の「ありがとう」の気持ちを感じることができる。
(ライター/馬場紀衣)

山仁薬品 株式会社
TEL:06-6351-7700 FAX:06-6351-7771 Eメール:info@yamani-g.co.jp
ホームページ http://www.yamani-g.co.jp/

母歯ネットワーク 代表 歯科衛生士
新井美紀さん
静岡山水歯科衛生士専門学校卒業。歯科衛生士として臨床歴27年間、虫歯予防に取り組んでいる。平成8年「ホワイト歯科クリニック」をさいたま市にて開業。地域のむし歯予防に取り組み、地域の信頼を得る。現在は他医院の運営の他、経営アドバイスや講師、コンサルタントとしても活躍中。

子どものむし歯ゼロを
目指すプロジェクト

 子どもをむし歯にさせたくない、そう願うお母さんは多いはず。乳歯は生えかわるが、永久歯に影響を残してしまう。できれば最初の一本から大切にケアしてあげたいけれど方法が分からない。そう悩んでいる方に紹介したいのが『母歯ネットワーク』。「ホワイト歯科クリニック」のむし歯予防の考え方を基にむし歯予防マイスターを育成している。むし歯予防マイスターとは、むし歯ゼロを目指すために乳幼児期のむし歯予防の正しい知識を習得し、自分の子どものためだけでなく、ママさんの幅広いネットワークを使い、全国にむし歯ゼロの輪を広める活動をしていくのがむし歯予防マイスターだ。2013年に立ち上げられた『母歯ネットワーク』では、むし歯予防マイスターの育成だけでなく、悩みの尽きない子育て中のお母さん方が活動を通じ、一人の女性として笑顔で輝きながら仲間同士互いに支えあえるようにと仲間作りのお手伝いもしている。「生活習慣を変えて口の健康状態を良い方に変えていくのが歯科衛生士の本来の仕事であり、口は健康の入り口です」そう語る歯科衛生士の新井美紀さん。長い臨床経験を活かし、子どもの歯に悩む全国のお母さんと同じ目線に立ちながらむし歯予防のノウハウを伝えている。歯科衛生士として臨床歴27年の新井さんは歯の専門化。これまで夫婦二人三脚で地域のむし歯予防に取り組み、多くの人々の信頼を得てきた。同クリニックの特徴は他の歯科医院にはない魅力が沢山詰まっていることだ。例えば歯科医院とは別に、食育の発信基地として食育の考え方を伝える、ママ・キッズカフェや笑顔のサポートをするスマイルサロンの展開などで、地域でナンバーワンの医院でなくオンリーワンの歯科医院を目指している。むし歯ゼロの願いを込め立ちあげた『母歯ネットワーク』。全国のパパ、ママに参加してもらいたい子どもへの愛情に溢れたプロジェクトだ。
(ライター/馬場紀衣)

株式会社 ハッピースマイルカンパニー
TEL:048-663-8882 FAX:048-664-6742 Eメール:info@hahaha-net.com
ホームページ http://hahaha-net.com/

株式会社 笑美 代表
押樽妙子氏
「居宅介護支援事業所 ほほえみケア」を併設、介護の窓口相談や介護プラン作成を行っている。基本理念は「すべては笑顔のために」。

質の高い心と心の通う
地域密着型の介護サービス

 『デイサービスふくろうの家』は心のふれあいを大切にした家庭的で温かい介護サービスを提供してくれる地域密着型のデイサービスだ。デイサービスというと学校や幼稚園を思わせるような空間で、お年寄りが職員と共にレクリエーションを行い、面倒をみてもらっているイメージを抱くかもしれない。しかし、ここには閉鎖的な雰囲気は一切ない。その理由は、『デイサービスふくろうの家』がお年寄り達の「面倒をみる」のではなく「自然の体のケア」を目指しているから。年を重ね自分にできなくなってしまったことは人の助けを借りる。人として当たり前の光景がここでは暖かな空気に包まれながら行われている。
 常に笑顔を大切にしたい、だから定員は10名と少人数。小規模施設だからこそスタッフの細やかな気配りが1人1人にきちんと行き届く。施設内はまるで自分の家のように快適だ。それもそのはず『デイサービスふくろうの家』は代表の押樽さんの自宅を利用し、食事も押樽代表の自宅のキッチンで用意され、側の畑でとれた野菜を使用した手作りの家庭料理を提供している。家庭的雰囲気の中で和気あいあいと一日を楽しく過ごすことのできる暖かな施設には押樽代表の願い通りたくさんの笑顔が溢れている。人助けではなく、本当の家族のように接する姿も地元住民から『デイサービスふくろう』が愛さる理由の一つだろう。さらに、家族に緊急な用事ができたときでも利用者が泊まれる体制を取ってくれているのも安心だ。4時間~6時間の短時間だけの利用も可能で自宅のようにリラックスして過ごし、利用者にもスタッフにも笑顔でいてもらえる環境を第一にしている。すべては笑顔のために、大きな施設ではないけれど、その代わりに一人ひとりに気持ちのこもった質の高いサービス対応ができるのだ。
(ライター/馬場紀衣)

デイサービスふくろうの家(株式会社 笑美)
TEL:0223-34-3993 FAX:0223-34-3995

東総会館 常務取締役
鈴木克子氏
千葉県旭市出身。もともとは母親が都市ガス事業を運営する『総武ガス』を経営しており、事業を手伝っていた。母親が『東総会館』を創設したことをきっかけに葬儀業に参入。運営を任され、赤字続きの経営を建て直す。地域の人々の協力を得て、現在は姉妹店も運営。

最期の瞬間を
最善の形で偲ぶ『東総会館』

 「葬儀の在り方に正解はありません。人生が一人ひとり違うように、故人と縁の人たちが考えて決めた最後のお別れの方法であれば、仮に他の人から奇異に見えてもよいのではないかと思います。私たちが最も気を付けなければならないのは、葬儀の型を決めてしまわないこと。心を持った一人の人間として、お客さまの思いを受け止め、そのご要望通りのお別れの時間を具現化してゆくこと、それが私たちの目指すプロの葬儀社としての在り方です」そう語るのは『東総会館』常務取締役の鈴木克子さんだ。鈴木さんは葬儀社という立場から企業の在り方に警鐘を鳴らす。
「昨今増えてきた葬儀に、家族葬や直葬があります。私は故人とご遺族が、心から望んで家族葬を選ばれるのであればよいと思いますが、金銭的に苦しいから人に知られないように、隠れるように火葬だけする直葬には心が痛みます。
 13年前の当会館開業の頃にも、金銭的に苦しい家はありました。そのような時は親族総出で割り振り、葬儀をあげていたものですが、現在はすっかり様変わりしています。
 人々が地縁血縁といったしがらみに囚われず、それぞれ自立の道を歩んでいるといえるかもしれませんが、私には日本の社会が少しずつ弱者に冷たい社会に変わってきているような気がします。
 かつて社員は家族と言っていた企業が、リストラなど人件費の削減を目指すようになったのはいつからのことでしょう。現在多くの非正規雇用の人たちは、低賃金に苦しみ、不安の中で生活をしています。生活が不安であればあるほど、人々は萎縮し消費行動が小さくなります。企業が各々働く人々の生活を成り立たせてゆかなければ、市場は縮小し続け、やがては営業を圧迫してゆくことでしょう。それを防ぐためにも各企業が良識をもって優良な雇用を提供していかなければならないと思います。
 なぜなら、企業が求める豊かな市場を作り出す消費者は、安定した適性所得の雇用によってのみ産み出されてゆくからです。つまり、企業が幸福に存在し続けるには、その社員が意欲をもって幸福に働き、それによってお客さまが満足し続けてくれなくてはならないからです」
(ライター/馬場紀衣)

総武供給センター 株式会社
TEL:0479-63-1011 FAX:0479-60-2321


[イギリス生活情報誌] 月刊 ミスター・パートナー 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605