(株)マーズカンパニーが開発した食材の鮮度を保持し驚異的な長期保存のできる冷蔵システム『蔵番』を世に出そうと取り組んでいるが、「(株)ビオスジャパン」の代表・久保田武治氏だ。「現在、日本における食材廃棄量は1900万トンもあります。『蔵番』は食品ロス・MOTTAINAIを低減し、食の安心安全を提供できるもので、このシステムの販売を手がけることは、世界の食の未来の為と情熱を持って活動しています」と語る。『蔵番』はどのような仕組みで鮮度保持を可能にしているのだろうか。
『蔵番』には、NTP(非熱処理)発生システムが付設されており、この装置から発生される電磁場エネルギーが①食材の粒子を隅々まで微振動させることで、マイナス温度の冷蔵庫内でも完全凍結させない②バクテリア等の細菌を抑制する③庫内の酸素と水素を結合させ保水性を促進し食材の酸化を防ぐ④水とタンパク質の結合を強固にして鮮度を保つ⑤食材の細胞破壊を大幅に軽減しての急速冷凍・解凍を可能にする。だから、ドリップがほぼゼロ、鮮度もそのまま!⑥低温熟成効果に加え、アミノ酸増加効果があり、食材のうま味成分が増加するから、肉・魚・野菜等の食材を鮮度保持&長期保存を可能にし、うま味も増加する効果がある。
既に多数の料理店、ホテル、焼肉店や食材の流通業者等で使用されており、「食材の旨味が増す」「大量仕込み時の無駄の削減に非常に役立つ」「足の速い食材の保存力が従来のものとはけた違い」「食材の廃棄が激減した」「冷凍品が新鮮解凍され解凍作業に絶大の効果がある」と好評だ。同製品は現在、販売協力店を募集中。特許製品で競合他社がないのが魅力だ。食品卸小売、製造、医療福祉分野など幅広く、これからの拡大が見込める、未来ある開発品といえるだろう。 (ライター/早坂七恵 )