熟睡できない理由は
寝具の素材に理由があった
「寝返りする度に目が覚める」「たくさん眠ったはずなのに疲れが取れない」「起きるたびに腰がいたい」。こうした悩みを抱える人は多い。一体どうしたら熟睡することができるのか、と悩んでいる人も多いだろう。
まず、深い眠りを得るために重要となるのが睡眠の道具である「寝具」。質の良い眠りに至るには睡眠環境が重要で、寝ている間、体がもっともリラックスした姿勢で眠ることが良いそうだ。人間が一番ラクな姿勢(リラックスした姿勢)というのは、直立した時の自然姿勢で、頭・肩・腰のラインが緩やかなS字となっている状態のこと。寝ている時も、この姿勢を維持できることが理想といわれているが、スプリング付きの柔らかなベッドは体が沈み込み過ぎるため、寝姿勢に歪みが出てしまう。また、布団のように厚みがない場合、体の凹凸部分が布団の断面に当たり、鬱血しがちに。体を包み込むようにぴったり密着できると話題になった低反発素材は、逆に身動きが取れにくく、体液・酸素の循環が悪くなってしまうのだ。
だからこそこだわったのは、
低反発ではなく、高反発
では、どのような敷き布団なら質の良い睡眠を得ることができるのだろうか。
まず、寝ている間にある程度、自由に寝返りを打つことができる弾力と柔軟性があること。寝返りは一晩あたり平均20〜30回ほど打つといわれ、この動きが血液やリンパなどの体液の循環をよくしてくれるのだ。
頚肩腕障害や腰痛の予防・治療の権威であり、職業病専門診療所「友和クリニック」の院長でもある宇土博先生が人間工学に基づき開発した寝具『Dr.move』は、これらの問題を、体を柔らかく受け止める柔軟性と重さを受け止め、押し上げる働きをする高反発素材「ラテックス」によって解決。中には特殊硬質ボードをサンドするこで、寝返りによって移動する体の動きに合わせてマットレスがシーソーのように傾くように設計し、寝返りを打ちやすい敷き布団にしているのだ。三つ折りタイプのため、押し入れに収納することも可能。健康促進寝具で快適な睡眠を手に入れよう。
(ライター/さとうかおり)