「何を使ってゲームを楽しむかが問題。いつデバイスが携帯から次のものに変わるか分からない。素早く情報収集し対応していきたい」と、光田社長。
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急成長を遂げ海外へ展開していくITの注目企業
ゲームの新しい形「ソーシャルゲーム」に可能性を見た
日本ではmixiやGREE、モバゲータウン、海外ではFacebookやMySpaceなどで、有名なソーシャルネットワークサービス(SNS)。友人や趣味の合う人などと、ネット上でコミュニケーションをとり、人間関係を構築できるサービスとして非常に多くの人が利用している。その多岐にわたるサービスの中でも、最近人気なのがソーシャルゲームだ。それとともに、日本国内では、ゲームを楽しむ際の新しいプラットフォームとなり、ゲーム業界に革命が起きつつある。
それに、目を向けたのが、2007年、マレーシアの首都クアラルンプールにて、国際競争力のあるWebシステム製作のプロフェッショナルサービスを提供すべく立ちあげられ、この不況下で急成長している『スナウト』だ。その急成長の秘密を「タイミングです。」と語る、光田社長。ゲーム業界は下火であるものの、ソーシャルゲームはどんどん生活に組み込まれ、人々の会話の話題はテレビ番組からゲームの内容へ変化するとのこと。それはソーシャルゲームの特性にもある。難解なナゾを解いたり、テクニックが求められたりすることはなく、誰でも携帯電話で「いつでもどこでも気軽に」楽しめる。また、ネット上で仲間になったり、アイテムを分け合ったりと、互いにネット上で同じゲームを共有し、影響を与え合うので、普段の会話の話題にもなりやすいのだ。
同社はSNSができる前のiアプリでダウンロードしていた時期のノウハウをもった社員が多く、少数精鋭でスピード感のあるサービスの提供も可能にしているので、このゲーム業界の流れには素早く反応。目指すは中東や東南アジアを中心とした海外展開。特にアジアは経済的にも伸びてきているものの、携帯電話でのWEB閲覧やパケ放題の機能は、まだこれからといったところ。のびしろはまだふんだんにあるのだ。同社は海外上場企業と提携して、世界へ進出していく。
(ライター/前川定)
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