名本真章 院長
1963年生まれ。1991年、熊本大学医学部卒業、九州大学第三内科(現・病態制御内科)入局。北九州市立医療センター、国立福岡中央病院(現・九州医療センター)、九州大学病院で研修。1993年、九州大学医学部大学院第一病理学講座入学。1998年、済生会福岡総合病院内科医長。2001年、国立別府病院(現・別府医療センター)医長。2003年、原三信病院消化器内科医長。2007年、九州市立医療センター消化器科部長として内科医、胃腸内科医として勤務。2010年5月、『なもと内科・胃腸クリニック』開業。
1963年生まれ。1991年、熊本大学医学部卒業、九州大学第三内科(現・病態制御内科)入局。北九州市立医療センター、国立福岡中央病院(現・九州医療センター)、九州大学病院で研修。1993年、九州大学医学部大学院第一病理学講座入学。1998年、済生会福岡総合病院内科医長。2001年、国立別府病院(現・別府医療センター)医長。2003年、原三信病院消化器内科医長。2007年、九州市立医療センター消化器科部長として内科医、胃腸内科医として勤務。2010年5月、『なもと内科・胃腸クリニック』開業。
発がんリスクを抑える
ピロリ菌除菌治療を
ピロリ菌除菌治療を
年間400例以上の治療例数、
一次除菌成功率91%のピロリ菌除菌と豊富な内視鏡手術の治療経験
『なもと内科・胃腸クリニック』の名本真章院長は、「身内に胃・十二指腸潰瘍や胃がんの患者さんがいる方は、若くてもぜひピロリ菌検査を勧めます」と説く。
ピロリ菌は、胃・十二指腸潰瘍の原因であり、胃がんとの関連も指摘され、60歳以上の方は80%と高い感染率。しかし、現在30歳代以下の若い世代では20%以下と低下している。ピロリ菌は、主に幼児期に経口感染すると考えられている。衛生状態が悪かった時代に幼少期を過ごした世代は感染率が高い。一方、現在の若い世代の感染は、家族間、特に母子感染の可能性が高いと考えられている。よって身内に胃・十二指腸潰瘍、胃がん患者のいる方は、若くても感染している可能性がある。60歳以上の方は必ず、そして中年世代は一度は、また若い世代の方でも身内に当てはまる方がいれば積極的にピロリ菌の検査を受けられることをお勧めする。ピロリ菌検査は、何種類かあるが、いずれも胃カメラ検査で胃炎と診断されることが保険診療上必要なため、まずは胃カメラを受けていただきたい。
同クリニックでは、ピロリ菌治療では、開業6年余りで2000例以上、2015年度400人の方の一次除菌成功率は91%を誇る。
「胃・十二指腸潰瘍は、ピロリ菌の除菌で再発しにくくなることが分かってきました。また、胃がんもピロリ菌の除菌で発生を予防する効果が期待できます」と語る。名本院長は、もう一方では食道、胃、大腸腫瘍での腹にメスを入れない内視鏡手術の治療経験数は300以上で九州地区では、トップクラスのキャリアを持つ。その経験を生かして内視鏡検査を行い、がんの早期発見に努力している。 治療は、連携している関連病院に紹介し、治療後は、また厳重な経過観察を行っている。
「胃がんは、ピロリ菌除菌で予防、内視鏡検査で早期発見・早期治療。そして、その後のフォローアップ」が一貫して可能なのだ。
なもと内科・胃腸クリニック
TEL:092-834-5028 FAX:092-831-5802 Eメール:namotoc@gmail.com
左:『母と子の城 久産婦人科内科医院』 久靖男 理事長
昭和43年大阪大学医学部卒業。大阪府立母子医療センサーで経験を積み昭和60年に開業。同年「母子保健奨励賞」を受賞している。
右上:静かな場所で落ち着いた空間でリラックス
命を授かる産婦人科
右下:現院長 長男の久裕院長
診療時間/9:00~12:00 17:00~19:30
定休日/日・木曜日・祝日・土曜日の午後
昭和43年大阪大学医学部卒業。大阪府立母子医療センサーで経験を積み昭和60年に開業。同年「母子保健奨励賞」を受賞している。
右上:静かな場所で落ち着いた空間でリラックス
命を授かる産婦人科
右下:現院長 長男の久裕院長
診療時間/9:00~12:00 17:00~19:30
定休日/日・木曜日・祝日・土曜日の午後
医療介入を極力控えた自然な出産
人間としても自然な水中出産を実施
人間としても自然な水中出産を実施
母子保健奨励賞受賞の実績
著作も多数出版している
病院名にもなっている「母と子の城」とは、出産の主人公は母と子であることを指している。産婦人科が少なくなり、少子化が問題となっている現在社会において、今の出産はどうあるべきかを自分自身に問いかけた久靖男理事長は、自然出産と水中出産という結論に辿りついた。
「水中出産」は文字通り水中で子どもを産むことだが、あまり一般的ではないのが実情だ。しかし、『母と子の城 久産婦人科内科医院』の久理事長は「お湯に浸かることで緊張やストレスが緩和されるので陣痛を軽くすることができます。また、ご主人が一緒に浴槽の中に入れば夫婦一緒であるという一体感を感じることができ、安心感でスムーズな出産が可能となります。そして、母体から出た赤ちゃんは胎内と同じような環境に産まれてきて、すぐにお母さんに抱いてもらえるという利点があります。水中出産は家族の絆を育むものに他ありません。また、お母さん自身が主体的に分娩に取り組むことでより豊かな母性を育むことに繋がります」と語る。
「私が水中出産を導入したのは、病院出産での麻酔や薬剤、医療機器などによる医療の介入は、自然な出産メカニズムを破壊するものであり、医療介入は出産のリスクを高める原因になってしまうだけでなく、母親から生む喜びを奪ってしまうという考えからです」
これはフランス人医師のミシャル・オダン博士が言った言葉だが、久理事長はこの意見に共感して自然出産の重要性を改めて認識した。そこから、医療技術が発達して安全性が高まっていることは間違いないが、その代わりに失っているものがあるのではないか。また、海や山、森などの自然には安心感があり、ヒーリングミュージックとして波の音が用いられていることからも、本来、人間も自然の一部である。さらに、母と子の絆は自然出産と母子の触れ合いから始まり、その絆はその後の子どもの成長に大きな影響を及ぼし、さらに、児童虐待やイジメなどの問題は絆の形成の失敗が原因となっているケースも少なくないのではないか。日本の未来を担うのは子どもたちであることは間違いなく、その子どもたちが健やかなに育つことでさまざまな社会問題が解決していくことに繋がる可能性もある、と考えた。久理事長は語る。
「従来の病院出産は母と子を切り離して別の部屋で隔てて過ごすことが多いですが、当院ではすべて同室の個室で、お母さんと赤ちゃんはいつも一緒にいてお母さんが自由に子どもを抱いて授乳できるシステムを構築しています」
しかし、現状はどうだろうか。リスクがあるからという理由から産婦人医が減少傾向にある今、子どもを産みたくても産めない状況がさらに悪化している。産婦人科に問題があるから子どもに何らかの問題が生じてしまうと考えるのは当然ではあるが、実際には原因は多岐にわたっている。そうした厳しい状況下でも妊娠・出産とはどうあるべきかを常に多角度的に考え、本当に母と子にいいお産とは何かを考えて久理事長は真摯に水中出産に取り組んでいる。
医療法人『母と子の城』久産婦人科内科医院
TEL:0744-33-3110 FAX:0744-32-8717
下左:『波動ネックレス オーラクリーニング』 3,500円。
オーラやエネルギーをクリーニングしてくれるので、疲れやすい方は必見!
下右:『集中力UP du』(ターコイズ・バール) 2,800円
集中力UPさせ、焦り・パニックを緩和させてくれる。
できあがったグッズに浄化スプレーを使います。
営業時間/11:00~18:00 定休日/不定休
波動グッズに寄せる熱い想いが感性を震わす
開店7年半、パワーアップ商品に衰えぬ人気
開店7年半、パワーアップ商品に衰えぬ人気
独自の方法でエネルギー充填
アンチエイジング商品が好評
「美髪シュシュ-水玉」「脳活性ネックレス」「美肌波動入り韓方石けん」「集中力UPシャープペン」「電磁波防止シール」……。成田市の店舗とネット通販で「波動グッズ」を販売している『癒しの雑貨つきのうさぎ らぱん』が開店して7年半になる。店長の長谷部恵子さん手作りのものもあり、売り切れが出るほど根強い人気を維持している。それを支えているのが長谷部さんの熱意だ。
「波動と聞くと怪しそうなイメージがよぎる方も多いかも知れませんが、とても身近なもので、電波やエステなどで使われる超音波なども波動の一つです。波動はあらゆるものから出ています。人、パワーストーン、動植物などなど。そんな波動ですが、低い波動は体や物を鈍化させ、逆に高い波動は体や物を癒します。当店ではそんな波動に着目し、独自の方法でそれぞれに必要な波動エネルギーを充填し、効果を持たせるようにしてあります。着けた人にエネルギーを入れるのではなく、鈍化してしまった部分を波動エネルギーで調節して、本来のエネルギー状態に持って行くことを目的としています」
商品カテゴリーは、装飾品から美容関連商品、健康グッズ、文具、置物、衣料、ファッション小物など多様だ。用途が広い商品もある。その代表格が「リラックスブランケット」。
「日常感じている緊張やストレスを軽減させてくれるひざかけです。使用することにより自律神経の伝達をスムーズにしリラックスして、精神を安定させて体調を整えてくれます。女性の冷え防止にはむろん、お子様のお昼寝や勉強にも最適ですし、緊張を強いられる運動選手が待機するときにもお勧めいたします。冷え防ぎますし、心も静まります。少し毛足の長いモコモコとした感触が心地よいブランケットです」
髪の毛や地肌へスプレーするだけでトリートメントと静電気防止効果がある「美髪スプレーEXラージボトル」、肌細胞を活性化させる「肌アップ美肌スプレーリソープル」、髪の毛を本来の健康な状態に改善する「美髪ヘアブラシ」、セルライトを改善する「波動入りジェル セルライトクリア」など、美容商品も人気が衰えない。履くだけで、脳からくる老化現象による体の不調を改善するアンチエイジング効果が望める「癒しのわらじ」はヒット商品だ。
「乱れた波動を整えると本当に体が楽になり、様々なことから解放されます。当店の商品がより多くの皆様を癒せると幸いです」
癒しの雑貨つきのうさぎ らぱん
TEL:0476-36-7281 FAX:0476-36-7281 Eメール:info@t-usagi.com
ホームページ http://www.t-usagi.com/
上左から:
『有機米使用玄米あま酒』
『有機米使用白米あま酒』
『国産玄米あま酒』
『国産あま酒』
右下:マルクラ食品 有限会社 専務取締役 岡田康男氏
玄米あま酒、白米あま酒、国産あま酒、白味噌、玄米・白米こうじ、もろみなどの発酵食品製造の老舗『マルクラ食品』の専務取締役。品質管理と製造責任者。国内衛生基準だけでなく海外での衛生基準にも対応できるよう衛生管理を励行。
『有機米使用玄米あま酒』
『有機米使用白米あま酒』
『国産玄米あま酒』
『国産あま酒』
右下:マルクラ食品 有限会社 専務取締役 岡田康男氏
玄米あま酒、白米あま酒、国産あま酒、白味噌、玄米・白米こうじ、もろみなどの発酵食品製造の老舗『マルクラ食品』の専務取締役。品質管理と製造責任者。国内衛生基準だけでなく海外での衛生基準にも対応できるよう衛生管理を励行。
徹底した衛生管理で高品質維持
発酵食品製造40年の伝統を守る
発酵食品製造40年の伝統を守る
米国機関の厳しい検査に合格
オーガニック食品輸出で実績
「日本の残された道は高品質化以外に無いのです」
発酵食品を造り続けて40年の歴史を持つ『マルクラ食品』の品質管理と製造の責任者、専務取締役の岡田康男さんの信念だ。
「玄米甘酒」「白味噌」「麦味噌」「納豆味噌」などをオーガニック食品として北米、EU、豪州、東南アジアに輸出しているが、食品の安全性が品質評価を左右する世界標準を実感し、衛生管理を徹底してきた。
FDAアメリカ食品医薬品局の厳しい検査に合格し、同社製品が高品質であることが証明されている。
「日本製であれば売れるというのは驕り。安全かどうか不明ならば海外のバイヤーは、日本製品に拘る必要はなくなります。かといって価格で勝負するのは品質を落とす以外に方法はなく愚策。長い歴史で培われたノウハウを活かし美味しく、安全な食品を造り出す以外にないのです」
信念に貫かれた伝統が人気を支える基盤だ。
マルクラ食品 有限会社
TEL:086-429-1551 FAX:086-429-1552 Eメール:info@marukura-amazake.jp
池田工業 株式会社
代表取締役 池田龍平氏
山口県出身。10代で清掃業を経て足場組みの鳶職の世界に入る。場数を踏んで21歳ときに個人事業として独立。2014年に『池田工業株式会社』へと法人化を果たす。住宅やマンション、商業施設、工場などを対象に足場組みから防水工事、内装工事に業態を拡大、山口県や隣県の工事依頼に対応。
代表取締役 池田龍平氏
山口県出身。10代で清掃業を経て足場組みの鳶職の世界に入る。場数を踏んで21歳ときに個人事業として独立。2014年に『池田工業株式会社』へと法人化を果たす。住宅やマンション、商業施設、工場などを対象に足場組みから防水工事、内装工事に業態を拡大、山口県や隣県の工事依頼に対応。
建設業で成功する道を実践!
21歳で独立し努力で法人化達成
21歳で独立し努力で法人化達成
手配施工の一貫体制で迅速対応
60代まで働ける環境整備に注力
「勉強が苦手だとしても建設の世界で成功する道がある」
少年期に建設の足場を組む鳶職の世界に入り、技術と信頼というかけがえのない資産を蓄積し、個人事業から社員15人を擁する株式会社にまで成長させた『池田工業』の代表取締役池田龍平さんの実践に裏打ちされた信念だ。
「自分の力を試してみたいと独立したのは21歳のとき。精神面を成熟させる必要があると自覚しながら努力するうちに引き合いが増え、法人化によって仕事の幅も広がりました。協力者との関係を大事にしてきたこともあり、手配から施工までの一貫体制で足場組みを中心に防水工事、内装工事まで迅速に対応できるようになりました」
従業員の意思を尊重してモチベーションを高める池田さんの気遣いがこの体制を支える。
「従業員全員が60代まで肉体的、精神的に満足して働ける環境を作り上げるのが目標です」
池田工業 株式会社
TEL:083-941-5104 083-941-5195 FAX:083-941-5195
Eメール:ikedakougyou0827@ybb.ne.jp
Eメール:ikedakougyou0827@ybb.ne.jp
ホームページ http://www.ikedakougyou.com/
マイカンコーポレーション
代表取締役 横山孝一氏
鹿児島県出身。大学で美術を専攻、画廊に就職後、建設会社に移り型枠大工に。退職し、欧州を旅する。帰国後、西洋骨董店店長を経験。父親の病気を機に帰郷、高校で美術の教員に。出版社勤務を経て建設関係の工事管理の仕事に従事。9年前、独立し『マイカンコーポレーション』設立。
代表取締役 横山孝一氏
鹿児島県出身。大学で美術を専攻、画廊に就職後、建設会社に移り型枠大工に。退職し、欧州を旅する。帰国後、西洋骨董店店長を経験。父親の病気を機に帰郷、高校で美術の教員に。出版社勤務を経て建設関係の工事管理の仕事に従事。9年前、独立し『マイカンコーポレーション』設立。
『ポリウレア』の驚異の性能に着目
劣化構造物の補修補強用に導入
劣化構造物の補修補強用に導入
米軍が採用した施設構造強化材
地震対策など用途の拡大を確信
最強特殊塗料とも、特殊防護コーティング剤とも、構造強化ポリマー材とも呼ばれる化合物、『ポリウレア樹脂』に着目し、塗装工事に導入した『マイカンコーポレーション』の代表取締役横山孝一さんは、その驚異の性能が社の業態に変革をもたらす可能性をも予見する。
「『ポリウレア』は、米軍が重要施設の防護用に採用した構造強化材。伸び率400%、強力な復元力、耐衝撃、防錆、防食、耐摩耗、防水、耐薬品性、耐久性などの特性を持ち、あらゆる素材に塗装施工が可能です。劣化したコンクリートの補修補強には特に威力を発揮します」
横山さんは、2014年に設立された全国ポリウレア技術協会に、逸早く参画し、化学工場の廃液ピットのコーティングや屋上の防水防食工事、ビルの外壁の補強などの工事で実績を重ねてきた。
「その性能から地震対策も含め用途が拡大していくのは確実です」
マイカンコーポレーション
TEL:0995-55-5295 FAX:0995-73-8418 Eメール:yokoyama@bb.wakwak.com
株式会社 K&K築炉
代表取締役 宮川和也氏
大工をしていた父の下に生まれ、学業終了後は父の仕事を手伝う。しかし、そりが合わず、伯父が勤める「築炉」を手掛ける会社に入る。会社の合併を機に伯父と独立、『K&K築炉』を設立。しかし2年後に伯父が急逝し、急遽事業を継承し、軌道に乗せる。
代表取締役 宮川和也氏
大工をしていた父の下に生まれ、学業終了後は父の仕事を手伝う。しかし、そりが合わず、伯父が勤める「築炉」を手掛ける会社に入る。会社の合併を機に伯父と独立、『K&K築炉』を設立。しかし2年後に伯父が急逝し、急遽事業を継承し、軌道に乗せる。
若き技術者集団が
多様なニーズに応える
多様なニーズに応える
ものづくりの現場に欠かせない
蓄積した築炉の実績と技術を
日本のものづくりの現場を支える「炉」。我々の暮らしを豊かにする製品や交通手段などの製造過程においてなくてはならない。『K&K築炉』は、そんな「炉」の設計施工、焼却炉のメンテナンスを手がける企業の一つだ。
「この業界では高齢化が業界全体の課題となっていますが、弊社は、同業者の中でも若手の職人が多く、エネルギッシュな仕事ぶりが強みです」と、そう語る同社代表取締役の宮川和也さん自身もまだ若く、若武者のような風貌だ。
社を支え、疾走しているその充実感が伝わってくる。築炉工は一つひとつレンガを積み重ね仕上げていく。寸分の狂いもない作業が求められ、困難な現場も数多い。
「しかし、1ミリの狂いもなくレンガを積み上げた瞬間の達成感は何物にも代えられないものです」
自らも職人として駆け上がってきた宮川さんは、笑顔を見せて語ってくれた。
株式会社 K&K築炉
TEL:0277-43-2986 FAX:0277-43-2986 Eメール:kandk33@td6.so-net.ne.jp
ホームページ http://kandk-chikuro.com/
左:セミナーで講演
増える認知症の高齢者
右:丹茂孝 所長
2006年、司法書士試験合格。2007年から川崎市内の大手司法書士事務所に入社し、その後独立「司法書士丹事務所」開設。登記業務を中心に法務相談、セミナー講師など多彩に活躍。
増える認知症の高齢者
右:丹茂孝 所長
2006年、司法書士試験合格。2007年から川崎市内の大手司法書士事務所に入社し、その後独立「司法書士丹事務所」開設。登記業務を中心に法務相談、セミナー講師など多彩に活躍。
認知症に備え成年後見制度への留意促す
円滑な相続の方途としてセミナーで解説
円滑な相続の方途としてセミナーで解説
視野に罹患数増加の社会状況
意思能力を欠く法律行為回避
認知症を患う高齢者が増え続け、10年後には65歳以上の高齢者の5人に1人が罹患するとの厚生労働省の推計がある。罹患すれば、判断能力が損なわれ、生活に支障を来すだけでなく、契約などの法律行為ができなくなるおそれもある。相続をテーマにセミナーで啓発活動を積極的に展開している『司法書士 丹事務所』の所長丹茂孝さんは、相続を円滑に進めるためにも、成年後見制度の活用などを視野に入れた認知症対策の重要性を強調し、専門家への早めの相談を勧める。
「人が不動産売買の契約や解約などの法律行為を行うには、自分の行為の結果を判断できる判断能力、法的に言えば意思能力が必要です。認知症の方が法律行為を行った場合、意思能力を欠くと判断されれば、その行為が無効になるおそれがあります。相続で財産の処分が必要な場合、法律行為が伴いますので、認知症にかかって意思能力を欠く事態を想定してその対策を講じることは極めて重要です」
その対策として、避けて通れないのが成年後見制度との付き合い方だと丹さんは話す。
「例として、非常に多いのは、高齢者が自宅を処分して介護施設へ入所するケースです。この場合、その高齢者が認知症等で判断能力が低下していると、自宅売却の契約を結ぶことができず、その契約を代わりに行う後見人を立てることとなります。これを法定後見と言いますが、後見人は自宅の売却のみを行うわけではなく、本人の財産すべてを代わって管理します。そのため、親族等が家庭裁判所に申立てを行う際に、本人の財産を裏付ける資料を提出しなければなりませんので、売却を急いでいるときには、慌てて集めることになります。また、申立時に後見人候補者を書くことができますが、最終的には家裁の審判によって選任されるので、だれが就くかは未知数な場合もあります。第三者である弁護士や司法書士が就任することもあり得えます。その場合には、その第三者が本人の財産を管理するため、たとえそれまで親族が管理を行ってきたとしても、もはや口出しできなくなります」
後見人は、前述のような不動産売買や遺産分割協議等の法律上の行為を本人の代わりに行い、また、預貯金や不動産の管理、福祉サービスを受ける手続き、悪徳商法などへの対応で、本人の権利や財産を守っていく役割があるという。
「本人がお元気なうちに判断能力が低下したときに備えて、あらかじめ後見人を選んでおく方法もあります。これを任意後見と言います。公正証書で契約するなど手間もありますが、本人が自身の意思で後見人を選任することができます。その他、本人の財産を守る契約をあわせて締結すればなお効果的です」
司法書士 丹事務所
TEL:045-260-4343 FAX:045-252-3533 Eメール:info@tan-legal.jp