ブームの真相 2018


イギリス生活情報誌 
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下右:相続鑑定士Ⓡ 菅井康子さん
下左:菅井幸彦税理士事務所 代表 菅井幸彦 氏
愛知県出身。元国税調査官。税理士。国税庁税務大学校本科研究科修了。国税不服審判所審査官、名古屋国税局法人税課審理係長、税務大学校教育官、法人課税第一統括国税調査官。調査、審理を多数担当し、税務問題の多面的分析経験をもつ。税務大学校・研究科では、東京大学にて租税理論研究・論文を発表。2014年『菅井幸彦税理士事務所』「合同会社アルタイル」を設立。

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民事信託の多様な利点に着目
高齢化時代の相続対策に推奨

超高齢社会と老後の安心設計
「民事信託は、遺言書や成年後見制度では実現しない想いと願いを叶える最新の財産管理ツールです」
 国税OB税理士で税のエキスパート『菅井幸彦税理士事務所』の所長で税理士の菅井幸彦さんが、超高齢化時代の相続対策ツールとして推奨するのが「民事信託」だ。
「民事信託とは、委託者、受託者、受益者が登場人物です。財産をもつ人が委託者として、財産管理が可能な信頼できる親族の受託者に財産を移転し、信託目的に従って、受益者のために信託財産を管理、運用、処分したりする制度なので、委託者と受託者の強い信頼関係が大前提です。それぞれのご家庭にあったフルオーダーメイドの財産管理や資産承継の形が作れます」
 民事信託が注目される理由について、菅井さんは、社会状況の変化やこれまでの相続対策の問題点を挙げる。
「認知症、介護、空き家、家族関係の希薄化、少子高齢化など相続対策を難しくする問題が存在し、現行制度の行き詰まりがあります。成年後見制度では、財産すべて家庭裁判所の監督化に置かれ、自由に動かすことができません。親族後見人の財産不正流用も大きな問題です。遺言書は、一方的に一回限りの意志の伝達であり、一代先しか決めることができません。被相続人に対する貢献度などはなかなか考慮されないのが現実です。遺言書の内容が実現されず、相続人の間で話し合いに戻され相続争いに発展しかねません。民事信託は、こうした問題を解決する有効な手段です」菅井さんが注目するのは、「①認知症の親の財産管理が可能。②条件付きの財産承継や分割手法で委託者の希望通りの相続対策が可能。③一代先に限らず先々まで財産の承継先を決められるので財産の分散が防げる。④委託者の希望通り、受益者へ確実に財産を渡すことができる。などまだまだ、たくさんのメリットがある民事信託です。それだけに、受託者には分別管理義務など様々な義務も課せられます。動き始めたばかりの民事信託なので、信託契約書の作成をはじめ、コンサルティングや運営サポートなどは、税務・法務の専門家に任せることをお勧めします」
 代表的事例として「高齢者と家族を守る家族信託契約」「配偶者亡きあと信託契約」「親亡きあと安心信託契約」「家督承継型受益者連続信託契約」「任意後見併用型事業承継信託契約」など多種多様な信託契約の組み立てが可能。正しい信託の仕組みを組み立て、誠実に事務処理することにより、委託者の生活を護り、円滑な資産承継が実現できる新しい財産管理制度だ。「当事務所では、大手信託銀行との提携により『委託者○○○、受託者○○○、信託口口座』の開設を必ずします。金融機関による信託口口座の開設は、委託者の信託契約以外の資産、受託者の個人資産、委託者と受託者それぞれの個人資産を確実に信託財産から分別管理を可能にします」
 様々なメリットのある民事信託があるが、課税関係が発生しないわけではない。みなし課税・贈与税が発生する契約もあるので、契約の内容もさることながら、税金の取り扱いも契約書の作成には細心の注意が必要。
 事業承継、相続対策の最適解を追求する菅井さんの答えがここにはある。

菅井幸彦税理士事務所
TEL:052-265-5028 FAX:052-265-5027
Eメール:sugaioffice-so@ypost.plala.or.jp
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サンテル 代表 西脇照夫 氏
シロアリ、ネズミ、ゴキブリ、ハエ、トコジラミ、ノミ、ダニ、ハチ、毛虫、ムカデ、タヌキ、ハクビシンなどの害虫害獣の駆除や消毒を手がける『サンテル』の代表。調査から日程策定、実行まで依頼主の負担が少ない形で駆除作業を進め、再発を封ずる確実な仕事ぶりで業績伸張。
ヒアリの生態を知ることの重要性指摘
刺害など実害が深刻な蜂にも注意喚起

駆除法、被害の対処法教示
蜂の巣の駆除は経験が重要

 毒と強力な針を持つ南米原産のヒアリが2017年、国内の港などで相次いで見つかり、行政当局は水際での繁殖阻止に力を入れる。シロアリやネズミなど害虫害獣の駆除歴30年超の実績を持つ『サンテル』の代表の西脇照夫さんは、ヒアリの生態や刺されたときの対処法を知り、行政当局が発信する情報に注意を払う必要性を指摘する。合わせて、この機会に毎年死者が20人前後という深刻な実害をもたらす蜂についても注意を促し、活動が活発になる前の巣の駆除を進言する。
「ヒアリは、赤褐色で腹部が黒っぽい赤色、体長は2・5㎜から6㎜程度。背中に2つのコブがあります。裸地や草地などの開けた環境に生息し、土中に営巣します。水に浮かんで集団で移動するなど拡散の能力が高いアリです。雑食性で甘露や植物の種などを餌にしていますが、節足動物や爬虫類などを集団で攻撃することでも知られています」
 ヒアリに刺された場合の対処法についてもアドバイスする。
「ヒアリは塩基性有機化合物アルカロイド系の毒を持ち、非常に攻撃的。お尻の毒針で積極的に刺し、刺されると火傷のような強い痛みを感じます。市販のアリ用殺虫剤で駆除できますが、絶対手で触れないこと。万が一、刺された場合は、20〜30分安静にして、体に変化がないか注意して下さい。めまいや息苦しさなど症状が出た場合は、毒に対するアレルギー反応、アナフィラキシーの可能性がありますので、すぐ医療機関を受診するようにして下さい」
 西脇さんは冷静に対処し、情報を注視することも促す。
「2017年に入って日本国内でも発見されましたが、港に陸揚げされた後、コンテナごと内陸へと移動して来たので、発見された場所での繁殖や市街地への侵入の可能性も低いと考えられますが、念のため注意が必要です。水際での駆除など行政の方でもいろいろ考えて対応しているようでもあり、そんなに神経質になることはないと思いますが、ヒアリに関する情報には関心を持ち続けるべきでしょう」

 一方、蜂については要警戒と、蜂の巣駆除マイスターの称号を持つ西脇さんは指摘する。スズメバチやアシナガバチなどによる刺害事故は年間で数千件にものぼるといわれ、林野庁などの調べでは毎年20人前後が蜂に刺されて命を落としているからだ。
「キイロスズメバチやコガタスズメバチといった種類の蜂が多くの場合、刺害事故を引き起こしますが、アシナガバチやミツバチなど比較的毒性の低いと思われている蜂でも2度以上刺されるとショック症状を引き起こし、最悪の場合死に至る事もあります」
 駆除については、経験豊富な西脇さんの手法が参考になる。
「スズメバチなどの巣は、小さなうちは比較的簡単に駆除できますが、大きくなると数も増えて駆除が困難になります。巣自体は結構もろく、叩けばすぐに壊れてしまいますが、軒下などに巣を作った場合はかなり頑丈にくっついています。このため、巣の撤去は力加減を考えながらスピーディーに行うことが重要です。不慣れな人が撤去しようとすると時間がかかり、蜂が飛び出してきて大変危険です。私の場合、蜂の巣の駆除は薬剤や道具を用意した後、ものの数分で駆除いたしますので蜂が飛び出す心配もなく安心なのです。費用だけでなく、長い経験を持つ者かどうかという点も駆除の重要なポイントになります」

サンテル
TEL:048-956-6497 FAX:048-956-6497
ホームページ http://www.santeru.jp/

巻口瓦工業
代表 巻口秀雄 氏
新潟県出身。学生時代から瓦葺きの仕事に携わり、その後、瓦職人として歩み始めたが、バブル経済崩壊後の不況により一度は廃業。しかし、雨漏り修理で感謝されたことを機に「もう一度お客様の喜ぶ顔が見たい」と再起を図り、仕事量が増えたことから2002年4月に『巻口瓦工業』を設立。
瓦屋根工事に新たな工法を導入
飛躍的に高まる耐震性と耐風性

新建築基準法の基準クリア
屋根工事の信頼度も高まる

 伝統の瓦積みの技法を守り、住宅や神社の屋根を葺いてきた『巻口瓦工業』の代表巻口秀雄さんは、耐震性、耐風性を飛躍的に高めた新しい工法を積極的に取り入れ、安全な屋根の構築に力を入れる。
「阪神淡路大震災後、改正された建築基準法の基準をクリアする工法として当社が加盟する全日本瓦工事業連盟などが科学的実験を繰り返してガイドライン工法を自主的に定めました。台風や地震でも瓦がはがれて飛んだり落ちたりしないように下地材にしっかり固定方法する工法です。耐震実験では、阪神淡路大震災や発生が危惧される東海大地震クラスの揺れにも耐えることが証明されました。瓦屋根の葺き替えや修理などの工事はこの工法で施工しますので安心です」
 巻口さんは瓦職人として、土地の風向、雨量を頭に入れながら、日本瓦(いぶし瓦)や陶器瓦、金属屋根材で美しい屋根を作ってきた。その技術と新たな工法が結びつき屋根工事の信頼度も高まった。

巻口瓦工業
TEL:0438-42-1989  FAX:0438-42-1523
ホームページ http://itp.ne.jp/ap/0438421989/

ランチェスターマネジメント明石
代表・税理士 山田一美 氏
福岡県出身。郵便局に10年勤務後、アルバイト・派遣社員等を経て主婦から税理士になり、現在はサイファー税理士法人の社員税理士となる。「ランチェスター経営株式会社」の竹田陽一先生に経営戦略を学び、2004年、『ランチェスターマネジメント明石』を設立。中小零細企業経営者をサポート。
奥様を社長の応援団に変える経営塾
経営知識、心構え習得で業績に寄与

社長と一緒に考える宿題も効果
新たな気づき生まれる自社紹介

 経営コンサルティングを手掛ける『ランチェスターマネジメント明石』の代表山田一美さんがはじめた「社長の奥さま経営塾」が中小企業の業績を押し上げる効果があると注目を集めている。この企画が評価され、兵庫県の2016年度経営革新計画承認企業に選ばれた。
「経営や人間関係を勉強する機会を設け、社長の奥様にご参加いただいたところ、社長を心から尊敬する様になったなどの変化があり、経営塾を開く契機になりました。講座は5回あり、経営の原則とお金の流れ、良い人間関係の原則、経営計画とライフプラン、理想の未来の創造、自分も相手も活かす仕事の仕方などをお話ししています。毎回、社長と一緒に考える宿題も出します。こうして奥様が経営に必要な知識、心構えを身に付ければ、中小企業のパワーアップにつながります」
 講座の後には自社を自由に紹介できる「プラスαコーナー」があり、会社の特長をアピールする中で新しい気づきが生まれているという。

ランチェスターマネジメント明石
TEL:078-917-1400 FAX:078-917-1416 Eメール:k.yamada@tkcnf.or.jp
ホームページ http://ekeiei-no1.com/

株式会社 みつヴィレッジ
代表取締役 八百伸弥 氏
兵庫県出身。大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻博士前期課程修了。経営コンサルティング会社・船井総合研究所を経て、2014年、家業の1946年創業の「網干造船所」に入社、子会社として『株式会社みつヴィレッジ』設立。副社長を経て代表取締役に就任。講演、セミナーの講師として多忙。
トマト栽培にIoTを活用し高収益実現
不確定要素を数値化し生産環境を管理

農業の構造変化を視野に研究
高効率高付加価値生産目指す

 大学院で研究したロボット工学を生かし、農業にIoT(モノのインターネット)を導入、反(300坪)当たりの売上2千5百万円、営業利益率25%が可能な農業ビジネスモデルを構築した若き経営者がいる。『株式会社みつヴィレッジ』の代表取締役八百伸弥さん。農業の構造変化を視野に入れた革新的な農業技術は国内外で注目を集め、フォロワーが続出している。
「ビニールハウスでトマトを栽培していますが、高効率、高付加価値生産を目的に、日本の文化・環境における投資採算性を考慮した、必要最低限の設備内容で、環境因子を見える化し、数値で環境をできる限りコントロールしているのが特徴です。植物生理学とプロバイオシスに基づく農法とIoTで環境をコントロールするハウスを組み合わせ、温度や湿度、二酸化炭素、水、養液を高精度に制御し、光合成を促進させ、植物を元気に育てています。生育に最適な状態にハウスが自動的に調整するので失敗も減ります」
 収量が減る甘いトマトではなく、栄養価にこだわった『八百ちゃんトマト』は、市場評価も高く、今や、稼げる農業の象徴的な存在だ。

株式会社 みつヴィレッジ
TEL:079-271-3283 FAX:079-272-1072 Eメール:info@mitsu-village.com
ホームページ http://www.mitsu-village.com/

有限会社 相沢食産
代表取締役 相沢勝也 氏
兵庫県出身。1953年、大坂市で創業し、1958年に神戸市灘区に移転して納豆製造会社として稼動を開始した『有限会社相沢食産』の代表取締役。サラリ-マンを10年経験した後、1992年、家業を継ぐ。1995年の阪神淡路大震災で本社、工場が全壊したが、翌年、現在地で操業再開。
納豆商品12種に光る60年の伝統
有機栽培大豆など国産素材を厳選

有機JAS認定事業者に認定
丹波黒、光黒大豆商品好評

 納豆の消費量が少ないといわれる関西で納豆を作り続けて60年、『有限会社相沢食産』の納豆商品のラインアップは好みに応じて選べるよう12種にものぼる。脱サラして家業を継いだ代表取締役相沢勝也さんは、阪神淡路大震災で工場が全壊するピンチを乗り越え、厳格な基準の有機JAS認定事業者の認定を得て、安全で風味豊かな納豆の生産に打ち込む。
「伝統の製法をベースに、関西風の醗酵やタレに特徴を出すなど工夫を重ねてきましたが、何といっても納豆は大豆。国産にこだわっていますが、中でも北海道の契約農家が有機農法で育てた甘味のある光黒大豆や地元の特産である丹波黒は、当社自慢の素材です。丹波黒は世界でも類のない大粒大豆で、皮が破れにくく、香ばしさ、もちもちした食感が特長。丹波黒の黒豆納豆、光黒の有機黒豆カップは人気商品です」
 2015年から3年連続で全国納豆鑑評会で優秀賞を受賞し、なかでも黒豆納豆は、2016年の全国納豆鑑評会の大粒・中粒部門で農林水産省食料産業局長賞を受賞し、納豆にかける相沢さんの情熱を高めた。

有限会社 相沢食産
TEL:0790-22-7118 FAX:0790-22-3741
Eメール:aizawa_shokusan@mtj.biglobe.ne.jp
ホームページ http://www.aizawa-food.com/

dragon factory
インテリアセラピスト
三好里香さん
フリーランスのCFのスタイリスト、コーディネーター、ショウイングデコレーターを経て1987年「LEE PLANNING」設立。1999年 インテリア雑貨ショップ『dragon factory』開業。ディスプレイ、プロダクト、MD、「繁盛店になるための店舗コンサル」として活躍すると同時に、カフェ、ダイニング、美容室、ホテル等、住商業空間を多数プロデュース。インテリア専門学校の講師も務める。

営業時間/12:00~19:00 定休日/水・木曜日
空間デザインで心地良さを徹底追求
人を癒すインテリアセラピーで実績

「『dragon factory』の手掛けた物件は、何か空気感がちがう…とよくいわれる」。色、素材、レイアウト、すべてに心地良さを意識したストレスフリーな空間は、スタッフのモチベーションアップは当然、「感動を覚える、心が穏やかになっていく…」そんな顧客への心理的影響は大きい。
 人に支持される店には、必ず理由がある。商品、オーナーの人柄が良くとも、空間演出の部分が欠けているせいで、顧客の心が離れていくというケースは、少なくない。ビジュアルマーチャンダイジング(視覚的販促)は、物販に限らず、サービス業や飲食業にとっても、リピート率や売り上げアップなどに影響する大切な要素。職種や立地、オーナー様のキャラクターによって設定するコンセプトは様々だが、そのコンセプトをもとに、ストーリー仕立てで空間演出をプラスし、最後の仕上げの備品のセレクトやショウイングディスプレイまで一環して自らの手で仕上げていくスタイルは、長年かわらない。
 古民家や古い建築物のリノベーションも『dragon factory』が得意とするジャンル。
「長く生きてきた建物や素材には、新装ではつくれない強いパワーがあります。経年変化のあるテクスチャーを時にアートにリメイクしたりしながら、あえてその部分を見える形で残す。歴史的ストーリーを感じてもらうことで、デザインされた空間に。さらに深い印象を残すことができます」
 その空間にプラスする素材は、アンティーク・ビンテージアイテム、そしてエイジングを施し、古いモノに違和感なくとけこむものをキャスティングする。そして時には、あえて正反対なコンセプトのシャープでスタイリッシュなモノと掛け合わせるといった、「懐かしさと新しさ」「伝統と革新」を同空間になじませて置くと言った「anchient×modan」という手法もインテリアセラピーの表現の一つ。

『dragonfactory』と
『インテリアセラピー』

『dragonfactory』は、インテリアセラピーを具現化すような商品が揃っているセレクトショップ。 その2Fには、インテリアデザインオフィスを併設。「インテリアは、単なる飾りではなく、人の心を包みこむもの。その空間すべてが五感に影響して人生観や暮らしの楽しみ方にまで影響を与える力があります。トレンドやブランドより素材にこだわり、人の気持ちを癒すことができる、そんな空間づくりをポリシーとし、心に響くインテリアを提供する」
 誰の心にも共鳴する、誰にとっても心地良い|そんな空間を三好さんは創造する。それは三好さんのキャリアのなかで育まれ、熟成された「インテリアセラピー」のセオリーが普遍性と永続性を持つから。空間のオアシスから流れ出てくるインテリアセラピーに身をゆだねる心地良さ。

dragon factory
TEL:087-882-5052 FAX:087-882-5052 Eメール:info@dragonfactory.net
ホームページ http://www.dragonfactory.net/

上左:「『乳酸菌生産物質』に賭けた人生①」
日本シニアリビング新聞社刊 1,200円(税込)
上右:『不老‘腸’寿』幻冬舎新書 800円+税

代表取締役 村田公英 氏
山口県出身。電子工学系専門学校在学中に乳酸菌生産物質の生みの親、正垣一義氏経営の義報社に入社。大谷光瑞農芸化学研究所に配属。正垣氏の指導の下、乳酸菌培養技術を学ぶ。1969年、正垣氏の命で『株式会社光英科学研究所』設立。2004年、「乳酸菌生成物とその製造方法」で特許取得。
乳酸菌より有用な乳酸菌生産物質
2冊の近著で示す長年の研究成果

腸内改善のノウハウを解説
50年超の研究の日々述懐

 乳酸菌そのものより、乳酸菌が作り出す「乳酸菌生産物質」が健康に有用なことを研究で明らかにし、その製造方法を特許技術で確立した『株式会社光英科学研究所』の代表取締役村田公英さんが2016年の「不老『腸』寿」に続き、2017年8月に「『乳酸菌生産物質』に賭けた人生①」を出版した。「乳酸菌生産物質」の理解に役立つ好著だ。
 村田さんは、腸内細菌の中の善玉菌から16種35株の乳酸菌を選び、共棲培養し、「乳酸菌生産物質」を抽出生成する技術で特許を取得、培養設備を拡充しながら国内外の健康食品メーカーに提供してきた。
 著書「不老『腸』寿」は、乳酸菌を摂取しても腸内の菌群によそ者扱いされ、体外に排出されてしまう事実を示したうえで、「乳酸菌生産物質」にアミノ酸やミネラル、ビタミンなど身体の健康に有用な352種類の発酵代謝物質を確認した遺伝子解析の結果を踏まえ、本当に効果のある腸内改善のノウハウを解説し、大きな反響を呼んだ。
「『乳酸菌生産物質』に賭けた人生①」は、HPで連載したブログ「私考欄」の第1回から第65回までをまとめたもので、生い立ちから日本における「乳酸菌生産物質」研究の草分けで、戦後、寿光製薬を創立した正垣一義氏との出会い、その命を受けて研究専門機関として『光英科学研究所』を設立、善玉菌と健康の関係などの研究に情熱を傾け、「乳酸菌生産物質」が市民権を獲得するまでを述懐した。
 埼玉県和光市の本社工場では、培養タンクの増設工事が進む。11月に落成の予定で、月産3tから12tへと生産能力が上がり、供給拡大の態勢が整い、長年の研究成果が機能性食品界に新たな地平を切り開いていく。

株式会社 光英科学研究所
TEL:048-467-3345 FAX:048-467-3374 Eメール:btob@koei-science.com
ホームページ https://koei-science.com/


[イギリス生活情報誌]月刊 ミスター・パートナー 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605