日本が誇るビジネス大賞 2022

ちょっと違っているから
ちょっと違うこの星を作ろう

　神奈川県茅ヶ崎市の「合同会社PLANET WORK」は、様々な個性を持つ方が地域で生活をするためのサポートを行っている。２０２２年4月より相談支援事業所『あおいとり』を開設した。
　代表の岡崎浩之さんは、演出家を行っていた経験からその人の息遣いから感情や気分を図ること、間合いをとることが福祉の支援にとても役に立っていると感じているという。また、人は誰も必ず違いがあり、分かり合える部分と分かり合えない部分が必ずある。「良い加減に理解し、良い加減に許し合うことが大切ですね」
　相談とは「その折り合いをつけること、すべてではないけれど、その方の想いや実現のための道しるべを探して、その方の意欲や方法に寄り添って、その方が自ら歩んでゆく姿を見守っていくことではないか」
「共生社会の実現は、人と人との繋がりを大切にして、今の世の中で共に生きるスキルを得ることと思っています」
　講演会などで話したいことがいっぱいあるとも語っている。
（ライター／山根由佳）

Eメール／akaitori.sawai@gmail.com

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お別れの担当者が
相続問題を直接解決

「人生を締めくくるにあたっての不安や疑問にこたえ、心穏やかに過ごせるよう尽力しています」
『株式会社せれもに』代表取締役の川波俊平さんは、一回の無料相談で、人生のエンディングに直面する様々な問題の解決をサポートする業務で頼りにされる存在だ。支援対象は介護施設への入所、遺言書の作成、葬儀、お墓、遺品整理、相続手続き、相続税申告など多岐にわたり、葬儀社や会計事務所での実務経験が生かされる。
「これまで１０００人近くの方をお見送りしてきました。その経験を生かして葬儀のご用命を受けるほか、終活に関わるコンサルティングも行っています。相続について詳しく知りたい、遺言書の書き方が分からない、認知症の夫の財産が心配、条件の合う介護施設が見つからないなどといった悩み事の相談を承り、行政書士や司法書士、税理士などの士業と呼ばれる専門家と連携して解決に導いていきます」
　川波さんは、救護･高齢者施設などの入所者の話に耳を傾け、苦しみを和らげ、軽くし、なくする傾聴ボランティアにも取り組んでいる。（ライター／斎藤紘）

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