ジャストフィットアイマスク(5枚入)
2,100円(洗って再利用可)
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美・理容業界初の専門廃棄物処理
類い希な発想が生み出す新プラン&アイテム
一つの思いつきで新ビジネスが生まれ、あらゆる業界や人々に影響を与える。自治体の方針が変更したことによるチャンスを、発想力豊かなアイデアでつかみとり成長をし続けている、とある美容室から起こったビジネスをご紹介。
理・美容室専門としては初となる、廃棄物収集・運搬事業を行っている『娯美社』。美容室も経営している下田くに子代表がこの事業を始めるきっかけとなったのが、熊本市の自治体からの「今後は事業ゴミを回収しない」という通達だ。それに対して、ゴミを溜めて週1回処理場にいって処理をして対応していたが、手間がかかって仕方がなかったとのこと。そこでふと考えたのが「他の理・美容室も困っているのでは?」ということ。すぐさま産業廃棄物許可証を取得し、同社を創業することとなった。
そして、非常に難しいといわれる中小企業庁からの「経営革新支援」の承認も、なんと一度の申請で獲得している。その際評価されたのが、ゴミのリサイクルシステムだ。代表が目をつけたのが、空き缶と同じ素材のアルミであるヘアダイのチューブ。しかし、チューブに残液が残っているとリサイクルできず産業廃棄物扱いとなる。そこで、チューブを切り開き残液を取り出して、重曹液につけて中和してキレイにするシステムを作り出した。最終的には、アルミを溶かして再生する過程まで自社でまかないたいとのこと。そして、熊本市内から県外、九州、四国へと事業の拡大を目指している。
また、発想力に優れた下田代表は、お客様をシャンプーする際にお客様の顔にのせるガーゼやタオルが「ズレやすい」「息がしにくい」という問題点に注目して『ジャストフィットアイマスク』を開発。表がスウェット地で裏がメッシュになっている。タックが入ることで、上記の問題は払拭。また、目元にあたらない形に作られているので、メイクの崩れも心配ない。美容師の方からもお客様からも、シャンプーがさらに効率的で快適にしてくれると好評だ。下田代表のアイデアは画期的かつ実用的。美容業界に新たな風を起こし続けるだろう。
(ライター/前川定)
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