2008年度版 大ヒット商品はこれだ!  

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テロ対策・不法侵入防止の必須アイテム。低価格を実現した強力バリケードシステム
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これまでのバリケードシステムは海外のものがほとんどで、なおかつ高額なものが主だったが、ついにその法則が破られた! 国内産でなおかつ低価格を実現した、テロ車両対策ボラードの開発秘話に注目したい。
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スーパーボラード仁王
特許出願済みの新構造により、耐久性の向上と大幅なコストダウンを実現。(特願2007-249273)

暴走車両が空港の検問所を突破する事件が増えてきている。最近では、ワゴン車で検問所を突破した男が追跡した警察官一人を刺殺する事件や、軽乗用車を運転した男が検問を破り空港内に侵入する事件などがあった。検問所には警備員を置き、グラスファイバー製のバーや車止めも用意していたが、不審車両を食い止めることができなかったという。

こうした世情の中で誕生したのが「ボラード」。検問突破を防ぐ強固なポールをボタンで操作し、空気圧を利用して上げ下げする装置だ。2トン車が時速50キロで衝突しても耐えられるこのシステムは業界をにぎわせたものの、普及率は芳しくなかった。なぜか? 理由は1基約1000万という莫大なコストだ。

「調べてみると、テロ対策になりうるような強固なボラードは海外製品が主流で、ほとんど日本では作られていなかったのです」

こう語るのは「サノヤス・エンジニアリング」の西川岱助社長。研究を積み重ね、空気駆動ボラードの実績を持つ「日機工業」との共同開発によって、国内初ともいえるテロ車両対策ボラード『スーパーボラード 仁王』を実現した。従来の海外製品と同程度の機能を持つが、設置費用は半分程度でおさまるという。

決め手になったのは、二重のステンレス鋼パイプの間に無収縮コンクリートを充填させる新構造だ。これによって十分な強度を確保しながら軽量化に成功し、耐久性の向上と大幅なコストダウンに成功した。金属柱は空圧制御で、必要に応じて上昇下降させて地面から出し入れできる。油圧や電気は使わず、雨水は地下の排水ピットから排出できるため、メンテナンスも容易だ。

西川社長の話は続く。開発にあたり、もう一つネックになっていた問題があったそうだ。

「強固なボラードを作るには、アイデア、経験はもちろんですが、試験場の確保やそれに伴う資金が必要です。それがこれまで国内で製作しにくかった要因でしょう」

製品の性格上、試験できる場所もずいぶんと限られる。しかし同社はボラードの実績がある「日機工業」に人脈を持ち、親会社には東京テクノセンターという試験場もあった。こうした恵まれた環境があったからこそ、1年半という短期間で製品化を実現できたのだろう。

今後も空港のほか、自衛隊施設、政府機関や発電所などで、実積と安全の普及に努めていきたいという「サノヤス・エンジニアリング」。ホームページ上で、試験時の動画を見ることができる。申し込めば、成田市の東京テクノセンターでの見学も可能なので、一度その威力を目の当たりにしてみてはいかがだろうか。 (ライター/近持千裕)

 
サノヤス・エンジニアリング株式会社
TEL/06-6651-2468 FAX/06-6651-2126
http://www.sanoyas-eng.co.jp/
技術畑ではおさまらない。一歩先ゆくエキスパート集団
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ゲネシスコンマースが提供する『DiskCrypt』。
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『NetCrypt 30』
東京都有明にある「ゲネシスコンマース」は、情報システムの構築やシステム運用支援、経営革新をサポートするITエキスパート集団。ここではセキュリティの強化をはかる同社の製品をご紹介しよう。

日々の技術革新の働きを受けて、ソフトウェア業界は刻一刻と大きな変化を遂げている。そうした中で情報システムの構築とシステム運用支援、いわゆる応用システムパッケージ開発を中心に、最新の情報技術を提供しているのが「ゲネシスコンマース」。技術畑で完結しがちなIT企業の中で、幅広い業務知識と先端の技術を生かし、一歩先ゆく提案ができるエキスパート集団として期待の高い一社である。

同社が打ち出す代表的なセキュリティ製品が『DiskCrypt』。ハードドライブに書き込まれるデータを全バイト、全セクターを暗号化するもので、PCに専用ソフトなどをインストールすることなく適用できる。暗号化および複号化がハードディスク内で行なわれるため、ディスクパフォーマンスにロスがないのがメリットだ。

ユニークなのは、暗証番号入力用キーパッドを備えている点。暗証番号の入力がパソコンでなく装置上で行なわれるため、キーボードの入力履歴を記録するキーロガーから守られる。さらにパソコンがドライブを検出する前、つまりOSとは独立して動作が行なわれるため、データが暗号化されていることには外部からは気付かれないという強みもある。

もうひとつ、『DiskCrypt』に並ぶセキュリティ製品として『NetCrypt』がある。こちらはコンパクトタイプの高性能IP暗号化装置で、外部にデータを送信する際に非常に役に立つものだ。最大70Mbpsのスループット、そして最高20の暗号化されたトンネルをサポートすることによって、オフィスLAN、各拠点のVPN接続、そしてモバイルのワイアレスオフィス間の接続におけるセキュリティゲートウェイとして、理想の展開を果たしてくれる。

このほかにも『ゲネシスコンマース』では、ビジネス戦略立案のための現場調査、ネットワーク化および業務改善、情報共有の提案などのコンサルティング事業も展開している。情報通信の強化をはかりたい会社にとって、心強いパートナーなるはずだ。 (ライター/近持千裕)

 
有限会社ゲネシスコンマース
TEL/03-5530-9018 FAX/03-5530-9019
http://www.gcs-tokyo.co.jp/
応用行動分析(ABA)が障がい者の可能性を広げる
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エグゼクティブディレクター 上村裕章氏
日本心理学会認定心理士
兵庫県神戸市を拠点に事業を展開している『行動・教育コンサルティング(BEC)』。幼児から大人まで自閉症やその他の発達障がいなどで悩んでいる方とその家族を対象に、応用行動分析(ABA)の理論に基づいた総合行動教育サービスを提供している。

日本でこそまだあまり普及していないが、応用行動分析(以下ABA)はアメリカで最もポピュラーな自閉症児に対する治療法として知られている。一言で言うなら「行動自体に着目し、何がその行動を引き起こしたのか、その行動の結果として何が起こるのか」という因果関係について分析するものだ。

たとえば、物を投げる行動のある自閉症児がいたとしよう。行動を観察していると、母親からの『注目』が欲しいときに物を投げる傾向があるようだ。そこで「ママ」という言葉を学習させ、言えたときに即時に母親がその子に注目すると(=強化)その言葉が「注目」して欲しいから物を投げることへの代替行動となる。このやりとりを繰り返すと、徐々に物を投げる代わりに、「ママ」と訴えるようになる。

これは何も自閉症児に限ったことではなく、健常児にも応用できる。たとえばデパートでおもちゃを買って欲しくて駄々をこねている子どもがいたとしよう。多くの場合、お母さんは泣き止ませるためにおもちゃを買ってやる。しかしそうすると子どもは「泣きわめく=おもちゃを買ってもらえる」と学習してしまう。ABAの理論で言うなら、「とりあえず椅子に座らせておとなしくなったら買ってあげる」とするのが望ましい。そうすればそれ以後、子どもはおもちゃを買ってもらうために礼儀正しくふるまうようになる。

こうした理論に基づいて、『行動・教育コンサルティング』はセラピーやコンサルテーションを実施。具体的にはクライエントのお宅に訪問して実際の生活を観察し、一つひとつの行動パターンについてアドバイスを行なっていく。「しゃべれなかった子が話せるようになったり、成長が目に見えるところが何よりの報酬ですね」と、エグゼクティブディレクターの上村裕章氏は語る。

セラピーは2時間のセッションを週に2回が基本だが、症状に応じて増やすことも可能。英語でのセッションも実施しているので、外国人の方もぜひ利用してほしい。 (ライター/近持千裕)

 
行動・教育コンサルティング(BEC)
TEL/078-242-5051 FAX/078-242-5051
http://www.becintl.com/
包装紙一つで100万円が動く!業務効率化により、中小企業を支援
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『現実を把握し、現場からの視線で』お手伝いをしますと鈴木勉社長は語る。
刈谷市にある『エンバイロメント フレンド カンパニー』は、物流コンサルティングにより業務効率化をはかる注目の企業。もともとトヨタの生産方式に携わっていたという鈴木勉社長に、改善のノウハウを伺った。

物流事業のコンサルティングを行なっている『エンバイロメント フレンド カンパニー』。現場を把握し、管理コストを抑え、業務能率を向上させるノウハウを提案している。

いったん中に入ってしまうと分らないものだが、生産工程、および運送段階の中で、驚くほど無駄が多い。たとえば包装材。包み方次第では1枚ですむものが2枚になり、1分で終わるものが3分かかるようになる。商品によって包装材をうまく使い分け、適切な処置をとれば、材料費・工数もかなり削減されるだろう。

運送に関しても同様だ。トラックの乗せ方次第では、50だったものが80乗るようになる。積載効率が向上すれば当然輸送費、人員コストなども削減され、効率的な業務につながる。

もともとトヨタの生産方式に携わっていたという鈴木勉社長は、現場を見る目が群を抜いている。まずは実際に訪れてみて必要な工数をはじき出し、現状とどれくらい差があるのか算出した後で、打開策を提案していく。徹底した現状分析による「思い込み」の払拭と「まずやってみる」ことは、驚くほど企業に利をもたらすと鈴木社長は語る。聞けば前述した包装紙の改善も、材料費・工数を合わせ1ヵ月あたり100万減につながったそうだ。

ほとんどの中小企業が大企業からの締め付けに対し、無理な対応をしている。「不良品の多発」、「廃棄物の増加」、「余剰在庫品の廃棄」、「トラックの充填率低下によるムダな輸送」、そろそろこうしたしがらみから抜け出してみてはいかがだろうか。本気で管理コストを削減したい方は、ぜひお願いしてみてほしい。 (ライター/近持千裕)

 
Environment Friend Company(エンバイロメント フレンド カンパニー)
TEL/0566-22-3191 FAX/0566-22-3191
http://www.envfc.com/
トップセールスマンが実践してきたことだけを伝授。「おきなわ総研」の営業研修は、だから信頼できる
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田中龍海氏は、「常に考える営業マン」をテーマに掲げる。今、話題の講師なのである。
『行動分析』や『心理分析』を最も得意とし、常にセールストークに磨きをかけてきた「おきなわ総研」代表取締役の田中龍海(たなかたつみ)氏は、。実際に結果を出してきた者の1人として、営業コンサルティングを実践している。その営業研修とは?
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『カプセル岩盤温浴うるか』

「おきなわ総研」代表取締役の田中龍海(たなかたつみ)氏はトップセールスマンとしていつも会社を牽引してきた。営業一筋22年の豊富な経験を基に2007年8月に会社設立。その「おきなわ総研」の事業内容は営業コンサルティング、営業研修、セールスレップ活動、セールスプロモーション活動、医療機器販売など多岐にわたる。特に営業研修においては人間の行動分析と心理分析を最も得意とし、より現実的なセールステクニックとトークテクニックに定評がある。また、ユニークな語りと人柄が人気の話題のカリスマ講師としても活躍中。更に最近の傾向として「研修+セールスレップ」としての依頼が急増中との事。成功報酬型セールスという事もあり人件費を殆ど掛けずにプロのセールスマンが使えるという点、プロの背中を見ながら実践的に学べるという点では企業側にとっても頼もしい限りだ。今、田中龍海氏が率直に感じている事、それは目力【めぢから】と言霊【ことだま】のレベル低下だと言う。相手と真剣に向かい合ってこそ活路が見出せる。相手の事を真剣に考え、一緒になってお役立ちを考える「常に考える営業マン」であって欲しいと言う。現在、同社が最も力を注いでいる商材がメイドイン沖縄(沖縄県支援商品)の『カプセル岩盤温浴うるか』沖縄県民の期待を背負い海外や日本全国へ営業展開中との事。自ら率先して飛込み営業を行なうバイタリティ溢れた田中氏がこれからも様々な中小企業の為に頼れるコンサルティングを行ってくれるであろう。

 
株式会社おきなわ総研
TEL/098-894-2718 FAX/098-894-2719
E-mail/info@okinawasoken.jp
http://www.okinawasoken.jp/
起業家と経営者のための脳トレ教室。課題解決プロジェクト型ワークショップ
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「タナトス編集室」祝(ほうり)栄子 代表
「タナトス編集室」が開催する『わくわくワークショップ』。これはクリエーティブ脳、ビジネス脳、コミュニケーション脳をバランス良く鍛える、起業家と経営者のための脳トレワークショップだ。いったいどんな内容なのだろうか?

名古屋市にある「タナトス編集室」は、広告制作・編集・出版のサポートを行なう事務所。「心に響くものづくり」をモットーに、創作絵本の出版、ポストカードやカレンダー、アートオブジェの制作販売のほか、ワークショップの企画運営、起業支援に関するよろず相談なども展開する。

同社がこの10月から企画運営する『わくわくワークショップ』は、クリエーティブ脳、ビジネス脳、コミュニケーション脳を元気にする脳トレ教室。柔軟な思考と独創性と実行力を兼ね備えた起業家と、次世代を担う明日の経営者を育む場だ。現在、クリエイターと中小企業診断士と産業カウンセラーがコラボレーションで創る全8コースのプログラム構成となっている。いずれのコースも定員は約10人。週末(土曜日)に集い、グループディスカッションや企画・制作、経営ゲームを通じて、課題解決型の脳トレを楽しく行なう。

各コースを前述した脳別に見ていくと、クリエーティブ脳は「理念を視覚化するブランディング」「見て楽しい会社案内企画」「映像でつくる会社案内DVD」。ビジネス脳が「売れる仕組みを作るマーケティング」「財務・金融知識を蓄えるマネー」「組織パフォーマンスを最大化するチーム力」。そして、コミュニケーション脳は「信頼関係を育むコミュニケーション」「ゲームで磨く経営センス」。コースごとにトレーニングを重ねることで、どんな問題にも対応出来るしなやかな発想力、思考力、行動力を培う。

同ワークショップは2008年10月より開催となり、参加者募集中だ。タナトス編集室のある名古屋市の日本陶磁器センタービルで行なわれる。興味のある方は、ぜひ一度、体験説明会に出かけてみよう。 (ライター/近持千裕)

 
タナトス編集室
TEL/052-933-7660(代) FAX/052-933-7661
http://www.thanatos.tv/workshop/index.htm
個人事業主、中小法人企業は要注目!業務効率化に貢献する優良経理事務所
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「進藤経理事務所」
代表取締役 進藤社長
企業経営の強力なアドバイザーとして期待をよせられている『進藤経理事務所』。コストの削減、経営の効率化、そして組織構築を進めるなど、企業をバックアップするスペシャリストとして注目を集める。

近年、業務の効率化やコスト削減、さらには専門知識の積極的な導入のため、経理・総務・コンピュータ部門等の社内業務を、社外の専門業者に委託(アウトソーシング)するケースが増えてきている。特に個人事業や中小企業では、専門の経理担当者が不在であったり、資金的に経理担当者を雇う余裕のない会社が数多く見受けられる。また、人員を削減し、少しでも経費を減らしたいと考える経営者も少なくないようだ。

こうした世情の中、経理のスペシャリストとして企業をバックアップするのが、東京都八王子市にある『進藤経理事務所』。領収証の整理・帳簿記帳・伝票の起票といった日常行なわれている経理業務を代行のほか、経営助言、各種提案など、資金繰りに関する様々なノウハウを提供してくれる。

「外部の人間だからこそ断行できる経営改革があるはずです。経理専門のアウトソーシング企業としての自覚と誇りを持ち、ベストを尽くしたいと考えております」

そう語るのは、代表取締役の進藤所長。自社の持つ様々なノウハウとネットワークを生かし、多様化するニーズに応えられるよう、日々献身しているという。

未曾有の経済不況が続いているが、こういう時こそ業務効率化をはかるべきだ。『進藤経理事務所』に依頼すれば、煩わしい経理業務から解放され、事業に専念できるようになるだろう。また、経理担当者を雇う必要がなくなるため、大幅な経費削減にもつながる。信頼できるパートナーをお探しの個人事業主や中小法人企業は、ぜひ検討してほしい。 (ライター/近持千裕)

 
有限会社進藤経理事務所
TEL/042-655-3639 FAX/0426-55-3638
http://www.shindokeiri.jp/
中国の環境改善に尽力!上海企業と業界初の合弁会社を設立
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2008年4月に「申泰天世清洗服務上海有限公司」を設立。ゆくゆくは日本企業が進出している地域を拠点に、中国全土で環境改善のお手伝いをしたいと語る山下真社長。
近年、世間をにぎわせている環境汚染。上海万博に向けて建築物の解体・修繕を繰り返す中国でも、深刻な問題として取り上げられている。こうした状況に目を向け、自社の技術を生かすべく立ち上がった企業を紹介しよう。

2008年8月の北京オリンピックで国を沸かせ、さらに2010年には上海万博を控える中国。これが終われば中国バブルもいよいよ崩壊だろうか……などと期待する前に、一つ考えるべきことがある。アスベスト問題だ。

ご存じの通りアスベスト(石綿)は、建築物の老朽化による解体工事、修繕工事などによって飛散する。オリンピックや万博の準備にともない急ピッチですすめられる工事には大量のアスベストが使用され、住民の健康被害が懸念されている。富裕層が増える中で環境や健康に意識を高める人も多く、中国政府も空調ダクトの管理に関して新たな法律を定めた。

こうした状況の中で立ち上がったのが『ティーシージャパン』。アスベスト除去と空調ダクト清掃を行なう同社は、名古屋市内を中心に官公庁・公共交通機関・デパート・ホテル・企業事務所・工場など、年間で70件ほどの施工を行なっている。中国が懸念する環境問題をいち早く察知した山下真社長は、2007年6月から視察を繰り返し、上海のナンバーワンビルメンテナンス会社「申泰」の社長と談合。日本の技術を上海で生かし、環境改善に貢献できないかと訴え、2008年4月に合弁を果たした。目下は空調ダクトの清掃事業をメインに事業を展開する方針だ。

現在はまだ営業活動段階であるが「たしかな手応えを感じている」と語る山下社長。上海で市場シェアナンバーワン「申泰」のネームバリュー、外資系企業も数多く手がけた輝かしい実積、そして日本国が発信する高い技術を持ってすれば、市場に認知されるまではそれほど時間がかからないだろう。

日本の企業が同事業の中国進出を果たした事例はこれが初めてだそうだ。果たしてこの市場開拓が日本と中国の友好的な架け橋となるよう、今後の展開に期待したい。 (ライター/近持千裕)

 
株式会社ティーシージャパン
TEL/0120-927-962, 0574-42-6558 FAX/0574-25-6335
http://tc-japan.net/
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