愛知県東海市で矯正歯科治療を中心に診療を行う「やまぐち矯正歯科」。同クリニックの矯正は単に美観を良くするだけではない。心の悩みを解消すると共に、口もとの形や歯並びをきれいに整えることによってむし歯や歯周病を防ぎ、健康で質の高い生活を送れるようにする。
この歯の矯正にあたって同クリニックの山口院長は、注意点を次のように話す。
「矯正歯科は、抜歯やむし歯の治療等の一般歯科に比べて期間が長くかかります。根気良く通わないと良い結果が得られません。最近は成人矯正も増加していますが、子どもの成長期に治療することが多く、治療期間も長くなるので、ポイントを押さえた治療をしなくてはなりません。矯正治療は診断によって治療結果が左右されます。人生観・価値観は民族や地域、時代によって異なり、個々でも違いますし、一生の間にも変化するものです。従って、徐々に変改していく患者さんのライフステージを視野に入れた治療方針を立てることが重要です」
そして治療後はきれいになった歯並びと噛み合わせを維持していくために必要な管理をしていく。トータルで5年間をメドに3ヵ月に1回、半年に1回、一年に1回の割合で定期的に観察していくという。そして健康と共に精神的コンプレックスを解消、笑顔を取り戻し素敵な毎日を過ごせるようになるのだ。
地域コミュニティを活性化
文化発信のため音楽ホールを開設
クリニックの4階には、山口院長が地域の文化発展のためにと音楽コンサートなどを開ける『MTCホール』を開設している。このホールは約90名が収容可能で、グランドピアノを常設している。「例えばピアノの発表会をしたいけれども、大きなホールを借りるほどではないコンサートや、身内のみの小コンサート等に使って欲しい。そんなアットホームなホールなのです」と山口院長はいう。コンサートだけでなく講座等の催し物などにも使える。クリニックではこのホールで年6回クラシックコンサートを主催し、市内外の音楽ファンの好評を博している。このようにこのホールは地域での文化発信コミュニティの拠点になっている施設なのだ。
(ライター/本名広男)