令和のブームはこれだ! 2022

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 いろんな壁(kabe)を撮影し、Tシャツ(tee)にして販売するところからスタートした『kabetee』は、すでにある資源や人のいいところにフォーカスし、少し見方を変えてうまく活用していくことで、新しい価値に変えていくことをミッションに活動している。
 直感的に見て美しく、自社または個人の強みが再認識でき、内容が整理されてシンプルに訴求できるホームページの制作で評価を得ており、そのスキルも惜しみなく伝授。代表の新井鍾太さん自身の体験談も踏まえ、wixというツールを使用する『HP制作講座』では、安心して学べる環境を整備し、一人ひとりの強みを引き出す。開業してHPを作りたい方、クリエイターとして副業や個人事業主を目指す方、日常の業務スキルを高めたい方にオススメだ。
 他にも、とっておきの写真や思い出の写真を水彩画にできるサービスをはじめ、ビジネス、キャリア、人間関係の見直しを図り、新たなスタイルの構築を支える『カラーセラピー』を用いたコンサルティングなのサービスを展開している。
(ライター/山根由佳)

kabetee
TEL/090-2210-1636 
Eメール/info@kabetee.com
ホームページ 
https://www.kabetee.com/

「何でも買取り」を合言葉に
人から人へ喜びをつなぐ事業を展開

単なる商品の売買でなく
お客様の「心和」を重視


 バッグや腕時計、アパレル製品から食器、家電、化粧品、お酒に至るまで、キャッチコピー通り「何でも買い取り」を行うのが『株式会社ベストライフ』だ。現在、関西、関東に20店舗を構えるが、もちろん初めから順風満帆ではなかった。代表の岩本元熙さんは、まず知人の縁で知り合った質屋で商品知識などのノウハウを修得。その後、手始めとして衣料品の回収を行う業者へ営業に赴くが、なかなか手応えを得ることができず、三度目の訪問でやっと信頼を得て、ネクタイを卸してもらえたという。小さな取引ではあったが、これが現在の成功の第一歩となった。だからこそ、同社では人と人の縁を重視。単にモノを売り買いするのではなく、「心和」を大切に、人から人へ喜びを伝えることをモットーとする。不用品売買の事業者が増えた昨今だが、同社ならではの温かみのあるサービスが、競合との差別化につながっている。
 現在は古物商に加え、フィットネスやアパレル、エステと事業を拡大。「生活の中にベストライフを!」というビジョンを着々と形にしている。
(ライター/ナガノリョウ)

株式会社 ベストライフ
TEL/06-6929-7757 
Eメール/momototo17@gmail.com
ホームページ 
https://bestlife-ltd.com/

「シーメンス」社の代理店として躍進
PLCを使い自動化システムを設計

累計300社の取引先
ロボット教室も運営


 少数精鋭のローカル企業ながら、産業オートメーション分野で世界をリードする独シーメンス社の正規代理店として存在感を高めているのが『株式会社PRO-SEED』だ。代表取締役青栁孝幸さんが修得した「シーメンス」社のPLCプログラマブル・ロジック・コントローラーのプログラミング技術による産業用自動化設備のシステム設計と制御機器類の販売で、取引先が多様な産業の大手企業など300社にものぼる実績が実力を裏付ける。
「PLCは、工場などの設備を自動で動かすために必要なコントローラーのことです。シーメンス社のPLCは、世界で40%ものシェアを持っています。当社への依頼は大別して、日本の装置メーカーが海外の企業に装置を納品する際のPLCを使った設計と国内の工場への制御機器の導入です。一度取引が始まると、リピーターになって頂いています」
 同社は、高い販売実績でSIEMENS Sales Awardを受賞している。青栁さんはまた、IT人材の育成事業として、フランチャイズで小中学生向けのロボットプログラミング教室も本社で運営している。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 PRO-SEED
TEL/0749-24-8737 
Eメール/infopro-site@pr-seed-s.com
ホームページ 
https://www.pr-seed.com/

農業コンサルで農業活性化に寄与
甘いトマトで青森野菜の魅力発信

優良種苗と情報を提供
農業経営の最善策提案


 農家や園芸愛好家などに優良種子や農業資材を供給する『有限会社渋谷種苗店』の取締役常務澁谷耕平さんは、最善の栽培方法や農業経営策を提案する農業コンサルタントとしても活躍する日本種苗協会認定のシードアドバイザー。「産地の実りが世界の食を潤すことに繋がる」との信念で、地域農業の活性化に寄与する様々な活動に取り組んでいる。
 その一つが、青森ブランドのミニトマト『ベビーベビーⓇ』と新作トマト『メジャーノ・トマト』の販売による地域農産物の魅力の全国発信だ。
「『ベビーベビーⓇ』は、農家と産学官が協力して作り上げた品種でやわらかく優しい廿さが特徴。予約注文が殺到するほどの人気です。『メジャーノ・トマト』は皮が硬くキリっとした濃厚な食味の高糖度トマト。いずれも青森野菜の魅力を感じていただける自信作です」
 澁谷さんは、農業コンサルタントとして、農業現場の環境、栽培技術、生産性を把握し、青果物販売から得た消費者ニーズや付加価値、希少性など総合的に得た情報を優良種苗と一緒に農家に提供している。
(ライター/斎藤紘)

有限会社 渋谷種苗店
TEL/017-729-4545 
Eメール/s-seed@hyper.ocn.ne.jp
ホームページ 
https://www.shibu-tane.com/

新しい農法とICT技術により
次世代の農業ビジネスを創造

栄養価を向上させる農法で
付加価値の高い作物を実現


 農業の産業化及び農業をテーマとした地域活性化を目指し、企業として農業に取り組む『株式会社みつヴィレッジ』。代表取締役八百伸弥さんは、大学院で専攻したロボット技術と就職先で学んだ経営コンサルタントとしての知見を活かす若手社会起業家だ。主力商品である『八百ちゃんトマト』『八百ちゃんいちご』を開発し、味はもちろん、高い栄養価でも人気を呼んでいる。栽培には、プロバイオシス(細菌や微生物と共生しながら病害虫に強い植物を育てる)と植物生理学に基づく農法を採用。酵素の働きによって土壌バランスを整え、微生物を活性化して植物本来の力を引き出す。さらに、ICTロボット技術を駆使した生産環境管理を導入。植物が栄養を作りやすいよう光合成に最適な環境を作るため、温度・湿度・二酸化炭素濃度、水量・追肥量などを細かく管理。従来経験に頼っていた部分を数値化し、できるだけ化学農薬に頼らず、安心・安全で高品質のトマトやいちごの高収穫を叶えている。日本を支えてきた農業を科学的かつ戦略的なアプローチで変貌させてきた八百さん。日本の食の安全保障(食料自給率向上)に向けた今後のさらなる展開が業界内外から期待されている。
(ライター/ナガノリョウ)

株式会社 みつヴィレッジ
TEL/079-271-3283 
Eメール/info@mitsu-village.com
ホームページ 
https://www.mitsu-village.com/

有機廃棄物を発生場所で資源化
SDGsに貢献する処理装置を開発

社長の発明技術が基盤
9サイズの機種を用意


 持続可能な開発目標SDGsの課題である廃棄物の増加を伴う生産体制の改善、脱炭素社会の実現に貢献する装置がある。『Takeda Works株式会社』の代表取締役原正和さんが開発した『VACUUM ROTARY KILN(バキューム ロータリー キルン)』。有機廃棄物を発生場所で処理し、有機飼料や肥料、バイオマス発電燃料などに資源化し、廃棄物を処理場に輸送する必要もない画期的な装置だ。同装置は、原さんが発明した「撹拌装置およびそれを用いた有機廃棄物の処理方法」が技術基盤。同社の主力製品のロータリージョイント(回り継手)やスイベルジョイント(管継手)を組み込んでいる。
「廃棄物の発生場所に設置し、回転式間接加熱、真空低温による超急速処理で撹拌から発酵、乾燥、燻蒸、減容、顆粒化、滅菌まで行い、処理物を資源化します。処理可能な廃棄物は食品廃棄物、水産加工残渣、酒造廃液、上下水汚泥、家畜糞尿など多岐にわたります」 
 様々な排出場所を想定し、全長が約2mの小型から10m超の大型まで9種をそろえた販売体制から、原さんの開発意図が鮮明に伝わる。
(ライター/斎藤紘)

Takeda Works 株式会社
TEL/072-882-8833 
Eメール/jp-101@takedaworks.co.jp
ホームページ 
http://takedaworks.co.jp/

養豚環境の浄化に資する特許技術
有用微生物の複合体EM菌を活用

排せつ物規制をクリア
超低コストで設置可能


「健康な豚に育てるには、清潔な環境で飼うことに尽きる」
 母豚を常時160頭飼育し、年間3500頭を出荷する『野口ファーム』の代表野口昭司さんが日本と中国で特許を取った『野口式排尿処理施設』を開発した動機だ。養豚場の悪臭対策の研究から始まり、有機物を分解消化する乳酸菌や酵母などの有用微生物の複合体「EM菌」に着目。独自の培養方法の考案し、それを活用する画期的な排尿処理技術だ。その処理法は、空き地に穴を掘り、ビニールシートを敷いて2個の水槽を作り、エアコンプレッサーを設置。排尿をEM菌と共に第一処理槽に導き、水中エジェクターポンプで攪拌、初期浄化とEM菌の増殖を進行させ、第二処理槽に導いて最終浄化尿を取り出すシステム。
「窒素などの物質の含有量は家畜排せつ物法の規制をクリアし、工場排水の規制値よりはるかに低い数値を出すことができました。しかも、建設費は一般的な浄化施設の10分の1の約400万円で済みます」
 養豚が盛んな中国や東南アジアに普及させるのが野口さんの夢だ。
(ライター/斎藤紘)

野口ファーム
TEL/0299-92-3167

樹木伐採の抑制でSDGsに寄与
濾紙不使用の次世代フィルター

永久磁石で金属粉吸着
大気汚染物質発生低減


 地球環境の保全を目指す国連のSDGsに資する日本発の特許技術がある。『株式会社ターゲンテックス』の代表取締役中村幸司さんが発明し、自動車生産先進国八ヵ国で特許を取得した無交換式オイル劣化予防装置『PECS MARK-IV(ペックスマークⅣ)』。永久磁石を配置した円板状エレメントを内蔵し、エンジンオイル内の超微細な金属摩耗粉を吸着する機能を持つ次世代型フィルターだ。公害排出ガスの低減に加え、濾紙式フィルター生産による樹木伐採の抑制効果が大きい。
「従来のオイルフィルターは、その濾紙製造のため世界中で年間数十万本もの針葉樹を伐採し、環境破壊と生態系を変化させてきました。濾紙の目詰まりと共にその機能を終えてしまう構造で、使用済みフィルターの廃棄問題は依然残されたままです。この課題の解決に貢献するのが『PECS MARK-IV』で、環境にやさしいエコロジー技術です」
 大気汚染物質の発生原因になるカーボンの排出を抑制する効果が海外でも注目され、タイや韓国で公害対策として導入計画が進む。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ターゲンテックス
TEL/03-3326-7081 
Eメール/ttpecs@tagen-tecs.co.jp
ホームページ 
http://www.tagen-tecs.co.jp/


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