日本が誇るビジネス大賞 2021

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令和時代の
エキスパート
適性考え選んだ土木業に情熱傾注
災害復旧業務にも積極的に取組む

家業を継がず独立起業
民間・公共工事で実績


 自分の適性を考え、自分で選んだ道を、自らの力で切り拓いていく。信念に根差した生き方を絵に描いたような若き経営者がいる。『松山建設』の代表松山将さん。憧れた警察官の試験に合格しながら、自分に向いているのは土木業と進路を転換、大手舗装・土木会社で経験を積んだ後、土木業を営む家業も継がず、2018年に独立起業。今、土木工事、外構工事、解体工事、重機オペレーター業を業務の4本柱に民間工事、公共工事で実績を重ね、災害被災地の普及工事にも力を注ぐ。
 土木業の道を選んで間違いなかったとの思いが伝わる言葉がある。
「土木業の魅力は、ものづくりのおもしろさにあります。何も存在しない場所に安心かつ安全なものをつくるために、イメージをする。他人には見えない風景を思い描く。そこから、徐々に具現化していく。こういったクリエイティブの営みが、楽しくてなりません」
 土木工事では、アスファルトを使用して道をつくる舗装工事や配管工事、歩道切り下げ工事などを請け負う。
「地盤が崩れないよう慎重に進めていく掘削工事は、マンションなどの大型建築ほど深い掘削が必要で、高い技術力が求められます。当社は、ご依頼に対して精度の高い施工をご提供し、お客様の安心、安全をお守りできるよう誠心誠意尽くしています」
 外構工事は、フェンスの設置や駐車場の増設、庭の駐車場へのつくり変えなど、建物の外側の塀や門、庭、玄関回りなどを施主の要望に沿って美しい環境を保つための工事を行う。建物などの解体工事は、解体する素材によって方法が異なるため、事前に調査して現場に合わせた解体プランを作り、近隣の迷惑になる騒音や振動を可能な限り抑え込みながら丁寧に施工していく。重機オペレーター業は、同社に在籍している有資格者を同業他社に派遣し、建設工事、土木工事の掘削、整地、運搬などの作業を担う重機操作を担当する。
 松山さんが災害復旧業務を重視するのは、2016年の熊本地震での災害復旧をきっかけに起業したことからも伝わる。
「被災地では、ライフラインとなる道路や川の堤防の復旧、排水管の復旧が急務になります。そういった業務に取り組み、社会貢献できるのも、この仕事のやりがいと思っています」
 大規模災害時には、他府県を問わず日本全国へ災害派遣。仕事に向き合う前向きな姿勢が前進の推進力だ。
(ライター/斎藤紘)

松山建設
TEL/0725-92-5136 
Eメール/matsuken1107@chic.ocn.ne.jp
ホームページ 
https://matsuyamakensetsu.com/

技術を注ぎ丁寧な手作業で
建築物を解体する専門家集団

若手が中心
高い技術とスピーディーな解体


 埼玉県川口市に拠点を置き、埼玉、東京、神奈川エリアを中心に活動する『KM総合解体』。内装解体、木造解体、斫り毀し、ガス溶断など、それぞれの建物にあった方法を駆使し、駅や商業施設などの大規模建築物、テナントビルからアパート・マンション、一般個人住宅まで、解体工事一式を請け負っている。もちろん鉄骨・木造を問わず、どんな建物でも対応可能。JRの駅など誰もが知る建築物の解体にも携わってきた。
 同社のキャッチフレーズは、「【上質解体】継続は力なり」。大型重機での解体ではなく、小さな機械を使い、技術を生かして手で解体していくのが特徴だ。丁寧な作業ができるのと同時に、廃材を一つひとつ分類しながら解体できる点で優れている。その一方で、作業のスピーディーさでも定評が高い。同社代表の山﨑和弥さんは、「同じ条件の現場で、自分が一人で担当した箇所は半日で終わったが、六人がかりで担当した他社は三日かかっていたこともありました。今の自分は、日本でもトップレベルの職人だという自負があります」と語る。
 その山﨑さんの陣頭指揮のもと、しっかりとしたチームワークを組んで作業することで、同社は作業スピードという点でも優っている。
「個人の持ち場は決めているものの、どこを優先して手伝うかは現場スタッフの判断。チームで協力することで全体の業務をスピーディーに進行できるのが私たちの強みです。15歳から厳しい会社で挫折せず頑張ってきたおかげで、先輩たちの高い技術を受けつぐことができました。ただ、自社の若手には、そのやり方を踏襲はしていない」
 同社ではコミュニケーションを大切にし、一つひとつの作業について、「何故そうするのか」を丁寧に指導。経験一年以内の若手にも、現場の実作業をまかせるため、やりがいが感じられると定着率が高い。
「解体という仕事は、終わった後には何も残らないけれど、よい仕事は後世に残すことができる。だから、目の前の現場でよい仕事をする、それを一番大切にする職人であり続けたいです」
(ライター/ナガノリョウ)

KM総合解体
TEL/080-9668-0033 
Eメール/so09092449055@gmail.com
ホームページ 
http://km-sougoukaitai.com/

失敗しない家づくりのヒント網羅
住空間構成の専門家が著書を刊行

実務でも顧客の心重視
光る明確なコンセプト


 2021年1月、戸建てのマイホームづくりで失敗しないためのヒントを網羅した本が出版された。ハウスメーカーの営業職時代に数多くの家づくりに携わった経験と持ち前の発想力を生かし、お洒落で快適な住空間のプロデュースで存在感を示している『株式会社ラックオリジナル』の代表取締役CEO𠮷原良さんの「失敗したくなければ家づくりは一枚の計画シートからはじめなさい」。家づくりを人生をかけた大プロジェクトと位置づけ、夢のマイホームを目前に抱く不安に応える内容だ。
 第一章「その家づくり、大丈夫?」、第二章「家づくりを成功できる人・失敗してしまう人」、第三章「家づくりの成功率をアップする簡単な方法第」、第四章「部屋・間取り別 家づくりを成功させるためのポイント」、第五章「快適な家をつくるために」の五章から成り、方位学を含め家づくりに関して驚くほど多様な視点が提示され、満足できる家づくりのために何を考えるべきかが浮かび上がってくる構成だ。
 𠮷原さんは、実務でもクライアントの気持ちに寄添う姿勢を貫く。
「お客様のささいな疑問、不安や不満は一つひとつ一緒に解消していき、そうしてお互い納得いく理想のお家をつくっていくことが大切だと考えています。施工後も何でも相談できるようなずっと良いお付き合いを心がけ、大プロジェクトである家づくりの成功のために全力でバックアップいたします。手掛けているのはすべてお客様の家でもあり自分の家でもあるという気持ちで臨んでいます」
 𠮷原さんのもう一つの特長は、空間構成のコンセプトが明確なことだ。家族の一体感が生まれる空間、子どもの五感を育む室内環境を工夫する「五感を育む家づくり」は、心地よい風やひだまりを実感しながら家族と触れあう大空間の配置、子どもたちがのびのびと心も身体も元気に感受性豊かに成長できるように住空間を設計していく。もう一つ、「四季を感じる家づくり」は、近年の住宅の高断熱、高気密化傾向で希薄になる一方の自然との接点を重視した構造を設計に落とし込む。
 𠮷原さんはまた、フルオーダーでの新築住宅づくりに山梨県内では初めての本格VR(ヴァーチャルリアリティ)による確認プロセスを導入、イメージとギャップのない家づくりを担保する。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ラックオリジナル
TEL/055-268-2904 
Eメール/info@uck-original.co.jp
ホームページ 
https://luck-original.co.jp/

スタイリッシュな空間デザイン
経年変化が楽しめる住環境形成

暮らす心地よさを追求
内装や家具もデザイン


 愛知県蒲郡市の『伊藤隆一建築設計事務所』を見た人は、一様にその洗練されたデザインに驚く。一階にコンクリートがむき出しのレトロ調のスタイリッシュなギャラリーとレンタルスペース、二階に事務所とシステムキッチンのモデルを配置した構成だが、事務所の代表で一級建築士の伊藤隆一さん自らの設計で築50年の古い二階建ての建物を入り口の導線からリノベーションしたもので、感性の豊かさが伝わる空間デザインだ。
「建築は、完成したてのその一瞬を楽しむものでなく、住まい手と共に美しく歳をとっていくような変化を楽しめるものであるべきだと考えています。時を経ても風化の美しい、街の自慢になるような建物です。クライアントの暮らしぶりや敷地環境などを丁寧に読み解くのはもちろんのこと、当たり前にあるようで、現代では置き去りになってしまっている、光と陰影、素材の質感、自然の変化、敷地の湿度や空気を取入れた豊かで伸びやかな住空間の構築を目指しています」
 空き家をリノベーションし、ガラス戸の奥の一段下がった縁側のようなゆったりとお茶を飲むのに最適なスペースが印象的な住宅、山の眺望が楽しめるように北側にリビングを配置し、南側の高窓から光が差し込むリビングのある家、地域に多く存在するノコギリ屋根の紡績工場の景色を継承したカフェ兼地域交流棟、窓まわりにアールの飾りでアクセントをつけ、訪れる人に優しく微笑みかけるような外観の公共施設……。伊藤さんの空間デザインのコンセプトがよくわかる実績の一端だ。中でも光と陰影へのこだわりは、夜景に浮かび上がる美しいシルエットが象徴する。
 伊藤さんは、注文住宅の設計だけでなく、リノベーションや店舗、家具のデザイン、プロダクトデザイン、ロゴデザイン、ポスター制作なども手掛け、絵も描く。事務所に置いてあるウォールナット無垢材の椅子も自身でデザインしたものだ。体を椅子にまかせると優しく包み込んでもらうような感触というのが座った人の感想だ。
 事務所の対応エリアは国内に止まらず、台湾でカフェを設計した経験もあるが、伊藤さんが最も大事にしているのは地域に根差した活動だ。
「ふるさとである蒲郡が大好きだから、蒲郡市の活性化にも力を入れていきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

伊藤隆一建築設計事務所 itotoarchitects
TEL/0533-95-0409 
Eメール/info@itotoarchitects.com
ホームページ 
https://www.itotoarchitects.com/

社会のSDGs取り組みも意識し
建築業界にイノベーションを起こす!!

安価でできる空間除菌
オゾンUFB水にも注目

『株式会社秀デザイン企画』は、竣工に至るまでの建築上の様々な問題を解決し、工期・コスト・品質管理を一括して担う「生産設計」に特化、「新宿東宝ビル」や「湘南ヘルスイノベーションパーク」など名だたる建築計画を成功へと導いてきた生産設計のプロ集団だ。「どんな難工事も完了させ、利益も出してくれる」とスーパーゼネコンから厚い信頼が寄せられ、建築業界にイノベーションを起こす存在として、さらなる耳目を集めている。代表取締役大滝秀人さんが新事業展開を考えたのは、自身の大病がきっかけだ。42歳の時に脳出血で倒れ、プレイヤーとしての現場復帰が困難に。そこで経営に専念して従業員をサポートすることを決意。新たな主軸事業についてアンテナを張り巡らせていたところ、知人よりUFB(ウルトラファインバブル)を紹介された。UFBとは、目に見えないほどの微細な泡で、洗浄・除菌・浸透などの効果を発揮する。海外では、水質浄化から医療分野まで活用されるほど浸透している技術だが、日本での知名度は低い。そこでこの画期的な技術を広めようと始動。特殊ポンプの老舗企業「丸山製作所」と共同で提案を行い、トイレの配管に付着した尿石を除去する『トイレ洗浄システム』を導入、高評価を得てきた。2021年3月には、東京都の経営革新計画の承認を獲得。夏場発生するアオコを抑える『水質浄化システム』、UFBとオゾンの力を利用して除菌及び空間洗浄を行う『オゾンUFB水』の提案にも力を入れる。また、電気代節約に効果的な商材も取り扱う。一つが、冷暖の主な逃げ場である窓ガラスに後施工できる赤外線&紫外線カットの透明タイプ遮熱・断熱ガラスコート剤「窓遠赤断熱コート」と「内装遠赤断熱」「輻射遠赤冷暖房シアー」を組み合わせ快適な住環境を生み出す『トリプル遠赤冷暖』。もう一つが、寒暖で能率低下する室外機に断熱塗装を塗布し、周辺の断熱塗装を行う『省エネカバーコートプラス』。電気代節約だけでなく、CO2削減にも繋がる。
 常に時代の一歩先を見据え、建築業界に新風を吹き込む大滝さん。その根底にある気持ちは〝ワクワク〟だという。
「可能性にワクワクするような取り組みは、やっていて楽しいですし、皆真剣に取り組もうとする。だから、常に〝ワクワク〟を念頭に置いています。また、自身の子どもにも恥じぬよう、明るい未来を築くために今できることに取り組んでいきたいと考えています」
(ライター/山根由佳)

株式会社 秀デザイン企画
TEL/03-6459-7687 
Eメール/hide7531@gmail.com
ホームページ 
https://www.shudesign.jp/

金額よりクオリティを重視し施工
知識と経験生かすリフォーム事業

資格持つスタッフ牽引
客観的資料で根拠説明


『レクシード・ジャパン』は、住宅や屋根、マンション、店舗などの屋根や外壁、塗装、内装の小規模修理からフルリフォームまで手掛ける総合リフォーム店。一級塗装技能士、外壁診断士、外装劣化診断士、外壁アドバイザー、有機溶剤作業主任者などの資格を持つスタッフを牽引する代表川田大さんは、住宅工事業界で大工職人として10年、設備機器メーカーの塗装部門のサラリーマンとして4年働いた後、独立、起業した経営者。蓄積した専門知識と豊富な経験を生かした施工で重視するのは、「金額よりクオリティ」という姿勢だ。
「施工に当たっては、お客様としっかり打ち合わせをしながら、絶対に必要な作業と、何年後かでも良い作業を見極め、その上で、お住まいや店舗にとって最適なリフォームや修理の提案をします。また予算も考慮し、見積もりはできるだけご希望に近づくように努力させていただいています。値段は下がっても、仕事のクオリティを維持する自信があります。完工1ヵ月後に電話連絡し、不具合がないかを確認するアフターサービスも徹底し、少しでも気になることがあれば、すぐに訪問して対応します」
 もう一つ、川田さんの仕事の進め方を特色づけるのが、わかりやすく、客観的な資料を示して施主に納得してもらう独自の工夫だ。
「見積もりの段階で修理の必要な箇所を動画で見ていただいています。外壁の場合、屋根との境目の高所部分や、構造的に外からは見えにくい箇所を職人が手で押して動かしたりする様子を映像に収めます。これによってどのような修理が必要なのかを理解していただくことが容易になります。また、外壁は膜厚測定器を用いて塗装面を数値化し、今後はどんなケアが必要か、お客さまの家の外壁に合ったリフォームや修理の施工プランの提案が可能になります」
 こうした努力と工夫に加え、現場での安全対策や近隣対策にも細心の注意を注ぎながら仕事を進める川田さんの経営姿勢が評判を呼び、同社が受注する仕事量は増える一方だ。特に内装関係のリフォームが増え、2021年に入ってワンルームの工事を10件受注したほか、3LDKのフルリノベーションも請け負った。この勢いをスタッフとのチームワークで維持し、コロナ禍の荒波を乗り越えていく決意だ。
(ライター/斎藤紘)

レクシード・ジャパン
TEL/06-7505-4699 
Eメール/rexeed_japan@yahoo.co.jp

三本の矢に見立てた三つの事業で躍進
住宅やアパート・マンション向けの商材販売

住宅設備機器やセキュリティ関連機器
感染症対策商品販売・施工


 三本の矢を社名に冠した『M&Three Arrows株式会社』は、三本の矢に見立てた三つの主軸事業で前進してきた会社だ。代表取締役社長水野陽一さんは、約15年間勤めた住宅設備の卸販売会社で培った専門知識と経験、人脈に加え、北陸三県を中心に全国で、各分野の専門家とのチーム体制で住まいや商業空間づくりをサポートする体制を構築した。
 三つの事業の一つは、住宅設備機器・建材の販売・施工。
「家を建てたい、リフォームしたいと考えても、情報や業者が多すぎて選びきれないとお困りの方が少なくありません。当社はお客さまのライフスタイルやニーズを見極め、最善の設備機器を提案します。建材、外壁、タイル、ユニットバス、キッチン、トイレ、オール電化設備などを販売し、その道の専門家が集結し、チームで施工することも可能です」
 二つ目が、セキュリティ関連設備の販売・取付。
「住まいや商業施設を造る上で、泥棒や空き巣、不審者などの被害を防ぐ防犯性は重要です。当社では、出入り口や窓、塀などの不審者の通り道になりやすい場所に防犯カメラや防犯アラーム、防犯センサーといった各防犯機器を設置するセキュリティシステムの販売、取付を行い、安全な環境づくりをサポートします。また、住まいのホームセキュリティにも力を入れ、お客様の安心・安全に努めております」
 三つ目が、感染症対策商品の販売・施工。
「新型コロナウイルスによるパンデミックは、世の中に大きな混乱をもたらしました。個人で行う感染症予防の重要性が高まり、外出時だけでなく、家の中でも常に安全に快適に過ごすために対策をされている方も増えました。当社では感染予防対策の一環として、次亜塩素酸水商品の販売、壁や床、天井など室内空間全体を抗菌コーティングするサービス、ハウスクリーニングにも力を入れています」
 こうした事業で水野さんが重視するのが、クライアントとのコミュニケーションだ。
「お客様にとっての最善の住空間や商業空間を作り上げていくためには、真のニーズを引き出し、ライフステージの変化を具体的に想定することが欠かせません。そのためにはコミュニケーションがとても重要で、一方的な提案にならないよう、お客さまの話に耳を傾け、直接相談しながら一緒に考えていきます」
(ライター/斎藤紘)

M&Three Arrows 株式会社
TEL/090-5172-2322 
Eメール/mdlc@mmmarrows.com
ホームページ 
https://m3arrows.info/

異彩放つめっきコンサルティング
知見と技術でメーカーをサポート

20年超の経験生かす
20種もの技術に精通


 めっきに関する専門知識を蓄積した「頭脳」と実務で技術を培った「腕」を経営資源に、めっきのコンサルティングという異色の事業で独り立ちした若き技術者が福井市にいる。『Connection』の代表取締役秋本眞孝さん。めっきに関する技術的アドバイスを求めるめっき処理業者や様々な製品のメーカーからの相談に対応するほか、若手職人の育成に悩むめっき会社の事業承継をサポートしたり、小さな製品の加工であれば自社のラボを兼ねた作業場で量産にも応じたり、めっきの総合商社的な活動ぶりだ。
 「めっきは、金属などの素材の表面を別の金属膜で被覆することで、耐食性、耐摩耗性・潤滑性、絶縁性、防汚性、意匠性、柔軟性などの機能を付与する表面加工技術。めっきの技術そのものは、昔と大きく変わっていませんが、処理をする素材の種類が変わったり、電子部品のように素材のサイズが極端に小さくなったり、使う目的や使う場所などが変化し、それに対応する技術が求められます。当社はそうしたケースで技術的アドバイスができるのが強みです」
 秋本さんが対応可能なめっき技術は、金属名を冠しためっきのほか、マットブラックや防錆皮膜タフネス、銀鏡皮膜クリアシルバ、電着塗装、バフ研磨、リューブライトなどの特殊な表面加工技術も加え、20種にものぼる。その知識と技術は弱電関係のめっき専業会社で携帯電話のヒンジ部品へのめっき処理の新規開発や量産化に携わった経験や工業系めっき専業会社の主席研究員として自動車関係や半導体関連、工業部品などのめっき技術の開発、生産ラインの管理などに携わった経験などめっきと共に歩んだ20年超の歳月の中で培ったものだ。
 その実力が人づてに伝わり、関東や中京地域のめっき業者や製品メーカーからも相談が来る。
 「めっき業者様からは、自社で処理している製品の不具合に対して外部の意見を取り入れたい場合の相談が多く寄せられます。迅速に問題解決し、再発防止策も提案します。製品メーカ―様には求めるめっき技術が可能な業者様を紹介し、業者様と共に対応策を考えていきます」
 自社のラボを兼ねた作業場では、半導体関連の製造装置などの少量多品種のめっき処理にも対応し、「一日でも速く、一時間でも速く納品」をモットーに、持てる技術力を投入して作業を進める。
(ライター/斎藤紘)

Connection
TEL/090-6819-5609 
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https://www.connection-fukui.com/


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