最前線医療の現場と
頼れる専門ドクター
頼れる専門ドクター
常に女性医師在籍女性に優しい
内視鏡検査に特化消化器専門医院
内視鏡検査に特化消化器専門医院
最新技術を駆使
消化器ドック実施
ポリープも含め大腸がんの早期発見には大腸内視鏡検査が不可欠。しかし、男性医師には抵抗があり、検査を受けないままの女性も多く、近年女性の大腸がんの罹患率が大きく上がっているという。
「女性に優しい医療機関」をコンセプトの一つに掲げている熊本県熊本市の『服部胃腸科』は、国内屈指の内視鏡検査・治療実績を誇る消化器の専門クリニック。内視鏡治療を得意とする江藤幸医師含め4名の女性医師が在籍。いつでも女性医師による診断が受けられ、不安なことも相談できる体制が整えられている。日本消化器内視鏡学会認定指導施設として豊富な経験を積んだ医師が多く在籍し、検査・診断から治療・手術まで一貫して行う完結型の医療施設だ。院長の櫻井宏一理事長は、久留米大学医学部を卒業後、1991年より33年間医師として経験と知識を積み上げてきた。大切にしているのが「患者さんの心に寄り添う医師」であること。15年前、自身が不整脈と診断を受け、入院治療を受けたことで改めて患者さんの気持ちが分かるようになったという。
「病院には、不安な気持ちで来院いただく方も大勢いるため、実際に自分が治療を受けた経験から、患者さんと同じ気持ちで接しています。また、内視鏡医療機器の技術の進歩は目覚ましいので、学会活動や講演会などで最新の医療情報を積極的に学び、患者さんに提供し続けたいと思っています」
内視鏡検査は、年間2万4千件以上を行うという。レントゲンでは判断できないような腫瘍や炎症が発見できる「16列マルチスライスCT」や微少ながんの初期病変でも詳しく観察ができ、診断と治療を飛躍的に向上させる「内視鏡装置NBI」など、最新の高性能医療機器を駆使しながら食道・胃・大腸などの早期がんの発見に尽力している。
女性の死亡率トップの大腸がんの主な症状は、腹痛、腹部膨満感、便秘や下痢、便が細い、血便、貧血などがある。同院では、検査中の体位変換、カメラの出し入れを行い、同じ部位を複数回観察する。
さらに、ひだの裏をめくりながら観察し、丈が低く横に這う病変や屈曲の裏に隠れやすい病変、進行が速いデノボがんなどを早期に発見することに努めている。楽に受けられるよう麻酔を使用するほか、検査前の腸管洗浄下剤を院内で服用できるシステムにより、初めての大腸カメラ検査で下剤の服用に不安があったり、遠方から来院する方も安心して検査を受けられる環境が整っている。
「発見が遅れて症状が進行した場合は、命に関わる可能性が高い疾患であるといわれていますが、早期発見できれば、ほぼ完治が期待できます。40歳以上の方、以前に大腸ポリープ治療を受けた方や健康診断で貧血といわれた方、便潜血検査で陽性となった方、血縁者に胃や大腸がん患者がいる方は、一度大腸内視鏡検査を受けてほしいです」
胸焼けがする、ゲップがよく出る、慢性的に胃が痛む、腹痛が続く、胃もたれ、食欲不振などの症状を感じる方やピロリ菌感性陽性の方に受診を勧めるのが胃カメラ。同院では、最新のオリンパス社製内視鏡装置『EVIS LUCERA ELITE』を完備。特殊光(NBIシステム)を利用して粘膜表面の微細な血管を詳細に観察し、早期がんの発見を実現する。麻酔で寝ている5~10分程度の間で終わるので、身体への負担も少ない。最新の技術により早期の食道がんや胃がんをお腹を切らずに内視鏡を使って患部を切除することもできる。
また、『服部胃腸科』では、予防医学にも力を入れている。人間ドック『消化器ドック』と銘打ち、消化器系の内視鏡専門施設としての特徴を生かした早期がんの発見を第一に、慢性的な成人病の早期発見・治療など総合的な検査を実施。ハイビジョン・ズーム内視鏡と特殊な光で粘膜表層の血管の変化や微細な粘膜模様を観察するシステムを導入した内視鏡機器で、前がん状態のわずかな変化や病変の良悪性の診断、がんの範囲決定、切除可能な微小がん組織の発見も可能。早期発見が困難だった耳鼻咽喉科領域の咽頭腫瘍や食道がんの発見率も高いという。日帰りコース、頚部エコーが追加された1泊2日コースから選べるので、スケジュールや体力に併せて選択可能だ。毎週月曜日は、レディースデイとして女性限定で人間ドッグを実施。検査スタッフ、医師もすべて女性が対応し、男性医師には相談しづらい症状がある、男性と一緒に人間ドッグを受けるのには抵抗があるという方も安心だ。
治療においても、大腸は高周波装置による熱を加えずにスネアで切除するコールドポリペクトミーを中心に「EMR(内視鏡的粘膜切除術)」や管腔に水を満たして切除する「under water EMR」、早期食道癌・胃癌に対しては「ESD(粘膜下層剥離術)」など最新の技術と機器を積極的に取り入れ高度な医療を提供している。
(ライター/播磨杏)
消化器ドック実施
ポリープも含め大腸がんの早期発見には大腸内視鏡検査が不可欠。しかし、男性医師には抵抗があり、検査を受けないままの女性も多く、近年女性の大腸がんの罹患率が大きく上がっているという。
「女性に優しい医療機関」をコンセプトの一つに掲げている熊本県熊本市の『服部胃腸科』は、国内屈指の内視鏡検査・治療実績を誇る消化器の専門クリニック。内視鏡治療を得意とする江藤幸医師含め4名の女性医師が在籍。いつでも女性医師による診断が受けられ、不安なことも相談できる体制が整えられている。日本消化器内視鏡学会認定指導施設として豊富な経験を積んだ医師が多く在籍し、検査・診断から治療・手術まで一貫して行う完結型の医療施設だ。院長の櫻井宏一理事長は、久留米大学医学部を卒業後、1991年より33年間医師として経験と知識を積み上げてきた。大切にしているのが「患者さんの心に寄り添う医師」であること。15年前、自身が不整脈と診断を受け、入院治療を受けたことで改めて患者さんの気持ちが分かるようになったという。
「病院には、不安な気持ちで来院いただく方も大勢いるため、実際に自分が治療を受けた経験から、患者さんと同じ気持ちで接しています。また、内視鏡医療機器の技術の進歩は目覚ましいので、学会活動や講演会などで最新の医療情報を積極的に学び、患者さんに提供し続けたいと思っています」
内視鏡検査は、年間2万4千件以上を行うという。レントゲンでは判断できないような腫瘍や炎症が発見できる「16列マルチスライスCT」や微少ながんの初期病変でも詳しく観察ができ、診断と治療を飛躍的に向上させる「内視鏡装置NBI」など、最新の高性能医療機器を駆使しながら食道・胃・大腸などの早期がんの発見に尽力している。
女性の死亡率トップの大腸がんの主な症状は、腹痛、腹部膨満感、便秘や下痢、便が細い、血便、貧血などがある。同院では、検査中の体位変換、カメラの出し入れを行い、同じ部位を複数回観察する。
さらに、ひだの裏をめくりながら観察し、丈が低く横に這う病変や屈曲の裏に隠れやすい病変、進行が速いデノボがんなどを早期に発見することに努めている。楽に受けられるよう麻酔を使用するほか、検査前の腸管洗浄下剤を院内で服用できるシステムにより、初めての大腸カメラ検査で下剤の服用に不安があったり、遠方から来院する方も安心して検査を受けられる環境が整っている。
「発見が遅れて症状が進行した場合は、命に関わる可能性が高い疾患であるといわれていますが、早期発見できれば、ほぼ完治が期待できます。40歳以上の方、以前に大腸ポリープ治療を受けた方や健康診断で貧血といわれた方、便潜血検査で陽性となった方、血縁者に胃や大腸がん患者がいる方は、一度大腸内視鏡検査を受けてほしいです」
胸焼けがする、ゲップがよく出る、慢性的に胃が痛む、腹痛が続く、胃もたれ、食欲不振などの症状を感じる方やピロリ菌感性陽性の方に受診を勧めるのが胃カメラ。同院では、最新のオリンパス社製内視鏡装置『EVIS LUCERA ELITE』を完備。特殊光(NBIシステム)を利用して粘膜表面の微細な血管を詳細に観察し、早期がんの発見を実現する。麻酔で寝ている5~10分程度の間で終わるので、身体への負担も少ない。最新の技術により早期の食道がんや胃がんをお腹を切らずに内視鏡を使って患部を切除することもできる。
また、『服部胃腸科』では、予防医学にも力を入れている。人間ドック『消化器ドック』と銘打ち、消化器系の内視鏡専門施設としての特徴を生かした早期がんの発見を第一に、慢性的な成人病の早期発見・治療など総合的な検査を実施。ハイビジョン・ズーム内視鏡と特殊な光で粘膜表層の血管の変化や微細な粘膜模様を観察するシステムを導入した内視鏡機器で、前がん状態のわずかな変化や病変の良悪性の診断、がんの範囲決定、切除可能な微小がん組織の発見も可能。早期発見が困難だった耳鼻咽喉科領域の咽頭腫瘍や食道がんの発見率も高いという。日帰りコース、頚部エコーが追加された1泊2日コースから選べるので、スケジュールや体力に併せて選択可能だ。毎週月曜日は、レディースデイとして女性限定で人間ドッグを実施。検査スタッフ、医師もすべて女性が対応し、男性医師には相談しづらい症状がある、男性と一緒に人間ドッグを受けるのには抵抗があるという方も安心だ。
治療においても、大腸は高周波装置による熱を加えずにスネアで切除するコールドポリペクトミーを中心に「EMR(内視鏡的粘膜切除術)」や管腔に水を満たして切除する「under water EMR」、早期食道癌・胃癌に対しては「ESD(粘膜下層剥離術)」など最新の技術と機器を積極的に取り入れ高度な医療を提供している。
(ライター/播磨杏)
医療法人社団 魁正会 服部胃腸科
TEL/096-325-2300
専門分野が強みの地域のホームドクター
父親の教えを胸に患者の思いに寄り添う
父親の教えを胸に患者の思いに寄り添う
幅広い診療科目に対応
治療方針決定も透明化
「病院というのはあまり積極的に行きたいとは思えないところ。だからこそ病気や健康に関する悩み事などを抱えられた時に前向きに行きたいなと思っていただけるような環境を作りたい」
1970年に京都市山科区で開業した『樋口医院』の樋口濃史二代目院長がいかに患者さん目線を大事にしているかが伝わる信念だ。その信念は、開業者である父親から「患者さんのことを思って治療に臨みなさい」と繰り返し諭されたことが原点だ。
「中学時代は野球に熱中し、その後受験を見据えて勉強に力を入れるようになりましたが、父から『無理して医者になることはない。勉強したいなら医者になればいいが、食べるために医者になろうと思うならやめなさい』といわれていました。そんな父の背中を見て育ち、父のような医者になりたいと考えるようになり、手本として励んできたのです」
そんな信念の下で医院で対応する診療科目は、一般外科、消化器外科、移植外科、一般内科、循環器内科、消化器内科、腎臓内科、小児科、整形外科、放射線科、泌尿器科、皮フ科、血液透析、訪問治療、在宅医療まで網羅し、安心できる良質の医療・看護を提供し、健康を守るお手伝いをする地域のホームドクターの典型的な診療体制だ。
診療に当たっては、独自のスタンスを貫く。
「昨今は電子カルテが導入されて、患者さんを見ないでパソコンを見ながら話す医者が増えていますが、私はきちんと患者さんの目を見て、しっかりと会話す会話するように心がけています。ただそのためにカルテがなかなか埋まらないのです。その真っ白なカルテを埋めてくれるのが看護師である妻で、本当に感謝しています。また、患者さんに診断結果をお伝えする時には、こういった治療の選択がありますよとすべて提示し、患者さんと相談しながら一緒に治療を決めて治療方針を決めています。また、患者さんにはあまり厳しいことをいわないように心がけています。例えば、お酒が好きな患者さんに対して禁酒してくれとは言いません。好きなことを出すというのはとても難しいことですから、『お酒を飲んでもいいけれど、薬もちゃんと飲んでね』とお伝えしています。相手が実際にできないようなことをいっても仕方ありませんですから」
診療体制で充実ぶりが際立つのが、検査・治療機器だ。呼吸器疾患に対し痰などの粘稠度が高く自己排痰できない際の痰除去などに使う超音波式ネブライザ、腰部牽引機、頸部牽引器、温熱療法器、ウォーターベッド、中周波治療器、超音波診断装置、血圧脈波検査装置、心電図検査機器、レントゲン検査機器、骨塩定量測定器、生体情報モニター、ベッドサイドモニターなどを備えている。
日本透析医学会専門として樋口院長が力を入れているのが人工透析。自身の腎臓の代わりにダイアライザーという人工腎臓のフィルターを介して、血液から老廃物や余分な水分を取りのぞく治療。1回の治療で概ね4〜5時間の治療時間を要する。対象となるのは、何らかの腎臓病により腎機能が低下し、正常時の10~15%以下の機能の患者さん。
「当院では、2001年に人工透析施設を導入して治療に当たってきました。施設では、個人用透析装置や新型インフルエンザなどの感染症に対応したクリーンベッド、バリアフリーエレベーターなどを備え、小規模施設の特性を生かし、個々の状態に合わせた条件、方法で、 負担の少ない快適な透析治療を提供すると同時に、患者さんとの距離をなくし、気軽に声を掛け合える環境も作り上げました」
診療科目に掲げた移植外科は、臨床腎移植学会腎移植専門医として行うもので、慢性腎不全の根本的治療である腎移植を移植手術が可能な地域の病院と連携して行うほか、透析のためのシャント手術、シャントトラブルに対する治療、二次性上皮小体機能亢進症に対する外科的治療、移植患者のフォローアップなどを行う。
もう一つ力をいれているのが日本在宅医療連合学会在宅医療認定医としての知見を生かす在宅治療だ。
「現在は、在宅医療と呼ばれて往診の重要性が注目されるようになりましたが、父は昔から往診に力を入れていました。私も子どもの頃は往診に向かう父の車によく乗せてもらった思い出があります。父はとても患者さんを大事にし、寄り添った診療を行っていいました。現在の在宅医療は、要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、医療、介護、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの中で重要な役割を担っています。当院では、医師と看護師は利用者様のご自宅を訪ね、病気の治療、体の清拭ケア、床ずれの予防、排泄の介助、寝たきり予防のリハビリテーション、誤嚥性肺炎のリスクを下げるための口腔ケア、栄養管理と指導、その他病気を未然に防ぐための措置などを行っています。地域の病院と24時間で連携し、必要な場合は病院で治療が受けられるよう手配もします」
在宅医療の中では、死が避けられないとされた患者さんに対し、身体的苦痛や精神的苦痛を緩和し、人生の最期まで尊厳ある生活を支援する看取りも行い、患者の家族から心のこもったお礼の手紙をもらうことも多く、強く心を打たれるという。
「仕事自体は増えて増えるのですが、やりがいがあります。またある程度の負担があっても続けられているのは周りの人たちが支えてくれているからで、皆には本当に感謝しています」
(ライター/斎藤紘)
治療方針決定も透明化
「病院というのはあまり積極的に行きたいとは思えないところ。だからこそ病気や健康に関する悩み事などを抱えられた時に前向きに行きたいなと思っていただけるような環境を作りたい」
1970年に京都市山科区で開業した『樋口医院』の樋口濃史二代目院長がいかに患者さん目線を大事にしているかが伝わる信念だ。その信念は、開業者である父親から「患者さんのことを思って治療に臨みなさい」と繰り返し諭されたことが原点だ。
「中学時代は野球に熱中し、その後受験を見据えて勉強に力を入れるようになりましたが、父から『無理して医者になることはない。勉強したいなら医者になればいいが、食べるために医者になろうと思うならやめなさい』といわれていました。そんな父の背中を見て育ち、父のような医者になりたいと考えるようになり、手本として励んできたのです」
そんな信念の下で医院で対応する診療科目は、一般外科、消化器外科、移植外科、一般内科、循環器内科、消化器内科、腎臓内科、小児科、整形外科、放射線科、泌尿器科、皮フ科、血液透析、訪問治療、在宅医療まで網羅し、安心できる良質の医療・看護を提供し、健康を守るお手伝いをする地域のホームドクターの典型的な診療体制だ。
診療に当たっては、独自のスタンスを貫く。
「昨今は電子カルテが導入されて、患者さんを見ないでパソコンを見ながら話す医者が増えていますが、私はきちんと患者さんの目を見て、しっかりと会話す会話するように心がけています。ただそのためにカルテがなかなか埋まらないのです。その真っ白なカルテを埋めてくれるのが看護師である妻で、本当に感謝しています。また、患者さんに診断結果をお伝えする時には、こういった治療の選択がありますよとすべて提示し、患者さんと相談しながら一緒に治療を決めて治療方針を決めています。また、患者さんにはあまり厳しいことをいわないように心がけています。例えば、お酒が好きな患者さんに対して禁酒してくれとは言いません。好きなことを出すというのはとても難しいことですから、『お酒を飲んでもいいけれど、薬もちゃんと飲んでね』とお伝えしています。相手が実際にできないようなことをいっても仕方ありませんですから」
診療体制で充実ぶりが際立つのが、検査・治療機器だ。呼吸器疾患に対し痰などの粘稠度が高く自己排痰できない際の痰除去などに使う超音波式ネブライザ、腰部牽引機、頸部牽引器、温熱療法器、ウォーターベッド、中周波治療器、超音波診断装置、血圧脈波検査装置、心電図検査機器、レントゲン検査機器、骨塩定量測定器、生体情報モニター、ベッドサイドモニターなどを備えている。
日本透析医学会専門として樋口院長が力を入れているのが人工透析。自身の腎臓の代わりにダイアライザーという人工腎臓のフィルターを介して、血液から老廃物や余分な水分を取りのぞく治療。1回の治療で概ね4〜5時間の治療時間を要する。対象となるのは、何らかの腎臓病により腎機能が低下し、正常時の10~15%以下の機能の患者さん。
「当院では、2001年に人工透析施設を導入して治療に当たってきました。施設では、個人用透析装置や新型インフルエンザなどの感染症に対応したクリーンベッド、バリアフリーエレベーターなどを備え、小規模施設の特性を生かし、個々の状態に合わせた条件、方法で、 負担の少ない快適な透析治療を提供すると同時に、患者さんとの距離をなくし、気軽に声を掛け合える環境も作り上げました」
診療科目に掲げた移植外科は、臨床腎移植学会腎移植専門医として行うもので、慢性腎不全の根本的治療である腎移植を移植手術が可能な地域の病院と連携して行うほか、透析のためのシャント手術、シャントトラブルに対する治療、二次性上皮小体機能亢進症に対する外科的治療、移植患者のフォローアップなどを行う。
もう一つ力をいれているのが日本在宅医療連合学会在宅医療認定医としての知見を生かす在宅治療だ。
「現在は、在宅医療と呼ばれて往診の重要性が注目されるようになりましたが、父は昔から往診に力を入れていました。私も子どもの頃は往診に向かう父の車によく乗せてもらった思い出があります。父はとても患者さんを大事にし、寄り添った診療を行っていいました。現在の在宅医療は、要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、医療、介護、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの中で重要な役割を担っています。当院では、医師と看護師は利用者様のご自宅を訪ね、病気の治療、体の清拭ケア、床ずれの予防、排泄の介助、寝たきり予防のリハビリテーション、誤嚥性肺炎のリスクを下げるための口腔ケア、栄養管理と指導、その他病気を未然に防ぐための措置などを行っています。地域の病院と24時間で連携し、必要な場合は病院で治療が受けられるよう手配もします」
在宅医療の中では、死が避けられないとされた患者さんに対し、身体的苦痛や精神的苦痛を緩和し、人生の最期まで尊厳ある生活を支援する看取りも行い、患者の家族から心のこもったお礼の手紙をもらうことも多く、強く心を打たれるという。
「仕事自体は増えて増えるのですが、やりがいがあります。またある程度の負担があっても続けられているのは周りの人たちが支えてくれているからで、皆には本当に感謝しています」
(ライター/斎藤紘)
樋口医院
TEL/075-592-1580
局所効果の高い定位放射線治療
副作用の軽減を図る強度変調放射線治療
副作用の軽減を図る強度変調放射線治療
先進的装置によって癌の
放射線治療をより高精度に
放射線治療は臓器の形態や機能を損なうことなく治癒が期待できる治療である。肺/肝腫瘍に対する定位放射線治療の症例数では全国でもトップクラスの『新潟県立がんセンター新潟病院』放射線治療科部長を務めるのが松本康男医師だ。近年、強度変調放射線治療(IMRT)を得意とするトモセラピーの最新機器である『ラディザクト(アキュレイ社)』の導入で、同科の高精度放射線治療の割合は急速に伸びてきている。
「『ラディザクト』は、CT装置に似た治療装置で、寝台が移動しながら照射していく非常にユニークな機械で、頭尾側に長い病変に対してつなぎ目のない治療ができます。また、同機には、シンクロニーというシステムも装備されていて、呼吸性移動のある腫瘍に対して動体追尾照射ができます。呼吸性移動する腫瘍に追尾できるので、照射する容積を最小限にでき、周囲臓器のダメージを抑えることができます。肺腫瘍については、腫瘍そのものをターゲットとして治療し、肝腫瘍は、腫瘍の近くに金マーカーを挿入・留置して、それを頼りにして動体追尾照射を行います」
同科では、呼吸性移動の大きい肺腫瘍で、輪郭が比較的明瞭な腫瘍に対しては、マーカーなしで治療を行い、動きの少ない上葉の肺腫瘍や淡い濃度の肺腺癌などのX線での認識が不良な腫瘍については、十分なマージンをつけた従来通りの方法で治療を行っているが、どちらも有害事象は少ないようだ。
「肺気腫は、放射線治療による肺臓炎のリスク因子の一つといわれていますが、定位放射線治療の場合、放射線肺臓炎も軽症ですむことも多く、リスク因子にはなりにくいと思っています。間質性肺炎が持病にある方は、間質性肺炎の重症化のリスクがあり、放射線治療には慎重にならざるを得ませんが、リスクを十分に説明し、それでも希望される場合には治療することがあります。幸いなことに、治療した患者さんの多くは間質性肺炎の悪化なく経過しています。IMRTにはマンパワーが必要で、症例数の多さとスタッフの少なさから、当院は全国的には遅れをとっていました。『ラディザクト』導入によって、副作用を低減できるIMRTを多くの患者さんに受けていただけるよう日々取り組んでいます」
IMRTは、複雑な形状の腫瘍に合わせて照射できる技術で、腫瘍周囲の正常組織への線量を抑えることができるので、有害事象低減のメリットがある。頭頚部腫瘍や前立腺癌などに多く利用されている。
「当院は、新潟県内では最も多くの癌や悪性腫瘍の放射線治療を行っています。最近の放射線治療装置の多くはCTが装備され、病変部(あるいはその近傍の組織)をしっかり確認して治療ができるようになりました。画像誘導放射線治療といいますが、こういった機能が利用できることにより、日々の体内の状態を把握して治療できますので、安心して治療を受けていただけるようになっています」
(ライター/斎藤紘)
放射線治療をより高精度に
放射線治療は臓器の形態や機能を損なうことなく治癒が期待できる治療である。肺/肝腫瘍に対する定位放射線治療の症例数では全国でもトップクラスの『新潟県立がんセンター新潟病院』放射線治療科部長を務めるのが松本康男医師だ。近年、強度変調放射線治療(IMRT)を得意とするトモセラピーの最新機器である『ラディザクト(アキュレイ社)』の導入で、同科の高精度放射線治療の割合は急速に伸びてきている。
「『ラディザクト』は、CT装置に似た治療装置で、寝台が移動しながら照射していく非常にユニークな機械で、頭尾側に長い病変に対してつなぎ目のない治療ができます。また、同機には、シンクロニーというシステムも装備されていて、呼吸性移動のある腫瘍に対して動体追尾照射ができます。呼吸性移動する腫瘍に追尾できるので、照射する容積を最小限にでき、周囲臓器のダメージを抑えることができます。肺腫瘍については、腫瘍そのものをターゲットとして治療し、肝腫瘍は、腫瘍の近くに金マーカーを挿入・留置して、それを頼りにして動体追尾照射を行います」
同科では、呼吸性移動の大きい肺腫瘍で、輪郭が比較的明瞭な腫瘍に対しては、マーカーなしで治療を行い、動きの少ない上葉の肺腫瘍や淡い濃度の肺腺癌などのX線での認識が不良な腫瘍については、十分なマージンをつけた従来通りの方法で治療を行っているが、どちらも有害事象は少ないようだ。
「肺気腫は、放射線治療による肺臓炎のリスク因子の一つといわれていますが、定位放射線治療の場合、放射線肺臓炎も軽症ですむことも多く、リスク因子にはなりにくいと思っています。間質性肺炎が持病にある方は、間質性肺炎の重症化のリスクがあり、放射線治療には慎重にならざるを得ませんが、リスクを十分に説明し、それでも希望される場合には治療することがあります。幸いなことに、治療した患者さんの多くは間質性肺炎の悪化なく経過しています。IMRTにはマンパワーが必要で、症例数の多さとスタッフの少なさから、当院は全国的には遅れをとっていました。『ラディザクト』導入によって、副作用を低減できるIMRTを多くの患者さんに受けていただけるよう日々取り組んでいます」
IMRTは、複雑な形状の腫瘍に合わせて照射できる技術で、腫瘍周囲の正常組織への線量を抑えることができるので、有害事象低減のメリットがある。頭頚部腫瘍や前立腺癌などに多く利用されている。
「当院は、新潟県内では最も多くの癌や悪性腫瘍の放射線治療を行っています。最近の放射線治療装置の多くはCTが装備され、病変部(あるいはその近傍の組織)をしっかり確認して治療ができるようになりました。画像誘導放射線治療といいますが、こういった機能が利用できることにより、日々の体内の状態を把握して治療できますので、安心して治療を受けていただけるようになっています」
(ライター/斎藤紘)
新潟県立がんセンター新潟病院
TEL/025-266-5111
『統合医療の力』で全人的サポートを
西洋医学の利点と代替医療の利点活用
西洋医学の利点と代替医療の利点活用
『癌は治らない病気』から
治癒が見込め、ならない生活へ
日本では明治時代以降、健康保険制度の成立とともに、近代西洋医学のみの医療体系が主流となっており、その恩恵は計り知れない。西洋医学は、急性期で重篤な疾患や感染症に対して素晴らしい貢献があった。しかし一方で、癌や循環器疾患、糖尿病をはじめとした生活習慣病や慢性病、現代病といわれるアトピー性皮膚炎や鬱病などの増加に伴い、その限界を感じることも多くなっている。人間には、本来「自然治癒力」と呼ばれる「自分で自分を癒し治す」力が備わっている。この力を引き出し、再び活性化させる医療として、伝統医学や代替医療が見直されてきている。近代西洋医学を基本とし、西洋医学の利点と伝統医学や代替医療の利点を合わせて、患者さんに最適の医療を行うのが『統合医療』といえる。
『統合医療』を行う中で、『Riyoメディカルクリニック』の上利理代院長が最も大切にしているのは、「全人的に・包括的に」サポートすることだ。
「何よりも患者様中心の医療であることです。目の前の患者様の心理的なことや社会的なこと、生活習慣や食生活まで配慮したサポートが最善だと思います。日々、どういったことにストレスを感じているのか、わかっていてもやめられない習慣はないか。今の一番の不安は何か。かかった病気とどのように付き合いたいか、どうなりたいか。経済的にはどうしたいかなど、すべて丸っとその方なので、受け入れて一緒に考えていきます。その中で私たちは、医療として何が提供できるかを考え、目標をともに設定し、そこに向かっていくことが、最終的に患者様のプラスになると信じています。生活習慣病といっても多岐にわたりますが、当院が専門としているのが悪性新生物(癌)です。癌は『治らない病気』から『治癒が見込める病気』に変化してきています。さらには『癌にならない生活』を送ることが最善ではないかと思います」
まず、なぜ『癌は治癒が見込める病気』なのか。癌は、遺伝子異常の病気と認識されていた時代から、生活習慣や感染も原因であるとわかってきている。これらの原因がきっかけで実際に癌として顕在化する。そのベースには、「遺伝子異常」「免疫異常」「代謝異常」の三つの異常が存在している。その異常に対して最先端の知識と知見と技術でもって対応できれば、治癒またはコントロールできる可能性が高まる病気となり得ると上利院長はいう。
日本人の死因第一位である癌。その原因と顕在化の経過、病態を正確に把握し、そうならない毎日を送ることができれば、健康に過ごせる日々が延伸していくのではないだろうか。
「平均寿命が延びる中で、もっと健康にもっと幸せにもっと自由に、毎日を送ることができるように、サポートする医療人でありたいと願っています」
(ライター/斎藤紘)
治癒が見込め、ならない生活へ
日本では明治時代以降、健康保険制度の成立とともに、近代西洋医学のみの医療体系が主流となっており、その恩恵は計り知れない。西洋医学は、急性期で重篤な疾患や感染症に対して素晴らしい貢献があった。しかし一方で、癌や循環器疾患、糖尿病をはじめとした生活習慣病や慢性病、現代病といわれるアトピー性皮膚炎や鬱病などの増加に伴い、その限界を感じることも多くなっている。人間には、本来「自然治癒力」と呼ばれる「自分で自分を癒し治す」力が備わっている。この力を引き出し、再び活性化させる医療として、伝統医学や代替医療が見直されてきている。近代西洋医学を基本とし、西洋医学の利点と伝統医学や代替医療の利点を合わせて、患者さんに最適の医療を行うのが『統合医療』といえる。
『統合医療』を行う中で、『Riyoメディカルクリニック』の上利理代院長が最も大切にしているのは、「全人的に・包括的に」サポートすることだ。
「何よりも患者様中心の医療であることです。目の前の患者様の心理的なことや社会的なこと、生活習慣や食生活まで配慮したサポートが最善だと思います。日々、どういったことにストレスを感じているのか、わかっていてもやめられない習慣はないか。今の一番の不安は何か。かかった病気とどのように付き合いたいか、どうなりたいか。経済的にはどうしたいかなど、すべて丸っとその方なので、受け入れて一緒に考えていきます。その中で私たちは、医療として何が提供できるかを考え、目標をともに設定し、そこに向かっていくことが、最終的に患者様のプラスになると信じています。生活習慣病といっても多岐にわたりますが、当院が専門としているのが悪性新生物(癌)です。癌は『治らない病気』から『治癒が見込める病気』に変化してきています。さらには『癌にならない生活』を送ることが最善ではないかと思います」
まず、なぜ『癌は治癒が見込める病気』なのか。癌は、遺伝子異常の病気と認識されていた時代から、生活習慣や感染も原因であるとわかってきている。これらの原因がきっかけで実際に癌として顕在化する。そのベースには、「遺伝子異常」「免疫異常」「代謝異常」の三つの異常が存在している。その異常に対して最先端の知識と知見と技術でもって対応できれば、治癒またはコントロールできる可能性が高まる病気となり得ると上利院長はいう。
日本人の死因第一位である癌。その原因と顕在化の経過、病態を正確に把握し、そうならない毎日を送ることができれば、健康に過ごせる日々が延伸していくのではないだろうか。
「平均寿命が延びる中で、もっと健康にもっと幸せにもっと自由に、毎日を送ることができるように、サポートする医療人でありたいと願っています」
(ライター/斎藤紘)
Riyoメディカルクリニック
TEL/06-6347-5177
Eメール/ info@riyo-medical.clinic
Eメール/ info@riyo-medical.clinic
糖尿病患者を支える重層的多角的診療
合併症の正確な評価で発症リスクを回避
合併症の正確な評価で発症リスクを回避
3療法駆使し治療
患者との対話重視
「糖尿病でも人生は謳歌できる」
日本では40歳以上の成人の三人に一人といわれる糖尿病患者、ないしは糖尿病の予備軍。高齢化と共に増えていくこの疾患の診療で信頼を集めている『松本クリニック』の松本和隆院長の信念だ。クリニックとしては他に類例のない患者目線に徹した重層的、多角的な体制が信頼性を支える基盤だ。
その象徴が糖尿病の進行に伴う合併症リスクへの対応。
「糖尿病で特に恐ろしいのは、発症や進行に伴う動脈硬化や網膜症、腎症、神経症などの合併症のリスクです。悪化すると日常生活の支障を始め、命を落とす危険もあります。糖尿病を長期間にわたって放置するのではなく、早期発見、早期治療で改善を目指すことが大切ですが、当院は生活習慣病の合併症を正確に評価できることも強みの一つで、超音波検査装置や糖尿病神経障害検査装置、レントゲンや心電図などの合併症評価のための検査装置も保有しています。他の病院やクリニックでは、当院ほど正確な検査結果が得られることは稀です」
松本院長は2023年には、糖尿病が引き起こす合併症の怖さを知ってもらい、普段の生活でも取り組める血糖値コントロールのヒントやワザも紹介するなど高い効果が期待できる実用的な糖尿病の治療法を解説した著書「忙しい30代・40代のための糖尿病治療のトリセツ」を刊行している。治療は薬物療法、食事療法、運動療法で対応する。
「当院では、単なる治療を行うだけではなく、様々な指導や適切な処置も対応しています。治療の一環として、管理栄養士による食事療法の指導や、糖尿病療養指導士の資格を持った理学療法士による運動療法など、専門資格のあるスタッフによる指導を行っています。また、指導のほか専門資格を持ったスタッフによるフットケアも行っており、患者さんの治療を多方面よりサポートします」
松本院長はまた、糖尿病教室などの患者セミナーも頻繁に開催しているほか、高齢の患者が薬局に行く手間を省けるよう、院内処方にも力を入れている。
松本院長がこうした診療で重視するのが患者さんとのコミュニケーションだ。
「大きな病院では、わずか数分で患者さんを診察して送り返すのが一般的で、患者さんの不満の原因になっていますが、当院では高齢者と接する際には、どれだけカウンセリングができるかが重要と考え、まず20分ほど栄養に関する情報を話し合います。その後、看護師が合併症の有無を確認しながら患者さんのお話を聞きます。こうした徹底したコミュニケーションも高い満足度に貢献していると思っています」
(ライター/斎藤紘)
患者との対話重視
「糖尿病でも人生は謳歌できる」
日本では40歳以上の成人の三人に一人といわれる糖尿病患者、ないしは糖尿病の予備軍。高齢化と共に増えていくこの疾患の診療で信頼を集めている『松本クリニック』の松本和隆院長の信念だ。クリニックとしては他に類例のない患者目線に徹した重層的、多角的な体制が信頼性を支える基盤だ。
その象徴が糖尿病の進行に伴う合併症リスクへの対応。
「糖尿病で特に恐ろしいのは、発症や進行に伴う動脈硬化や網膜症、腎症、神経症などの合併症のリスクです。悪化すると日常生活の支障を始め、命を落とす危険もあります。糖尿病を長期間にわたって放置するのではなく、早期発見、早期治療で改善を目指すことが大切ですが、当院は生活習慣病の合併症を正確に評価できることも強みの一つで、超音波検査装置や糖尿病神経障害検査装置、レントゲンや心電図などの合併症評価のための検査装置も保有しています。他の病院やクリニックでは、当院ほど正確な検査結果が得られることは稀です」
松本院長は2023年には、糖尿病が引き起こす合併症の怖さを知ってもらい、普段の生活でも取り組める血糖値コントロールのヒントやワザも紹介するなど高い効果が期待できる実用的な糖尿病の治療法を解説した著書「忙しい30代・40代のための糖尿病治療のトリセツ」を刊行している。治療は薬物療法、食事療法、運動療法で対応する。
「当院では、単なる治療を行うだけではなく、様々な指導や適切な処置も対応しています。治療の一環として、管理栄養士による食事療法の指導や、糖尿病療養指導士の資格を持った理学療法士による運動療法など、専門資格のあるスタッフによる指導を行っています。また、指導のほか専門資格を持ったスタッフによるフットケアも行っており、患者さんの治療を多方面よりサポートします」
松本院長はまた、糖尿病教室などの患者セミナーも頻繁に開催しているほか、高齢の患者が薬局に行く手間を省けるよう、院内処方にも力を入れている。
松本院長がこうした診療で重視するのが患者さんとのコミュニケーションだ。
「大きな病院では、わずか数分で患者さんを診察して送り返すのが一般的で、患者さんの不満の原因になっていますが、当院では高齢者と接する際には、どれだけカウンセリングができるかが重要と考え、まず20分ほど栄養に関する情報を話し合います。その後、看護師が合併症の有無を確認しながら患者さんのお話を聞きます。こうした徹底したコミュニケーションも高い満足度に貢献していると思っています」
(ライター/斎藤紘)
医療法人 松徳会 松本クリニック
TEL/0598-26-3555
Eメール/matsumotoclinic1240@gmail.com
Eメール/matsumotoclinic1240@gmail.com
早期がん治療の最後の砦となる決意
臓器を温存できるESD治療で実績
臓器を温存できるESD治療で実績
低侵襲内視鏡治療
チーム医療で診療
「当科が早期がん治療の最後の砦となりたいという気持ちで日々全力で診療しています」
『大森赤十字病院』の千葉秀幸消化器内科部長兼内視鑢部部長は、日本消化器内視鏡学会専門医として低侵襲治療で行うがんの早期発見、早期治療に力を注いできた内視鏡診療のエキスパートだ。
「最近では、大きな早期がんであっても、お腹を切らないがん治療であるESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)が非常に有効です。以前なら胃や大腸、食道を切除しないと治らなかった早期癌の多くが、その臓器を残したまま治癒させることができるようになりました。当院で内視鏡検査、治療を受けていただく患者さん、ご家族にとって快適で安心、そして最高な診療を提供できるように内視鏡スタッフ一同頑張りたいと思います」
ESDでは、外科を含めた他科との連携を重視し、看護師や薬剤師などのメデイカルスタッフとも協力し、患者さんに適切な治療法を選択し、患者さんへの十分な説明のもとチーム医療として診療にあたっているという。
(ライター/斎藤紘)
チーム医療で診療
「当科が早期がん治療の最後の砦となりたいという気持ちで日々全力で診療しています」
『大森赤十字病院』の千葉秀幸消化器内科部長兼内視鑢部部長は、日本消化器内視鏡学会専門医として低侵襲治療で行うがんの早期発見、早期治療に力を注いできた内視鏡診療のエキスパートだ。
「最近では、大きな早期がんであっても、お腹を切らないがん治療であるESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)が非常に有効です。以前なら胃や大腸、食道を切除しないと治らなかった早期癌の多くが、その臓器を残したまま治癒させることができるようになりました。当院で内視鏡検査、治療を受けていただく患者さん、ご家族にとって快適で安心、そして最高な診療を提供できるように内視鏡スタッフ一同頑張りたいと思います」
ESDでは、外科を含めた他科との連携を重視し、看護師や薬剤師などのメデイカルスタッフとも協力し、患者さんに適切な治療法を選択し、患者さんへの十分な説明のもとチーム医療として診療にあたっているという。
(ライター/斎藤紘)
大森赤十字病院
TEL/03-3775-3111
高度ながん医療で地域に貢献
食道がんなどの内視鏡的治療中心
食道がんなどの内視鏡的治療中心
入院日数が短期間
札幌病院とも連携
「高度ながん医療の実現を目指し、苦痛の少ない検査・治療を心がけ、地域の皆さまに信頼されるよう努めていく」
多発胃癌に関する研究で医学博士の学位を取得し、札幌医科大学医学部臨床教授も務める『社会医療法人恵佑会』高橋宏明理事長(第2病院院長兼務)の日本消化器内視鏡学会専門医としての決意だ。
「当院では、主に食道がんをはじめ胃、大腸、膵臓、胆管に対する内視鏡的治療を中心とした診療を行っています。早期がんに対して、患者さんへの負担を軽減し従来の外科治療に代わる新しい治療法として注目されている内視鏡的粘膜下層剥難術(ESD)を行っています。開腹手術に比べて入院日数が短期間ですみ、早期社会復帰も可能です。2012年3月に開院し、常に患者さん目線で診療を行い、質の高いがん医療を目指す恵佑会における消化器内科部門の最前線として、 その一翼を担っていきたいと思っています」
恵佑会系列の札幌病院とも緊密な連携体制をとり、外科的治療や放射線治療が必要な場合にもスムーズに対応しているという。
(ライター/斎藤紘)
札幌病院とも連携
「高度ながん医療の実現を目指し、苦痛の少ない検査・治療を心がけ、地域の皆さまに信頼されるよう努めていく」
多発胃癌に関する研究で医学博士の学位を取得し、札幌医科大学医学部臨床教授も務める『社会医療法人恵佑会』高橋宏明理事長(第2病院院長兼務)の日本消化器内視鏡学会専門医としての決意だ。
「当院では、主に食道がんをはじめ胃、大腸、膵臓、胆管に対する内視鏡的治療を中心とした診療を行っています。早期がんに対して、患者さんへの負担を軽減し従来の外科治療に代わる新しい治療法として注目されている内視鏡的粘膜下層剥難術(ESD)を行っています。開腹手術に比べて入院日数が短期間ですみ、早期社会復帰も可能です。2012年3月に開院し、常に患者さん目線で診療を行い、質の高いがん医療を目指す恵佑会における消化器内科部門の最前線として、 その一翼を担っていきたいと思っています」
恵佑会系列の札幌病院とも緊密な連携体制をとり、外科的治療や放射線治療が必要な場合にもスムーズに対応しているという。
(ライター/斎藤紘)
社会医療法人 恵佑会第2病院
TEL/011-863-2111
がん先進治療として樹状細胞療法を推奨
Tリンパ球の活性化でがん細胞を殺傷
Tリンパ球の活性化でがん細胞を殺傷
体に優しい細胞免疫療法
次世代の治療も提供開始
『銘煌CITクリニック』の藤田成晴院長は、東大医科学研究所病院でがんの先進的な治療として臨床試験が行われた『樹状細胞ワクチン療法』をライフワークとして取り組み続けてきた。
「免疫系の〝司令塔〟と呼ばれる樹状細胞を大量に培養して、がんの目印となるがん抗原を取り込ませた形にして皮内に投与し、体内で〝兵隊〟の役割を果たすTリンパ球を活性化させて、がん細胞を標的として殺傷する治療法です。体外で大量に培養した樹状細胞に、患者さんの白血球型に合わせた人工がん抗原ペプチドを処理して樹状細胞ワクチンを作製します。これを液体窒素に凍結保存し、2〜3週間に1回の頻度で皮内注射を繰り返し、抗がん免疫を徐々に増強してゆきます」
藤田院長は、さらにバイオメディカ・ソリューション社の最先端技術の支援のもと、患者さんの血中の循環がん細胞の遺伝子解析を駆使した次世代の『ネオアンチゲン樹状細胞ワクチン療法』の提供も開始している。大学病院と同様の最先端の細胞免疫治療で、決して希望を諦めない患者さんと心を一つにして、今日もがんと戦い続けている。
(ライター/斎藤紘)
次世代の治療も提供開始
『銘煌CITクリニック』の藤田成晴院長は、東大医科学研究所病院でがんの先進的な治療として臨床試験が行われた『樹状細胞ワクチン療法』をライフワークとして取り組み続けてきた。
「免疫系の〝司令塔〟と呼ばれる樹状細胞を大量に培養して、がんの目印となるがん抗原を取り込ませた形にして皮内に投与し、体内で〝兵隊〟の役割を果たすTリンパ球を活性化させて、がん細胞を標的として殺傷する治療法です。体外で大量に培養した樹状細胞に、患者さんの白血球型に合わせた人工がん抗原ペプチドを処理して樹状細胞ワクチンを作製します。これを液体窒素に凍結保存し、2〜3週間に1回の頻度で皮内注射を繰り返し、抗がん免疫を徐々に増強してゆきます」
藤田院長は、さらにバイオメディカ・ソリューション社の最先端技術の支援のもと、患者さんの血中の循環がん細胞の遺伝子解析を駆使した次世代の『ネオアンチゲン樹状細胞ワクチン療法』の提供も開始している。大学病院と同様の最先端の細胞免疫治療で、決して希望を諦めない患者さんと心を一つにして、今日もがんと戦い続けている。
(ライター/斎藤紘)
銘煌CITクリニック
TEL/03-6277-6871
Eメール/ info@meiko-cit-clinic.jp
Eメール/ info@meiko-cit-clinic.jp