セラミックの中でも群を抜いた硬度を誇るジルコニア。金属による補強が必要ないので金属アレルギーの患者にも対応できる。天然歯と同様に光の透過性があるので自然で美しい。(写真はジルコニアを使用した特殊補綴物四重冠ブリッジ)
中央歯科補綴研究所ではジルコニアを使用し製作された人工歯を「ダイヤモンドクラウンR」として商標登録している。ダイヤモンドのように高い強度と美しさを持つ人工歯は、今後ますます輝きを増していくことだろう。
株式会社中央歯科補綴(ほてつ)研究所
スタッフ一同
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人工ダイヤモンド「ジルコニア」を匠の技で加工し、
軽くて丈夫、安全で美しい夢の人工歯『ダイヤモンドクラウンR』
日々、技術や機器が進化している歯科業界。
「中央歯科補綴研究所」では人工歯の材料として「ジルコニアセラミック」に注目し、加工が難しい同素材により優れた人工歯を作り出している。
目黒区自由が丘の『中央歯科補綴研究所』は創業22年のデンタルラボ。同社はインプラント技工やセラミックによる人工歯などの研究・製作を主に行なっている。
これまで歯科補綴(ほてつ)材料として金属、レジン樹脂、金属にセラミックを焼き付けたメタルボンドクラウン等が広く用いられていたが、金属アレルギーの心配がないセラミック材料が新しい歯科素材として広まりつつある。そのセラミックのなかでも特に優れているとされるのが「ジルコニア」だ。
ジルコニアは「人工ダイヤモンド」の原料として名が知られているセラミック。強さ・軽さ・美しさ・安全性という歯科用材料に必要な要素を兼ね備えている。実は従来の人工歯は表層にセラミックやレジン樹脂が使われているので一見白く自然に見えるが、噛み合わせの力に耐えられるように補強フレーム材として内部に金属が使用されている場合が多い。しかしスペースシャトルの外壁に使われているほどの強度を誇るジルコニアを補強フレームに使用することで、強度をもったオールセラミックの人工歯が実現した。金属を一切使わないことにより、歯肉との境目部分が黒く変色したり、金属フレームが見えてしまうことがないので審美性に優れている。しかも天然歯と同様に光の透過性があるので自然で美しい。加えて金属イオンの流出がほとんどなく、生体親和性が高いので医療現場では人工関節の素材になっているというから安全性は保障付きである。これらの特性により日本では2005年より薬事法の認可を受け、歯科用ジルコニアセラミックとして使われはじめた。
『中央歯科補綴研究所』では他社に先駆けてジルコニアフレーム製作対応「ゼノ・テック・CAD/CAMシステム」を導入。世界でもっとも精度が高いとされるドイツのWIELAND社のものだ。このコンピューターシステムに患者の歯型のデータを取り込み、ジルコニアフレームをミクロン単位でデザインし削り出し指示をデータ化する。実際にジルコニアフレームを削り出すのはシンガポールのCAMセンターだ。データを受け取ったセンターは、ミリングマシーンで人工ダイヤモンド素材である硬いジルコニアからフレームを精密に削り出す。使用するミリングマシーンは工業用だったものを歯科用に改良した大型機器で、高い精度の加工ができる。削り出されたジルコニアフレームは航空便で日本に届けられ、『中央歯科補綴研究所』にて表層にセラミックを施して焼成し、天然歯に見紛う美しいプレミアム人工歯「ダイヤモンドクラウンR」が完成する。
このように最先端技術で作り出されているジルコニアフレーム。『中央歯科補綴研究所』では品質ばかりでなく患者の満足度も重視している。患者の要望に細部に渡って応えられるよう歯科医院との連携を充分にとり、患者の口に自然に馴染む、見た目にも美しい歯を提供している。食べることを楽しみ、白い歯を見せて笑うことのできるジルコニアセラミック。すでに世界中でその信頼性・実績が認められているので、今後は日本でもますます需要が高まっていくであろう。
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