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同社の製品は遠く南極昭和基地でも採用。これは、製造する製品がいかに信頼されているかをよく物語っている。
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成功のベースは独自の人材育成にあり！
最高の品質と技術を提供する鋼管継ぎ手メーカー
1973年にステンレス鋼管継手メーカーとしてスタートした『永島製作所』。いちOEMメーカーにすぎなかった同社が、自社製品開発で次々とヒットを飛ばし、数々の賞を受賞するなどめざましい成長と発展を遂げている。その理由を探ってみた。
配管の接続用部品である「ステンレス継手」の製造で国内トップクラスの技術力を誇る『永島製作所』。特にサニタリー（食品／医薬工場）関連分野においては、国内シェアの７割以上をも占めるほど。2006年には見事「モノづくり中部技術・技能自慢100社」に選出。管を樹脂で造り、ステンレスを加工して開発した消雪用接続短管『スノージョイント』は、雪国を中心に各自治体で採用され、「石川ブランド優秀新製品」にも認定された。また施工のプロがいなくても簡単に接続できる配管用継手『ユー・ジー・エフ（特許）』は、東京ミッドタウンをはじめ都市開発の最先端で多数採用され、話題となった。
現在、バイオテクノロジー用ステンレス配管や建築設備におけるエキスパートとして活躍する傍ら、問題解決型・開発提案型メーカーとして、ステンレス製継手の多様化・軽量化等の施工性対応の向上を目指し、更なる新技術の開発を続けている。加工の難しいステンレス配管製品製造にあって、品質の維持は企業成長の重要な鍵。そこで同社では、「個の創造・連携により最高品質を供給し続け社会に貢献する」を経営理念に掲げ、「顧客の喜び（満足）」「社員の喜び（向上）」「会社の喜び（発展）」の実現を目指し、独自の人材育成教育システムを展開。まず、力量値管理の活用で、能力向上を数値で明確化。社員の現状値、目標値、実績値を管理し、目標達成のための支援として社内講師による柔軟な教育訓練ができる「永島塾」と各種外部研修への参加も積極的に推進した。さらに社員による功労者の発掘とモチベーションの向上のため、「永島ブルーミー賞」「永島HS底力賞」といったユニークな表彰制度を取り入れ、組織全体の能力向上に成功している。
不景気いわれている中で、新卒者を採用し新しい息吹を取り込み組織全体の向上を図る「永島製作所」から目が離せない。
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