EMX-7 Limited Edition
カラー:EM525ホワイト、素材:[フレーム]CARBON
62HM/HS1K [フォーク]CARBON 1K
サイズ:500mm(プロ・ジオメトリー)、
価格:リミテッドエディション完成車
1,800,000円(税込)
エディ・メルクスサイン入り豪華写真集付き
カラー:ブラック、レッド、クイックステップ、
素材:[フレーム]CARBON 62HM/HS1K
[フォーク]CARBON 1K、
サイズ:500mm(プロ・ジオメトリー)、
重量:[フレーム/フォーク]1,440g
価格:フレームセット 588,000円(税込)
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軽く強靭で一切妥協しない
自転車ブランドの頂上を知る
サイクリストにとって、レースは単なる競争ではない。
突き進む気持ち・体力との戦いだ。
もちろん強い忍耐力が欠かせないが、最適な自転車を選ぶことも大切なこと。
ベルギー王室から男爵の位を贈られてもなお、ロードレーサーへの想い&探究心が
変わらないエディ・メルクス氏が作り出す30周年記念モデルを紹介しよう。
「エディ・メルクス」という名を聞いてピンとくる人は、かなりの自転車通だ。ベルギー出身のメルクスは、現役16年の間に自転車レースの最高峰であるLe Tour de France(ツール・ド・フランス)で総合優勝5回、マイヨ・ジョーヌ(ツール・ド・フランスの優勝者に送られる黄色いリーダージャージ)の着用日数96日、現役通算525勝という不滅の数字を打ち立てたヨーロッパ史上最強のアスリートなのだ。
それだけではない。現役時代から自転車の各パーツのデザインから機能に至るまでこだわりが強い選手としても有名で、イタリアのカンパニョーロ社やウーゴ・デ・ローザ社に依頼してフレームに始まりさまざまなパーツを作らせていた。素材、重量、設計など、ロードレーサーのあらゆる部分に一切妥協をしない強靭で繊細な神経の持ち主だったからこそ、カンニバル(人食い人種)とまで呼ばれ、恐れられるレーサーでありえたのだ。
そして、引退後は自らの名を冠した『エディ・メルクス社』を立ち上げたメルクス氏。2010年は創業30周年を迎えた。その記念すべき年にふさわしい自転車が『EMX-7リミテッドエディション』だ。メルクス氏自身が、全てのパーツをセレクトしたという。コンポはスーパーレコードを、ホイールはライトウェイト社のスペシャルホイールを採用。白く塗られたホイールの側面には、メルクス氏の輝かしい戦歴が刻まれている一品だ。
日本で唯一、メルクス氏の自転車の輸入代理店を務める「株式会社 深谷産業」では、日本全国約150店のサイクルショップに卸しているそうだが、すでに問い合わせが相次いでいるとか。自転車ブームの日本にあって、メルクス氏の精神&熱意は完全に受け入れられ、「株式会社 深谷産業」の念願である自転車文化は、確実に根付いているのだ。
(ライター/深井みさわ)
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