新たな事業展開を画策する
老舗の塗料卸売業
1966年の創業から半世紀近くにわたって塗料の卸を手掛けてきた『石黒塗料』。二代目の社長、石黒勝也氏は高校卒業後、関西の大手塗料販売店で修業する。「甘えのない環境で真剣に仕事を学びたいと思っていました。船舶用や建築用など、用途によって商品は多岐にわたります。そうしたそれぞれの塗料に関する基本的な知識はもちろん、大手企業ならではの進んだ販売方法も身につけることができました」と語る。さらに、塗料卸業としては珍しく、インターネットでの販売をはじめた。ホームページを作り、そこで注文を受け付ける。もともと同社は多くのメーカーとパイプがあるので、何でも揃うのがセールスポイント。建築分野以外の展開にも期待がかかっている。
(ライター/土屋啓)
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