アットホームな環境。園の裏手には、四季折々の
緑豊かな景色が鑑賞できる日本庭園が。
ねいろ保育園のスタッフの皆さん
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ひとりひとり行き届いたケア
アットホームな一戸建て住宅の保育所
今、その需要が大きな高まりをみせている保育園。東京・世田谷に一戸建てという家庭的な環境で、質の高い保育がうけられると保護者から好評を得ているのが、『東京都認証保育所 ねいろ保育園』だ。広い庭のある家は、緑に囲まれ落ち着いた雰囲気。「東京都が提示する条件にあう物件を探すのに苦労しました。でも、子供たちが1日で一番長く過ごすところですから、外から来たら『ただいま』と自宅に帰ってきた気分になれるような、アットホームな保育園をつくりたいと考え、季節の変化を感じることのできる庭のある一軒家にしたかったのです」と話すのは、林佳子代表。昨年、母親が42年間運営していた保育室を引き継ぎ、保育に懸ける思いはそのまま、場所を改めた。ピアノ講師だった自身の経験を生かし、保育カリキュラムにはモーツァルトの鑑賞、英語の歌やリズム体操が組み込まれ、園児たちは幼いころから感性を刺激される経験ができる。子供たちは、0才が6名、1才は10名、2才が9名と一人ひとりに手厚く対応ができる人数で運営している。栄養士によって管理されている献立は、季節の野菜などもまじえたバランスの良い食事。園児になぜその野菜が入っているか意味を教えるなど、食育にも力を入れている。「何よりも子供たちの情緒の安定ということを一番大事に考えています。ここでは何の不安もなく、安心して気持ちよく過ごしてもらいたいので、保育士の先生たちには、一人ひとりの違いに配慮してしっかりと受け止めてあげることを指導しています。またストレスをためて子供たちに接しないよう、先生方にもリラックスした空間で働いていただけるように気をつけています」(林氏)。行き届いた環境で質の高い保育が受けられる、理想的な保育園なのだ。
(ライター/奈須美子)
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