人々に感動とパワーを与えるイベント・ステージ
その陰には舞台裏のエキスパートが必要不可欠人々に感動
ステージ制作のプロフェッショナルとして、舞台文化を陰から支えることに情熱を傾ける『フラワートップ』。
そのノウハウをいかし、若手の表現者の育成、オリジナル機材を開発するなど幅広く活躍している。
「何かを表現したい!」という気持ちをもつ人を応援し続けている『フラワートップ』。ノルマ無し・チャージ無しでスタジオ・機材をレンタルしており、自己表現の場を提供している。新宿駅のすぐ近くという好立地にありながら、比較的安い料金なので気軽に利用できると好評だ。また、同社社長の廣瀬弘典氏は舞台のプロデューサーとして、日本はもちろん、海外からの公演・イベントの企画・制作を手掛けている。サーカス、クラシック、タレントのコンサートから地域フェスティバルとその実績は幅広い。その経験をいかし、スタジオ発のガールズユニットをデビューさせるなど「これから舞台に立って何かをやってみたいが、何から始めたらよいかわからない」と言った若者たちがステージに立てるよう、サポートしている廣瀬社長。「若い人たちには、この空間を使いながらステージの生の世界を肌で感じ、そこに立つ意味を考えていってほしい」「若手を育てることは、文化を育てること」と言い、表現者を陰で支えることに情熱を傾けているのだ。さらに長年の舞台制作のノウハウを活かし、オリジナル製品も開発した。考案したのは、オリジナルのマイク受け『マイクキャッチャー』。マイクを立てるタイプ(マイクスタンド受けFT-1型)は、従来のホルダー型式と違い、マイクを抜き差しする必要がないため演者の所作をスムースにすることができる。マイクを置くタイプ(マイク受けマットタイプFT-2型)は講演台などの卓上に置いたり、マイクを仕込むさまざまな状況に対応できる。どちらも現場をよく理解した非常に使いやすい仕様だと評判だ。
今年の3月に発生した「東日本大震災」の影響から各地イベントの相次ぐ中止のなかでも、廣瀬氏は舞台にかける情熱は変わらず「被災地にはお世話になっている方々が多くいます。その方々たち、地域を元気づけ、様々な形でお役に立ちたい」といという想いが通じ、かつてチェルノブイリ原発事故による被害にあったウクライナ共和国から「キエフ・バレエ団」が7月に来日。そのイベントにて「フラワートップ」が賛同」。その舞台裏からサポートするという嬉しい知らせも。エンタテインメントを通じて日本に活気を与えることを目指す。
(ライター/早坂七恵)
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