日本が誇るビジネス大賞 2017


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
医療法人 孔成会 畑眼科 院長 畑快右氏
九州大学医学部、同大学院卒業。医学博士の学位取得。ハーバード大学ジョスリン糖尿病センター留学。福岡市民病院眼科医長を経て、九州大学眼科講師、准教授、福岡歯科大学眼科教授を歴任。2013年、『畑眼科』開院。日本眼科学会評議員会賞受賞。日本眼科学会専門医。
糖尿病網膜症に先進的医療
病態を見極め治療法を選択


病勢を止めるレーザー治療
薬物や手術で深刻化を阻止

 食生活の欧米化や運動不足などが原因で糖尿病患者が急増している。厚生労働省の2014年患者調査などによると、糖尿病患者数は約316万人で、前回2011年に比べ約46万人増えた。糖尿病で厄介なのは合併症。その一つ、糖尿病網膜症は成人の失明原因の第2位だ。『畑眼科』の院長で医学博士の畑快右(やすあき)さんは、母校九州大学医学部や留学先のハーバード大学ジョスリン糖尿病センターでの研究成果を踏まえた先進医療で糖尿病網膜症の治療に当たり、実績を重ねている。
「糖尿病網膜症は、糖尿病による高血糖が長期間持続したりすることによって全身の血管が徐々にダメージを受けることで起こる血管合併症の一つ。治療法が進歩し完全失明に至る患者さんは減少しているが、いまだに視覚障害の主因の一つになっている。網膜症とは、カメラで言えば、フィルムに相当する部分の網膜に栄養分を送る血管が詰まったり水漏れを起こしたりすることで異常をきたし、機能が障害されることで視力低下を招く病態です」
 早期発見、早期治療の重要性は他の重大疾患と同じだ。
「糖尿病網膜症は、単純網膜症、増殖前網膜症、増殖網膜症の順に病態が進行します。増殖網膜症は単純網膜症でも生じる黄斑浮腫、網膜の中心で視力に最も重要な部分のむくみとともに視力低下を引き起こす原因となりますが、治療が後手に回った場合には完全失明に至りうるという点で深刻です。社会生活を送る上では病状が軽度のうちに治療を行うほうが視力の回復は期待できます」
『畑眼科』で行う主な治療法は、病状の進行度合いに応じてレーザー治療、薬物治療、硝子体手術がある。
「レーザー治療は、黄斑部の機能を守るために、周囲の悪くなった網膜を主に焼き固めることで病気の勢いを食い止めようとする対症療法です。治療は日帰りで行い、一回5分程度で終わりますが、病態によっては複数回にわたって治療を行います。病気の勢いが強かったり治療が後手にまわったりした場合には、この治療を行っても病態は更に進行する可能性があり、治療のタイミングを逃さないことが重要になります」
 血管の水漏れが広い範囲起こっている場合には、薬物治療か硝子体手術の選択になる。
「薬物治療としては、血管からの水漏れを食い止める作用のあるステロイドを眼球の外側に注射するテノン嚢下注射と眼球の中に直接注入する硝子体内注射がある。また最近では畑院長も研究に深くかかわった血管内皮増殖因子VEGF=血管透過性因子VPF(糖尿病網膜症の眼内で増加し病態を悪化させる因子)の作用を阻害する薬剤を眼内に注射する事で黄斑浮腫や血管新生緑内障を鎮静化させる治療も行われている。増殖糖尿病網膜症に対する硝子体手術は局所麻酔で行う。病的な硝子体や増殖膜などを切除し、必要に応じて網膜光凝固術や剥離網膜を復位させる手術を同時に行う。
 畑院長は網膜裂孔・網膜剥離や網膜前膜、黄斑円孔等の治療にも力を入れておられ、糖尿病網膜症に対する様々な対応が出来れば、その他の網膜疾患にも殆ど対応でき、日帰りでの治療が可能であるという。

医療法人 孔成会 畑眼科
TEL:092-663-1800 FAX:092-663-1812
ホームページ http://hataganka.com/

医療法人社団誠歯会 ホワイトブライトデンタルオフィス
代表 阿部正明 氏
日本口腔インプラント学会専門医(第682号)、EAO(EuropeanAssociation for Osseointegration)アクティブメンバー、日本顎咬合学会認定医、日本矯正歯科学会、日本歯周病学会、日本臨床歯周病学会、日本歯科先端研究所、日本歯内療法学会、日本抗加齢美容医療学会、SJCDインターナショナル、DC21、AIAI
「あなたのお口、諦めていませんか?
私たちが何とかしましょう!」


インプラント、舌側矯正、外科等のプロがあらゆる困難を解決します
「先ず、コンビニ的歯科医院をお探しでしたら、他をお探しください」
他院や大学で断られた症例や、同業者からの紹介が主となる代表阿部正明さんは断言する。歯周病治療・矯正・インプラント・補綴・審美などトータルでおこなう包括的、全顎的歯科治療が基本。必ず噛み合わせの審査を行い、体幹、骨格、および全身的な問題の診断をはじめに行い、口腔のみならず、血液検査、点滴や全身麻酔、静脈内鎮静の医学的全身管理を実践する。衛生管理システムも充実している。また、直営の歯科技工ラボにより、より詳細なオーダーと短期間での修復・補綴者の提供が可能であり、最新デジタルソリューションによる補綴物の制作もおこなう。「表面だけでのサービスで患者さんに迎合しません。最終的に評価されるのは『技術』と『信頼』だと信じています」その想いで技工士、衛生士、コーディネーター、各科目の専門医とのインターディシプリナリーアプローチで患者さんのゴールを目指す。

医療法人社団 誠歯会 ホワイトブライトデンタルオフィス
TEL:0120-18-3748 022-715-3748 FAX:022-715-3747

下左:『歯科医志望者が絶対に知っておくべき32のこと』
(幻冬舎) 800円+税
下右:医療法人社団 光志会 奥原歯科医院
理事長 奥原利樹 氏
長野県松本市出身。1996年、『奥原歯科医院』設立。2016年、全国の歯科医院の7%しか認定されていない「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に認定。人口約5万人の小手指で2万人の患者さんを診察。分院を作らず、1医院の経営に徹している。現在50名超のスタッフと共に日本一「笑顔」の多い医院を目指し頑張っている。
人口5万人の町で2万人の患者さんを診察
スタッフ全員がサービス介助士の歯科医院


託児室を完備し、子連れの方も安心
矯正歯科、審美歯科、訪問歯科治療も

 埼玉県所沢市の『奥原歯科医院』は、独自の魅力を持っている。それは、単に歯の治療だけでなく、障がいをお持ちの方とお持ちでない方とが平等に生活する社会を実現させるため、スタッフ全員がサービス介助士資格を取得し、一人ひとりの患者さんに合わせたおもてなしの心で対応していること。院長の奥原利樹さんは、患者さん一人ひとりの声に真剣に向き合い、コミュニケーションを心がけている。2017年1月には『歯科医志望者が絶対に知っておくべき32のこと』(幻冬舎)を上梓。厳しいといわれている歯科業界に夢と希望を与える1冊となっている。
 大人はもちろん、託児室もあり、赤ん坊や子ども連れでもOK。装置が見えないインビザライン矯正も行っている。また、在宅で寝たきりの方、入院されている方、障がいをお持ちの方、認知症の方など、通いたくても通えない方の自宅や各種施設、病院へ出向いて治療する「訪問歯科」も15年前から積極的に実施している。

医療法人社団 光志会 奥原歯科医院
TEL:04-2921-1036(完全予約制) FAX:04-2921-1052
Eメール:okuharasika0306@yahoo.co.jp
ホームページ http://www.koushikai17.or.jp/

田上歯科医院 院長 田上恵 氏
福岡県出身。福岡歯科大学卒。義父が1947年に開業した『田上歯科医院』に入り、1980年~2013年、副医院長を務める。2013年、他界した義父の後を継ぎ、院長に就任。学校歯科医。2016年熊本地震に際し、被災地の歯科保健医療活動に尽力し、日本歯科医師会から感謝状を受ける。
義歯・審美歯科に光る先進性
満足度を高める咬合の快適性


違和感のない装着感実現
歯列の乱れも美しくカバー

『田上(たのうえ)歯科医院』の院長田上恵さんは、先進歯科医療技術による義歯や審美歯科で声価を高めてきた医師。義歯では、金属床義歯、ノンクラスプ義歯、シリコン義歯で治療を受けた人の満足度は高い。
「プラスチック製のこれまでの義歯と比べ、熱を伝えやすい金属でできている金属床義歯は食事の温度を素早く歯肉に伝えるので食事が楽しくなりますし、薄い構造なので口の中が広くなり話しやすくなります。ノンクラスプ義歯はバネがない部分入れ歯で、透明感と薄さ、軽くて違和感のない装着感に特長があり、口元が自然に見えます」
 審美歯科では、セラミックを活用した技法を推奨する。オールセラミック、ジルコニアも可能。
「歯を全体的に覆う金属のかぶせ物を製作し、セラミックを焼付けるメタルボンドポーセレンは、色素の付着や吸着がおこりにくく、歯列の乱れている方などに最適です。ハイブリット・セラミッククラウン『エステニア』は、金合金とほぼ同じ硬さで、噛み心地も自然です」

田上歯科医院
TEL:096-368-2209 FAX: 096-369-3805 Eメール:info@tanoue-dclions.com

『スキップス』は、広島市に本社を置き、中国、四国、九州に9支店を展開、生保損保21社の保険商品を扱う。加入者の相談に即対応できる為に弁護士や公認会計士、税理士などの専門家を顧問に迎えている。
下左:取締役支店長 高田富美代さん
香川県出身。学生時代から父が営む工務店、母の飲食店を手伝う。15年ほど前に両親が病に倒れ、従業員の再就職先を確保したうえで会社を整理。工務店の中で担当していた損害保険の仕事を続けることを決意し、『株式会社スキップス』の立ち上げに参画。取締役支店長として香川支店を任される。
法人の損害保険はオーダーメイドが多い
だからこそ柔軟に対応できる保険代理店を選ぼう


万が一は起こりえる。
事前に備えることで、将来のリスクを回避。

 法人の保険は業種によって様々。大きく分けて二つある。一つは法人の財物・財産を守るためのもの。もう一つは外部・第三者(従業員・家族も含む)から賠償を求められた時の保険の二つである。
財物・財産を守るための保険として一般的に馴染みのが深いのは火災保険である。しかし、火災以上に発生確率が高いのが地震(津波を含む)である。昔から地震・雷・火事・オヤジと言われる様に、この地震の手当ても決して忘れてはならない。人命を守る事、事業継承の為、BCPを含め早い段階での手当てが必要である。
 一方、第三者から訴えられるケースでは、建設業であれば工事中の事故は建設工事保険、食品製造業であれば、食中毒に備えて、PL保険(生産物責任賠償保険)に入っておくことで、万が一に備えることができる。また、従業員やそのご家族から賠償を求められるケースでは、業務中の事故で後遺障害が発生した場合、従業員が亡くなった場合、あるいは過労死や精神的に追い込まれて自殺した場合にご家族やご遺族から訴えられるケースは多い。政府労災保険は保険金支払いの上限や範囲が決まっており、それらを上回る請求が認められた場合、会社の根幹を揺るがすような事態になりかねない。
 保険料に関しては、会社の業種と売り上げによって保険料が決まってくるものも多い。業種は危険度の高いものほど保険料も高くなる傾向にある。法人の損害保険は個人のものと違いオーダーメイドものも多い。保険会社によって、同じ補償の内容でも保険料が大きく違うこともある。保険会社を選ぶ際にきちんと意向を伝えて、柔軟な対応をしてくれる代理店を選ぶことが大事である。「スキップス」では損害保険会社は9社あり、生命保険会社は12社、計21社を扱っている。乗合代理店の強みは複数社の保険会社に対応できて、それぞれの特徴を見極め、それぞれに見積もりを取って、保険料や保険の内容などニーズに合った保険をお勧めできる点にある。いずれにしても、きちんと自社のリスクという敵を先ず見つけて、優先順位をつけた上での保険検討が大事である。

株式会社 スキップス 香川支店
TEL:0877-46-2357 FAX:0877-46-2419

長谷川潮
1963年生まれ。法政大学卒。大学でマルクス主義を学んでいた時、ノーメンクラツーラ「ソビエトの赤い貴族」や中国の文化大革命の告発本を読んで、世の中には、言っていることとやっていることが違う人が多いと知る。卒業後、家業の会社経営に参加して現在に至る。z
報道機関の皆さんに
望むこと


現実社会においては、すべての人間にとって
「正しい」ということはありません。

 現実社会を究極まで単純化して5人家族を養う50歳Aと、独身20歳Bという2人の男性がいたとします。2人で協力して畑を耕し(Bの方が若いので3分の2の面積を担当します)、12人分の収穫を得たものと仮定して分配方法を見てみましょう。
①働きで分配 A=4人分、B=8人分となりAの家族2人は飢え死にします。
②Bも仲間の家族が餓死するのは避けたいので2人で等分する。A=6人分、B=6人分
③餓死は回避されたがBの余分の収入での良い生活を見るとAの家族は不満。余分の収穫も分配せよとの欲求が発生する。結果、A=8人分、B=4人分となる。Aと家族は満足するがBは内心不満である。
④Bが結婚して4人家族になると分配問題が再燃する。A=7人分、B=5人分で決着する。
⑤飢え死に寸前のCが新入。見るに見かねてA=6・5人分、B=5・5人分、C=1人分になる。
⑥あそこへ行けば食べられると聞いて、Dもやってくる。だめだとABが言うとDは畑を分けてくれれば、自分で食べられると言う。ABは自分たちの畑だという。
 ABCDは皆、その時の自分としては「当然」の主張をしています。誰かが正しく、誰かが間違っていると判断するのは困難です。このように、現実社会は分配・生存をめぐって永遠に「悩み」ぬいてゆく宿命を持っています。この「悩み」に対処しているのが「政治」なのです。皆が自分の当然の主張をするので全員が満足する「正しい基準」は、ありえません。それでも何とか皆で生きて行こうと、話し合って妥協点を探しているのが民主主義です。

過去における
ABCD

 現在ではどの集団が{CD}かと考えるとアフリカや中東紛争の影響を受けて欧米に移動している人達であると言えます。けれど過去で見ると{CD}は欧州の宗教戦争を逃れて新大陸を目指した新教徒であり、よりよい生活を求めて移民した人々でした。(シオニズム運動でイスラエルを目指したユダヤ人も{D}の集団です)米国の初期の移民の大半は{C}の人達でした。大量の餓死者を出して消滅したコロニーも少なくありません。その{C}の人達はネイティブ・アメリカンに食料を分けてもらったり、アメリカの地で生きる方法を教えてもらいながら定住してゆきました。そこに{D}の人達が「大量」にやってきます。すると軋轢が起こり紛争が発生します。18世紀~19世紀のアメリカでは{AB}=ネイティブ・アメリカンが殺され、あるいは追い出されて、{D}=白人移民が全土を支配するようになりました。

18~19世紀の
アメリカの報道機関

 18~19世紀の米国での報道は新聞でした。新聞を買うのは{D}の人達です。{D}の本音は「{AB}を追い出したい」です。ですので「{AB}は悪者ではない。自分たちが{C}だった時、助けてくれたのだ」という記事を書いても{D}の人達は喜びませんので売れません。{AB}が善人だったら{D}は追い出すためには自分たちの「良心」と戦わなければなりません。ですから、「良心」の呵責なく先住のアメリカ人{AB}から国土を奪うためには{D}の人達の意識の中では{AB}は「悪者」の方がよかったのです。そのため必然的に当時の大半の報道陣は「頭の皮をはぐ残酷で野蛮な人種={AB}に善良な移民{D}が殺された。別の正義の{D}が復讐を果たして{AB}を殺した」。という記事を書いていたのです。

20世紀の
アメリカの報道機関

 20世紀になるとネイティブ・アメリカンは一部を残して消滅しましたのでアメリカ社会の中で「新たなABCD集団」が形成されます。初期移民・英仏(新教徒){AB}、新移民、伊・アイルランド等(旧教徒)・ユダヤ教徒{CD}です。このあらたな{ABCD}の人達は全員が新聞・ラジオ・テレビの顧客です。ですから、それぞれの主張が報道されるようになりました。ここで、主に20世紀の{CD}の側にたって「人種平等・生存権」と論陣をはったのが現在の大手マスコミ報道です。キリスト教徒の博愛精神に訴えて「第一項⑤の社会=社会保障の充実した社会の到来を呼びかけて」20世紀の{AB}を説得したのです。彼らは個人的正義感をもっていたと思います。そしてその正義感に共感する人が増えた結果、本来の政治は善悪ではなくその時々の話し合いで決すべき現実社会の分配・生存の問題であるにもかかわらず、彼らの個人的正義感が政治的にも正しいと認識されるようになってしまったのです。

21世紀のアメリカの報道機関
(SNSの普及により報道しない権利が露見)

「第一項⑤の社会=全員が食べられる社会=社会保障の導入」に大きな役割を果たしたと自負する報道機関は、21世紀の{CD}まだ弱者として不満を持っている人たちに目を向けました。有色人種・新移民・イスラム教徒・性的少数派などの人達です。けれどもSNSが普及すると大手報道機関が「報道しない権利」を乱用して自分たちの「正義」が支持されているように装っていたのが露見してしまいました。つまり「CDを助けるのが正しい助けないのは悪人だ」という論法の中で悪人にされるのを恐れていた21世紀の{AB}の人達がSNSで情報交換をすると自分たちと同じ主張の人達がたくさんいることに気づいたのです。「隠れトランプ」と言われている人達の主張は18~19世紀の新聞が「ネイティブ・アメリカンは悪者ではないピルグリムファーザー達を助けてくれたのだ」という事実を報道しなかったように、21世紀のマスコミ報道は「普通のアメリカ人は悪者ではない全員が食べられる社会=社会保障の導入を支持したのだ」ということを忘れて「普通のアメリカ人を悪者にしようとしている」ということだと思います。だからマスコミを攻撃しているのです。

マスコミ報道の
印象操作の破綻

 私はアメリカの新聞は読めませんので日本の事例で考えます。朝日新聞出版で「阿部三代」という書籍があります。この中に安部家の菩提寺の住職が登場して「このあたりのもので寛さんや晋太郎さんを悪くいうのは一人もおらんでしょう。・・・でも、それに比べると晋三さんは・・・。」と発言したと紹介されています。これは印象操作です。この「・・・」ぬきでそのまま読むとこの後には「皆に嫌われている」と続くような気がします。けれど、実際の発言は逆だったはずです。なにしろ安部家菩提寺の住職です。外部の人間に壇家の悪口は絶対に言いません。また、実際に「皆に嫌われている」趣旨の発言が続けば「・・・」にはならずに、発せられた「実際の言葉」が記述されていたはずです。おそらくこのような印象操作は前々からだと思いますが現在ではテレビで編集した「印象操作発言」が報道されると翌日にはネットで「…」の部分がばらされてしまいます。すると「大手マスコミはまた嘘を報道した」とネット民は判断するのです。「阿部三代」のP89には安部総理の発言を聞いた時、「そんなことはあるまいと私は思った」という記述があります。つまり著者は自分の直感・霊能力・超能力によって総理の「発言しない実体=悪」を感じると言っているわけです。ですから彼の耳には安部総理を支持する言葉は聞こえないのだと思います。実際、この本を読んでいると支持者のいない安倍晋三氏が「なぜ総理大臣になれたのか」それ以前に「なぜ当選できるのか」不思議になってきます。けれど現実には多くの得票を得て、当選を重ねて総理大臣になっている、それが現実です。

私が報道機関に望むこと
「豊洲問題」によせて

 豊洲新市場に汚染地下水が検出された今、議会・築地市場関係者は激怒して報道機関は「悪者捜し取材」に熱中していますが、なんとも奇怪な成り行きだと私は思います。なぜなら私は「悪意を持って豊洲移転を失敗させようとしていた人」はいなかったと思います。「都民に汚染された食物を食べさせようと意図した人」はいなかったと思います。つまり「悪者」はいなかったと判断しています。ですから今なすべきことは悪者捜しではなく築地市場関係者の損害を最小限にとどめることだと思います。そして問題を解決させて冷静になってから東京都が「地下空間の炸裂」という重大な変更を独断で行った経緯を検証するとともに議会・報道機関もなぜその変更を見過ごしてしまっていたのかを反省することこそが重要だと思います。なぜなら都議会・報道機関が「なすべき事=行政の監視・検証」をしていれば状況は違っていたでしょう。都議会が工事中の豊洲に視察に行って「地下に空間を作っているのはなぜか」、と議会に挙げていればまた、報道機関が取材して報道していればもっと早い時期に見直しがされていた可能性が高いと思います。「政治的主張」をするのは政治家の仕事であり「悪人探し」は警察と検察の仕事です。報道機関の本来の仕事は第三者的視点の「公正な情報提供」です。いままでは「報道しない権利・印象操作」の手法で時に政治の手足となり、時に政治を動かして世論を作り出してこれたのかもしれません。けれど誰かを悪者にして世の中を変える手法はSNSの普及によって否定されつつあります。現実の中で「当然の主張をしているだけなのに悪者にされるのはまっぴらだ」と{AB}の立場を強制された人たちが声をあげるからです。繰り返しますが現実社会は分配・生存をめぐって永遠に「悩み」ぬいてゆく宿命を持っています。この「悩み」に対処しているのが「政治」なのです。皆が「自分の当然」を主張するので全員が満足する「正しい基準」はありえません。ですから私は報道機関の皆様には自分の正義感を振り回すのではなく、なすべき仕事「地道な取材と情報発信」をして欲しいと思います。そして第2の豊洲問題の発生を阻止するとともに、森友問題で明らかになった不可思議な国有地譲渡が他にどのくらいあるか調べてほしいのです。総理大臣の足を引っ張るためではなく国民の財産を守るためにも・・
 最後に、マスコミの印象操作が効かなくなったということは、ビジネスでは誇大広告が許されなくなったという事です。「信用第一」が最重要の時代になったのだと思います。

長谷川潮

「あったらいいな」に挑戦し続ける会社
冷却機器に関する製品開発のプロフェッショナル。地元市川の梨はみずみずしさと豊かな味わいで有名だが、保存が利かない。これをできるだけ長く新鮮に味わうには?との想いから開発に成功した長期保存冷蔵庫で地域に絶大な貢献をしている。超高湿度冷蔵庫『ケルビン』はデフロストタイムレスにより安定して低温を保つことができる。収穫後1年の梨もみずもずしいまま。
下:代表取締役 龍川昌外氏
実家が冷凍機事業を営んでいたことから、26歳のときに同じ業界に足を踏み入れ40年。ますます開発力に磨きがかかる。大手メーカーも技術的に開発を敬遠する、超高湿度冷蔵庫の開発に成功。次作はマイナス50度でデフロストタイムレスの超省エネ冷凍庫「ケルビンX]の商品化を目指している。
業界注目のハイエンド超高湿度冷蔵庫『ケルビン』を開発した。
長期保存することで、果物や野菜が低温熟成で甘く美味しくなる。


旬の期間を長く保つ
冷蔵庫がタイムマシンに!

「リバース工業株式会社」は、超高湿度冷蔵庫『ケルビン』の開発に成功した。『ケルビン』は、冷蔵庫内の温度を2度、湿度を98%A.V.に保持することで野菜や果物の長期保存に成功。ジャガイモは、2年間も鮮度維持ができ、芽が出ることも無く低温糖化によって甘みが増してさらに美味しくなる。ブランド農産物生産農家などから関心が寄せられている。この技術を応用したワインセラーも、良い熟成をもたらすと納入先から喜ばれている。
 通常の冷蔵庫は、霜取りのため温度を上げて氷を溶かす「デフロスト」を行ってからまた冷却するというサイクルを繰り返すため、上昇する温度で鮮度が落ちてしまう。『ケルビン』はデフロストタイムレスで冷却し続けるので、安定した低温を保てる。
『ケルビン』の開発で、常識が覆される例も出てきた。
 今までメロンは低温障害がおきるので、冷蔵庫では熟成できないといわれてきた。しかし『ケルビン』では15日くらいで熟成が可能。さらに島根大学との産学協同研究で、メロンの鮮度を60日維持できる結果を得た。これは、同大学の「低カリウムメロン」の研究の一環からもたらされた。国内に1000万人いるといわれる腎臓透析患者は、カリウムの多いメロンなどは摂取制限されていて食べられないが、同大学開発の「低カリウムメロン」なら家族と一緒に楽しめる。長期保存できれば出荷機会も増え、遠方の患者様にもお届けOK。患者様の食生活を豊にする朗報だ。
「今後はマイナス2℃~マイナス5℃、相対湿度95~98%A.V.のデフロストタイムレス冷蔵装置を作り、農薬が使えない、長期保存が難しいものや、にんにくの種保存庫(マイナス3℃~マイナス5℃)、米の熟成庫(マイナス2℃~マイナス3℃)などをテストしてみたい」と語る。ますます目が離せない龍川代表だ。

リバース工業 株式会社
TEL:047-336-4817 FAX:047-391-6583 Eメール:mtatsukawa@hb.tp1.jp
ホームページ http://masato810.blogspot.jp/

左上:京奈和自動車道本格工事着工の陳情時(官邸にて)打谷さんは、左端。
左下:庵治石による最高傑作の歌碑・左端の常明石燈籠は、現総理安倍首相の奉納による(阿倍文殊院境内)
右:風水・墓相の研究に没頭しかけた若き頃、スフィンクスの左横に立つ現会長。

打谷石材 株式会社
代表取締役会長 打谷久義 氏
1940年、奈良県生まれ。中央大学法学部を中退し、仏門に入門。1965年、 『打谷石材店』に入店、打谷家の養嗣子に。75年、五代目社長に就任。87年から6年、中山通幽尊師研究会副会長。88年、全国福禄寿会設立、会長に就く。94年、全国石製品協同組合により石匠位に認定。
墓石づくり一筋に創業200年に近づく
会社の知名度高めた会長の長年の功績


講演で祖先供養の大切さ説く
石工業界の発展に大きく寄与

 徳川幕府11代将軍徳川家斉公治世の文政2年(1819年)、『打谷石材株式会社』が誕生した。以来、墓石づくり一筋に歩み、2018年には創業200周年を迎える。歴代社長の努力で家業は発展してきたが、とりわけ五代目社長として40年有余、会社を牽引、現在、会長を務める打谷久義さんは、石工業の発展にも努め、講演などを通じて祖先を供養する心の大切さを説く活動にも力を注ぎ、『打谷石材』の知名度を飛躍的に高めた。
 それを象徴する歩みがある。1988年、正しいお墓の建て方、祀り方を広めるために全国福禄寿会を設立、会長に就任。1994年には、経済産業省の公認団体・全国石製品協同組合が認定する最高権威、石匠位に認定され、後年には全国石匠位会会長に就任。2014年には、奈良県で石材検定試験制度が施行されて以来、技能検定委員として技能労働者の育成に尽力したことが評価され、春の叙勲で瑞宝単光章を受章した。橿原神宮の養生殿で開かれた受賞祝賀会には県知事も出席し、功績を称えた。
「優れた技能で真剣に彫刻された石は、単なる石ではなく、人生の礎になる。そのような石づくりは最高に尊い仕事との思いが、若い技能労働者たちの心に根付き、受け継がれて頂ければ幸いです」
 受賞時の打谷さんの言葉は、会社の経営理念「究極の墓地活用法、よき相続の伝承、継承」とも重なる。墓相学、建墓建塔学、建墓造塔学、先祖学、風水学を学び、その中で得た知見をベースに4300回超の講演をしてきた打谷さんの胸には「石の温故知新館」構想の夢が熱い。現在、自叙伝の執筆に奮闘中。
 有限責任中間法人全国優良石材店の会(全優石)の認定店でもある『打谷石材』は、特許墓を含む「明り墓」「千年の祈り」「開楽(ヒラク)」現代墓石「絆」など新たな墓石の施工、販売で前進を続け、200年の歴史に花を添える。

打谷石材 株式会社
TEL:0744-22-2802 FAX:0744-25-6785 Eメール:botobohi@boseki-uchitani.com
ホームページ http://www.boseki-uchitani.com/


[イギリス生活情報誌]月刊 ミスター・パートナー 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605