入らないのは不安だけど、毎月の保険料が気になる方に
手軽な少額短期保険
入る人、一人ひとりのニーズを考えてくれる、負担にならない保険をご紹介したい。
できるだけ出費をおさえて、安心を手に入れよう。
「少額短期保険」とは、一定の事業規模の範囲でその名の通り、取り扱う保険金額が「少額」、そして保険期間が「短期」(通常1年、損保分野は2年以内)の保険契約の引受のみを行う事業だ。新しい保険業態として注目を集めている。保険金額の上限を制限することで保険会社の負担が減り、これまで保険の適用ができなかった分野でも保険事業を行えるようになった。既存の保険会社の保険商品と比べて見ると、糖尿病やペット、地震などある項目に特化した独自性が高く、ユニークな内容のものが目を引く。利点は保険金額が小口(1000万円以下)であるため手軽な保険料で加入ができ、加入者の負担を最小限に抑えることができること。また、保険期間が長期ではなく短期のため、加入者の変化する環境に合った保険を考えられることだ。「厳しい経済状況下で、できるだけ出費はおさえたい。だけど保険に全く加入しないのは不安」という思いを抱えている人や、手軽さを重視する人にぴったりの、柔軟なビジネスモデルだ。
関東財務局長(少額短期保険)第48号の「エスエスアイ富士菱」が取り扱うのが、「50歳からの入院保険」だ。「50歳からの入院保険」は入院給付金に特化することで、手頃な保険料を実現した。特徴は4つ。傷害・疾病を直接の原因として、医師による治療を目的とした入院を1日目から保障すること。あわせて日帰り入院も保障される。また、保険料は月額1500円と少額。さらに嬉しいことに、満50歳〜満54歳の保険料は月額1400円になる。3つ目の特徴は、医師の審査を必要とせず、告知書の提出だけで加入できること。最後に、満50歳から満84歳まで加入することができ、保険期間満了日の翌日における満年齢が89歳までであれば告知なしで保険契約を更新できるという、加入者にとってわかりやすく手軽な保険となっている。最近多いのが50歳以上の女性加入者だ。同社が取り扱う「女性のための医療保険」は、入院1日目からの保障、告知書の提出のみでの加入に加え、1回の入院につき、最高80日まで保障してくれる。50歳の女性の場合、月に支払う保険料は1400円で入院給付金が1日10000円というプランになる。
生命保険文化センターの調査によると、入院時の1日あたりの自己負担費用は平成8年の9500円に比べ、平成19年は20100円と約2・1倍に増えている。厚生労働省・平成17年患者調査によると、入院時の入院日数は90・5%が60日以内ということだ。短期入院のケースが多いが、1日あたりの自己負担費用は増えているということだ。このようなケースには、保険料は少額だが、入院初日から確実に給付金が支払われる「少額短期保険」がおすすめだ。また入院受療率は50歳からの高まりが目立つという現実にも注目したい。
「エスエスアイ富士菱」の強みは、その商品開発力だ。地域に根差した代理店が顧客と密接な関係を築き、その消費者の生活におけるニーズを細やかに掘り起こし、商品として役立つ保険を形にするというビジネスモデルをつくりあげているのだ。前述の「50歳からの入院保険」、「女性のための医療保険」も生活者の声から開発されたもので、多くの支持を得ている。また、小規模という特徴を生かして小回りのきくサービスを提供している。独自の商品開発力と、フットワークの軽い対応が同社の魅力だ。
多くの人が人生のさまざまなリスクに対して不安を抱いている時代だからこそ、最低限のリスクヘッジは用意しておきたい。同社の「少額短期保険」はいざというときの力になってくれるはずだ。
(ライター/早坂七恵)
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