・いろいろな思いを形にして、納得のできる建物。
・存在する意味のある建物。
・主張のある建物。
・目立っているようで目立っていない建物。
・なんだか、いいなぁ…と思える建物。
を「造っていきたい!」と語るのは、岡山市で一級建築士事務所『藤坂建築デザイン工房(fades)』を主宰する藤坂浩匡氏。個人住宅、共同住宅、商業施設、工業施設、福祉施設、事務所などの企画や・設計、監理を行っている。純和風のお茶室に始まり、コンクリート打ちっぱなしのモダンな建築、プロバンス風邸宅、カフェから鉄板焼き屋へのリニューアルなど、枠にとらわれない、さまざまなジャンルへ挑戦し続けている設計事務所だ。その活力源は何か……というと日本の建築物に対する認識の低さだったようだが、「最近は建築とファッションがコラボレーションする傾向にあります。建築もファッション的存在意識を持って考えれば、ただの建物ではなく、意味のある存在になれると思うのです!」と藤坂氏。見た目だけでなく、機能性・住み心地も兼ね備えたスタイリッシュな住宅、店舗を手掛けて行きたいという熱いプロ魂の建築士は、施主とのコミュニケーションを何よりも大切に、100%納得のいく建築を提案することを第一に日々チャレンジしている。
趣味はサーフィンに建築探訪、音楽鑑賞という藤坂氏。オンとオフのメリハリをきっちりすることで、よりよい建築を生み出す活力源になるのだとか。そして、そんな気持ちの余裕が、設計事務所内にあるTシャツやサーフボード、ストラップ、ステッカーなどを扱うショップに現れている。
(ライター/深井みさわ)