環境負荷軽減型の地盤補強材「環境パイル」がエコマーク商品の認定を取得。品質管理でISO9001を、環境への取り組みでISO14001を取得する確かな企業だ。
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業界の常識をくつがえす、
地中から始まるエコロジーな家造り
長持ちする木、腐らない木で人と環境に優しい家を作る兼松日産農林株式会社。
長年の研究で、木材の弱点を克服し、CO2の削減に大きく寄与している。
丈夫な地盤を作り、丈夫な建材を作り、丈夫な骨組を造ることで、結局は安全とプライバシーを守る家を造ることにつながると考える「兼松日産農林株式会社」。同社の安心サイクルは、私たちの目に見えないところで家造りを支えてくれている。
なかでも、今最も注目されているのが「エコロジーな地盤補強工法」だ。それは、円柱状に成形した木材を圧入専用住機で最大10トンもの圧入力をかけて地盤中に無回転で圧入し、これを地盤補強材として利用する技術で、天然材料の木材を使う「エコロジーな環境パイル工法」。5年の歳月をかけて開発された確かな工法は、木材を用いた地盤補強工法としては、地盤産業界で初めて財団法人日本建築総合研究所の建築技術性能証明を取得し、さらには2010年6月にエコマーク商品の認定をも取得した。従来の戸建では、地盤補強はセメントや鋼材を使用するものがほとんどで、それらの材料を製造する段階で1トンあたり約0・8~2トンものCO2を排出していたというから、1棟あたりのCO2排出量は約8トン。ところが、自然素材である木材を使えば環境負荷の軽減になるだけでなく、この工法なら1棟あたり9トンのCO2削減が可能! 木材を用いた地盤補強技術は耐久性に問題があると考えられていた工法だが、防腐・防蟻に優れた特殊な薬剤を加圧注入することによって、腐朽や白アリの害を防ぎ、極めて高度な耐久性を実現している。安全・安心・環境に優しい家造りに欠かせない工法になっている。
(ライター/深井みさわ)
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