「永島製作所」は、「最高の品質で社会に貢献する」を経営理念に金属塑性加工メーカーとして実績を重ねてきた。

「永島製作所」は1973年にステンレス鋼管継手のメーカーとしてスタートした。昭和45年に創業した当時は他社製品を製造するOEMメーカーだった。そして、トップクラスの品質を基にサウジアラビア等の海水淡水化プラントに特殊ニッケル合金部品を納入。その後、自社製品開発への取り組みを開始した。昭和59年の自動溶接ステンレス鋼管継手『タイニージョイント』の開発・製造で飛躍的に発展することになる。 　今、バイオテクノロジー用ステンレス配管や建築設備などにおいて幅広い実績を誇り、消防分野、飲料・食品・医療などのサニタリー分野をはじめ、配管を接続するジョイント製品「継手」の加工では国内トップクラスの技術力に高い信頼を得ているのだ。特にサニタリー（食品／医薬工業）関連分野においては国内トップクラスのシェア（国内シェアの７割）を占めている。2006年にはモノづくり中部技術・技能自慢100社に選ばれ、中小企業庁のモノづくり原点企業の1社として認定された。 　同社の実績を見る上で、忘れてはならないものがある。それは、「他社と違うことをしよう。10年先のニーズを開発しよう」をモットーに、自社でしかできない製品開発に取り組んだ結果、誕生したのが消雪用接続短管『スノージョイント』だった。管を樹脂で作り、ステンレスを加工した「継手」は富山県をはじめ、各地の自治体で採用され、石川ブランド優秀新製品にも認定されたほどだ。また施工のプロがいなくても簡単に接続できる配管用継手『ユー・ジー・エフ（特許）』は、新しいニーズを開拓し、東京ミッドタウンをはじめとする多くの都市開発での採用実績を誇る。これは同社を開発型のメーカーであることを広く伝えるきっかけとなった。

株式会社永島製作所

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