エキスパート
その技に隠された気配りの心
重要な「養生・脱枠」
『有限会社信和土建』代表の宍戸信照さんは、創建したお父様の教え「仕事は見て覚えろ、ワザは盗むものだ」という言葉を胸にコツコツと経験を重ね、27歳の時に事業を継承した。それ以来、日々、職人仲間と協力し合い施工をしている。
宍戸さんは、工事の配筋マイスター、転圧マイスターでもある。工事の配筋マイスター、転圧マイスターとは、建物の安定性、耐久性、耐震性に関わる土台造りが正しく行われているか、戸建てを建てる人が判断する上で基準になる基礎工事の理想形を作られているかを、第三者住宅検査機関のホームリサーチ社が職人を顕彰する制度。この制度で宍戸さんは、卓越した技術を持つ人に与えられる最高位の三ツ星の転圧マイスターと、配筋マイスターの称号を受賞した。全国工務店グランプリで「匠の盾」も受賞した正真正銘、匠の技の持ち主である。
建物で一番大事なことは、土台作りだという。地震が多い日本では、特に土台作りは建物の良し悪しに直結する。すべての物事において基礎づくりは大事だと思うが、建物においては特に耐震性や居住性に大きく関わってくる。生死に関わるというのも決して大袈裟ではないだろう。その大切な土台作り、匠の技を持つ宍戸さんから、今回は「養生・脱枠」についてお話を伺った。
「基礎工事における養生とは、コンクリートを型枠に流し込んでから固まるまでの間、急激な乾燥や温度変化、風雨や直射日光から保護したり、十分な強度が確保できるまでの期間、振動や外力の悪影響を受けないように保護することをいいます。コンクリートというのは、セメントと水の化学反応、これを水和反応といいますが、徐々に固まり、強度を増していきます。硬化する初期の段階で急激に乾燥するとセメントの水和反応に必要な水が不足し、十分な強度が確保されない可能性も出てきてしまう。このような不都合を生じないために、打ち込み初期のコンクリートは養生マットや水密シートにより、乾燥や外気温の影響から保護し、所定の期間養生することが必要あります。これが養生というのです」
シートをかぶせたら、あとは待つだけ、というわけではない。乾燥の度合いによっては、水を散布したり、被膜養生剤を塗布することなども奨励されている。
「どれくらいの期間、養生が必要なのかというと、建築学会から発行されている「建築工事標準仕様書』によると、普通ポルトランドセメント(もっとも一般的なセメント)を用いて、標準的な住宅基礎の耐用年数を確保する場合、養生期間は5日以上、ということになっています。しかしながら、工期や工程によっては、これが難しい場合もある。また、最低5日間養生をしなければ、コンクリートが必要な性能を発揮できないのかというと、必ずしもそうとは言い切れない。先ほど紹介した仕様書(通称JASS5)これによると、打ち込んだコンクリートの圧縮強度が10N/mm2以上に達したことを確認すれば、その段階で以降の養生は打ち切ることができるとされています。様々な実験結果の蓄積によって、この圧縮強度まで硬化が進めば、以降の湿潤養生を行わなくとも乾燥による強度増進の不足や中性化、つまり炭酸ガスが浸透し、これによる抵抗性の低下などの問題は生じないことが分かったからです」
だが、現実には現場のコンディションは千差万別である。例えば、湿度が低い環境下で直射日光に晒されたりすると、コンクリートの水分が急激に失われ、細かいひび割れが生じやすくなる。これをプラスチックひび割れという。強い風に吹き付けられたような場合も水分が飛散してしまうので、プラスチックひび割れが発生しやすい。このような場合は、とにかく乾燥から守るため、養生マットや水密シートなどで覆い水分を維持する方法や硬化したコンクリートに散水や噴霧を行う、または水を張って水分を供給する方法、コンクリートを保湿する膜養生剤や浸透性の養生剤を塗ることで、水分の逸散を防ぐ方法などの手段がとりプラスチックひび割れを防ぐ。
逆に冬の寒さの中では、セメントの水和反応の進みが遅くなるために硬化の進行が遅れたり、打ち込み初期のコンクリートが凍結すると初期凍害というダメージを受ける、凍結障害の危険があるのだという。この場合は保温養生といい、断熱材で表面を覆いセメントの水和反応で生じる熱を逃がさない方法がとられる。それでもなお、凍結の危険性があると判断されるような場合は、コンクリートの周囲の気温を上げる、給熱養生という方法がとられる。
「具体的には、基礎をテントで覆って、内部の空間をジェットヒーターやストーブを使って暖めます。他にも練炭を使用する方法や電気で熱を発する特殊なシート、電気毛布を連想していただけるとわかりやすいが、そうしたシートで表面を覆う方法もあります。このようなことは、ごく特殊な例で、普通はシートによる養生で事足ります」
だが、そこにもやはり、職人技の見せ場というものがあると宍戸さんはいう。
「例えば、耐圧盤の打設前に雨が降れば、防湿シートの水滴をスポンジや雑巾などでふきとり水分の流入を防ぎます。養生期間を終えると脱枠の作業に入り、型枠を外すのですが、その際も外履き内履きにはき替えて行い、耐圧と立ち上がりの継ぎ目を地ベラなどで綺麗に掃除をします」
土台作りがいかに大切か、匠の技の裏には、日々の気配りがある。心を込めて一つひとつ細かい作業を気配りしながらの作業。夢のマイホームを立てる際には、こうして見えないところも、心を込め丁寧な作業をしてくれる、職人技の方に出会えることが重要ではないだろうか。
(ライター/河村ももよ)
土木工学の功績で国際グランプリを受賞
低迷する日本経済にも提言
傘下に4事業会社を擁し、栃木県真岡市を拠点に建設事業など20を超える事業を展開する『ライフグループ』会長の菱沼博之さんが、元皇族の伏見博明氏が総裁を務める世界学術文化審議会による世界最優秀技術認定に基づき2024年6月、米国財団法人国際学士院から国際グランプリと工学博士の称号が与えられた。土木工学分野の新工法の開発などが評価されたものだが、その思考回路の原点にあるのが発想の転換だ。今、建設業界は働き方改革で時間外労働時間に上限が設けられた2024年問題への対応で苦慮しているが、この課題に対しても発想の転換で独自の業務遂行スキームを構築し、2024年問題をクリアしながら作業員の生活も向上する一石二鳥の効果を生み出した。
2024年問題は、働き方改革関連法の改正で年間時間外労働時間が制限されるもので、流通、運輸、建設などの事業会社や医師に適用され、建設業では時間外労働時間の上限が原則として月45時間以内、年360時間以内となっているほか、企業の規模に関係なく月の時間外労働時間が60時間を超える場合は50%の割増賃金を支払う必要がある。正社員や契約社員の労働環境が改善される半面、人手不足で人材確保が困難、新規に雇用する経済力がない、売上や従業員の収入が減少するといった負の側面があり、業界が苦慮する理由だ。
『ライフグループ』は、中核の『ライフ建設』と『ライフ興産』『ライフ開発』『ニシオカリース』の4社で構成。土木・建築工事、造成工事、解体工事、建設残土処理、太陽光発電などの再生可能エネルギー施設建設、産業廃棄物処理、土石採取、山林立木の伐採、建設資材の運搬、木材チップの製造販売、重機・車両リース、不動産の売買仲介、不動産の管理、自動車修理などの事業を展開しているため、2024年問題をクリアするためには経営努力が必要だった。
「建設業では、雨や台風で作業ができない日があっても、納期は決まっているために作業時間の波が出てしまい、長時間労働が避けられない場合が少なくありません。だからといって人や車両を増やすことは人手不足が深刻な建設業界の現状や資金面を考えると、そう簡単にできることではありません」
こう指摘する菱沼会長が着目したのが、一人親方など個人事業主の場合は労働時間の管理が不要なことと、家電通販会社が家電メーカーの空き生産ラインを利用して安く商品を作って売る手法。これを組み合わせたのが独自の業務遂行スキームだ。
「当グループでは、ダンプカーやトレーラーなど約300台の車両を一人の作業員に1台ずつ割り当てて運用し、土砂や建設残土、重機、建設機材などを運んでいきましたが、2024年問題を見越して2年前から、昼間に規定時間内で社員として作業した後、夜間に個人事業主としてグループ会社の仕事を請け負う形で作業し、実質、1台の車両を二人で運用するようにしたのです。夜働く作業員は働ける空き時間があるか、子どもの教育費を稼ぐためにさらに働く必要があるかなどを判断して自分の意思で可否を選択できるようにしています。この体制で、労働基準法などに触れることなく、人や車両を増やさず、不慣れな新人を雇って新たな人件費をかけて教育する必要もなく、これまでの仕事量を維持することができていますし、2024年問題で懸念された減収ではなく、逆に増えた作業員が続出しています」
真岡市で夜間煌々と明かりがともるグループ会社は、地域住民から「不夜城」ともいわれるが、その光景は菱沼会長の発想の転換の象徴でもある。
菱沼会長は、このスキームの視点から低迷する日本経済の再興を考えるよう促す。
「IMF(国際通貨基金)が2024年4月に発表した2023年の1人当たり名目GDPの世界ランキングで日本は34位と低迷しています。今後5〜6年で韓国に抜かれるといわれています。韓国がどうしてここまで伸びてきたかといえば、韓国の人は一つの仕事に固執せず、いくつも仕事を掛け持ちしながら個人所得を増やしてきたことと無関係ではありません。日本も人口減少に伴う深刻な人手不足を背景に、厚生労働省がモデル就業規則上で勤務時間外に他の会社等の業務に従事することができるという条文を設けましたが、日本ではまだ進んでいません。その半面、大幅な賃金上昇が見込めないうえに残業代が減少しているため、副業で収入補てんを望む人が増えています。こういう状況だからこそ、発想を転換して、働く人が稼げる環境を広げなければ、この国はいつまでたっても低迷から抜けられないでしょう」
卓越した発想力に加え、菱沼会長は手がけた業容の多さ、土木施工管理技士などの国家資格を含め施工管理、安全管理、労務管理などに関する16もの資格に裏付けられた知見の幅広さからコンサルティングでも頼りにされる存在だ。これまで病院に電力を供給するメガソーラー基地の建設や高速道路のインターチェンジそばの物流拠点の構築、海外ではアジアの発展途上国の道路や学校の建設などの大型プロジェクトに関わってきたが、新たに著名な建築家や大手建築会社などと組み、円安を背景に日本国内の建築費の75%で海外の半導体製造基地に50〜60階建ての高層マンションを建築するプロジェクトを進めている。
このような活動と並行して土木工学の進化を追求してきた菱沼会長について、世界最優秀技術認定で世界グランプリに推挙した世界学術文化審議会は、国際学士院の中の認定機関として優れた創作や研究、発明などの認定、文化遣産の保護などの活動を行い、加盟国は世界107ヵ国にのぼる。菱沼会長はまた、伏見博明氏が同じく総裁を務める「般社団法人日本文化振興会」の活動にも協力し、同会の幹部としても認定されている。さらに、菱沼会長の夫人で『ライフ建設』の前社長国子さんも、約40年にわたるパッチワークやキルトの優れた制作活動が評価され、「日本文化振興会」から国際芸術文化賞を受賞、菱沼会長の国際グランプリ受賞と合わせ、初の夫婦ダブル受賞の快挙になった。
「受賞の意味を噛みしめ、これからもいささかでも社会に貢献できればと思っています。日本も発想の転換で元気を取り戻すことを願っています」
(ライター/斎藤紘)
Eメール/lifeconstruction@themis.ocn.ne.jp
一人で何役もこなすバーサタイリスト
事業を貫くおもてなし精神
複数の専門領域を持ち、その時その時のビジネスニーズと状況に応じて、いくつもの役割をこなせる人材、バーサタイリストになる方法を教示した本が2024年6月に刊行された。経営戦略の顧客関係管理(Customer Relationship Management CRM)の世界的第一人者で、世界最大の米経済紙ウォールストリートジャーナルからIT界の次世代リーダーを意味する「Next Era Leaders for IT」に選出された『アーカス・ジャパン株式会社』代表取締役の松原晋啓さんの著書「バーサタイリスト 35歳までに『1万人に1人』」の実力者になる方法」。自身の歩みを辿りながら、行動原理や思考法を示したものだが、そこから浮かび上がるのは卓越した技術力と発想力、そして人間味あふれる人柄だ。松原さんは、大学中退後、国内のシステム会社でシステムエンジニアを経験後に渡米、アクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズの創設メンバーとして入社、プロジェクトリーダーなどを務めた。転職先の企業で当時リリースされたばかりだったマイクロソフトのCRMを日本で初めて導入、「マイクロソフトMVP」という世界的な称号を授与され、マイクロソフトに転職し、CRMチームに配属され、以後十数年、CRMに携わる仕事を続け、2020年7月、『アーカス・ジャパン』を設立した。また、「日本きくらげ」のオーナーになって栽培事業にも乗り出し、2023年には大阪・心斎橋筋に 健康家庭料理&雑煮BAR「膳」を開店、さらにプロモーションビデオの制作など手がける子会社『ノイギア株式会社』を設立、ドローン操縦士の資格も持つなど、バーサタイリストを地で行く活躍ぶりだ。
CRMは、顧客の連絡先や購入履歴の確認、メールやソーシャルメディアを通じたやりとり、業務管理、商談状況のチェックなどを一つの業務アプリケーションの中で行い、顧客一人ひとりを深く理解し、顧客が求めるものを提供するシステムのことで、IBMに次ぐITサービス企業、アンダーセン・コンサルティングによって概念が確立された。
このCRM分野で松原さんの実力が伝わるのが、顧客が来るのを待つ従来のEC(e-cmmerce 電子商取引)とは全く異なり、自ら売りに行く行商人のような働きをする次世代CRMシステム「EMOROCO」を搭載したEM(e-merchant 電子行商人)サイトプラットフォーム『Arcury』の開発。顧客の細かなニーズを的確に汲み取り、商品やサービスの販売に確実につなげることができるように構築した、疑似汎用型AIを搭載した世界初のCRMだ。「EMOROCO」は、EMOtional Analysis(感情分析)、RObot(ロボット)、COgnitive(人工知能)の各機能の集合体だ。
「『EMOROCO』は、数値として把握できる定量データと顧客情報に当たる定性データをAIが分析し、顧客の性格や感情を含む深い情報を導き出し、顧客の感情を見える化することで、より精度の高い顧客サービスの提供が可能になるCRMソリューションです。企業に蓄積されたあらゆるデータや膨大な市場データをAIが学習、分析し、その結果をCRMに活かすことでより精度の高い分析が可能になります。常に最新データを学習しているので市場とのミスマッチが起こりにくく、導入企業は最適な施策を打つことができるようになります。日本人の得意とするおもてなしの精神をシステム化したものといえばわかりやすいかもしれません」
松原さんは、『Arcury』や「EMOROCO」をベースに、用途のバリエーションを広げてきた。視聴者のニーズに沿った動画を配信し、その中で紹介された商品を購入できる「Arcury for Live Commerce」、「Acury」と位置情報を用いて、狩猟やイベント、災害時の救助活動などを支援する「Arcury for Location」、大学経営を支援する学校情報統合ソリューション、病院経営を支援する病院情報統合ソリューション、CRMで管理される顧客情報のコンプライアンス的課題を解決する「EMOROCO 反社チェック」など多岐にわたる。
健康家庭料理&雑煮バー「膳」では、バックオフィスで行う顧客データの管理にCRMを導入したほか、「K合同会社」が開発した生成AI接客ツール「Alive」を試験導入した。
「今飲食店ではタブレットによるセルフオーダーやロボット配膳にITが使われてしまっています。人との接点に関しては人が対応しないと満足度は得られないのにです。当社では、在庫の管理や発注業務などサービスと関係ない世界をシステム化することに重きを置いていて、人がおもてなしをするという血も涙もある世界を作れるのが、正しいITの使い方だと考えています」
松原さんは、「日本きくらげ」のオーナーの権利を取得したが、市場を席巻することが目的ではないという。
「栄養豊富な『日本きくらげ』は、コンテナ栽培できるので、土壌は不要、環境にも天候にも左右されずに、必要なのは水だけ。農業経験もいりません。この栽培手法を1人でも開業可能なパッケージにして横展開することで広めると同時に、その技術を他の野菜にも応用できるように改良し、普及させることで世界的な食料不足の解消にも貢献したいと思っています」
ITの視点からコンテナ栽培の仕組みに可能性を感じたという松原さんは、土壌改良に関わる知識や情報を収集し、今では農業コンサルタントとして知見を提供できるほどになったという。
もう一つ、松原さんが目指すものがある。『Arcury』を活用した「世界の注目を集める町づくり」だ。
「住民や行政、病院、学校、店舗、観光などあらゆる情報をポータル化し、行政サービスや観光案内、物件マッチングなどあらゆる情報を提供できるほか、教育や医療ともスムーズに連携でき、ローカル5Gやドローン向けのIoTサービスと連携させて災害時の人命救助に役立てることも可能な体制を備えたような町づくりに貢献していきたいと思っています」
このように一人で何役もこなすバーサタイリストである松原さん。その著書には、「キャリアアップを目指したいけど、いま何をすればいいのか分からない」「努力はしているけど、具体的に何歳までになにをするのかのイメージが持てない」などといったキャリア構築に悩んでいる若い世代へのアドバイスが詰まっている。
(ライター/斎藤紘)
Eメール/info@arcuss-japan.com
『Ondine Aquas』で水と正しく付き合う
腸内を整えて健康な身体へ
引き算の健康法と足し算の栄養学で幸せもキレイも両方手に入れるお手伝いをする『ホリスティック美容食育Ⓡアカデミー』。『株式会社ホリスティック美容食育アカデミー』代表であり、美容食育研究家の丸本恵子さんは、美容教育や断食、ファスティングなどの指導を行いながら「水の本質を理解した正しい付き合い方」の情報発信にも力を入れている。今回は、キレイと健康の両方を手に入れられると好評の『「株式会社ALO」の『Ondineシリーズ』についてお聞きした。
—お家の水道水がプレミアムウォーターになる『OndineAquas』とは、どのような商品ですか。
『OndineAquas』は、水道水を入れた容器にセラミックのスティックを入れるだけで水素とケイ素が大量に含まれたプレミアムウォーターを作ることができる商品です。水道水に含まれたフッ素や塩素、放射線などの不純物などを浄化するために浄水器を使っている方も多いと思いますが、単に浄化するだけでなく水素とケイ素を発生させるので、身体に本当に必要な水が手に入ります。
—『OndineAquas』の良い点やメリットにはどのようなものがありますか。
私も自宅にすごく高い浄水器や水素の発生器などをつけていますが、外出や出張時に飲むことはできません。水の入ったボトルにセラミックを入れるだけで外出先でも良質な水が飲めるのは大きなメリットです。水道水にセラミックを入れるだけで1Lを1時間、一日で20Lほど作れるのも非常に便利だと思います。私たちが飲んでいる水道水やペットボトルの水は酸化しているのですが、セラミックをいれることによって水がpH7に変化するのも良い点の一つです。飲む水によって身体の体質が変わるので、人体の体液と同じpH4~8を摂ることが望ましいです。私の唾液は、pH7・4でとても今良い状態です。体温が高くて体調も良好です。薬をたくさん飲まれている方は体液が酸化していることが多いので、飲むお水を見直してみるのがオススメです。
—水素やケイ素は、身体にとってどのような働きをしますか。
日本ではあまり知られていないケイ素ですが、アメリカやヨーロッパでは、薬に準ずるものという取り扱いになっている国があるほどその効果に注目が集まっています。ケイ素は、骨の形成を担っているので、骨粗鬆症の予防効果があります。特に骨盤や足の付け根といった歩くときに一番必要な骨の部分の骨密度が上がるので、高齢者には積極的に摂取していただきたい栄養素です。この他にも体内の水銀や鉛、砂、アルミなどの重金属を体外に排出するデトックス効果があります。水素は、癌や生活習慣病、老化などの原因となるヒドロキシラジカルを除去してくれる働きがあります。ヒドロキシラジカルはとても不安定で細胞を攻撃してしまう有害物質ですが、水素と結合すると人体に安全な水へと変化します。水素は一番小さな分子で、体内の隅々まで行き渡ることができるので、体内のどの場所で発生したヒドロキシラジカルでも安全に体外に排出することができます。
—オススメの使用方法はありますか。
セラミックを使用開始して1ヵ月間は飲み水にして頂いて、それ以降はお風呂に入れていただくのがオススメです。セラミックを入れて30分ほどすると塩素が除去されて、水素とケイ素がたっぷり含まれたお風呂になります。全身で水素やケイ素を浴びることで全身ツヤツヤになりますよ。アトピーにお悩みの方にも喜ばれています。
—『OndineLaflora』とはどのような商品ですか。
『OndineLaflora』は、世界的な特許が取れている有名な2種類の乳酸菌「フェカリスFK—23」と「フェカリスLFK」、ぬか床由来の新しい乳酸菌「プランタナムHJ1」、潰瘍性大腸炎の治療などに使われている厚労省認可のガラクトオリゴ糖、水溶性食物繊維のイヌリンなどを配合して作った乳酸菌チュアブルです。噛んで摂取するタブレットなので、水がなくても手軽に飲めます。
—どのような効果がありますか。
3種の乳酸菌はすべて死菌体で含まれているので、確実に腸に届いて効率よく善玉菌のエサになり、腸内環境を整えてくれます。食物の消化や吸収、不要な糖やタンパク質、有害物質などの排出、免疫力アップ、ビタミンやホルモン各種酵素などの生成を促すなどの効果が期待できます。「フェカリスFK—23」は、免疫賦活作用、抗腫瘍作用、抗がん剤副作用軽減、C型肝炎改善作用、感染症抑制作用の特許を取得済です。腸内をしっかりと整え、内側からキレイで病気に負けない健康的な身体に導いてくれます。
— どのような方にオススメですか。
赤ちゃんからシニアの方まで、美容や健康に気をつけている方にぜひ摂っていただきたい商品です。GMP認証を取得した製薬レベルの工場で製造しているので、安心して飲んでいただけます。
(ライター/彩未)
https://zero-danziki.com/
ぶれない自分軸を作り願望を叶える
心身と脳を整える
おへそから握り拳一つ分下がった場所にある「丹田」。身体のエネルギーセンターのような働きをする「丹田」を意識して、深い腹式呼吸を繰り返す「丹田呼吸法」に様々な要素をプラスした『日本丹田呼吸法セラピー協会Ⓡ』の『藤麻美子式丹田呼吸法』が好評だ。代表の藤麻美子さんは、地元山形県の公立高校で教師を務めていた時に交通事故に遭い、医者にこれ以上はよくならないといわれるほどのひどいむち打ち症や腰痛に悩まされた経験がある。西洋医学では改善が難しいといわれた辛い症状を緩和するために独学で丹田呼吸法や瞑想、ストレッチ、ヨガ、統合医療、レイキ、アロマなどを学んだ。様々な要素を組み合わせながら自分の身体で試行錯誤し、独自の丹田呼吸法を開発。交通事故の後遺症の肩こりや腰痛が消失するだけでなく、風邪を引きやすい虚弱体質も改善した。さらに人間関係の悩みも改善し、やりたいと思ったことが叶う人生に変化したという。公立高校の教師として教壇に立ちながら地元山形県を中心に約8年間に亘って呼吸法を伝える活動を行っていたが、2011年に30年の教師生活にピリオドを打った。山形、東京、仙台などを中心に全国各地で『藤麻美子式丹田呼吸法セラピー教室』を展開。それぞれの悩みや目的にあった呼吸法セラピーを提案し、多くの方が悩みを解決して幸せな人生を歩めるようにサポートしている。2015年には、『日本丹田呼吸法セラピー協会Ⓡ』を設立。「15秒丹田呼吸法」を通してすべての方が幸せに生きられるようにと、「丹田呼吸法」の普及やインストラクターや講師の育成、書籍などの出版を通した情報発信に力を注いでいる。ベースになっている「丹田呼吸法」とは、全身の気が集まる重要な丹田を意識しながら口からゆっくりと息を吐き出す腹式呼吸のこと。通常、人間が無意識に行っている呼吸はお腹から胸の間でしていることが多い。学校や仕事などでストレスがかかると肩で息をしていることもあり、自律神経のバランスが崩れると心身に様々な不調が現れてしまう。毎朝3分、たった10回程度の深い呼吸を繰り返すだけで、自律神経系が緊張状態になっている場合はリラックスさせ、機能が低下している場合は適度の緊張を取り戻して調和する。「15秒丹田呼吸法」をたった10回行っただけで、脳のα波を2~3割アップし、幸せホルモンのセロトニンを増やして心身を深い意識状態へと導く、とても簡単なマインドフルネスの方法でもある。「丹田呼吸法」をベースに10年間の様々な研究で生み出された『藤麻美子式丹田呼吸法』は、世界トップレベルのアロマ:サーキュエッセンスの香りを吸香しながらハワイアンミュージックの音楽に乗り、呼吸法ストレッチを行ったあとに「丹田呼吸法」を行うものだ。ハワイワイキキビーチで生み出した「丹田フラダンスⓇ」や呼吸法ストレッチなどで身体の歪みを整え、リラクゼーションで心身と脳を深いリラックス状態へと導く。呼吸を整えると内蔵の働きを調節する自律神経を整えることができるので、疲れや冷え、不眠、イライラやうつなど様々な症状を改善できる。自律神経は身体を病原菌やウイルスから守る免疫細胞の働きに関わっているため、免疫力もアップする。自然治癒力が高まり、しつこい肩こりや腰痛の改善、化学物質過敏症、視力アップ、体調の改善、ダイエットや美肌効果、風邪や生活習慣病の予防や改善もできる。また、心身が深い意識状態となるため、自分の内側に意識を向け、静かに自分の内面と向き合うことが可能だ。自分軸をしっかりと持てるのでライフワークバランスを整えたり、不登校や引きこもりの改善や感情のコントロールが無理なくできるなどの効果もある。様々な要素を組み合わせた独自のメソッドは、「丹田呼吸法」を単独で行うよりも高い効果を得られると国内外問わず大きな話題となっている。『日本丹田呼吸法セラピー協会Ⓡ』は、「丹田呼吸法」による健康法の普及や啓発、社会貢献などに力を入れている。東京、横浜、岡山、仙台、山形・沖縄で随時開催中の『丹田呼吸法セラピー教室』では、心身に様々な悩みを抱える方が集まり、セルフケアの方法を学んでいる。参加者からは「肩こりや腰痛などが痛みを改善した」「ウエストが引き締まった」「過労とストレスによる極度の疲労感や体調不良がなくなった」「嫌なことがあっても流せるようになった」「売上が急増した」「がんが寛解した」など嬉しい声が続々と届いている。また、独立を支援するための協会認定のインストラクターや講師の育成も積極的に行っており、セラピスト認定講座を卒業した『日本丹田呼吸法セラピー協会』公認のインストラクターや講師が全国各地で活躍中だ。2024年3月にオンラインで開催した「能登半島地震復興チャリティイベント」には100名以上が参加し、盛況のうちに閉会した。参加費用は手数料を除いて全額石川県庁に寄付を行った。場所をとらず、お金がなくても誰でも手軽にできるセルフケアでぶれない自分軸をつくり、前向きな気持ちで人生を歩んでいけるようにこれからも支援を続けていく。
「今後は、世界に向けて『丹田』を発信し、世界中の人が、場所をとらず、お金もかけずに誰でもが手軽にセルフケアできる『丹田呼吸法』で健康で最高に幸せ・平和になれればと願っています」
(ライター/彩未)
開園50周年記念誌で積極的保育を回想
後継者に運営を委ねる意向
強いメッセージ性を帯びると予想される一冊の記念誌制作の準備が始まった。2026年5月に開園から半世紀の節目を迎える『大東わかば保育園』の開園50周年記念誌。子どもを取り巻く社会環境の変化、保育園が抱える様々な課題を直視しながら、あるべき保育の理想形を追求してきた園長山本良一さんが確立した積極的保育という独自の保育理論とその実践の記録の集大成となるもので、2025年9月頃に公刊される予定だ。子育て世帯をサポートするエッセンシャルワークである保育の課題解決のために山本さんが重ねた努力と工夫は、保育現場で働く保育士や保育士を目指す若者、保育園経営を考える人たちへのメッセージになるはずだ。
山本さんは、福祉の道を目指して関西学院大社会学部社会福祉・社会学コースで福祉理論を包括的に学び、児童相談所勤務を経て保育の世界に進み、1976年に大東市における8番目の法人立民間保育園として『大東わかば保育園』を園開した。その後、園舎の耐震性に課題が生じ、厚生労働省の改築のための交付金を利用して園舎を建て替え、2015年には社会福祉法改正を受けて大東市での最初の幼保連携型認定こども園となった。これが同保育園の外形的な歴史だが、山本さんはこの間の社会環境の変化を次のように回想する。
「十数年前から保育園は大きな変化の中にあります。少子高齢化の傾向はますます進み、バブル崩壊後の経済の停滞状況が続く中、いろいろな分野での改革が模索されるとともに実行されています。保育においても改革と国の将来を考える中で、少子化対策の重要性が意識され、児童福祉法が改正されて、保育指針も改訂されました。また、次世代育成支援対策推進法なるものも制定されました。保育園は地域社会全体の次世代の健全育成を担うことも求められています。また、マスコミによって繰り返し大きく報道される児童に関わる事件が起こることによって、保育園にさまざまな対策や意識改革が求められています。社会的存在である保育園はそれらの求めに応じていかなければなりませんが、歴史的存在でもある保育園は子どもたちの生きる力や真善美を感じる力を伸ばす働きをすることも忘れてはならないと思います」
山本さんはまた、コロナ禍についても言及する。
「2020年1月頃から新型コロナウイルス感染症が世界的に流行があって、我が国においても全国的に緊急事態宣言が発せられて、全業種にわたって行事の自粛、外出自粛があって、保育にも大きな影響があり、コロナ禍といえる状況が約3年間続き、令和5年5月にインフルエンザ等と同じ5類へと移行措置が国においてとられました。約4年ぶりに全国的なスポーツ大会や地域の祭り、イベントが復活してきましたが、あらゆる社会生活、そして保育に影響が残りました。保育内容も多くの工夫と努力のもとに、子どもたちにできるだけの保育をしようと気持ちを強くもって毎日の保育にとりくむ状況が続いています」
こうした状況を乗り越える理論的支柱になったのが積極的保育だ。これには二つの視点がある。一つは、子どもを取り巻く社会環境の変化だ。
「少子化、核家族化、働く母親の増加、テレビゲームの普及、遊び場の不足など子どもを取り巻く環境は大きく変わり、子どもだけで自由に遊ぶことが少なくなってしまったうえに、子どもが巻き込まれる事故や事件もあり、子どもだけで家の外で遊ばせることに社会全体が消極的になっています。こうした傾向は、子どもの成長にいいはずはないのです」
もう一つが保育園の抱える課題だ。
「保育園といえば 待機児童や保育士不足 保育園建設反対運動といったマスコミなどに取り上げられる水面上の問題に社会の関心が向きがちです。しかし、見えない水面下でも保育の第一線で働く園長や保育士たちは行政への書類提出、各種審議会や保育団体などからの文書、研修会の案内、研究機関などからのアンケートなどへの対応、不審者対策、感染症対策、虐待問題、情報公開、業務の記録化など様々な問題に直面しており、それが保育の質に影響しかねない状況にあります」
この二つの視点を踏まえた積極的保育を山本さんは次のように定義する。
「積極的保育とは、現実的な諸問題にとらわれずに、子どもの力を信じて伸ばしていくことを第一に考え、園長が強い心を持って保育士などと力を合わせ、保護者や地域の住民の理解を得ながら保育に全力で取り組む姿勢です」
積極的保育で重視するのが安心、信頼、感動、あそびだ。
「安心して過ごせること、身近なところにいる大人を信頼できること、そして楽しさや喜びを感じて心を動かす感動があること。私は常々 これらを経験することが子どもとして、人間としてよく育つために大切と考えています。また一人の人間として尊重され、不安な感情などが理解されるとともに能力が認められ、伸ばすことができたという体験をすることによって、生きる喜びを感じ、自分を伸ばすことに意欲的に取り組める人間になることができると考えています。また、年齢の壁を越えて自由に入り乱れて遊ぶと、自然に友達との遊び方を学んだり、危険を察知して避ける力を身に付けたりして、自分を伸ばすことに意欲的な子どもが育っていくのがわかります。何気ない遊びが学びに進化していくのです」
野外劇などに皆で取り組む合同あそび、様々な年中行事、クッキング、サッカーや跳び箱、マットなどの基礎的な運動、英語あそびなどにも子どもの成長のための工夫が施されている。
山本さんは、こうした保育面の努力のほか、ネットによる人材獲得による保育士などの補充、照明器具のLED化、エアコン室外機や防犯カメラ、プールなどの更新などの予算措置、行政書士法人への業務委託、職員の出退勤に対するタイムカードの導入など環境整備や運営体制の強化にも取り組んできた。
また、山本さんは、約20年前から現副園長の女性に多くの権限を委譲し、後継者へのバトンタッチの準備を進めてきた。『大東わかば保育園』が満50年周年を迎える2026年3月31日をもって退任し、副園長に運営を継承させる意向だ。山本さんはこれまで積極的保育の実際を紹介した著書を5冊刊行したが、開園50周年記念誌の制作は保育園と共に歩んだ人生の掉尾(ちょうび)を飾る仕事になる。そこには保育園運営を支援してくれた行政機関や同業者、地域住民などへの感謝の言葉も綴られる。
(ライター/斎藤紘)
気を遣った行動で工程の効率化に寄与
発注元ニーズに的確に対応
「一つひとつ目の前の人に、仕事にベクトルを集め、自分に向くベクトルも相手に向けてみる。それが本当の集中であり、気を遣った思いやりある行動になる」
公共構造物や建物の建築建設で重要な役割を担う鉄筋工事の専門会社、『有限会社田中鉄筋』代表の田中真司さんの性格を表す言葉だ。これが、自社施工の品質を追求するだけでなく、工事全体に携わる様々な業者の立場や状況を踏まえ、理解した上で全工程が効率的に進むよう努力する姿勢に表出し、発注元から信頼を集めてきた。
「鉄筋工事は、公共インフラやマンション、オフィスビル、住宅の建築、建設に不可欠な鉄筋コンクリートの骨組をつくり上げる仕事ですが、それだけで建物にはなりません。現場を管理される元請様はもとより、様々な専門職の方々のご協力によって構造物や建物になります。このことを常に頭に入れて作業を進めています」
施工では、玉掛けや高所作業車の運転、溶接継手作業などの資格所有が必要になるが、同社には登録鉄筋基幹技能者や鉄筋施工技能士、土木施工管理技士など延べ36人の資格保有者が在籍、国道バイパス工事、自動車道新設工事、河川砂防堰堤工事、発電所大規模改修工事、ホテル建築工事、住宅基礎工事などを手がけてきた。請け負う工事の50%が国の事業、20%が地方自治体事業、残りが民間工事だ。
田中さんの仕事に臨む姿勢は厳格だ。
「どんな仕事も同じだと思いますが、満足したらその先はない。ですから、この程度で良いかということは絶対に許しません。どこまでやっても100%ということはありません。仕事である以上は予算や納期、お客様のニーズなど様々な条件があります。それらにいかに的確に応えていくかが肝心であり、そこに妥協があってはならないと思っています」
田中さんは、工業高校生の時から同社でアルバイトとして働き、卒業後そのまま就職、現場で経験と技術を習得する努力を重ねながら、現場職長として責任を負うようになり、創業者である先代社長が闘病生活に入った後、営業、経理でも働き、35歳の時に経営トップの座に就いた。この間、二級鉄筋施工技能士、一級鉄筋施工技能士の国家資格、二級建設業計理士の称号を取得、その経験と知見が事業の信頼性を支える。
(ライター/斎藤紘)
Eメール/t.tekkin@comet.ocn.ne.jp
http://ttekkin.com/
高い技術力と強い熱意で丁寧な施工
技術力が経営資源
『株式会社幸喜建設』は、道路や河川工事などの公共土木事業や公共施設の設計や建設などを中心に、私達が快適に暮らしていくために必要不可欠な地域社会のインフラ構築や整備を行っている。代表の吉仲健さんは、オーストラリアへの留学や20代から始めた個人事業主としての経験により、困難に直面したときも諦めず前向きに取り組み、乗り越える力を身につけた。どんなときでも楽しみながら事業に取り組む姿勢が、その高い技術力と熱意に繋がっている。
同社は、約30年の歴史をもつ「日皆田建設」の社長が他界した際、当時社員だった吉仲さんが社名を変更する形で事業を継承し、発足した。前身の会社から引き継いだ確かな技術、豊富な知識と経験、信頼という経営資源を大切にしながら、高品質な施工管理や品質管理、迅速な対応でお客様の期待を超える成果を追求し続けている。
吉仲さんの卓越した技術力は、西日本最大級の淀川に最初に建設された天ヶ瀬ダムの右岸減勢工落石対策工事で高い評価を受けた。ドローンで山の形状を計測して数値化し、山の斜面に合わせて網をピッタリ張る落石対策工事を行った。落石による被害から人や車両を守る安全性の確保を重視した丁寧な施工と高い技術力が認められ、2022年国土交通省近畿地方設備局長より「極めて優秀な技術者」として表彰された。
「高度経済成長期に集中的に整備された社会インフラは、急速に老朽化が進んできており、適切な修繕や補修などのインフラ整備が急がれています。近年は大型地震も増えていることから、平時からのインフラ整備による機能維持はもちろん、災害発生時に壊れたインフラを復旧するなど、日々の暮らしや経済活動を速やかに取り戻すためのインフラ整備にも尽力しています。これまでの施工で培ってきた経験や知識、高い技術力、さらに前身から受け継いできた経営資源があるからこそ、同業の方が見ても上手だと感じる丁寧で美しい施工を行うことができていると考えています」
クライアントの要望やビジョンを大切にした安全性を重視した丁寧な施工で公共・土木工事や解体工事、測量などを通して地域社会へ貢献するだけでなく、今だけでなく次の世代へと紡ぐべき価値あるサービスの提供を行っている。
(ライター/彩未)